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浮気相手の子供を妊娠したかもしれない場合に確認すべき4つのこと

浮気相手の子供を妊娠したかもしれない場合に確認すべき4つのこと

浮気相手子供を妊娠したかもしれない…。

今回は、浮気相手の子供を妊娠したかもしれない場合に、確認すべきポイントや適切な対処法について詳しく解説します。

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1、妊娠したけれど浮気相手の子供かも?まず取るべき行動

妊娠が発覚し、「浮気相手の子供かもしれない……」と頭をよぎったら、不安でいっぱいになるかもしれません。

しかし、まずは落ち着き、本章で紹介する次の行動を取りましょう。

  • 夫や浮気相手にすぐに連絡するのは控える
  • パニックになっても冷静になる
  • どちらの子供なのか状況を整理する

(1)夫や浮気相手にすぐに連絡するのは控える

妊娠が発覚したとき、女性は頭が真っ白になり、誰かに気持ちを共有したくなりがちです。 

しかし、妊娠が発覚したとき、すぐに夫や浮気相手に連絡するのは控えましょう。妊娠が発覚した段階だけでは、夫の子か浮気相手の子か明確にわかりません。安易な行動をとると、後悔することになるので慎重に行動しましょう。

 (2)パニックになっても落ち着いて冷静になる

妊娠が発覚したとき、パニックになる方もいるかもしれません。

浮気相手の子供かも……と、確定したわけではないのに不安でたまらなくても、まずは一度落ち着いて、冷静に今後の動きを考えていきましょう。

 (3)どちらの子供なのか状況を整理する

夫と過ごした日と浮気相手と過ごした日をそれぞれ書き出し、どちらの子供なのか状況を整理しましょう。

お腹の子供の妊娠の週数がわかれば、妊娠した日をある程度特定することができるため、どちらの子供であるか判断がつく場合も多いです。

 2、妊娠が発覚……浮気相手の子供かもしれないと思った後の対処法

本章からは、妊娠が発覚した後の具体的な対処法を紹介します。

 (1)DNA鑑定

今の技術では、DNA鑑定により、お腹の子供の父親を確かめることができます。

DNA鑑定をするには、口内の粘膜や血液を必要とする方法が主流です。本格的に鑑定をするとなれば、夫と浮気相手それぞれの協力が必要となる場合もあるでしょう。毛髪でDNA鑑定をすることもありますが、毛髪の状態によっては鑑定不能となる場合もあります。

DNA鑑定の費用の相場は、10万〜20万円です。鑑定を申し立てる女性が費用負担をして、内密に鑑定をすることになるのが一般的でしょう。

DNA鑑定の結果次第で、子供を出産するのか中絶するのか決めようと考えている女性は、早急にDNA鑑定の準備を進めていく必要があります。

(2)自分はどうしたいのかをよく考える

DNA鑑定をするかしないかにかかわらず、まずは自分がどういう選択をとりたいのか、1人でじっくり考えましょう。

  • お腹の子供を産み、夫と離婚して1人で育てたいという選択
  • お腹の子供を産み、夫と離婚して浮気相手と一緒に育てたいという選択
  • お腹の子供を産まないという選択

あなたの気持ちがどうなのか、自分でしっかりと確認してみてください。自分がどうしたいのかはっきりわかっていないときに、夫や浮気相手と話をしてしまうと、余計に話がこじれます。

あなた1人だけでは気持ちの整理がつかないなら、夫と浮気相手以外の人などに相談しましょう。

(3)浮気相手に伝えるかどうかを決める

妊娠したことを浮気相手に伝えるかどうかについても、よく考える必要があります。

例えば、浮気相手も既婚者の場合にうっかり妊娠の事実を伝え、浮気相手の妻にも伝わった場合、大きなトラブルに発展しかねません。

あなたが子供を生みたいと考えても、浮気相手の妻から圧力などをかけられ、中絶せざるを得なくなることも考えられます。浮気相手が既婚者の場合は、特に慎重に動いていきましょう。

