キャバクラ通いで抱えてしまった借金の解決方法教えます!
楽しいキャバクラ通いも節度を守って楽しむのであれば、なんら問題が生じることはありません。しかし、一歩間違ってキャバクラ通いにハマってしまい、借金を抱えてしまう方もいらっしゃいます。
今回は
- キャバクラ通いで作った借金問題の解決方法
- キャバクラ通いから抜け出す方法
をご紹介していきたいと思います。ご参考になれば幸いです。
借金地獄に陥ってしまう原因に関しては以下の関連記事をご覧ください。
目次
1、キャバクラで借金を抱えた事例と解説
節度を守って通えば、キャバクラに通っても借金に追われることはありません。
ここではキャバクラ通いで借金を作ってしまった事例をご紹介していきます。
(1)気に入ったキャバ嬢をゲットしたい
特定のお店に決めず、誰かを特定のキャバ嬢を指名することもせずに仕事の同僚とキャバクラ通いをしていたAさん(28歳)。
このAさんはある日訪れたお店でキャバ嬢のB子さんと出会ったことで400万円の借金を抱えるまでお店に通うことになるのでした。
Aさんがキャバクラ通いに嵌ったのは、B子さんに一目惚れをしてしまったからです。
これまでしたことのなかった、指名や同伴、アフターに至るまで、B子さんに入れあげました。
そして気が付いた時に借金は400万円にふくれあがっていたのです。
(2)お気に入りのキャバ嬢には重大な悩みが…
お気に入りのキャバ嬢目当てにキャバクラ通いしていたCさん(40歳)。
Cさんはお気に入りのキャバ嬢D美さんが難病を抱えていることを知り、D美さんに同情し、D美さんにのめりこんでいってしまいました。
CさんはD美さんに入院費まで支払ってあげていました。
CさんはD美さんの彼氏だと思い込んでいましたが、ある日突然D美さんが結婚のためにお店を辞めてしまったことをしり、借金700万円だけが残ることになりました。
(3)キャバクラに嵌った男性の多重債務の実態
彼女なしの寂しさからEさんはキャバクラ通いに嵌ってしまいました。
気が付いた時にはアイフル、イオンカード、オリコ、プロミス、レイクと合計5社から300万円の借金をしている状態でした。
5社までは借りることができましたが、それ以降借り入れができなくなり、キャバクラに通うこともできなくなってしまいました。
以上見てきたように、キャバクラ通いで借金を抱えてしまう人には共通点があります。
それは疑似恋愛の世界であるキャバクラにリアルな恋愛感情を持ち込んでしまうことです。
借金を抱え込まないためにも、キャバクラに通う場合には「割り切った」気持ちでキャバクラを楽しむことが大事だといえます。
2、借金をしてまでキャバクラに通ってしまう6つのタイプ
ここではどのようなタイプの人がキャバクラ通いにハマりやすいのかをご紹介していきます。
(1)リアル生活で自分をうまく出せない
自分の気持ちをうまく話すことができないなど、リアルの生活で思うように自分を解放できないタイプの人は、現実逃避と一時の快楽を求めてキャバクラ通いに嵌りやすい傾向があります。
(2)ストレスが溜まっている
嫌な上司がいたり、仕事のノルマがきつかったりと、ストレスをためている男性がストレス発散を目的としてキャバクラ通いをすることで、抜け出せなくなってしまうことがあります。
(3)見栄っ張りで小金持ち
見栄っ張りで小金持ちタイプの男性が、最初はキャバ嬢に「凄い…、お金持ち!?」などといわれたいために大盤振る舞いを続け、そのうち資金がショートしても、豪遊がやめられず借金にまで手を付けてしまうことがあります。
(4)男女間の考え方について古風
「男は女におごるもの」など古風な考え方をしている男性は、お金を引き出しやすいためキャバ嬢の鴨になりやすい傾向があります。
(5)承認欲求が高い
キャバ嬢はキャバクラに通い続けることで、客の個人的な情報(名前、職場、趣味など)を知り、自分に合った接客をしてくれるようになります。
