新婚でのスピード離婚を検討するにあたって知っておくべき9つのこと

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極めて短い婚姻期間で離婚することをスピード離婚といいます。

スピード離婚だと普通の離婚とは何か手続き等が異なるのでしょうか?スピード離婚は普通の離婚と比べて何か特別気を付けるポイントがあるのでしょうか?そのような疑問に答えるために、以下ではスピード離婚を検討している方に、絶対に知っておくべき9つのことを以下でお伝えします。

ベリーベスト法律事務所にもスピード離婚のケースでの相談は多く寄せられており、それらの相談の経験を踏まえてまとめています。是非参考にしてください。

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1、スピード離婚とは婚姻期間がどのくらいまでに場合をいう?

スピード離婚とは明確な定義があるわけではありません。ですので、世間の感覚次第なのですが、婚姻期間が1年間以内であれば間違いなくスピード離婚に入ると思います。3年間くらいまではスピード離婚といっても特に違和感はないでしょう。

2、スピード離婚する人はどのくらいいる?

厚生労働省が行っている人口動態統計(2015年)によると、同居期間が1年未満で離婚した夫婦は13,863組で、離婚した夫婦全体(同居期間不詳を除く)の約6.5%を占めました。

なお、離婚した夫婦の平均同居期間は11.3年ですが、年単位で区切った場合のボリュームゾーンは1年~2年で、全体の約7.7%を占めます。そして、同居3年未満の離婚は45,484組で、全体の21.4%がこれに当たります。

スピード離婚を同居期間3年未満の離婚と定義すると、離婚する夫婦の4〜5組に1組はスピード離婚ということになり、スピード離婚はそれほど特殊というわけではないようです。

なお、スピード離婚という言葉は比較的新しい言葉なので、最近スピード離婚が増えているのか思えるかもしれませんが、1950年の同居1年未満の離婚は約17%、3年未満は約半数であり、むしろスピード離婚は減少傾向にあります。 

3、スピード離婚した有名人

スピード離婚した有名人を紹介します。好きな有名人もスピード離婚していたら、スピード離婚を検討する人にとっては、いくらか心強いかもしれませんね。

(1)吉川ひなのさん×IZAMさん

話題を呼んだ有名人同士の結婚でしたが、7か月でスピード離婚しました

当時、吉川さんが19歳と若く、IZAMさんは26歳と年齢はそれなりの年齢でしたが、出で立ちが中性的で所帯感がまったくなかったこともあり、「おままごと婚」と揶揄されており、ワイドショーでもスピード離婚が予想されていた中での結果でした。

ロサンゼルスへの新婚旅行を境に吉川さんの気持ちに変化が生じたとも報道されており、いわゆる成田離婚のケースともいえます。なお、お二人とも現在は再婚してお幸せなようです。

(2)遠野なぎこさん×一般人

遠野さんは2度もスピード離婚を経験しています。1度目は72日、2度目は55日で離婚しています。ちなみに、2度目の男性とは別居したまま結婚する別居婚で、離婚後もそのまま交際を続けています。特殊なケースといえますね。

(3)葉月里緒奈さん×ハワイの寿司職人

葉月さんは2か月でハワイ在住の寿司職人と離婚しました。同時期にヌード写真集を出しており、何かと心境の変化が大きい時期だったのかもしれません。年齢的には22、3歳の頃なので、若気の至りも多少あったのかもしれません。なお、この約6年後に結婚した男性とは2017年1月現在、幸せに結婚生活を継続しているようです。

(4)山本太郎さん×プロサーファー

山本さんはプロサーファーと3か月で離婚しています。離婚原因は、山本さんが多忙でほとんど家に帰れず、一緒にいる時間がほとんどとれなかったことにあるようです。

(5)ブリトニー・スピアーズさん×幼馴染

アメリカの事例ですが、55時間という超スピード離婚です。酔っ払った勢いで幼馴染と結婚してしまいました。正確には離婚ではなく、婚姻無効の手続きがとられました。振り回されたこの男性には、日本円にして約5600万円の慰謝料が支払われたと報じられています。ちなみに、彼女は2度目の結婚も約2年で離婚しています。

4、スピード離婚の原因

離婚するつもりで結婚する人はいませんし、ましてやスピード離婚するなんて夢にも思っていないでしょう。それでもスピード離婚に至ってしまう。その主な原因をご紹介します。

(1)相手のことをよく知らず、結婚してはじめて様々なマイナス面に気付いた

独身期間中はそれほど長時間にわたって一緒にいるわけではありませんし、デートは楽しいものでストレスがかかるものでありません。そのような状況では、相手のことを気遣ったり、お互い自分の良いところだけ見せることができます。

これが結婚して一緒に住み生活を共にすると、当然嫌なところも目にすることになります。何かひとつが許せないというわけではなく、様々なマイナス面を知ることで、総合的に嫌になるというケースが多々あります。いわゆる成田離婚もこれに含まれますが、極めて早期に嫌な部分が露呈したケースになります。

(2)不倫

結婚早々に不倫が発覚して、スピード離婚というケースです。独身時代の異性関係を清算せずに結婚してしまったというケースや、結婚したというけじめがなく、独身時代と同じ心持ちで気軽に恋愛に走ってしまうケースもあります

(3)親と同居

新婚生活と相手親との同居生活が同時に始まり、それだけでも大変なのですが、相手の親との折り合いが悪いと、輪をかけて大変です。パートナーからのフォローがあれば乗り切れるかもしれないことでも、それがないと、心身ともに疲弊して、やむなく早期にギブアップというパターンです。

