軽い気持ちで浮気をしたものの、それが妻に発覚して離婚に発展するケースは珍しくありません。女性にとって、夫が自分以外の人と浮気していることは離婚を決断するほど重大なことです。
今回は、浮気による離婚で後悔する理由を解説します。
- 軽い気持ちで浮気をしている人
- 浮気が理由で離婚に発展しそうな人
などはぜひご確認ください。
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目次
1、浮気による離婚で後悔する7つの理由
ここではまず、浮気による離婚で後悔する7つの理由を確認していきましょう。離婚した後に時間を巻き戻すことはできません。現在浮気している男性は、浮気による離婚をした人がどんな点を後悔しているのか確認し、それでもなお浮気を続けるのかじっくり考えてみてください。
(1)軽い気持ちで始めた浮気が離婚に発展するとは思っていなかった
浮気をしている男性は、浮気が大ごとになるとは思っておらず軽い気持ちで浮気していることが少なくありません。自分がしている浮気行為がまさか離婚に発展するなど全く思っていない男性も多いです。
そのため、離婚後になって、なぜ一時の気の迷いで浮気をしてしまったのか後悔する事態になる場合もあります。
(2)今までのようには子供と会えなくなる
浮気をしたのですから、妻と別れるのは仕方ないとしても、子供と今までのように会えなくなるのは精神的にかなりきついと感じる男性が多いようです。
夫婦が離婚すると、母親側が親権を持つことが多いです。しかも、父親側が浮気したことが離婚理由の場合は、高確率で母親が親権を持つことになるでしょう。日本では離婚後の夫婦の共同親権が認められていません。
今までは家に帰れば当たり前のように子供に会えていたのに、離婚すれば今までのようには会えなくなるのです。
離婚するときに子供との面会について取り決めている場合はまだ良いですが、取り決めていない場合、子供と定期的に会うことすらできなくなる可能性もあります。
いくら浮気相手に対し心が動いているとしても、子供と会えなくなってまで浮気を優先すべきかどうかは一度考えなければなりません。
(3)浮気による離婚で世間体が悪くなる
浮気を許す・許さないは人によって価値観が異なりますが、少なくとも「浮気は賞賛されること」と考えている人はほとんどいないでしょう。家族を裏切って浮気をしたわけですから、浮気したことが周りに伝わるとどうしても周りの人から信用を無くしやすいです。
(4)同じ職場で浮気をしていた場合、左遷や解雇のリスクがある
職場で浮気をしていた場合はかなりリスクが高いです。ただでさえ浮気は周囲にマイナスイメージを与えますが、同じ職場の人と浮気していたとなると、仕事に支障が生じる可能性もあります。
(5)妻と子供を失い孤独になる
当たり前のように妻と子供がいるときは気づかなかったかもしれませんが、いざ離婚して妻と子供を失うと、ものすごく孤独な気持ちに襲われる人が少なくありません。これはいざ離婚してみないとわからない感情であり、離婚をはげしく後悔する大きな要因でもあります。
(6)妻への愛情が残っている
浮気をしている男性の多くは、妻と離婚して浮気相手と一緒になりたいとは考えておらず、浮気はあくまで一時的な遊びのつもりである場合もあります。
浮気をしたことにより離婚すれば、妻へ愛情を注ぎたくてももう注ぐことができなくなります。
(7)子供と会えないにもかかわらず養育費だけ払い続けることもある
浮気により離婚すれば、子供とは離れて暮らすことになる男性がほとんどですから、今までと同じようには子供に会えなくなります。
離婚するときに子供との面会交流について定めたとしてもやはり対面できる頻度は落ちます。
2、なぜ後悔するのに浮気をしてしまうのか?
