2014年10月末時点でのB型肝炎訴訟の最新の和解状況と和解の手続き

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Hand mit Stift schreibt Hepatitis

B型肝炎ウイルスに感染していることが発覚し、検討の末にB型肝炎訴訟を提起することを決意された場合、和解にまつわる様々な事情が気になるのではないでしょうか?

そこで今回は、

  • B型肝炎訴訟の和解状況は?
  • B型肝炎訴訟で提訴してから和解までにかかる期間は?
  • 和解したら受け取れる給付金の金額は?
  • B型肝炎訴訟の和解までの手続きは?

について書いていきます。ご参考になれば幸いです。

1、どのくらいの数の人が提訴・和解している?B型肝炎訴訟の和解状況は?

まずは現時点でどのくらいの方がB型肝炎訴訟を提起し、和解しているかについてみていきましょう。

2014年10月末時点での提訴者数、和解者数はそれぞれ以下の通りです。

(1)提訴者数

17944人

(2)和解者数

10487人

2、B型肝炎訴訟で提訴してから和解するまでの期間は?

(1)和解までにかかる期間の相場は?

裁判から和解までの期間の相場は1年ほどです。

以前は,早ければ6ヶ月程度で和解に至ることもありましたが,現在は,原告者数の増加に伴い,和解までに1年前後かかる案件が増えてきています。

(2)どのような場合に早くなるか?

厚生労働省の出している「B型肝炎訴訟の手引き」記載の要件を完璧に満たしている場合です。

完璧ではない場合、例えば「慢性肝炎」となっているが診断の根拠が不明確であるように診断書の記載だと和解までに時間がかかります。このようにB型肝炎訴訟手引き記載の要件を完璧に満たしているとは言えない場合、 国は様々な証拠を用意してくることが多いため、和解までの期間が長くなる傾向があるのです。

3、B型肝炎訴訟で和解した場合に受け取れる和解金の額は?

給付金の金額は症状により異なります。具体的には以下の通りです。

(1)死亡の場合、肝ガンの場合、重度の肝硬変の場合

3600万円

(2)軽度の肝硬変の場合

2500万円

(3)慢性B型肝炎の場合

1250万円

(4)20年の除斥期間が経過した慢性B型肝炎の方(現在も慢性肝炎の状態にある方等)

300万円

※除斥期間とは、経過すると損害賠償請求権が消滅してしまう期間のことをいいます。ここでいう除斥期間は、慢性肝炎を発症した日から20年間です。

(5)20年の除斥期間が経過した慢性B型肝炎の方(現在は治癒している方)

150万円

※除斥期間とは、経過すると損害賠償請求権が消滅してしまう期間のことをいいます。ここでいう除斥期間は、慢性肝炎を発症した日から20年間です。

(6)無症候性キャリアの場合

600万円

(7)感染しているが症状が出ていない場合、もしくは20年の除斥期間が経過した無症候性キャリアの場合

50万円

※除斥期間とは、経過すると損害賠償請求権が消滅してしまう期間のことをいいます。ここでいう除斥期間は、集団予防接種等を受けた日から20年間です。

4、B型肝炎訴訟の手続きは?

B型肝炎訴訟を進める手続きの流れは以下の通りです。

  1. 証拠資料を集める
  2. 訴状の作成
  3. 提訴する
  4. 和解協議
  5. 和解成立
  6. 社会保険診療報酬支払基金からの入金

詳しくは、「B型肝炎訴訟で給付金を獲得するために知っておくべき7つのこと」をご参照下さい。

まとめ

以上が、B型肝炎訴訟に関する手続き,及び現在の和解状況です。

厚生労働省は,B型肝炎訴訟について,和解するための要件をHPで公表しています。

もっとも,B型肝炎訴訟は,医学的な知見,証拠資料が重要であり,必ずしも厚生労働省の公表する要件を満たしていないと100%和解できないというものでもありません。

要件を満たすと思われるが、訴状が作成できない、主張・立証方法がわからない、そもそも要件をすべて満たしているわけではない…。これからB型肝炎訴訟を提起される方には様々な悩みがあると思います。そのような場合には、専門の法律事務所に相談されることも有効な選択肢の一つと言ってよいでしょう。

今回掲載した内容がご参考になれば幸いです。

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