リボ払いとは?仕組みやデメリットなど知っておくべき7つのこと

リボ払いとは

リボ払いとは、クレジットカードの返済方法の一種です。
ショッピングだけでなくキャッシングやカードローンなどにもリボ払いが採用されています。
利用金額にかかわらず毎月の返済額が一定となるため便利な反面で、

  • 「いつまで返済しても元金がなかなか減らない」
  • 「気づいたらカードを利用しすぎていた」

という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

リボ払いという言葉を知っていても、その仕組みやデメリットを知っておかなければ多額の借金を抱えてしまい、返済不能ということにもなりかねないので危険です。

そこで今回は、

  • リボ払いの仕組み
  • リボ払いのメリット・デメリット
  • リボ払いを利用するときの注意点

などについて、弁護士がやさしく解説していきます。

リボ払いを安心して利用したい方や、知らないうちにリボ払いを利用していた、リボ払いを取りやめたい方の手助けにもなれば幸いです。

借金を返せないでお悩みの方は以下の関連記事をご覧ください。

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1、リボ払いとは

リボ払いとは

リボ払いとは、「リボルビング払い」の略称です。クレジットカードやカードローンの利用残高にかかわらず、毎月の支払い額を一定の金額に設定する返済方式のことを指します。

高額の商品を購入した場合やつい使いすぎてしまった場合でも、リボ払いを利用すれば毎月の返済額は増えないため、手元にお金があまりなくても支払いが可能です。

ただし、毎月の返済額の中には元金だけでなく利息(ショッピングの場合は手数料)も含まれていることに注意が必要です。
毎月の返済額を少額に設定すれば利息が占める割合が大きくなるため、元金がなかなか減らないことになりがちです。

そのため、リボ払いを利用する場合は使いすぎに注意して、計画的に利用することが特に重要となります。

2、リボ払いの仕組み~支払い方式は3種類

リボ払いの仕組み~支払い方式は3種類

リボ払いは毎月の返済額をできる限り一定額とするための仕組みですが、具体的な支払い方式には以下の3種類のものがあります。「残高スライド方式」と「定額方式」「定率方式」は組み合わせることが可能なので、最終的には8種類のバリエーションが生まれます。

(1)定額方式

定額方式は、あらかじめ設定した金額を毎月返済していく方式です。設定する金額が一定であることから「定額」方式と呼ばれます。

定額方式の中にも「元利定額方式」と「元金定額方式」の2種類があります。

①元利定額方式

元金と利息・手数料を含めて毎月一定の返済額を設定するのが「元利定額方式」です。計算式は以下のとおりです。

毎月の返済額=元金+利息・手数料=一定額

この方式によると、毎月の返済額は完全に一定額となります。

②元金定額方式

毎月の返済額のうち元金の額を一定に設定し、それに利息・手数料が上乗せされるのが「元金定額方式」です。計算式は以下のとおりです。

毎月の返済額=元金(一定)+利息・手数料

利息・手数料は利用残高に応じて計算されます。そのため、元金定額方式では毎月の返済額がおおよそ一定にはなるものの、利息・手数料によって若干の違いが出てきます。

(2)定率方式

定率方式は、あらかじめ設定した一定の割合を利用残高に掛けて算出される金額を毎月返済していく方式です。設定する割合が一定であることから「定率」方式と呼ばれます。

定額方式の中にも「元利定率方式」と「元金定率方式」の2種類があります。

①元利定率方式

元金と利息・手数料を含めた毎月の返済額を、利用額に一定の割合を掛けて算出するのが「元利定率方式」です。計算式は以下のとおりです。

毎月の返済額=利用額+一定の割合(元金と利息・手数料を含む)

例えば、利用額が100万円として一定の割合を3%に設定すると、毎月の返済額は3万円となります。
この3万円の中に元金も利息・手数料も含まれます。

②元金定率方式

利用額(元金)に一定の割合を掛けて、その金額に利息・手数料を上乗せして毎月の返済額を算出するのが「元利定率方式」です。計算式は以下のとおりです。

毎月の返済額=元金×一定の割合+利息・手数料

例えば、利用額が100万円として一定の割合を3%に設定すると、毎月の返済額は「元金3万円+利用残高に対する利息・手数料」となります。
この場合、利息・手数料が利用残高に応じて変動するため、毎月の返済額は完全に一定とはなりません。

(3)残高スライド方式

残高スライド方式とは、利用残高に応じて毎月の最低返済額が自動的に変更される返済方式のことです。

利用残高が多いほど毎月の最低返済額は高く、利用残高が少ないほど毎月の最低返済額は低くなります。
その最低返済額以上の金額で、毎月の返済額を利用者自身が設定できるようになっているのが一般的です。

下記の表は一例ですが、利用残高に応じて最低返済額のイメージとして参考になさってください。

利用残高

毎月の最低返済額

10万円以下

4,000円

10万円超~20万円以下

8,000円

20万円超~40万円以下

11,000円

40万円超~50万円以下

13,000円

50万円超~60万円以下

16,000円

60万円超~70万円以下

 18,000円

70万円超~80万円以下

21,000円

80万円超~90万円以下

24,000円

90万円超~100万円以下

26,000円

この例では、利用残高が10万円以下のうちは毎月4,000円の返済で済みますが、利用残高が10万円を超えると次回からは8,000円以上の返済が必要となるという仕組みです。

