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旦那の子供じゃないことがばれた〜ばれたときのリスクを解説

旦那の子供じゃないことがばれた〜ばれたときのリスクを解説

育てている子供や胎児が旦那の子供ではない事実が明るみに出た場合、どのようなリスクが生じるのでしょうか?

既婚の立場でありながら、不倫相手との関係が妊娠に至った場合、女性は困惑します。離婚を選びたくない場合、中絶を検討する声もあるかもしれませんが、子供を授かることは深い感情が絡むため、簡単に決断できないでしょう。たとえ不倫相手の子供であっても、子供を望む女性もいます。

本記事では、旦那の子供ではない事実が発覚した場合のリスクについて詳しく解説します。

この情報が役立つことを願っています。

不倫と妊娠については以下の関連記事をご覧ください。

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1、旦那の子供じゃないことがばれたらどうなる?

子供や胎児が旦那の子供ではないことがばれたとき、具体的にどのようなリスクが想定されるのでしょうか?

(1)離婚の可能性 

妻が自分以外の男性との子供を妊娠している(あるいはした)ことが発覚したとき、平常心を保てる男性はほとんどいないでしょう。妻が自分以外の男性と肉体関係を持っていたことが許せず、離婚を決意する男性もいます。

(2)離婚した場合シングルマザーとして子供を育てることに

旦那から離婚を言い渡されたら、妻としては応じざるを得ない場合もあるでしょう。旦那に内緒で不倫をして妊娠までしたとなれば、立派な不貞行為(配偶者以外の人と肉体関係を持つこと)になります。

旦那と離婚すれば、不倫相手の子供を生んだとしても、シングルマザーとして一人で子供を育てていくことになる可能性が高いでしょう。

(3)旦那から慰謝料請求される可能性 

旦那以外の男性と子供をつくったのですから、旦那から慰謝料請求される可能性があります。妻であるあなたに慰謝料請求をされなかったとしても、旦那があなたの不倫相手に慰謝料請求をすることもあるでしょう。

2、旦那の子供なのか、旦那の子供じゃないのかを確認する方法

妊娠中及び出産後、旦那の子供じゃないかもしれないと思いつつも、旦那の子供なのか浮気相手の子供なのかはっきりわからない場合もあるでしょう。そのような場合は、以下の方法で本当に旦那の子供かどうかを確認してください。

(1)DNA鑑定

胎児や出産後生育中の子供が旦那の子供じゃない可能性がある場合、DNA鑑定をして旦那の子供なのか不倫相手の子供なのかを確認しましょう。

DNA鑑定とは、DNAの多型部位を検査して個人を識別する目的で行われる鑑定です。

(2)DNA鑑定に必要なもの

子供の父親を確認する目的でDNA鑑定を行うには、父親の可能性がある人の髪の毛等が必要になります。以下では鑑定を行うために必要なものの例について取り上げます。

①髪の毛

他人のものであっても髪の毛は比較的採取しやすいので、髪の毛を用いたDNA鑑定は他のものに比べると利用しやすいです。

髪の毛は毛根がついていないとDNA鑑定を行うことができません。毛根がついていないように見えてもDNAを抽出できる場合もありますが、毛根がついている方が確実です。

②血痕・体液痕

血液や体液でDNA鑑定をすることもあります。水で濡らした綿棒を血痕につけて血痕を綿棒に付着させることでDNA鑑定が可能になるケースが多いです。なお、衣服に血痕が付着している場合は、その衣服の血痕をもとに鑑定します。

③鼻汁、唾液、体液等がティッシュペーパーに付着している場合

鼻汁、唾液、体液等がティッシュペーパーに付着している場合、即時に鑑定する場合を除いては、腐敗を防ぐためにしっかり乾燥させる必要があります。

(3)鑑定結果が出るまでの期間

通常、親子関係を確認するためのDNA鑑定の場合、鑑定資料が鑑定機関に到着後、1週間〜10日ほどで鑑定結果が出ることが多いです。

鑑定結果が出るまでにそこまで時間はかかりませんが、旦那の子供じゃないのであれば、胎児を中絶しようと考えている場合、一日でも早く対応する必要があります。

3、旦那の子供じゃないことがばれた場合、養育費は支払ってもらえる?

