リボ払いの返済が楽になる任意整理とは? メリットとデメリットを解説

リボ払い任意整理

「リボ払いでの借金が増えすぎて任意整理を考えている」

毎月のリボ払いの返済が辛く任意整理を考えている方は少なくないかもしれません。
もし任意整理で毎月の返済が楽になり、生活を立て直すことができるなら手続きをしてみたいですよね。

結論からいうと、毎月リボ払いの利息だけの返済で元金が減っていないなら任意整理をしましょう。
元金を減らせなければ、いつまで経ってもリボ地獄から抜け出せないからです。

そこで今回は、

・リボ払いを任意整理するメリットとデメリット
・リボ払いの仕組み
・リボ払いで任意整理すべき人

などについて解説していきます。
リボ払いの返済が苦しくて任意整理を検討している方のご参考になれば幸いです。

任意整理に関してはこちらの記事をご覧ください。

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1、リボ払いを任意整理する3つのメリット

リボ払いを任意整理するメリット3つ

(1)今後の利息がなくなる

任意整理のメリットは、今後に支払うはずの利息をカットできることです。
今後の利息をカットできれば返済は楽になります。

例えば、リボ払いの金利が15.0%で100万円の借入れをしている場合です。
この場合、利息だけでも1年に15万円の支払いをする必要がありますが、支払ったお金はまずは(元金ではなく)利息の返済に充てられますので、15万円を超える返済ができなければ、元金はいつまで経っても減りません。

任意整理をすれば利息分を元金の返済に充てられるため、返済は非常に楽になるでしょう。

(2)借金を3年以内に完済できる計画が立てられる

リボ払いの借金を3年で返済したいなら任意整理はオススメです。
任意整理は3年を目安にして、計画的に借金の完済をする手続きだからです。

ただし経済的な理由で3年の返済が難しいなら、5年程度に延長できることもあります。
リボ払いの最低返済金額だけを毎月支払い、完済できるか悩んでいるなら任意整理をしてみてください。

(3)周りの人に任意整理したのがバレない

友人や家族、恋人に借金があるのを隠したいなら任意整理することをオススメします。
他の債務整理だと、官報(※)に名前が載るため周囲に借金があるのを知られてしまうかもしれません。
(※)官報・・・国が毎日発行する新聞のようなもの

周りの人に借金を隠しつつ、毎月の返済を少しでも楽にしたいなら任意整理はオススメです。

2、リボ払いを任意整理するデメリットとは?

リボ払いを任意整理するデメリット

(1)ブラックリストに載る

任意整理をするデメリットは、ブラックリストに載ること。

ブラックリストに載ると、一定期間クレジットカードが使えなくなったりローンが組めなくなったりします。

任意整理を行うと、あなたの信用情報(※1)に事故情報(※2)が登録されるからです。
(※1)信用情報・・・クレジットカードやローンなどの申込みや契約、借入れなどの履歴
(※2)事故情報・・・延滞や債務整理をした情報の登録

信用情報に事故情報が登録された人は、お金にだらしない人とみられやすくなるため現金以外の取引は一定期間難しくなります。

(2)ショッピング枠の場合は過払い金請求できない

貸金業者の借金を債務整理をする際には、利息制限法(法律に定められた金利)に基づき引き直し計算(※)をします。
(※)引き直し計算・・・法律に則った金利で計算すること

