テノゼットの効果と助成金の受け取り方

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B型肝炎ウイルスによる慢性肝炎を発症してしまったことから、現在治療をしている方、あるいは治療の開始を検討している方も多いことでしょう。

今回は、慢性肝炎の治療薬である「テノゼット」の効果や費用等について、書いていきたいと思います。

参考にしていただけますと幸いです。

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1、テノゼットとは?

「テノゼット」とは、B型肝炎ウイルスの増殖を伴うような肝機能の異常が確認されたB型慢性肝炎を発症した方に対してB型肝炎ウイルスの増殖を抑制するために処方される白色のフィルムにコーティングをされた楕円形の錠剤のお薬のことをいいます。

「テノゼット」とは、グラクソ・スミスクライン株式会社が販売しているお薬の商品名になりますので、一般名ではテノホビル・ジソプロキシルフマル酸塩と言われています。

2、テノゼットの服用が有効な症状は?

テノゼットは、上記のように、B型肝炎ウイルスの増殖を抑制するという効果がありますので、B型肝炎ウイルスの増殖を伴うB型慢性肝炎に対して非常に有効であるといえます。

そして、B型慢性肝炎は長期にわたる疾患ですので、その後さらに症状が進展してしまった場合には肝線維化による肝硬変や肝細胞がんを発症する可能性もあり、場合によっては肝不全によって死に至る可能性もあります。

それらに対してもテノゼットは非常に有効であり、臨床試験の結果として、長期にわたってB型肝炎ウイルスの増殖を抑制し続けることや、肝硬変の場合でも肝線維化の改善が認められる旨報告がなされています。

3、テノゼットの効果は?

繰り返しになりますが、テノゼットは、B型肝炎ウイルスの増殖を抑制するお薬になりますので、ウイルスの増殖による症状の進展を防ぐ効果があります。

また、上記のように肝線維化を防いで、肝硬変や肝細胞がんになることを事前に防ぐ効果もあります。

また、テノゼットは核酸アナログ製剤に位置づけられるものになりますが、これらのお薬は効果が大きいものの、一方で耐性ウイルスが比較的出現しやすいなどと指摘されることがあります。

その点について、テノゼットは、海外の臨床試験において6年間もの長期間耐性変異が出現しておらず、核酸アナログ製剤の中でも特に有用であると考えられています。

ただし、テノゼットの服用中止によって再度B型肝炎ウイルスが増殖してしまう可能性は高いと指摘されているため、服用されるのであれば長期的かつ継続的に服用する必要がありますし、服用を止められるのであれば、そのタイミングについてはお医者さんによくご相談されたうえで慎重に決める必要があるでしょう。

4、テノゼットはどのように作用して効果を発揮するのか?

テノゼットは、体内におけるジエステルの加水分解によりテノホビルとなり、さらに細胞内でリン酸化され、テノホビル二リン酸となります

そして、そのテノホビル二リン酸は、天然基質で構造の類似するデオキシアデノシン5 – 三リン酸と競合的に働くことでHBV-DNAを構成する酵素であるHBV-DNAポリメラーゼを阻害し、HBV-DNAに取り込まれた後は、DNAの鎖伸長を停止させることによりHBV-DNAの複製を阻害するのです。

このような作用によって、テノゼットはB型肝炎ウイルスの複製を阻害する、つまり増殖を防ぐことができるのです。

5、テノゼットの用法は?

テノゼットの用法・用量については、通常、成人の場合には1日1回1錠を経口服用するものとされています。

6、テノゼットの副作用は?

全ての核酸アナログ製剤は、細胞活動を支えるミトコンドリアに障害をきたす可能性があるとされていますので、テノゼットを服用される場合においても、吐き気、嘔吐、下痢や腹痛など胃腸に症状を引き起こすことがあります

また、重い副作用は多くありませんが、まれに急性腎不全などの重い腎機能障害や乳酸アシドーシスを引き起こすことがあるとされています。

ですから、もともと腎臓の悪い方はテノゼットの服用には注意が必要です。

これらについては、お薬を処方される際、担当医によく確認する必要があるでしょう。

7、その他テノゼット服用時の注意点は?

テノゼットの成分の高い血中濃度が持続してしまう可能性がありますので、腎機能障害のある方、高齢者、妊婦や小児については服用に注意が必要です。

これらについても担当医からよく説明を受ける必要があるでしょう。

8、テノゼットの薬価は?助成金は利用できる?

現在では、テノゼットを服用される方におかれましても、厚生労働省と都道府県による肝炎治療に対する医療費の助成制度を利用していただくことが可能となっています。

この制度を利用していただくことで、所得制限はあるものの、自己負担額を月額1万円まで軽減することが可能になります。

医療費の助成制度を利用するためには、住所地を管轄する担当窓口へ、申請書やB型慢性肝炎等であってテノゼットによる継続的な治療が必要であることを示す診断書等を提出することになります。

肝炎治療に対する医療費助成制度は感染した原因を問わないものになりますので、B型肝炎給付訴訟とはその趣旨や手続きが異なることになります。

B型肝炎給付訴訟で給付金が支給されたとしても、引き続き医療費の助成を受けることはできますが、一方で、医療費の助成が認められたとしても、B型肝炎給付訴訟で給付金が受け取れるとは限らないことに注意が必要です。

医療費の助成制度の詳細につきましては、各都道府県又は厚生労働省のホームページ等をご覧ください。

9、テノゼットと同様の効能がある薬は?それらと比較したテノゼットの特徴は?

テノゼットと同様の効能があるお薬としては、同様の核酸アナログ製剤であるバラクルード(エンテカビル水和物)、ゼフィックス(ラミブジン)、へプセラ(アデホビル)等があります。

これらはいずれも、B型肝炎ウイルスの増殖を抑制する作用があります。

その中でも、バラクルードとテノゼットは第一選択薬とされており、特に耐性ウイルスの出現率が低く、副作用が少ないものとされています。

これら核酸アナログ製剤は、いくつかのお薬を併用したり、患者さんの状況に応じて切り替えることも行われています。

まとめ

テノゼットの効果等について、ご理解いただけましたでしょうか。

実際にどのお薬を服用されるかにつきましては、担当医とよくお話されることが重要でしょう。

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