ここからは、旦那の子供じゃないことがわかった場合、養育費を支払ってもらえるのかについて確認していきましょう。

(1)法律上は旦那の子供として扱われる

戸籍上夫婦となっている二人の間で、婚姻期間中に子供が生まれた場合、生まれてくる子供は法律上旦那の子供として扱われます。なぜなら、妻が婚姻期間中に懐胎した子は夫の子と推定されることが法律で定められているからです(民法772条1項)。 

旦那がいくら「自分の子供ではない!妻の不倫相手の子供だ!」と主張しても、旦那の子供になるのが原則なのです。法律上、旦那の子供として扱われるということは、生まれてくる子供と旦那との間で親子関係が発生するということです。

そのため、

  • 親子関係がないことを証明したり
  • 親子関係を解消したり

などの手段を取らない限りは、たとえ離婚したとしても旦那には養育費の支払義務が発生するのが原則です。

(2)嫡出否認の訴え

妻が不倫相手の子供を妊娠していることが明らかであるにもかかわらず、自分との間で親子関係が発生するのは旦那側からすると納得がいかないケースが多いです。このような場合、旦那側は嫡出否認の訴えを提起することが可能です。

もっとも、嫡出否認の訴えは「子の出生を知った時から1年以内」に提起しなければなりません(民法777条)。妊娠初期段階では妻が妊娠していることに気づいていなかったり、妊娠していることには気づいていても不倫相手の子供だとは考えていなかったりすると、1年という期間はあっという間に過ぎてしまいます。

(3)親子関係不存在確認の訴え

親子関係不存在確認の訴えは嫡出否認の訴えとは異なり、訴え提起できる期間に制限がありません。そのため、子供が生まれて年数が経過した後でも親子関係不存在確認の訴えの提起をすることが可能です。

しかしながら、DNA鑑定をして親子関係がないことが生物学的に認められたとしても、法律上の親子関係の不存在が認められなかったケースもあります(最高裁平成26年7月17日判決)。

親子関係の不存在が認められなければ、離婚したとしても旦那に養育費の支払義務が発生するのが原則です。

(4)離婚する場合、離婚成立まで夫に婚姻費用の支払義務が生じるのが通常

旦那の子供じゃないことがばれたとしても、旦那との離婚を望まない女性もいます。子供の親子関係をめぐって夫婦で意見に食い違いが発生すると、離婚成立までの期間が長期化する傾向にあります。 

離婚が成立するまでの間は法律上夫婦になるので、旦那は妻側に婚姻費用を支払う義務が発生します(扶養義務)。

4、旦那の子供じゃないことがばれたら弁護士に相談

旦那の子供じゃないことがばれたときは、早めに弁護士に相談しましょう。あなただけでなく、あなたの子供を含めて何が最善の解決方法なのか弁護士にアドバイスを求めながらじっくり考えてみてください。

動くのが遅くなるほど、取れる選択肢が減ることもあります。特に、妊娠中の女性は一刻でも早い対策が必要ですので、できる限り早めに弁護士に相談するようにしましょう。

Q&A

Q1.旦那の子供じゃないことがばれたらどうなる?

妻が自分以外の男性との子供を妊娠している(あるいはした)ことが発覚したとき、平常心を保てる男性はほとんどいないでしょう。妻が自分以外の男性と肉体関係を持っていたことが許せず、離婚を決意する男性もいます。

Q2.旦那の子供なのか、旦那の子供じゃないのかを確認する方法は?

胎児や出産後生育中の子供が旦那の子供じゃない可能性がある場合、DNA鑑定をして旦那の子供なのか不倫相手の子供なのかを確認しましょう。

DNA鑑定とは、DNAの多型部位を検査して個人を識別する目的で行われる鑑定です。

Q3.旦那の子供じゃないことがばれた場合、養育費は支払ってもらえる?

戸籍上夫婦となっている二人の間で、婚姻期間中に子供が生まれた場合、生まれてくる子供は法律上旦那の子供として扱われます。なぜなら、妻が婚姻期間中に懐胎した子は夫の子と推定されることが法律で定められているからです(民法772条1項)。

旦那がいくら「自分の子供ではない!妻の不倫相手の子供だ!」と主張しても、旦那の子供になるのが原則なのです。法律上、旦那の子供として扱われるということは、生まれてくる子供と旦那との間で親子関係が発生するということです。

まとめ 

胎児や出産後に生育中の子供が旦那の子供じゃないという疑いがあったり、確信がある場合、女性は冷静な判断をできなくなることが多いです。

パニックになっている場合は一人で考え込まず、弁護士など第三者のアドバイスを聞いて冷静に判断するようにしましょう。

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