(4)夫に真実を伝えるかどうかを決める

夫に真実を伝えるかどうかについても、よく考えましょう。

夫にあなたの浮気がバレていない場合、妊娠発覚を機に、離婚を切り出される可能性があります。あなたが夫との離婚を望んでいない場合、夫に妊娠の事実を伝えないほうが、賢明な判断といえる場合もあるでしょう

(5)産むのか中絶するのかを決める

産むのか中絶するのか、あなたの気持ちを決めましょう。

中絶はいつでもできるわけではなく、タイムリミットがあります。中絶可能期間を過ぎれば、赤ちゃんを産まざるを得なくなります。

一方で、中絶をするということは、お腹に宿った命に生を与えないことになります。

どちらの選択が取るべきか、これからの人生を含めてしっかりと考えましょう。

3、出産と中絶それぞれのリスク

お腹に宿った命が、浮気相手に子供かもしれない場合、出産と中絶にはそれぞれリスクがあります。

ここからは、浮気相手の子供を生むリスクと、赤ちゃんを中絶するリスクそれぞれについて解説します。

(1)浮気相手の子供を生むリスク

①浮気相手の子供だという事実を隠して夫の子として生むのは危険

浮気相手の子供を妊娠した女性の中には、夫と離婚をしたくないという理由で、夫の子供として出産をしようと考える人もいます。

しかし、夫の子供と嘘をつくのは、かなり危険です

実際に子供を生んだ後に、血液型や何らかの要因で夫の子供ではないとバレるリスクがあり、夫との結婚生活を続けられなくなるかもしれません 

万が一、夫に嘘を貫き通せたとしても、あなたの心の中では一生「夫に嘘をついて浮気相手の子供を生んだ」という罪悪感が残り続けます。

浮気相手の子供を生むのであれば、夫に真実を話したうえで出産をするのが、賢明な判断といえるでしょう。

②子供を認知してもらえない場合

夫と離婚をして浮気相手の子供を生む決断をした場合、浮気相手に認知をしてもらうという選択肢もあります。

確かに、認知してもらえれば、浮気相手の子供ということが明らかになり子供に相続権なども発生します。 

しかし、浮気相手が自ら認知をしてくれる保障はどこにもありません。

子供を生む決断をするときには、浮気相手から認知すると言われていたにもかかわらず、実際に子供を出産してから認知を断られるケースもあります。たとえ浮気相手が認知をすると口では言っていても、鵜呑みにしないようにしましょう。

認知されないリスクをふまえてでも出産をする場合、認知に関する念書などの書面の取り交わしをしておくのも、1つの選択肢です。

なお、任意に認知をしてもらえない場合は、強制認知を検討する必要があります。

③夫から離婚を持ちかけられる可能性

妻が浮気相手の子を妊娠した事実が発覚したら、夫側もパニックになってしまう可能性が高いでしょう。妻に裏切られたという気分になる男性がほとんどですので、夫から離婚を持ちかけられる可能性もあります

夫から離婚を切り出された場合、お腹の子は夫の子ではないわけですから、夫から養育費の支払いがなされることもありません。

④離婚することになった場合シングルマザーとして子供を育てることに

夫と離婚したあげく浮気相手に認知をしてもらえなかったら、あなたがシングルマザーとして、1人で生計を立てて子供を育てていくことになります。

あなたが仕事をしていない場合は、今後1人で生計を立てていくのは想像以上に大変なことです。経済的に困窮すれば子供にもかわいそうな思いをさせることになりますので、子供を生むかどうかは子供が生まれた後の将来のことまで踏まえてよく考えましょう。

(2)中絶するリスク

浮気相手の子供を出産することにもリスクがありますが、中絶自体にもリスクがあります。

①浮気相手とは関係が途絶える可能性

赤ちゃんを中絶した場合、中絶により浮気相手との関係も終了する可能性も考えられます。

②中絶後に夫に発覚する可能性

夫に内緒で中絶し、浮気相手との妊娠をなかったことにしたいと考える人もいるでしょう。

中絶の手術が何事もなく終了し、手術のスケジュールについて、夫に何らかの理由をつけられる場合は、夫に中絶の事実を隠し通せる可能性もあります。

ですが、中絶後になって、夫に中絶の事実が発覚する可能性もあります。医療費の明細で中絶の事実が発覚する場合や、夫との子供を妊娠したときになって中絶の事実が明るみになる場合も考えられるでしょう。

