弁護士が優しく教える!過払い金計算の極意

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電卓を持った女性

長い間金融業者に対して支払ってきたお金を過払い金として取り戻すことができると知った方の関心ごとは、「自分にはどのくらいの金額の過払い金があるのだろう?過払い金の計算をしたい」ということではないでしょうか。

過払い金返還請求をするにあたっては、

  • そもそも過払い金返還請求をするか否か?
  • 過払い金請求をするとして専門家に依頼するか自分でやるか?

という2つの重要な判断ポイントがありますが、これらの判断にあたっては過払い金を計算して自分にはどのくらいの過払い金があるかを知っておくことが重要です。

苦労されたであろう返済に対するご褒美とも言える過払い金がどのくらいあるのか。今回は、過払い金の計算方法について書いていきます。

1、簡単にできる!過払い金のおおよその金額を計算!

(1)まずは過払い金のおおよその金額を計算してみましょう!

まずは1分でできる過払い金額簡単チェックでどのくらいの過払い金をもらえるのかおおよその目安をつけましょう。

下記URLをクリックして、

  • 借入金額
  • 取引期間

をそれぞれ入力してみて下さい。

簡易過払い金計算ソフトはこちら

※あくまで簡易な計算による目安なので実際の過払い金の額と異なることがあることをご了承下さい。

なお、専門家に過払い金の計算を依頼したい方のために、現在当事務所にて期間限定で無料で「過払い金調査キャンペーン」を実施しております。ご興味ある方はお気軽にお問い合わせ下さい。苦労されたであろう返済に対するご褒美とも言える過払い金回収のサポートをさせて頂きます。

(2)どのような事情があると高額の過払い金を獲得できる?

以下の傾向があると高額の過払い金が出やすい傾向にあります。

①取引期間が長い

10年以上取引しているような場合には高額の過払い金が見込めるでしょう。

②取引金額が大きい

借入金額が数十万円の状態で取引を続けているより、100万円以上で取引を継続している人の方が、高額の過払い金の獲得が見込めます。

③利息が大きい

多くの消費者金融は29.2%という利息で貸付けをしていました。もしこの利息より高い利息で取引していたのであれば、高額の過払い金の獲得が見込めます。

2、過払い金計算ソフトの無料ダウンロード

より厳密な数字を計算するには、過払い金計算ソフトを使って計算しましょう。

このサイトでも、過払い金計算ソフトを無料でダウンロードすることができます。

過払い金計算ソフトはこちら

3、過払い金計算ソフトの使い方

実際により正確な過払い金計算ソフトを使っていきましょう。

(1)用意すべきものは?

過払い金を本格的に計算するにあたって準備すべきものは以下の通りです。

  • Excelソフトを使えるパソコン
  • 過払い金計算ソフト
  • 取引履歴

(2)取引履歴はどうやって手に入れる?

取引履歴は消費者金融などの貸金業者に電話や郵便、FAXで要求することにより取り寄せることができます。よく、「貸金業者に取引履歴を請求したら脅かされるんじゃないの?」ということを気にされる方がいらっしゃいますが、そのようなことはまずないのでご安心下さい。最高裁判所の判例で「貸金業者は債務者の取引履歴開示請求に応じる義務があり、拒否すれば損害賠償の対象になる」とされているので、貸金業者は取引履歴を請求されたら開示しなければなりません。