なお、定額方式・定率方式の合計4種類の方式に対して、それぞれ残高スライド方式が併用されている場合とそうでない場合があります。ですので、リボ払いのバリエーションは全部で8種類あることになります。

クレジットカード会社や消費者金融、銀行などで最も一般的に採用されているのは「残高スライド元利定額方式」です。

もちろん、他の方式が採用されているケースもあります。契約書やカードの利用規約に返済方式が必ず記載されていますので、ご自身のケースについては確認しておきましょう。

3、リボ払いと分割払いの違いは?手数料の負担を比較しよう

リボ払いと分割払いの違いは?手数料の負担を比較しよう

クレジットカードの返済方式として、リボ払いの他に分割払いというものもあります。どちらも毎月少しずつ返済していくという点は同じですが、両者は以下の2点で異なるものです。

  • リボ払いは毎月の返済額や返済率を自分で設定するが、分割払いは支払い回数を自分で設定する
  • リボ払いは利用残高全体に対して手数料がかかるが、分割払いは利用1件ごとに手数料がかかる

リボ払いでも分割払いでも、

  • 利用残高
  • 支払い回数
  • 手数料率

がすべて同じなら、手数料の負担も同じになります。

例えば、利用残高10万円を10回払い、手数料率15%で完済すれば、毎月の返済額は1万0,700円、手数料合計は6,999円です。

ただ、リボ払いで設定できる毎月の返済額は1,000円単位とされているのが一般的です。ここで、毎月の返済の負担を軽くしようと考えて4,000円に設定すると、完済までの支払い回数は31回、手数料合計は2万0,634円に膨らんでしまいます。

リボ払いも計画的に利用すれば決しておそろしいものではありませんが、毎月の返済額を少なく設定すると利息・手数料の負担が重くなるとともに、つい使いすぎてしまう危険性があるといえるでしょう。

4、リボ払いのメリット・デメリット

リボ払いのメリット・デメリット

リボ払いは上手に利用すれば便利な返済方式ですが、その反面で危険性もあるということがお分かりいただけたことでしょう。

そこで次に、リボ払いのメリットとデメリットを具体的に確認していきましょう。

(1)メリットは毎月の支払い額が少なくなること

リボ払いのメリットは、何と言っても毎月の支払い額を低く抑えるのが可能となることです。このメリットによって、以下の恩恵も得られるでしょう。

  • 家計の管理がしやすくなる
  • 手元にお金がなくても買い物ができる
  • 大きな支出があっても当面は困らない

毎月の返済額が一定なら、家計の管理にかかる手間も軽減されます。毎月少額の返済で済むので、手元のお金が乏しいときでも高額商品の購入が可能になりますし、大きな支出があっても支払いに困ることがなくなります。

(2)デメリットは利息・手数料の負担が重くなること

リボ払いのデメリットは、利息・手数料の負担が重くなることです。毎月の返済額を低く設定すればするほど、このデメリットは大きくなってしまいます。

利息・手数料は必ず毎月支払わなければならないものなので、毎月の返済額が低ければ低いほど、利息・手数料の占める割合が大きくなります。そのため、「いくら支払っても元金が減らない」という事態も発生してきます。

それにもかかわらず、月々わずかな負担で買い物やキャッシングを利用できるため、つい使いすぎてしまう危険性があることもリボ払いのデメリットといえるでしょう。

5、知らないうちに利用している?リボ払いの利用方法

知らないうちに利用している?リボ払いの利用方法

リボ払いを利用している方の中には、希望したわけではないのに「知らないうちにリボ払いになっていた」という方も多いことでしょう。

そこで、リボ払いの利用方法も確認しておきましょう。

(1)利用時に選択する方法

一般的にクレジットカードでショッピングをする際には、返済方式を選択できます。お店のレジなどでクレジットカードを出すと、「お支払い回数はどうしますか?」と尋ねられるでしょう。そのときに

  • 1回払い
  • 分割払い
  • リボ払い

の中から選択できます。ただし、カードや契約内容によっては返済方式が限定されている場合もあるのでご注意ください。

(2)事前に登録する方法

リボ払いを利用したい場合には、クレジットカード会社で事前に、1回払い等で利用しても自動的にリボ払いに変更されるように登録しておくこともできます。この登録をすると、カードの利用時に1回払いや分割払いを選択してもリボ払いが適用されます。

1回払いや分割払いを利用したい場合には、カードの利用前に登録を解除する必要があります。

(3)あとからリボ払いに変更する方法

1回払いや分割払いで利用した場合でも、その返済を事後的にリボ払いに変更できるサービスがついているカードも数多くあります。

このサービスを利用できるかどうかや利用条件などは、カードや契約内容によって異なります。契約書や利用規約、ホームページなどで確認しましょう。

(4)リボ払い専用のカードもある

クレジットカードの中には、返済方式がリボ払いのみに限られているものもあります。そのカードでは、利用時に1回払いや分割払いを指定しても、当然にリボ払いとなります。リボ払いの利用を控えたい方は、カードの契約時に返済方式を確認しておく必要があります。

