【毒親】4つのタイプや毒親化の原因・辛い時の対処法を解説

毒親とは?4つのタイプや毒親化の原因・辛い時の対処法を解説

「毒親からの過干渉がいつまでも続いていて、もう嫌になった……」

そこで今回は、

  • 毒親が子どもの将来に与える影響
  • 毒親はなぜ毒親になるのか
  • 毒親との関係に悩んだときの対処法

などについて、弁護士が解説していきます。

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1、毒親が子どもへ与える影響

毒親は子どもとの関係を健全に築けないため、子どもの将来に対してさまざまな悪影響を及ぼすおそれがあります。

ここではまず、毒親とは何かを解説した上で、毒親が将来的にどのような影響を子どもに与えるのかをご説明します。

(1)毒親とは「子どもの毒になる親」

毒親という俗語に明確な定義があるわけではありませんが、一般的には「子どもの毒になる親」のことを略して「毒親」と呼んでいます。

毒親は過干渉や過保護過度な支配・管理価値観の押し付けなどによって子どもに悪い影響を及ぼしてしまいます。

多くの場合は、子どもが小さいうちから毒親による悪影響が及び続けています。なかには子どもが成人してから親が毒親になるケースもなくはありませんが、ほとんどのケースでは子どもが小さい頃から毒親は毒親です。

しかし、子どもが自分の親が毒親だと気づくのはある程度成長してからということが多いものです。なかでも、成人してからというケースが多くなっています。

そのため、子どもは自分自身の性格についても悩み、「自分がこうなったのは毒親のせいだ」と考え、二重の苦しみを抱えてしまうこともあります。

ただ、その一方で子どもが成人してからも毒親と気付かないケースもあります。その場合、ある意味親子で「共依存」の関係となっている可能性もあります。どちらにしても、健全な親子関係とはいいがたいので、注意が必要です。

(2)毒親が将来的に子どもに与える影響

親が毒親であると、子どもの将来に対して以下の悪影響を及ぼすおそれがあります。

①自分に自信がなくなる

子どもの頃から何でも親にしてもらっていたり、あるいは親の指示どおりに行動しないと許されなかったような場合、子どもは大きくなっても自分に自信をもてなくなりがちです。

親の意見や判断に従ってずっと行動してきたため、主体性が育っていないのがその原因です。

主体性がないため、自分の意見を主張できなかったり、自分で判断できず行動に移せない大人になってしまったりします。何かをするときには、怒られるのではないかと常に不安を抱えているような大人になるケースも少なくありません。

②何かに依存しやすくなる

子どもの頃から常にあらゆることに対して極度に禁止や制限されていた反動や、毒親からの言動を受け続けて親から愛されていたのかわからないなどの理由で、大人になると何かに依存してしまうケースもあります。

その結果、アルコール、ギャンブル、異性関係などに依存しやすくなりがちとなります。

これらの依存症にはさまざまな原因が考えられますが、毒親との関係で子どもの頃から傷ついてきたことが原因となっている可能性があることを見落としてはなりません。

③攻撃的な性格になる

毒親に育てられると、自分自身が家庭を持ったときに、パートナーや子どもに対して攻撃的な性格になることもあります。

その原因は、いわゆる普通の家庭を知らないために家族への接し方が分からず、自分の親がやっていたのと同じように攻撃的な接し方をしてしまうことにあると考えられます。これでは、円満な結婚生活を送ることは難しいでしょう。

