離婚調停は弁護士に依頼すべき?望ましい結果を獲得する方法

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重要な会議を行っている重役

「これから離婚調停だけど弁護士に依頼した方がいいのかな?」

これから離婚調停をすることになって色々情報収集していると、弁護士に依頼して離婚調停をしている方とそうでない方がいることに気づかれると思います。そんな時、弁護士に依頼するべきか否かを迷われる方が多いのではないでしょうか?

今回は、弁護士に依頼するべきかを判断するための参考となるように、

  • 弁護士に依頼するメリット
  • 弁護士に依頼するデメリット(弁護士費用)
  • どのような場合に弁護士に依頼する必要性が高いか
  • 弁護士に依頼することを決めた場合にの弁護士の探し方

などについて書きました。

ご参考頂き、離婚調停で有利な結果を獲得してもらえたら幸いです。

※この記事は2014年12月に公開したものを2016年7月3日に加筆・修正しました。

目次

1、前提として知っておきたい!弁護士がいれば離婚調停に行かなくていい?

調停は平日の昼間に行われます。仕事を休めない人もいるので、本人が出席せずに代理人として弁護士のみで離婚調停をすすめることはできるのでしょうか?

しかし、離婚調停というのは、話し合いの手続きですから、弁護士をつけている場合でも基本的には本人も出席した方が望ましいでしょう。また、少なくとも調停を成立させる際には本人の出席が必須となります。
このように結局本人が出席したほうがいいとすれば、わざわざ高い弁護士費用を支払ってまで弁護士をつけることはあまり意味のないように思えます。

2、離婚調停で弁護士に依頼するメリットは?

では、弁護士に依頼するメリットはどこにあるのでしょうか?

弁護士に依頼すると、以下の「3、離婚調停を弁護士に依頼するとどのくらい費用がかかる?」に記載したような弁護士費用がかかります。

しかし、弁護士に依頼すると以下のようなメリットもあります。弁護士に依頼するかを検討するにあたり、弁護士に依頼するメリットを知っておきましょう。

(1)調停委員に対して有利な印象を与えることができる可能性がある

①離婚調停は調停委員が持つ印象が重要

離婚調停はあくまで裁判所で行われる「話し合い」です。
とはいえ、調停委員が夫婦の仲介の役割を果たしながら進行していくので、調停で有利な結果を獲得するためには調停委員の持つ印象が大変重要となってきます。言い方はよくないかもしれませんが、「調停委員に真摯さを伝えて味方につけること」がポイントとなってきます。

②弁護士に依頼していると調停委員に対して「この人は本気なんだ」と印象付けることができる

離婚調停を有利に進める上で、調停委員の持つ印象が重要となります。
調停に弁護士とともに参加することで、「この人は本気なんだ」と調停委員に印象付けることができます。
これにより、調停で有利な結果を獲得することができる可能性があります。

(2)書類作成・準備の手間が省ける

離婚調停をするにあたっては、離婚調停の申立書や、進行に関する照会回答書、および事情説明書等の作成が必要となります。弁護士に依頼しない場合には自分で作成しなければなりませんが、弁護士に依頼すればこれらの書類の作成を任せることができます。

もし弁護士に依頼せずご本人で離婚調停を進めようとお考えの方は、ご自身で離婚調停に必要な書類を用意して作成・提出する必要があります。この点について詳しくは、「離婚調停を有利に進めるための申し立ての方法について」で説明していますので、ご興味があればこちらをご覧下さい。

(3)弁護士からのアドバイスを受けられる

弁護士に依頼しておけば、経験があり、法律の専門家である弁護士からのアドバイスを受けることができます。
これにより、調停を有利に進めることができる可能性があります。また、調停でひとりきりで調停に臨むとなると精神的に大きな負担がかかる場合がありますが、自分の味方になってくれる弁護士がいることで、精神的に楽になるでしょう。

(4)調停が不成立となった場合に後の審判・裁判を有利に進めることができる

調停が不調になった場合、離婚に関しては裁判に、それ以外の婚姻費用や面会交流等については自動的に審判に移行します。そして、特に審判に移行すると、裁判官が参考にするのは調停での経緯や提出された資料です。調停は、基本的には話し合いの手続きではありますが、裁判と同じように万全の態勢で臨むべきだといえます。

3、離婚調停を弁護士に依頼するとどのくらい費用がかかる?