ここからは、なぜ後悔することになるのに浮気をしてしまうのかという点について、浮気をしやすい人の特徴という観点から解説します。
今浮気をしているものの露見していない人はここで自分を振り返ってみてください。浮気をしてしまったために離婚することになり酷く後悔してしまう……という結末を避けるきっかけにして頂けますと幸いです。
(1)常に刺激が欲しい
浮気をしやすい人は、常に刺激を求める傾向にあります。結婚すれば、妻以外の人と肉体関係を持つのは不貞行為となるので、その感情をおさえなければなりません。
ですが、常に刺激が欲しい人は家庭の外に刺激を求め妻以外の女性と肉体関係を持ってしまうことがあります。
(2)すぐそばにある大切なものに気づいていない
人間は、常に
「もっと新しいもの」
「もっと価値のあるもの」
「もっと素敵なもの」
を求めてしまいがちです。
この場合、すぐそばに大切なものがあってもそれに気づかず、外へ外へと自分の欲望を埋めてくれるものを求めていきます。
家に帰れば妻と子供がいるという当たり前の生活の大切さに気づかずに浮気をすれば、ゆくゆく後悔する可能性が高いです。
(3)「自分が正しい」と利己的な発想をする
浮気をしている男性の中には、「自分が正しい」という利己的な発想をし、浮気をしている自分を正当化する人がいます。
このような人は、「浮気をしていることでストレスが解消され仕事で成果を上げられる」など、妻や子供の気持ちを考えずに自分の都合で物事を判断しやすい傾向にあります。
また、パートナーの至らなさを浮気の理由にするというケースも考えられます。
(4)自分の欲求をおさえきれない
結婚したのであれば、妻以外の女性と肉体関係を持つのは不貞行為になります。しかしながら、結婚しても自分の欲求を理性でおさえることができず、自分の欲求のままに動いてしまう男性もいるでしょう。
(5)長期的な視点ではなく目の前のことしか見えていない
浮気をしている男性の多くは、妻と離婚したくて浮気をしているわけではなく、あくまで一時的な遊びとして浮気をしている人が多いです。
一時的な遊びのつもりで浮気をすることが離婚に発展するリスクも充分ありますが、浮気をしやすい人は、離婚に発展する可能性より今の欲求を優先させてしまいがちです。
長期的な視点ではなく目の前のことしか見えていないと、最終的に大きなものを失う可能性が高いです。
3、浮気をしたために離婚を要求されたら?後悔しないための検討事項
浮気をしたことで離婚話が持ち上がっている場合、離婚する前に以下のことについて考えましょう。
(1)離婚以外の選択肢の可能性
浮気が発覚して離婚話が持ち上がれば、ほとんどの男性は浮気をしたことを強く後悔します。妻から離婚を突きつけられた場合でも、離婚以外の選択肢の可能性を考え、まずは妻との間で、夫婦関係を再構築できないか話し合うのがおすすめです。
浮気が発覚した直後は妻も感情的になり話し合いが難しいかもしれませんが、少し妻の様子が落ち着いたタイミングを見計らって、関係を再構築したい旨・心を入れ替える旨を妻に伝えましょう。
(2)慰謝料や養育費などの金銭面
妻と離婚することになれば、慰謝料や養育費を支払うことになる場合があります。浮気が原因で離婚する場合、慰謝料を支払うことはほぼ避けられないと思っておきましょう。
また、子供がいれば当然養育費がかかってきます。浮気が原因で離婚を余儀なくされた場合は毎月子供のために養育費を支払い続けることも視野に入れておきましょう。
(3)子供と会う権利
離婚をすることになれば、子供と今までのようには会えなくなることをきちんと念頭に置いておいてください。浮気した場合、ほとんどのケースでは母親が親権を持つことになります。母親が親権を持つのであれば、子供達は母親と一緒に住むことになるでしょう。
子供と会う権利(面会交流権)に関する事項をしっかり取り決めておかなければ、子供とほとんど会えなくなる可能性すらあることを頭に入れておきましょう。
以下の関連記事では面会交流権(子どもと離れて暮らしている親が子どもと対面したり、手紙などの方法で、交流する権利)について詳しくご紹介していますので併せてご確認頂けますと幸いです。
4、浮気が原因で離婚することになってしまった場合
最後に、妻と離婚することになった際に考えておく必要があることについてご紹介します。
(1)子供と会う権利や頻度について取り決める
自分が浮気をしたことで離婚する場合、妻と離婚することはやむを得ないと考えられても、子供と会えなくなるのは父親としてとてもつらい気持ちになる男性が多いです。
離婚を後悔しないためにも、離婚する際は子供と会う権利や頻度についてしっかり取り決めておきましょう。取り決めておかなければ、妻側から子供と会わせないと言われてしまうリスクがあります。
後からトラブルにならないように、子供と会う権利や頻度については、弁護士と相談の上書面でまとめるようにしましょう。
(2)慰謝料や養育費は弁護士に相談しながら取り決める
慰謝料や養育費についても後からトラブルになりやすい項目です。離婚の具体的な話が進んだ場合、慰謝料や養育費についても弁護士と相談しながら取り決めていきましょう。
妻側としては、浮気をされたことで感情が高ぶり高額の慰謝料を請求してくる可能性があります。
- 金額の妥当性
- 最終的な落とし所
など妻側との交渉を含め、弁護士にアドバイスをもらいながら手続を進めることをおすすめします。
まとめ
浮気により離婚することは、誰でも後悔を伴うものです。妻との関係を再構築できるのであればしっかり妻に謝罪をし、妻のことを今まで以上に大切にしていきましょう。
妻との関係を再構築することが難しい場合、離婚による後悔が少しでも減るように、弁護士にアドバイスをもらいながら必要な事項を取り決めていってください。
- 「なぜ浮気してしまったんだろう」
- 「なぜ妻と子供を大切にできなかったんだろう」
と後悔の気持ちが湧いてくることと思いますが、家族全員がなるべく心穏やかに過ごせる選択肢を探していきましょう。