LINEアプリは、多くの人がメッセージや通話に使用する連絡手段として広く利用されています。その中で、LINEには通知やトーク履歴を非表示にする「非表示機能」が存在します。
この非表示機能は、通常表示される通知やトーク履歴を他の人に見られないようにするための機能です。したがって、パートナーがLINEの非表示機能を利用していると、何か秘密を隠しているのではないか、浮気をしているのではないかと疑念を抱くこともあるでしょう。
この記事では、LINEの非表示機能に焦点を当てて以下のポイントを解説します。
・LINEの非表示機能を利用する理由
・パートナーの浮気を探る方法
・浮気が発覚した場合の対処法
LINEの非表示にまつわる疑念や浮気についての不安を解消し、より健全な関係を築くための情報を提供します。
不倫についてはこちらの記事をご参照ください。
なお、不倫慰謝料の相場についてはYouTubeでも解説しているので併せてご参照ください。
目次
1、LINEの非表示機能を使用する理由は浮気しているから?
LINEにはさまざまな機能が搭載されており、トークルームや友人のアカウントを非表示にすることもできます。
非表示機能を利用する理由は、必ずしも浮気だけとは限りません。
どのような理由で非表示機能を利用する可能性があるのでしょうか?
(1)そもそもLINEの非表示機能とは
LINEでは、さまざまな設定において「表示」と「非表示」を選択できます。
非表示機能を利用できるものは、まずメッセージの通知が挙げられます。
新しい通知が届けばLINE画面を開かなくてもスマホに通知が表示されることが一般的ですが、非表示機能によって通知をオフにすることが可能です。
また、
- メッセージのやり取りであるトーク履歴
- 友達のアカウント
などを非表示にすることが可能です。
いじれにしても非表示機能は、何かを
- 「表示したくない」
- 「隠したい」
という場合に利用するものであると言えます。
(2)パートナーがLINEの非表示機能を利用している理由として考えられるもの
パートナーがLINEにおける何らかの非表示機能を利用していれば、その理由が気になってしまう方も多いでしょう。
どんな理由で非表示機能を利用していると考えられるでしょうか?
①本当にやましいことがある
LINEの非表示機能を利用するということは、何か隠したいようなやましいことがあると考える方も多いでしょう。
やましいことがないのであれば、通知やトーク履歴などはそのまま表示される状態にしておくはずです。
そのため、非表示機能を利用している場合は、浮気をしている可能性があると考えられます。
また、浮気とまではいかなくても、他の異性と連絡を取り合っているというケースもあるでしょう。
②LINEの通知が苦手
新規メッセージが届くと通知が表示されますが、通知自体が苦手だという人はいます。
とくにグループラインなどはメッセージ数が多くなるため、いちいち表示されることが鬱陶しく感じてしまう方も少なくありません。
そのため、一部もしくは全てのメッセージの通知を非表示にしているというケースもあります。
③仕事中にLINE通知がくると集中できない
仕事中にLINE通知が届くと集中できないことを理由に非表示機能を利用しているという人も少なくありません。
仕事の取引先や職場の人達にLINE通知が見えてしまうことが嫌だと考える人もいるようです。
仕事中にだけ通知を非表示にしているというケースもあれば、仕事以外の時も常にLINEの通知を非表示にしているというケースもあるでしょう。
④LINEの内容を人に見られたくない
LINEの新規メッセージが届けば、通知で誰からどんな内容が届いたのかスマホ画面に通知が届きます。
スマホをテーブルなど人目につく場所などに置く際に、通知によってLINEの内容が見えてしまうことが嫌だと考える人もいるようです。
また、パートナーからの干渉が多い場合、やましいことがなくてもLINEのメッセージやトーク内容で疑われることなどが面倒だと考えて非表示機能を利用するようなケースもあります。
このように必ずしも浮気しているから非表示機能を利用するわけではないという点には注意しましょう。
では、浮気の可能性が高い場合はどのような行動が見られるのでしょうか?