離婚調停を弁護士に依頼するデメリットとしては、やはり弁護士費用でしょう。そこで、弁護士費用の相場を知っておきましょう。

(1)相談料

離婚調停を弁護士に依頼する前に、弁護士のアドバイスを受けるためにかかる費用です。
最近では「1時間まで相談無料」という事務所も増えてきましたが、相場としては1時間1万円(税抜)といったところでしょう。

(2)着手金

離婚調停の申し立てをした場合に、依頼時にかかる費用です。
相場としては40万円程度でしょう。安い法律事務所だと、20万円程度のところもあるようです。

(3)報酬金

離婚調停で解決・終了したことに対してかかる費用です。
相場としては40万円程度でしょう。安い法律事務所だと20万円ほどのところもあるようです。

(4)その他の費用について

その他、費用について詳しくは「離婚調停の費用を抑えつつ有利な結果を獲得するために知っておくべき3つのこと」をご参照下さい。

4、結局、離婚調停は弁護士に依頼すべき?

結局、離婚調停は弁護士に依頼すべきでしょうか?

前述の弁護士に依頼するメリットや弁護士費用などを考慮したうえで、現在の経済的状況を考慮して決めるべきでしょう。実際に弁護士を選ぶにあたっては、一度弁護士と会っておいた方がいいので、事務所が家から近いかを踏まえて選びましょう。また、実績があるかも重要な判断要素となるでしょう。

正直な話、離婚協議、離婚調停までなら必ずしも弁護士に依頼する必要はなく、自分だけで話し合いや手続き等行うことは難しくはありません。ただ、金銭的に余裕があり、可能な限り離婚調停を有利に進めたいとお考えであれば、弁護士に依頼することを検討されてもよいでしょう。

また、相手が弁護士に依頼している場合には、ご自身で調停を進めると法律的知識や経験の点でどうしても不利にならざるを得ません。ですので、相手方が弁護士を付けている場合には、弁護士に依頼することを前向きに検討されるとよいでしょう。

5、離婚調停で有利な結果を獲得するためにはどのように弁護士を探したらいい?

離婚調停で有利な結果を獲得するにあたって、弁護士の探し方がポイントとなります。
とはいえ、多くの方にとっては弁護士や法律事務所は敷居が高く感じると思われますので探すといってもどこから手をつけていいかわからない方が多いのではないでしょうか?

以下では、弁護士の探し方と、実際に会った時に依頼するかを決めるポイントについて書いていきます。

(1)弁護士の探し方

①紹介してもらう

親族→友人→知人の順で知り合いにおススメの弁護士がいないかあたってみるとよいでしょう。
信頼と実績のある弁護士に越したことはないし、紹介なら丁重に扱ってくれるということもあります。

②弁護士会経由 

弁護士会経由で弁護士を探すこともできます。 

弁護士会は、各都道府県に1つ以上(東京は3つ、北海道は4つ)あり、法律相談を行っています。

弁護士会を利用してみたいと思われた方は、「東京 弁護士会」といった具合にお住まいの都道府県名と弁護士会を掛け合わせて検索してみると良いでしょう。

なお、参考までに、東京にある弁護士会を以下で紹介しますので、ご興味のある方はクリックしてみて下さい。

③法テラス経由

法テラスを経由して弁護士を探すこともできます。

法テラスの営業時間は、平日は午前9時から午後9時まで、土曜日は午前9かから午後5時までです。

電話番号は、0570-078-374です。

法テラスにご興味を持たれた方は、ホームページをご覧下さい。

インターネットで検索する

定番な方法ですが、インターネットで弁護士を探すという方法もあります。

現在では、多くの弁護士・法律事務所がホームページを持っていますので、インターネットを使って多くの弁護士・法律事務所を探すことができます。

離婚調停について弁護士をお探しの場合には、例えば、「離婚調停 弁護士」などと検索してみると良いでしょう。場合によっては、「離婚調停 弁護士 東京」などのように、お住まいの地域と掛け合わせてみても良いでしょう。