毒親の子が自分も毒親になってしまい、将来的にはその子もまた毒親になるという、負のループが続いてしまうおそれもあります。

2、毒親の類型

毒親は「子どもに悪影響を及ぼす親」という意味でひとくくりにすることもできますが、そんな毒親にもさまざまなタイプの人がいます。

大きく分けると、以下の4つの類型の毒親がいると考えられています。

(1)過干渉型

1つ目は、常に子どもの行動を逐一把握しようとして、過度に干渉してくるタイプの毒親です。

子どもが小さいうちは、子どもの部屋を勝手に入る、部屋の中を勝手に見る、友人関係やプライベートを事細かく把握しようとします。

成人になっても出かける際などには「どこで誰と何をしているか」を子どもに言わせることを強制します。

このタイプの毒親は、たとえ離れて暮らしていたとしても、毎日意味のない電話、メールをしてくることが多いものです。

ここまでであれば「子どものことを心配してくれている」と捉えられなくもありませんが、過度な干渉がなされてくると、子どもは対処に困ってしまいます。

ひどいケースでは、子どもの職場や交際相手のところにまで電話をしてきたり、突撃してきたりする場合もあります。

(2)過保護型

2つ目は、子どもがやるべきことを何でも親が代わりにやったり、手伝ってあげたりするという過保護型の毒親です。

このタイプの毒親は、子どもの日常生活はもちろんのこと、勉強のことや部活のことから進路についてまで細かく口を出し、親が決めようとします。子どもが成人してからも、就職や結婚に対して口を出しすぎることが多いのも特徴的です。

このように、成人になってまで親が世話を焼きすぎるため、自立できない子どもになりやすいといえます。

親の言い分としては「あなたのため」を強調する傾向にありますが、結局は「親の自己満のため」と言わざるを得ません。

本来なら子どもが自立できるように導くのが親の努めであるはずですが、この手の毒親は、

子どもの世話を焼くことを親としての生きがいと思っているケースが多い傾向にあります。

成人した子どもを、いつまで経ってもオムツの取れない幼児として見ているのでしょう。

(3)支配・管理型

3つ目は、子どもを親の思いどおりに支配・管理しようとするタイプの毒親です。

このタイプの毒親は、さらに暴力型暴言型に分けられます。

暴力型の毒親は、殴る蹴るなどの物理的な力で親の意見を押し付け、従わせようとします。

勉強や部活の成績が悪いと暴力を振るうケースは多いですし、中には暴力をもって家事などを子どもに強制させるケースもあります。

「教育のために必要な体罰だ」と主張することが多いですが、親の思いどおりに支配・管理するための暴力ですから、虐待と同じだといっても過言ではありません。

暴言型は、暴力以外の手段で親の価値観を押し付け、頭ごなしに親の言うことに従わせようとするタイプの毒親です。

子どもが親の思い通りに動かないと子どもの人格を否定するような暴言を吐いたり、不機嫌になって子どもを精神的に威圧したりします。

支配・管理型の毒親は、世間体を気にしすぎていたり、自分が叶えられなかった夢などを子どもに押し付けたりする親に多い傾向があります。

上記(2)の過保護型と同様に、「あなたのため」を強調することも多いですが、結局は「親の世間体のため」であることに親自身が気付いていないという特徴もあります。

(4)罪悪感を植え付けるタイプ

暴力や暴言などではなく、子どもに罪悪感を植え付けることで親の思いどおりに動かそうとするタイプの毒親もいます。

このタイプの毒親は、被害者ぶって子どもに対して恩を着せて、情に訴えて子どもを支配しようとします。

例えば、

「私(親)はあなた(子ども)を大学まで行かせてあげた。ここまで育ててあげた親の言うことは聞かなければならない。」

「私(親)は体が弱くていつ死ぬかわからない。そんな親を見捨てるの?」

などというように、子どもにとって反論しにくい言葉を投げかけてきます。

とにかく毒親は、子どもが反抗しようものならとことん被害者ぶります。子どもに罪悪感を植え付けさせるようなことを言えば、子どもは親の言う通りになると思っているのが毒親です。

情に訴えても子どもが従わない場合、暴力や人格否定に進む毒親もいます。

3、毒親になる原因

毒親でも「親は親」ということで、何とか親との関係を改善したいと考えている人も多いことでしょう。

そんなときはまず、毒親がなぜ毒親になったのかを理解しておきましょう。さまざまな原因が考えられますが、一般的には以下の5つのことが原因で毒親になるケースが多いと言われています。