2、LINEから分かる!浮気の可能性が高い行動の例〜非表示機能やアプリロック
LINEの非表示機能を利用しているという理由だけで浮気だと断定することは難しいですが、LINEから浮気の可能性を見極めることができます。
浮気している可能性が高いといえるLINEの設定や行動を知り、パートナーの浮気の可能性を探ってみましょう。
(1)トーク履歴をこまめに削除している
LINEのトーク履歴をこまめに削除している場合、何か見られたくないトーク内容があると考えられます。
仕事相手や友人のトークであれば履歴を削除する必要性はないはずです。
そのため、定期的にLINEのトーク履歴の削除が行われている場合、浮気などのやましい事情がある可能性が考えられます。
(2)通知やアカウントを非表示にしている異性がいる
LINEの通知やアカウントを非表示にしている異性がいる場合、浮気相手だという可能性は高いでしょう。
その相手の名前やメッセージ内容が通知で届いたことをパートナーに見られたくないため、非表示にしていると考えられます。
メッセージの通知が届いていないのに頻繁にLINEのトーク画面を見ている場合、浮気相手の通知だけをオフにしている可能性も考えられるでしょう。
(3)LINEアプリにロックがかかっている
LINEアプリは、アプリにロックをかけることができます。
ロックをすれば自分以外の人はLINEを開けないため、他の人に見られたくない何かがLINEのトーク履歴にある可能性が考えられます。
スマホ自体にロックをかけている人は多いですが、LINEアプリにもロックをかけている場合は浮気の可能性に注意してみてもよいかもしれません。
3、LINEから浮気を探る方法とは?非表示にされたトークなどを確認する方法
パートナーが浮気をしているかもしれないと考えても、どのように浮気をしているか探っていいのか分からないという方も多いでしょう。
LINEは浮気を探りやすいアイテムであると言えます。
パートナーの浮気を疑っている場合、LINEから次の方法で浮気を探ることができます。
(1)トーク相手を違う名前に変えていないか確認する
LINEの友達の名前は、自分の好きな名前に変更することができます。
そのため、浮気相手の名前を怪しまれないような名前に変えることで、通知やトーク履歴をパートナーに見られても浮気がバレないようにしている可能性があります。
プロフィールをタップすれば小さく本来の名前が表示されるので、本来の名前から違う名前に変えていないか確認することができます。
ただし、ラインの名前を本名以外で登録する人も多いので、誰なのかパートナーが自分でわかるように名前を変更しているだけという可能性もあります。
(2)通知オフや非表示にしている友だちを探す
浮気をしていれば、浮気相手の通知をオフにすることや、友達を非表示にする機能を利用している可能性があります。
トークルーム一覧が表示される画面で友達の名前の隣にスピーカーに斜め線が描かれたマークがあれば、その相手のメッセージは通知されない設定になっていることが分かります。
また、非表示にしている友達を探すことも可能です。
ホーム画面から左上にある設定マークをタップし、友達を選択すると「非表示リスト」が確認できます。
この非表示リストから隠されたトークを確認することが可能です。
(3)不自然なトークを探す
トーク内容の時系列ややり取りの内容が不自然な場合には、部分的にやり取りした内容を削除(送信取り消しという機能で部分的に削除が可能)していると考えられます。
送信取り消し機能を使うと「メッセージの送信を取り消しました」という表示がされます。
4、LINE以外からも探る!浮気の可能性が高い行動について
LINEだけではなく、それ以外の行動でも浮気の可能性を探ることはできます。
浮気をすれば、これまでとは違った行動が現れることも珍しくありません。
LINEだけではなく、日常生活の中の行動で相手の浮気の可能性を見極めてみましょう。
(1)スマホを常に持ち歩く
家の中でもスマホを常に持ち歩くようになった場合、浮気をしている可能性があります。
トイレやお風呂場までスマホを持ち歩くということは、隠れて他の相手と連絡を取っているかもしれません。
(2)帰宅が遅いことが増えた
浮気をしていれば、仕事帰りに浮気相手とデートすることもあるため、帰りが遅くなることが増えます。
仕事が忙しくなってしまったという可能性もありますが、一定期間過ぎても帰宅が遅いことが続けば浮気の可能性が考えられます。
帰宅が遅くなることだけではなく、何か理由をつけて休日に外出することが増えるようになった場合も浮気が疑われます。
(3)持ち物やファッションの趣味が変わった
浮気をしていると、ファッションや趣味などが浮気相手に影響されることがあります。
また、新しい相手に良く見られたいと考え、ファッションや髪型など身だしなみにも気を使うようになるケースも珍しくありません。
- 持ち物やファッションの趣味が変わった
- 身だしなみに急に気を使うようになった
などの場合には浮気をしている可能性があると考えられます。
(4)お金使いが荒くなった
浮気をすれば、これまでよりもお金使いが荒くなってしまうことも珍しくありません。
- 食事
- ホテル代
などのデート費用も必要ですし、相手に良く見られたいと考えてファッションなどにお金をかけるようになることもあるでしょう。
突然使い道の不明な支出が増えた場合には、浮気を疑ってみてもよいかもしれません。
5、浮気が発覚した場合の証拠の集め方
浮気が発覚した場合、怒りや悲しみでパートナーをすぐに問いただしたいと考える方も多いでしょう。
しかし、浮気が発覚した場合には、まず証拠を集めることが大切です。
証拠がなければ、パートナーが浮気を否定する可能性があるからです。
浮気の証拠を集めるには、次の方法を試してみてください。