それが男性の承認欲求を満たすことになります。
よって、承認欲求が高い人ほど、キャバクラ通いをし続けてしまう傾向があります。
(6)性格がまじめ
性格がまじめな人は疑似恋愛とリアルな恋愛を混同しやすい傾向があります。
よってキャバ嬢が仕掛ける疑似恋愛に嵌ってしまい、借金をしてまでキャバクラ通いをしてしまうことがよくあります。
3、考えてみよう〜「キャバクラ」とは何か
キャバクラにハマってしまったという場合、いったんキャバクラとはどういう目的で営業されているのか、冷静に分析してみましょう。
キャバクラとは、プロの接客を提供する女性たちが、主に男性客を相手にお酒や会話を提供するスペースです。その実は、「接客業」なのです。
たとえば、お袋の味を提供する小料理店を想像してみましょう。
いつも優しい女将さん。自分だけに特別に無料で一品出してくれることもある。
とても居心地の良いお店があったとします。
お母さんの味、お母さんの雰囲気を提供する。
それはきっと職業上真心を込めた本気のおもてなしでしょう。
しかし、お店を離れたとき、その方にはきっと違う顔の生活があるはずです。
その女将さんは、あなたの本当の母親になることはないことは、お分かりいただけるかと思います。
キャバクラは、本物の恋愛を提供する場では決してないということを脳内にインプットしましょう。
4、キャバクラで作った借金を放置してはいけない理由
キャバクラ通いの夢から覚めてしまえば残るは借金ばかりなりと、なんの見返りもなく借金を支払うだけになります。
返済意欲などわきようのない借金ですが、借金を放置すると大変なことになりかねません。
ここでは、そんなキャバクラで作った借金でも放置してはいけない理由をご説明していきます。
(1)利息が利息を呼ぶ
借金の支払いを滞納するとどうなるのでしょうか?
利息のほかに「遅延損害金」が発生することになります。
返済金額がどんどん増加していってしまうので注意が必要です。
①遅延損害金とは
遅延損害金とはローンの返済遅れに対する延滞料です。
遅延損害金は滞納による罰金(ペナルティ)といった性質があります。
②支払金額が増加する遅延損害金
返済日までに借金を支払えば支払元本と支払利息だけの金額で済みます。
しかし、1日でも返済日を過ぎてしまった場合、支払元本と支払利息のほかに遅延損害金が別途発生するので注意が必要です。
③遅延損害金の金利
一般的に遅延損害金は利息制限法の上限20%あたりに設定されています。
(2)時効と時効の更新
借金の時効は5年です。ですから借金をしてから5年以上経過すると時効が成立します。
しかし、特定の事由が起こると時効の進行が止まってしまい、また新たに「ゼロ」から時効期間の進行が始まることになります。これが時効の更新です。
消費者金融などは時効を更新させるため、時効が近くなると訴訟(時効の更新理由)を起こすことが一般的です。
そのため、時効消滅を期待することはできません。
5、キャバクラ通いをやめる方法
キャバクラ通いで借金を作ってしまったにもかかわらず、まだキャバクラ通いがやめられない場合、キャバクラ通いをやめることが先決です。
ここではキャバクラ通いをやめる方法をご紹介していきます。
(1)なぜキャバクラにハマっているのかを分析
まず、自分がなぜキャバクラ通いにハマっているのか、その理由を考えてみましょう。
①キャバ嬢に惚れてしまっている
とても難しい状況に陥っています。
何を言っても、心が奪われてしまっているからです。
ただ、まだ理性が残っているのであれば、1つだけやってみてほしいことがあります。
このまま借金を続けたままこの関係を続けて3年くらいたったとき、お相手の方に借金を打ち明けたときのことを想像してみてください。
さて、そのお相手の方は、どう反応するでしょう?
