監修者紹介:[弁護士]横井 浩平

1、得意分野

 労働問題(特に、残業代請求、不当解雇、退職サポート)

2、経歴

(1)学歴等

2011年 03月       早稲田大学法学部 卒業
2013年 03月       名古屋大学法科大学院 修了
2014年 09月       司法試験合格

(2)ベリーベスト法律事務所入所時期

2018年 02月 ベリーベスト法律事務所入所

(3)得意分野を取扱い始めた時期

入所直後から労働問題をメインに取り扱う

3、取扱事例

(1)労働審判にて、300万円を越える残業代を獲得

本件は、ネットカフェで働いていたご依頼者様が、未払いとなっていた残業代を請求した事件です。
ご依頼者様は、純粋に法定労働時間を越えて働いていたのみならず、法定労働時間を越えた場合と同じく割増賃金が払われなければならない深夜の時間帯にも働いていましたが、深夜の割増賃金も未払いとなっていました。
そこで、弁護士介入後は、早速会社側にタイムカード等の資料の開示を求めつつ、まずは交渉で残業代を請求しましたが、全く応答がなかったため、推定で残業代の金額を計算し、労働審判に踏み切りました。
労働審判が裁判所で受け付けられると、会社側もようやく弁護士を就けて対応し、審判の中でタイムカード等の資料が開示され、会社側から開示された資料を基に再度正確な金額を計算し、最終的に300万円を超える金額を支払うことで合意ができました。
交渉段階では全く対応しないような会社でも、弁護士が労働審判という法的手続を起こすことで、対応させることもできるので、弁護士介入のメリットは非常に大きかったと言えるでしょう。

(2)会社を解雇された外国人の方が、労働審判にて給与約3ヶ月分の解決金を獲得

このケースは、英会話スクールにて勤務していた外国人講師の方が、能力不足を理由に解雇されてしまったというものでした。
弁護士介入後は、早速会社側に通知を送って従業員としての地位の確認等を求めましたが、会社側担当者も、状況をよく把握していなかったようであり、ゼロ回答をされてしまいました。
そこで、労働審判を提起したところ、会社側もようやく弁護士を就けて対応してきました。労働審判の中では、ご依頼者様ご本人も、裁判所や会社側からお話を聞かれますが、弁護士が適宜英語での通訳も交えつつ対応し、最終的に給与約3ヶ月分の解決金を支払う旨の合意ができました。
解雇の事案では、会社側も法律上の要件等をよく確認(理解)しないまま解雇をすることも珍しくないので、少しでも解雇に納得できないと思われましたら、弁護士にご相談いただくと良いでしょう。
また、英語での対応も可能ですので、外国人の方も遠慮なくご相談いただければと思います。

(3)退職サポートにより、要望どおりの条件で退職ができた案件

ご依頼者様は、次の職場へのスムーズな転職のため、現在の職場の早期の退職と、有給休暇の取得を希望されていました。
他方、ご依頼当時の職場においては、退職の際は、ご依頼者様の退職希望日よりも長い期間を置いた上で退職の予告をするものとの規則になっていました。また、ご依頼者様は、有給休暇の取得も希望されていましたが、会社の規則上、その方の在籍期間では取得ができないことになっていました。
しかし、当職がご依頼者様の要望と法律上の要件を確認したとこ、ご依頼者様は、退職の必要予告日数も、有給休暇取得のための在籍期間も法律上は満たしていることが判明したため、ご依頼者様のご希望通りの退職日での退職と有給休暇の取得を会社側に求めました。
最終的に、会社側もご依頼者様の要望を認め、業務の引継ぎのための交渉も弁護士を通じて行い、有給休暇取得の上、希望日に退職することができました。
今の会社を退職したいが、自分では交渉が難しい。そう思われた方は、是非弁護士にご相談ください。法律上の要件も確認の上、交渉に臨みます。

4、弁護士ポリシー

労働法規は細かい規制も多く、適正に運営されていないというケースが後を絶ちません。
日々働いている中で少しでも会社の対応がおかしいのではないかと感じられた労働者の方も、会社で適正に労働法規を運営できているかご不安を感じられている経営者の方も、ご遠慮なくお気軽にご相談ください。

5、その他

6、リーガルモール監修記事