- LINE画面を撮影する
- トーク内容を自分のスマホに送信する
- クレジット明細や領収書を探す
- 探偵や興信所に相談する
(1)LINE画面を撮影する
LINEのやり取りは浮気の証拠が残っていることも多いものです。
パートナーと浮気相手のトーク画面を見つけた場合には、自分のスマホで撮影しましょう。
特に肉体関係があったことを証明するトークの履歴を確保することが重要です。
また、スマホが見えるように撮影することで、パートナーのスマホであることが証明できます。
一部のトーク画面よりは、できるだけ多くのトーク画面を証拠に残すことをおすすめします。
(2)トーク内容を自分のスマホに送信する
LINEのトーク画面は、データとして他のスマホやパソコンに転送することが可能です。浮気相手とのやり取りが多い場合や、トーク画面の撮影が難しい場合には、トークのデータを転送しましょう。トーク画面の右上にあるボタンから「その他」を選択すると、トーク履歴の送信機能を見つけることができます。
ただし、やり方によってはプライバシー権の侵害にあたり民事の損害賠償責任を負ったり、不正アクセス禁止法違反として刑事罰に問われる可能性もあることから慎重な対応が必要です。
(3)クレジット明細や領収書を探す
例えば
- 浮気相手との食事
- ホテルの利用代
- プレゼント代
- 旅行代
などはクレジット明細で残っている可能性があります。
お財布の中にレシートや領収書が残っているようなケースもあるでしょう。
こうした
- 明細
- 領収書
などは、LINEのトーク内容などと組み合わせることで浮気を立証できる可能性があります。
(4)探偵や興信所に相談する
証拠を見つけることが難しい場合、探偵や興信所に依頼するという手段もあります。
専門家に任せれば、パートナーや不倫相手にバレることなく浮気の決定的な証拠写真などを押さえられる可能性が高いです。
また、浮気相手の素性(年齢、住所、職業など)も探ることができるため、浮気相手の情報を得たいと考える場合にもおすすめです。
6、浮気が発覚した場合にできる対処法
浮気が発覚した場合、パートナーとの関係性によって取り得る対処法はそれぞれ異なります。
- 恋人
- 内縁
- 婚姻関係
などご自身の状況に合った対処法を知り、今後どうすべきか検討してみてください。
(1)恋人関係の場合
婚約や内縁などの関係ではなく、恋人関係では恋愛は自由意思の下で行われます。
恋人がいながらも他の相手と肉体関係を持ったとしても、法的に問題はないと考えられます。
そのため、浮気をしたことに対して慰謝料を請求することはできません。
ただし、交際中に「浮気をしたら罰金〇〇万円」など契約書を作成して互いに署名をしている場合、パートナーに対してその契約違反に基づいて金銭を請求することができます。書面にすることで「言った」、「言わない」というトラブルも防ぐことができる方法です。
しかしこちらの契約書の内容について、
- 余りにも高額な慰謝料
- 社会的観点からみて許容されない内容
などは無効となる場合もありますのでご注意ください。
(2)婚約関係の場合
結婚の約束をしている婚約関係で浮気をした場合、慰謝料を請求することができます。
婚約関係という法的に守られるべき関係が浮気という違法行為によって損害が与えられるからです。
また、婚約を破棄する理由としても認められます。
ただし、慰謝料請求や法的に婚約破棄を行う場合には、婚約をしているということを立証できる証拠が必要になります。
証拠の具体例は以下の通りです。
- 婚約指輪を購入したことを示す資料
- 結婚式や披露宴に関連する資料
- 結納授受の資料
- (同居するために借りた物件の)賃貸借契約書
(3)婚姻関係の場合
法律上の婚姻関係の場合、配偶者が浮気をすれば慰謝料や離婚を請求することができます。
浮気は法律上で「不貞」と呼ばれ、慰謝料を請求できる不法行為であり、法律上で離婚できる「法定離婚事由」の1つに該当します(ただし、パートナーが別の相手と肉体関係を持っていたことを立証する必要があります)。
不貞行為は共同不法行為になるので、配偶者だけではなく不倫相手にも慰謝料を請求することが可能です。
(4)内縁関係の場合
内縁関係(事実婚)の場合にも、慰謝料や内縁関係の解消を請求することができます。
内縁関係は法的な婚姻手続きは行っていないものの、法律婚と同様に夫婦の権利や利益が法律上で守られるべきだと考えられているからです。
内縁関係で慰謝料請求を行う場合には、内縁関係であることを証明する必要があります。
証拠の具体例は以下の通りです。
- 住民票
- 賃貸借契約書
- 遺族年金証書
- 結婚式や披露宴に関連する書類
- 相手交わした契約書
- 民生委員が発行した事実婚証明書
7、浮気が発覚したら弁護士に相談
パートナーの浮気が発覚した場合、今度のパートナーとの関係性を見直すことになるでしょう。
その上で、
- 離婚
- 慰謝料請求
などを検討する場合には弁護士に相談しましょう。
弁護士に相談することで、
- 必要となる証拠集め
- 今後の対処法
などのアドバイスを受けることができます。
また、慰謝料や離婚請求の手続きだけではなく交渉なども全て任せることができ、精神的な負担も大幅に軽減されるでしょう。
- 少しでも有利な条件で離婚をする
- 高額な慰謝料を請求する
などの目的を達するためにも、専門家である弁護士のサポートを受けることをおすすめします。
まとめ
LINEの非表示が原因でパートナーの浮気の可能性を疑ってしまうというケースは珍しくありません。
そこからさまざまな情報を集めて浮気が発覚すれば、今後の二人の関係性を見直すきっかけになるでしょう。
浮気されたことが許せずに慰謝料や離婚を検討するという場合には、まずは弁護士に相談してみてください。