一緒に返していきましょうと、あなたと共に人生を歩む姿は想像できるでしょうか。
②疑似恋愛にハマってしまっている
キャバ嬢は、お客にリアルな恋愛感情を抱くことはほとんどありません。
当たって砕けて、疑似恋愛に決着をつけましょう。
キャバ嬢の本音を聞くと、キャバクラ通いへのモチベーションが低下し、キャバクラ通いをやめることができるかもしれません。
(2)キャバ嬢を客観的に分析
キャバ嬢と付き合っていると思い込み、キャバクラ通いにハマる男性が少なくありません。
同伴やアフターは「サービスの一環」であり、決して「付き合っている」状態ではありません。
キャバ嬢の現状を客観的に分析してみましょう。
お金にならないことには真面目に付き合ってくれていないことがわかります。
もちろん、キャバ嬢といえどもいろんなタイプがいることでしょう。
心の中がとても冷静なタイプもいれば、キャバ嬢自身も疑似恋愛を楽しんでいるケースもありますので、後者の場合はお互いに「夢の中」という特殊な状況にあるかもしれません。
現実世界は厳しいですから、「夢の中」の時間があることは悪いことではなく、借金をせずに夢に浸れるのであれば問題ありません。
(3)物理的にいけない状況を作る
カードを誰かに預けたり、財布に必要な金額(通勤費+お昼代)しか入れないようにしたりして、物理的にキャバクラに通えない環境を作りましょう。
6、キャバクラで作った借金問題は解決できる?具体的な解決方法とは?
ここでは、実際にできてしまったキャバクラで作った借金問題を解決する方法をご紹介していきます。
(1)キャバクラで作った借金問題は解決できる
まず最初に「キャバクラで作った借金問題は解決できる」ことを理解しましょう。
地道に返済するのもよいですが、返済が滞っている場合や、必死の金策も尽き支払いができなくなるといったケースでも、借金問題は解決可能です。
(2)キャバクラで作った借金問題の相談先
では誰に借金問題を相談すればよいのでしょうか?
借金問題の解決は債務整理で行うケースが一般的です。
債務整理を行えるのは司法書士と弁護士ですが、どちらが相談先としてベターなのでしょうか。
①司法書士
司法書士の場合、取り扱い借金金額の上限が140万円に設定されています。
ですから、高額化しやすいキャバクラ通いで作った借金問題の相談先には不向きです。
②弁護士
この点弁護士なら、金額による制限がなく、法律問題に関してオールジャンルで取り組むことができます。
ですから、後々、ほかの問題点が出てきた場合でも弁護士であればまかせられるため、弁護士に相談することをおすすめします。
(3)解決事案例
①任意整理
消費者金融など5社からキャバクラに通うため280万円の借金をしてしまったXさん。
5社以降は借入することができなくなり、今まで他社で借入して回してきた借金の返済が滞ってしまいました。
金融機関から督促状や催促の電話が頻繁に来るようになったことに困惑したXさんは弁護士に相談しました。
金額もまだ少なく、ほかの借金がなかったため、任意整理で借金を整理してもらうことにしました。
結果として過払い金もあったために60万円ほど債務を圧縮することができ、借金も3年で完済することができました。
②自己破産
消費者金融など6社から、キャバクラに通うため800万円の借金をしてしまったYさん。
金策が尽き支払いが不能になったため、弁護士に相談しました。
金額が大きいことを勘案して、自己破産をすることに決めました。
自己破産で借金問題を解決し、現在はキャバクラ通いもやめ、人生の再スタートを切っています。
7、キャバクラで作った借金問題は弁護士に相談しよう
キャバクラ通いで作ってしまう借金金額は金額が大きいため、支払いを続けていくことができなくなってしまうケースが多いことが特徴です。
借金が支払えなくなった場合は、早急に弁護士に相談しましょう。
金融機関からの催促が最短即日ストップし、平穏な生活を取り戻すことができます。
また、職務上自己破産ができないといった方もいらっしゃると思います。
また介護が必要な両親を抱えて、自宅を手放すことができないといった方もいらっしゃるでしょう。
弁護士であれば、ご依頼人の個別事情を勘案し、その人に一番最適な債務整理方法をご提案することができます。
借金問題は解決できます。まずは弁護士に相談してみましょう。
まとめ
今回はキャバクラで作った借金の解決方法をご紹介してきました。
借金問題は解決できる問題です。弁護士に相談することで肩の荷が下り、平穏な生活を取り戻すことができます。
相談は初回無料で行う事務所も多いため、まずはお気軽に相談してみてください。