過去に多く払いすぎていた利息があった場合には過払い金請求できるからです。

しかしショッピング枠の場合は、利息制限法を超える金利にはならないため過払い金請求できません。
なおキャッシングの場合は、過払い金請求できる場合もあります。

3、リボ払いの仕組み|任意整理の前に知っておこう

リボ払いの仕組み

仮に任意整理で借金を完済できたとしても、リボ払いの仕組みを理解していないと同じことを繰り返す可能性があります。

(1)リボ払いの種類8つ

表に8つのリボ払いの種類や意味についてまとめました。

種 類意 味
元利定額返済する金額は決まっていて、利息を含んだ返済方式
元金定額返済する金額は決まっていて、利息は含まない返済方式
元利定率残高に対する割合で返済額が変わり、利息を含んだ返済方式
元金定率残高に対する割合で返済額が変わり、利息を含まない返済方式
残高スライド元利定額返済する金額が決まっていて、利息を含める返済方式。ただし、この金額は残高によって段階的に変わっていく
残高スライド元金定額返済する金額が決まっていて、利息を含めない返済方式。ただし、この金額は残高によって段階的に変わっていく
残高スライド元利定率 残高に対応する割合で返済額が変わり、利息を含める返済方式。ただし、この割合は残高によって段階的に変わっていく
残高スライド元金定率残高に対応する割合で返済額が変わり、利息を含めない返済方式。ただし、この割合は残高によって段階的に変わっていく

【表の単語の説明】
 元利・・・返済額に利息を含める
 元金・・・返済額に利息を含めない
 定額・・・毎月の返済額は決まっている
 定率・・・残高によって返済額が変動する
 残高スライド・・・残高に対して、段階的に返済額や返済割合が変わっていく

①定率と残高スライドの違い

定率は、残高に対して5%といった具合に、残高によって返済額が変わりますが、この返済割合自体は残高の影響を受けず常に一定です。

一方、残高スライドは30万円未満なら4%、30〜100万円未満なら3%といった具合に、残高によって返済割合自体が段階的に変わります。

(2)リボ払いの利用残高に対しての最低返済額

リボ払いの使い勝手の良さについてご紹介します。

利用残高最低返済額
1〜60,000円 3,000円
60,001〜80,000円4,000円
80,001〜100,000円5,000円
100,001〜は20,000円増す毎に 1,000円ずつ加算
200,001〜は25,000円増す毎に 1,000円ずつ加算
400,001〜は50,000円増す毎に 1,000円ずつ加算
500,001〜は50,000円増す毎に 2,000円ずつ加算

(参考:みずほ銀行)

毎月の最低返済額に対して、利用できる残高の範囲が広くて使いやすいですよね。
リボ払いは便利で使いやすい反面、使い過ぎてしまい負債を抱えてしまうケースは少なくありません。

4、【シミュレーション】リボ払いと分割払いの利息の差|任意整理の前に知っておこう

【シミュレーション】リボ払いと分割払いの利息の差

実際にリボ払いは、分割払いに比べてどのくらいの利息の差が出るのかを15.0%の金利で20万円のシミュレーションしてみました。

【シミュレーション条件】
・リボ払いは“元金定額方式”で毎月2万円を返済する
・分割払いは毎月5万円返済

返済回数リボ払い分割払い
借金残高利息借金残高利息
1回目20万円2,500円20万円2,500円
2回目18万円2,250円15万円1,875円
3回目16万円2,000円10万円1,250円
4回目14万円1,750円5万円625円
5回目12万円1,500円0円0円
6回目10万円1,250円
7回目8万円1,000円
8回目6万円750円
9回目4万円500円
10回目2万円250円
合計の利息13,750円6,200円

2倍の利息の差があるのを分かっていただけたのではないでしょうか。

リボ払いはとても便利ですが、気づかないうちに多くの利息を支払っています。
リボ払いで 元金が中々減らない方は任意整理を検討した方がいいかもしれません。

5、リボ払いの返済が苦しくて任意整理するべき人

リボ払いの返済が苦しくて任意整理するべき人

以下の条件に該当するなら、一人でリボ払いを完済するのは難しいため任意整理をした方がいいでしょう。

 返済をしても利息分しか減っていない
 毎月返済しても利息で半分以上がなくなっている
 3〜5年以内に完済するのは難しい

まとめ

リボ払いは、毎月の返済額を少額に抑えて高い買い物をできる便利な返済方法です。
毎月の返済額が少ないからといって、気づかないうちに自分の収入では返済が困難になるほどリボ払いで買い物しているケースは少なくありません。

もしリボ払いで毎月返済をしているけれど、元金が減っていないなら任意整理をすることをオススメします。
任意整理をすれば将来の利息をカットできる上に3年程度で返済が可能です。
任意整理のことについて知りたい方は、無料相談を活用して弁護士に話を聞いてみてください。

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