(1)精神的に自立できていない

最も大きな原因は、親自身が精神的に自立できていないことです。

精神的に成熟した親であれば、子どもがある程度の年齢になったら自立することを望み、親は親として自分の人生を生きていくものです。

しかし、親自身が精神的に子どものままだと、子どもに執着・依存してしまいます。子どもが親を差し置いて自立することを認められない、認めたくないという心情が働きます。

そのため、子どもをいつまでも自分の支配下で管理しようとして過度に干渉したり、束縛したりしがちになります。

過保護型の毒親も、子どもを自分の一部のように感じ、「子どもが離れていったら自分が生きていけない」と無意識にでも思っていることから、子どもに過度に尽くしてしまうと考えられます。

(2)夫婦仲が悪い

両親の夫婦仲が悪いことによるストレスが子どもに向かってしまうというケースも少なくありません。

母親が口うるさい場合、夫を頼れないから子どもへ依存してしまっていると考えられます。父親が暴力や暴言を行う場合も、妻が思いどおりにならないから子どもを思いどおりにしようとしている可能性があります。

いずれの場合も、子どもがいないと家族として機能しないため、子どもへ執着してしまうのです。

(3)諦めた夢を子どもに託す

親自身が果たせなかった夢がある場合、その夢を子どもに託すことで毒親になってしまうケースもあります。

どんな人にも大学受験失敗や就職失敗など、何かで挫折した経験はあるものです。しかし、その挫折体験がコンプレックスやトラウマとなっている場合、親のコンプレックスやトラウマを子どもで果たそうとして毒親になってしまうのです。

本来、自分の人生における挫折は自分自身でケリをつけて、子どもには独自の夢や希望を持たせて、その実現を応援するというのが親のあり方です。

しかし、精神的に自立できていない親は自分が果たせなかった夢を子どもに押しつけてしまい、かえって子どもの健全な成長を阻害してしまいがちです。

このような毒親は「あなたのためを思って厳しくしている」「俺の(私の)夢を叶えてくれ」などというのが口癖ですが、その実態は「自分の夢を叶えたことにしてほしい」という自己満足に過ぎません。

(4)親の親も毒親だった

親も毒親に育てられたために毒親になってしまったというケースも、以外に多くあります。

誰しも、育った環境がその人にとって「普通の家庭」となるものです。そのため、親の親が同様に毒親なら、親の知っている子どもの接し方も毒となってしまうという悪循環が生じがちです。

このようなケースは、毒親にとっても気の毒な気もしますが、負の連鎖はどこかで断ちきらなければなりません。放っておくと、あなたも将来、毒親になってしまいかねません。

(5)趣味がない・友人がいない

上記(1)の「精神的に自立できていない」ケースにも通じますが、親に趣味がない・友人がいないため、有り余った時間を子どもへ使うしかなく、毒親になってしまうというケースもあります。

このようなタイプの人は真面目な性格であることが多いですが、精神的に自立できていないと子どもに執着してしまい、過干渉や過保護、過度な支配・管理などが生じがちです。

この原因を抱えている毒親にとっては子どもの存在が最大の拠り所となっているため、子どもに罪悪感を受け付けようとするケースも多くなっています。

4、毒親との関係に悩んだらできること

では、毒親との関係に悩んだときはどうすればよいのでしょうか。

親子関係を何とか改善したいという人もいれば、毒親との縁を切りたいと思う人もいますし、あるいは、どうすればよいのか分からないという人もいることでしょう。

ここではまず、どのような選択肢があるのかをご紹介します。

(1)受け流す

1つめは、毒親から何を言われても受け流して、「親は親」「子どもは子ども」として自分の人生だけを考えることです。

毒親の言動を気にせず受け流すことができれば一番よいですし、最も現実的な対処法といえるかもしれません。

しかし、毒親を受け流すことは一筋縄ではいかないことの方が多いのも事実です。特に、罪悪感を植え付けてくるタイプの毒親の近くにずっといると、受け流すことは難しいので、他の対処法を試した方がよいでしょう。

我慢しすぎると毒親の悪影響を強く受けてしまう可能性が高まりますので、他の選択肢もみていきましょう。

(2)カウンセリングを受ける

毒親がいる家庭では、親も子も他人には話せないような深い悩みを抱えていることが多いものです。そんなときは、専門のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