なお、貸金業者の連絡先は下記より連絡先一覧をダウンロードして頂くことができます。

貸金業者の連絡先一覧のダウンロードはこちら

また、電話ではなくFAXや郵送で取引履歴を請求される場合には、書面の雛形は下記よりダウンロードできます。

取引履歴開示請求書のダウンロードはこちら

電話で取引履歴を請求したり、FAXや郵送で取引履歴開示請求書を送って2週間〜数ヶ月で取引履歴があなたの手元に届くでしょう。

(3)いよいよ引き直し計算

取引履歴が手元に揃ったら、いよいよ引き直し計算です。

入力方法は色々ありますが、まずはオーソドックスに以下の手順で進めていくとよいでしょう。

①まずは取引履歴をみて以下の内容を確認します。

下記画像の事例であれば、平成14年10月29日が最初の取引日で、53万円の借入れをしていることを確認します。

  • 最初の取引日 →下記画像の赤字で囲った部分
  • 最初の取引日の取引金額(いくら借入れたか?) →下記画像の青地で囲った部分

スクリーンショット 2014-04-23 21.52.11

②取引(借入れか返済)があった日付の入力

赤いラインで囲った部分に入力して下さい。

こちらの事例では初回取引日が平成14年10月29日なので、「H14.10.29」と入力します。

スクリーンショット 2014-04-23 22.06.08

③当該取引日の取引金額(借入れ金額、返済金額)の入力

借入れの場合は赤いラインで囲った部分に入力して下さい。

一方、返済の場合には青いラインで囲った部分に入力して下さい。

こちらの事例では初回に53万円の借入をしているので、赤で囲まれた部分に「530,000」と入力します。

スクリーンショット 2014-04-23 22.14.10

④当該取引日の時点での利率(法定利息)の入力

法定利息は借入残高により変わりますが以下の通りです。

  • 借入残高が10万円未満 20%
  • 借入残高が10万円以上100万円未満18%
  • 借入残高が100万円以上 15%

なお、一旦利息が下がるとその利息がずっと維持されます。

つまり一度借入金額が100万円以上になった場合には、その後返済を繰り返すことによって借入金額が100万円未満になっても利息は18%にはならず、15%のまま維持されます。

上記を踏まえて、適切な利率を赤いラインで囲った部分に入力して下さい。

スクリーンショット 2014-04-25 07.29.47

⑤以後、次の取引日について、①〜④の流れで進めてこれを繰り返していく

その後は古い取引日から一つずつ①〜④の流れで入力していくことになります。

(4)全ての取引について入力が終了したら?

全ての取引を入力した段階で、残元金がマイナスになっているか確認しましょう。

マイナスになっていれば過払い金が発生しています。その上で、計算をした日付の、「残元金」と「過払利息残額」を加えたもの(いずれもマイナスになっていると思いますが、マイナスの金額を加えたものの数字自体が過払い金となります)がご自身の過払い金額となります。

4、過払い金があるのに請求しないと請求できなくなる?時効と時効を止める方法

(1)消滅時効

ご自身で計算されてみていかがでしたか。残元金がマイナスになっていましたか。その場合には、過払い金があるということです。

ですが、これで安心して請求するのはまたの機会でいいや!とお考えの方いらっしゃいませんか。

もし請求するのは後でいいやとお考えになって請求しないでいると、「時効」という制度によって、せっかくの過払い金を貸金業者に請求できなくなってしまう場合があります。

どういうことかと言いますと、法律の規定によって、最終取引日から10年が経ってしまうと仮に過払い金があったとしても過払い金が消滅してしまうのです。この場合、金額の多寡は関係ありません。発生していた過払い金の全てが請求できなくなってしまうのです。

ですので、ご自身の取引履歴をきちんと見て頂き、最終取引日が10年経っていないかどうかをしっかり確認して下さい。特に、ご自身の最終取引日が平成18年、19年の方はご注意下さい。

なお、過払い金の請求期限について詳しく説明した記事がありますので、ご興味があればこちらもご参考下さい。

「過払い金返還請求できる期限はいつまで?」

(2)消滅時効を止める方法

では、もしご自身の取引履歴を見て、最終取引日からもうすぐ10年という場合にはどうしたらいいでしょうか。

先程も説明しましたように、10年経ってしまった場合には、時効によって過払い金は請求できなくなってしまいます。ですので、何としてでも時効で過払い金が無くならないようにしたいものです。

そのような場合にはいち早く裁判を起こして請求する方法があります。ですが、そんなにすぐに訴訟を起こすのは難しいでしょう。

ですので、もし、すぐに裁判を起こすのが難しいようであれば、まずは内容証明郵便等を貸金業者に送付して過払い金請求をする意思表示をしておきましょう(このことを法律上「催告」と言います。)。催告をすることで、時効が完成するのが6ヶ月先延ばしになります。

ただ、この催告は、時効の期間が6ヶ月先延ばしになるだけですので、この6ヶ月以内に実際に裁判等を起こす必要があります。もし、ただ単に催告をしただけでは、結局、時効によって過払い金は請求できなくなってしまいます。

なお、消滅時効を止める方法については、「過払い金返還請求する権利の消滅時効期間と時効を止める方法」でも説明していますので、もしよろしければこちらもお読み下さい。

5、自分で過払い金の計算をするのが面倒な方は?

もし、過払い金をご自身で回収するのが面倒という方がいらっしゃったら、最近では過払い金計算の業務のみを行う法律事務所・司法書士事務所があるので、それらの専門家に依頼してもよいでしょう。

まとめ

今回は過払い金の計算方法について書いていきましたがいかがでしたでしょうか?「過払い金があることは分かっているけど弁護士は敷居が高い、でも自分の過払い金額を知りたい」という方は参考にして一度ご自身の過払い金額を計算してみて下さい。

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