6、リボ払いを利用するときの注意点

リボ払いを利用するときの注意点

リボ払いを利用するときには、気づかないうちに利息・手数料ばかり支払っていたり、うっかり使いすぎて返済できなくなるといった事態を回避するために自己管理をしっかりすることが大切です。

具体的には、以下の3点に注意しましょう。

(1)契約前に支払い方式を確認すること

まずは、クレジットカードの契約をする前に、そのカードにはどんな支払い方式があるのかを確認することです。契約前に確認していなかった場合でも、カードの利用前には確認するようにしましょう。

もっとも、クレジットカード会社のホームページ等を見ても、支払い方式の説明が分かりにくいこともあるかもしれません。
それに、ほとんどの場合はリボ払いの説明・紹介が中心となっています。

確認する際には、1回払いや分割払いを選択できるかどうかという点に着目して、ホームページ等を見ていきましょう。

(2)ショッピングは計画的にすること

当然のことですが、ショッピングは計画的にすることが重要です。そのためには、カードで買い物をするときでも現金払いの場合と同様の意識を持つことをおすすめします。

「月々4,000を支払えば10万円の商品が買える」と考えていると、つい使いすぎてしまう原因になりがちです。そうではなく、「10万円の商品を買うには10万円を負担しなければならない」という当然のことを意識して、それを完済するためには月々4,000円を何ヶ月支払う必要があるのかを「計画」することが重要です。

(3)利用明細をこまめに確認すること

クレジットカードを利用するなら、利用明細をこまめに確認することは基本です。リボ払いを利用している場合は特に重要となります。最低、月に1回は利用明細を見て、以下の事項をしっかりと確認しましょう。

  • 利用残高
  • 今月、いくら使ったのか
  • 毎月の支払い額(その金額のうち利息がいくらか)
  • いつまで支払えば完済するのか

最近は紙の利用明細が郵送されないWeb明細を利用していることも多くなっています。その場合は、「引き落とし日」「給料日」「月末」など、必ず利用明細を確認する日をご自身で決めておくことをおすすめします。

それに加えて、カードを使ったときはその都度、利用明細を見て上記の各事項を確認することを習慣づけましょう。

7、リボ払いを使いすぎたときの対処法

リボ払いを使いすぎたときの対処法

それでは、リボ払いで「なかなか元金が減らない」、あるいは「使いすぎて支払いきれなくなった」という事態に陥ったときはどうすればよいのでしょうか。

そのまま放置していても解決は難しいので、以下の対処法を試してみましょう。

(1)分割払いに変更する

元金がなかなか減らない場合は、リボ払いを分割払いに変更することを検討しましょう。
毎月の返済額は増えると思いますが、その分、元金の返済が進むので早く完済できるようになります。

リボ払いのまま毎月の返済額の設定を高めに変更するのもよいのですが、今後の使いすぎを防止するためには分割払いに変更してしまった方がよいでしょう。

(2)繰り上げ返済に努める

余裕があるときには、繰り上げ返済をするのがおすすめです。利用残高の全額を一括で返済できなくても、ある程度の金額を繰り上げ返済すれば元金が一気に減ります。その分だけ今後の利息・手数料の負担が軽減されるので、完済時期が早まります。

ボーナスや臨時収入が入ったときには、まず繰り上げ返済に充てると決めておくと元金の返済が進みやすくなります。

(3)債務整理をする

気づいたら利用残高が支払いきれないほどに膨らんでいた、という場合は債務整理も視野に入れましょう。

リボ払いの支払いのために他社から借り入れをすると、あっという間に借金が膨らんでしまいがちです。返済が苦しいと感じるようになったら、早めに債務整理で根本的な解決を図ることをおすすめします。

債務整理には、次の4つの方法があります。

  • 任意整理
  • 特定調停
  • 個人再生
  • 自己破産

それぞれ特徴や利用条件が異なりますので、負債総額や収入、生活状況などに応じて適した方法を選ぶことが大切です。各方法の特徴はこちらの記事で解説していますので、参考になさってください。

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どの方法が最適なのかを判断するには、専門的な知識が必要になるケースも少なくありません。よく分からない場合は、早めに弁護士の無料相談を利用してアドバイスを受けるとよいでしょう。

まとめ

リボ払いとは、クレジットカードやカードローンなどの返済額を毎月一定額にすることが可能な返済方式です。便利なので、上手に利用すれば生活に大きく役立つことでしょう。

しかし、毎月の返済額を小さく設定すると利息・手数料の負担が重くなる上に、つい使いすぎると多額の負債を抱えてしまいかねないというリスクもあります。リボ払いの利用も広い意味では借金の一種ですので、利用した分はできる限り早期に返済することを常に心がけておきましょう。

万が一、支払いきれないほどの負債を抱えてしまったときは、早めに弁護士に相談することをおすすめします。

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