親子関係の相談をできる民間のカウンセリングは多く存在しますし、最近ではコロナ禍の影響もあり、オンラインでのカウンセリングを実施しているところも増えています。

LINEなどのSNSを利用した無料相談を行っているところもありますので、気軽に利用してみるとよいでしょう。

専門のカウンセラーに悩みを話してみることで、解決の糸口が見つかる可能性もあります。

参考:こころのほっとチャット ~SNS相談~

毒親によるストレスが原因で体調が悪いという場合には、心療内科で話を聞いてもらうこともおすすめです。

カウンセラーや医師にもよりますが、基本的に否定せず話を聞いてくれるため、精神的な面ではぐっと楽になるでしょう。

(3)警察へ相談する

毒親の行為の内容や程度によっては、警察に相談することも視野に入れておいてください。

例えば、暴力や金の無心をしてきたり、家や職場に来るなどして自分以外の人に迷惑をかけたりと、日常生活に支障が出るレベルなら、警察に相談することも検討をするべきでしょう。

親子間でも暴行や傷害、脅迫などは立派な犯罪となりますし、性的虐待を受けているようなケースも警察問題となります。

警察から「まずは家族で話し合ってください」と言われてしまうことも多いですが、警察に相談することで、「毒親について相談した実績」を作るというのも重要なことです。

相談実績を作っておくことで、後々説明する「住民票閲覧制限」を申請する際などに有利となります。

(4)毒親との関係を断つ

どうしても毒親とうまく関われないときは、関係を断つことも考えましょう。

自分を育ててくれた親との関係を断つとなると罪悪感を抱く人も多いと思いますが、それこそ毒親に植え付けられた罪悪感という可能性もあります。

いずれにせよ、毒親による負の連鎖はどこかで断ちきらなければなりません。そのために毒親との関係を断つことは、悪いことではないのです。

とはいえ、法律上の親子関係を切る手段はありません。そのため、毒親との事実上の接触を断つということになります。

例えば、実家にいるなら実家を出る。職場を知られているなら転職をするということが考えられます。

そして、引っ越し後の住所や転職先を教えず、毒親の目の届かないところで生活しましょう。兄弟姉妹や親戚、その他で毒親と関わりのある人には、自分の居場所を教えないように口止めしておくべきです。

本気で関係を断ちたいときは、電話番号やメールアドレスも変えて、すべての連絡先をブロックしましょう。連絡先の完全ブロックが無理でも、電話には出ない、留守電やメールにも必要最小限の連絡にしか反応しないようにして、連絡頻度を減らすことです。

5、毒親との関係を断つためにできること

親子にはさまざまなしがらみがあるため、実際には関係を断つのは容易でない場合が多いものです。

そこで、ここでは毒親との関係を断つために子どもができる具体的な手段についてご説明します。

(1)親と離れて暮らす

最も効果的な手段は、親と離れて暮らすことです。実家に住んでいるなら実家を出て、毒親と物理的な距離を取ることです。

それでも、毒親が過干渉型などの場合、住所を教えなくても親が子どもの住民票を取得して居場所を突き止め、干渉を続けてくることがあります。

このような過干渉を避けるために、「住民票閲覧制限」を役所でかけてもらうことができます。

ただし、住民票閲覧制限をかけるには、毒親からどんなことをされたかという証拠を提出する必要があります。

そこで有効となるのが、前記「4」の(2)や(3)で説明したように、カウンセリングを受けた実績や警察へ相談した実績です。

その他にも、毒親からどんなことを言われたりされたかを事細かく書面に書くなどして、充実した証拠を用意しましょう。

(2)接近禁止命令を申し立てる

親子の縁を切る法的手段はなくても、毒親の行為によって子どもが著しい損害や緊急の危険を避ける必要性がある場合には、裁判所の接近禁止命令を求めることができます。

正確には、裁判所に保護命令を申し立てて、それに伴う仮処分として接近禁止仮処分命令が出れば、一定の期間、親の子どもへのつきまといなどの行為が禁止されるようになります。