③中絶後の身体への負担

中絶をすれば解決というわけではなく、中絶は女性の体へ何らかの形で、負担になるというリスクが考えられます。個人差はありますが、人によっては中絶の手術後、何日も起き上がれないほど体調を崩す人もいます

4、浮気相手が既婚者だった場合

以上のように、お腹の中の赤ちゃんが浮気相手の子供かもしれない場合、子供を出産することにも中絶することにも、リスクが伴います。

加えて、浮気相手が既婚者の場合、浮気相手が独身のケースに比べより事態が複雑になります。

(1)浮気相手の配偶者から慰謝料を請求される場合がある

浮気相手が既婚者の場合、浮気相手との間で子供を作った事実が判明したら、浮気相手の配偶者から慰謝料を請求される場合もあるでしょう。

(2)訴えられた場合の慰謝料の相場

慰謝料請求の相場は数十万〜150万円程度を覚悟しておきましょう。

(3)浮気相手から示談金を受け取り内密に解決するという方法も

浮気相手が既婚者の場合は、ただでさえトラブルに発展しやすいものです。浮気相手の配偶者に、妊娠の事実が発覚しないよう、浮気相手から示談金を受け取り内密に解決するという方法もあります。

浮気相手と関係を絶つのは辛いかもしれませんが、大きなトラブルに発展したときに、傷つくのはあなた自身です。示談金を受け取ったら、浮気相手との関係を絶つことを検討しましょう。

(4)トラブルになりそうな場合は早急に弁護士に相談を

浮気相手の態度が急変したり、浮気相手の配偶者に妊娠の事実が発覚したりすれば、大きなトラブルに発展しかねません。物事が発展してからでは遅いので、トラブルになりそうな場合は、早急に弁護士に相談をするようにしましょう

5、浮気相手に養育費を払ってもらうための対応

あなたが離婚をして浮気相手の子供を1人で育てる場合、浮気相手からの養育費の援助をあてにしている人もいるでしょう。ですが、いくら浮気相手の子供だとはいえ、浮気相手があなたに養育費を払ってくれるかどうかはわかりません。

本章では、浮気相手に養育費を払ってもらうための対応について説明します。

(1)認知してもらう

浮気相手の子供は、浮気相手に認知をしてもらわないと、浮気相手と子供との関係性を示すことができません。

夫と離婚して、1人で子供を育てていく決意をしたのなら、浮気相手に認知をしてもらうことも打診しましょう。

(2)話し合いがまとまらない場合は強制認知を

浮気相手が認知をしてくれないというのは、よくある話です。特に、浮気相手が既婚者である場合は、なかなか認知してくれないでしょう。調停を経て訴訟を提起して、強制的に認知をしてもらう方法もあります。

ただし、訴訟提起まで至ると、浮気相手の配偶者にあなたの妊娠の事実がバレてしまう可能性が高まります。浮気相手が既婚者である場合は、くれぐれも注意しましょう。

(3)養育費について公正証書を作成

最初は養育費を払ってくれていても、後から養育費の支払いが止まるケースは少なくありません。養育費の支払い額や支払い方法を口約束にしている場合は、支払いがないことに法的拘束力を持たせることができません。

しかし、養育費について公正証書を作成しておけば、支払いがない場合にも強制的に支払いを要求することができます

まとめ

妊娠が発覚し、浮気相手の子供かもしれない場合、妊娠をした女性は大きな選択を迫られることになります。

出産をするにも中絶をするにも、大きなリスクが伴います。最終的には、あなた自身がどうしたいのかが大切です。体への負担を考えると、中絶をする場合は早急に決断をすべきなので、1日でも早く決断をしていきましょう。

出産と中絶のどちらを選んだとしても、少しでもトラブルに発展しそうな場合は、早めに弁護士に相談をするようにしてください。

※この記事は公開日時点の法律を元に執筆しています。

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