⑤弁護士検索サイトを利用する

以下のような弁護士のポータルサイトで探すこともできます。
お探しになる場合には、これらのサイトに掲載されている弁護士のうち、離婚を得意としている弁護士で、ご自宅からも近い法律事務所を選ぶとよいでしょう。

⑥タウンページを利用する

タウンページにも法律事務所が掲載されています。もし上記の方法でよさそうな弁護士が見つからなかった場合、利用してみるとよいでしょう。

(2)依頼する弁護士を選ぶポイント

何人か会ってみて比較検討するとよいでしょう。
その際に確認するポイントは以下の通りです。

  • 会話のやりとりがスムーズにいくなど話しやすいか
  • 法律の意味や内容、解決策に関する説明がわかりやすいか
  • 話をしっかり聞いて事情だけでなく気持ちまで考えてくれるか
  • 不利な事情がある場合に、きちんと指摘してくれるか

できれば、以上の全てのポイントを満たす弁護士に依頼されるとよいでしょう。

6、無料相談を最大限活用する相談方法

3、離婚調停を弁護士に依頼するとどのくらい費用がかかる?」で説明しましたが、弁護士に相談するには相談料がかかります。

もちろん、初回相談料が無料の事務所が増えてきていることは事実ですが、離婚問題について相談料を一切とらない事務所も多くはないはずです。

そこで、できる限り初回の相談でご自身のお悩み等を相談し、2回目以降の相談は避けるようにすべく、ここでは初回の無料相談を最大限活用する相談方法について紹介したいと思います。

(1)予め聞きたいことをメモしておく

日常生活において法律事務所は、スーパーやコンビニとは違って、そう多くは行くことがない場所です。

そのため、法律事務所に着いて、いざ弁護士と相談となると、多くの方は緊張してしまって聞きたいことを忘れてしまったりしてしまうことがあります。

そこで、予め聞きたいことを相談前にメモしておいて、そのメモを持って相談に行くようにしましょう。また、メモを準備するのは、前日といった相談日の直近ではなく、ある程度前から準備するようにしましょう。というのは、時間をかけて準備した方がこれも聞いてみようあれも聞いてみようといった具合に、色々と聞きたいことが出てくることが多いためです。

(2)相談前にある程度の知識を身に付けておく

弁護士との相談の前にある程度の法的な知識を身に付けておくことも、相談をスムーズに進めるのに役立ちます。もちろん相談の際には、弁護士は法律用語を用いる場合には、簡単に言えばこういうことですという説明をしますが、相談の際に、いちいちそれはどういう意味ですかと尋ねていては、それだけで無料相談の時間が終わってしまいかねません。

そこで、相談前には事前にインターネット等を通じて法律知識を身に付けておくことも相談をより有意義にするためには重要になります。もちろん、インターネット上の情報の中には、多少語弊があったり、一部間違っている箇所もあるのは事実ですが、それでも構いません。これの意味は何となくこういうことなんだろうなあということが分かっているだけでも、弁護士との相談はスムーズに行くでしょう。

(3)証拠を集めておく

法律問題の解決にとって証拠は大切です。裁判と異なり、調停において証拠は必要不可欠とまではいえませんが、証拠があることで離婚調停を有利に進めることができるのは間違いありません。

そのため、相談の前に必要となる証拠を集め、相談日に集めた証拠を弁護士に見せるようにしましょう。

どのような証拠を集めておくべきかについては、無料相談の前にどのような証拠を集めておいた方がいいかを弁護士に確認しておくと良いでしょう。

離婚調停を弁護士に依頼するかに関して知っておきたいことまとめ

今回は離婚調停を進めるにあたり、弁護士に依頼するべきか否かについて書いていきました。また、弁護士の探し方についても書いています。弁護士の探し方については、離婚の場合に限らずに参考になるように書かせて頂きました。

ぜひご参考下さい。

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