この仮処分命令を得るためには、損害や危険が差し迫っていることを証明できる証拠を提出しなければなりません。

そのためにも、カウンセリングを受けた実績や警察へ相談した実績を作ったり、毒親の言動を事細かに記載した書面を作成することなどが重要となります。

(3)親族関係調整調停を申し立てる

もうひとつの法的手段として、家庭裁判所における「親族関係調整調停」も利用できます。

親族関係調整調停とは親族間で感情的な対立が生じるなどして関係が悪化した場合に、家庭裁判所の調停委員を交えて話し合うことで円満な親族関係の回復を目指す手続きのことです。

専門的な知識を持った調停委員が話し合いを仲介しますので、親子だけで話し合うよりも冷静かつ建設的な協議が成立しやすくなります。

調停で話し合いがまとまれば「調停調書」が作成されます。そこに毒親からの謝罪文言や、今後は子どもと接触しない、口出ししないといった内容と、約束を破った場合の違約金などが記載されれば、毒親に対する今後の心理的な抑止力も期待できます。

(4)刑事・民事責任を追及する

直接的に親子関係を断つための法的手段ではありませんが、毒親の行為について刑事責任または民事責任を問える場合は、適切に追求することで親子関係の決裂につなげることが可能な場合もあります。

例えば、毒親から殴る蹴るといった暴行を受けている場合は、暴行罪や傷害罪で毒親を告訴することができます。

お金の無心を受けた場合は恐喝罪や脅迫罪、性的虐待を受けた場合は監護者性交等罪や強制わいせつ罪などで告訴できる可能性もあります。

毒親に財布の中のお金を勝手に取られたり、預貯金を使い込まれた場合には、民事上の法的手段を使って損害賠償や不当利得返還を求めることが可能です。

ただし、以上の法的責任を追及するためには、事実を証明できるだけの証拠が必要不可欠となります。

毒親との関係を断つには、感情にまかせて動くのではなく、証拠を確保して適切な手段をとることが重要となります。

6、毒親との関係で悩んだら相談しよう

あなたが毒親との関係で悩んでいる場合、すでに毒親から罪悪感を植え付けられていたり、あるいは共依存に陥っていたりして、正常に思考することができなくなっている可能性もあります。

そのため、毒親との関係で悩んだら、一人であれこれと考えるだけでなく、第三者に相談することをおすすめします。

相談先としては、この記事でご紹介してきたカウンセラー心療内科警察などの他にも、役所の相談窓口などでも親子関係に関する相談をすることができます。

ですが、最もおすすめできる相談先は、弁護士です。特に、前記「5」の(3)~(5)のような法的手段を検討する場合は、弁護士への相談は必須といえます。

それだけでなく、最初に相談する相手としても弁護士が最適です。なぜなら、弁護士はさまざまな親子の問題を取り扱い、解決に導いてきていますので、どんなケースでも状況に応じてベストな解決方法を提案してくれるからです。

まずは弁護士に相談して思考を整理し、法的手段を取る必要があれば依頼をするとよいでしょう。

カウンセラーや心療内科、警察などへの相談が有効なケースでは、弁護士からその旨のアドバイスがあるはずです。

毒親のQ&A

Q1.毒親の定義は?

毒親という俗語に明確な定義があるわけではありませんが、一般的には「子どもの毒になる親」のことを略して「毒親」と呼んでいます。毒親は、過干渉や過保護、過度な支配・管理、価値観の押し付けなどによって子どもに悪い影響を及ぼしてしまいます。

Q2.毒親にはどんなタイプがいる?

主に「過干渉型」、「過保護型」、「支配・管理型」、「罪悪感を植え付けるタイプ」の4つのタイプが存在します。

Q3.毒親が将来的に子どもに与える影響は?

主に「自分に自信がなくなる」、「何かに依存しやすくなる」、「攻撃的な性格になる」といった影響が出る可能性が高いです。

まとめ

毒親との関係で苦しんでいるという場合、毒親に対して憎しみを抱いている人もいれば、罪悪感を感じている人もいることと思います。

どのようなケースでも、今あなたが適切な対処を取って負の連鎖を断ちきることで、結果的にはあなた自身だけでなく毒親をも救うことになります。勇気を持って、しかるべき対処をとることをおすすめします。

どうすればよいのか分からない場合や、法的手段が必要な場合などは、いつでもお気軽に弁護士にご相談ください。

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