(4)隠し事が露呈

恋人時代や見合いの際に、相手に自分をよく見せようと、年収等について嘘をつき、結婚後それが発覚し、二度と信頼を取り戻せなくなって、スピード離婚に至るケースがあります。また、嘘をついたわけでなくても、持病、整形手術を受けていたこと、異性遍歴、異常な性的嗜好等の隠し事が露呈しスピード離婚するケースもあります。

(5)暴力

結婚すると妻に暴力をふるうようになる男性も一定数います。このようなケースもスピード離婚につながります。 

5、スピード離婚に対する世間の印象

否定的な印象と肯定的な印象、両方が存在します。それぞれご紹介します。あくまでスピード婚と聞いたときの直観的な印象ですので、ご参考までにご覧ください。

(1)否定的な意見

  • 一定の年齢に達する前に焦って結婚したのでは?
  • 不倫が原因では?
  • 思慮が浅い、おままごと感覚
  • ご祝儀泥棒

(2)肯定的な意見

  • 決断力がある
  • 早めに決断できたため人生のやり直しがきく
  • 人生経験を積めてよかった
  • 子どもができる前でよかった(子どもがいない場合) 

6、スピード離婚は法的に許される?

スピード離婚でも、普通の離婚と手続上何ら変わるところはありません。スピード離婚や統計や、有名人の例に触れたとおり、実際にスピード離婚している人も多数存在します。むしろ、共有財産が少ないので、財産分与で揉めずに離婚できるというメリットもあります。また、スピード離婚で子どもがいる場合、まだ子どもが幼いでしょう

乳幼児は、母が親権を希望すれば、ほぼ親権を獲得することができます。ちなみに、スピード離婚であっても養育費は変わりません。スピード離婚は子どものせいではなく、養育費は子どものためのお金なので、当然ですね。 

7、スムーズにスピード離婚する方法

(1)協議離婚

相手も離婚に合意すれば、スムーズに離婚することができます。このように夫婦が協議して離婚を決めることを協議離婚といいます。弁護士等の代理人を立てて協議する場合も協議離婚です。

当事者間の話し合いで相手が離婚に反対している場合は、自分の気持ちが戻ることは絶対にないことと、相手にとっても離婚した方が有益であること等を説いていくとよいでしょう。スピード離婚で、かつ、子どものいないケースでは、当事者間の話し合いでスムーズに離婚が決まるケースも多いのですが、夫婦の一方の気持ちが強く残っている場合は、なかなか離婚に応じてくれないケースもあります。

その場合は、別居して気持ちが覚めるのを待ちつつ、弁護士を介して協議を進めるのがよいでしょう。なお、別居中も収入が少ない方は多い方に対して生活費を請求できることになっています。この生活費のことを婚姻費用といいます。婚姻費用の算定方法について、詳しくは「別居時に婚姻費用算定表を正しく利用して請求できる金額を計算する方法」をご覧ください。

不明な点は、当事務所で無料相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。無料相談はこちらのページから受付けています。

(2)調停、裁判

相手が離婚に合意していない場合は、調停や裁判で離婚を争うことになります。離婚調停とは、協議で結論が出ない場合に、家庭裁判所の調停委員が間に入り、夫婦別々に事情を聴いて、調停委員を介して話し合う手続です。それでも話し合いがまとまらない場合は裁判で離婚を争うことになります。

裁判で離婚が認められるケースが民法に定められているので、スムーズに離婚するためには、そのケースに当たることを証明できるようにしておくことが重要です。協議離婚の段階でも、いざ裁判になった際には離婚が認められるだけの材料が揃えていることが分かれば、相手も無駄な抵抗をやめて離婚に応じるケースが大半です。

ちなみに、裁判で離婚が認められるケースは次の5つです。

  • 不貞行為(不倫)
  • 悪意の遺棄(正当な理由なく同居を拒む、生活費をくれない、家事をまったくしない等)
  • 3年以上の生死不明
  • 夫、妻が強度の精神病にかかり回復の見込みがないこと
  • 婚姻を継続しがたい重大な事由(暴力、精神的虐待、働く気がないといった事情で夫婦関係が破綻している等)

これを法定離婚事由といいます。なお、これに該当すれば必ず離婚が認められるかというとそういうわけでもなく、裁判官が「この夫婦はまだ夫婦関係が回復する見込みがある」と考えれば、離婚は認められませんが、大半は認められます。

これらに該当する事実があれば、後々証明できるように証拠を残しておきましょう。

8、スピード離婚の慰謝料とその相場

慰謝料は夫婦で合意すればいくらでも構わないのですが、協議して決める場合も、調停や裁判になった時にいくらになりそうかという点が基準とされます。

慰謝料は様々な要素を基に算出されますが、婚姻期間の点でいうと、短いよりも長い方が高額になる傾向があります。これは、長年寄り添ったパートナーに裏切れた方がダメージと考えられるためです。ですので、スピード離婚でも、ダメージが大きいような裏切られ方をした場合は慰謝料が高くなります

なお、慰謝料は、離婚した場合に必ず発生するわけでなく、上記の離婚の原因(法定離婚事由)が存在する場合に、これを作った方に対して、もう一方が請求することができます。つまり、性格の不一致のような場合は慰謝料請求できません。もっとも、前述の通り、協議離婚の場合はお互いの合意があれば特にどちらかに法定離婚事由がなくても慰謝料を定めても構いません。それは二人の自由です。

なお、慰謝料の相場は50万円~500万円と幅があります。慰謝料は精神的苦痛に対する賠償金なので、苦痛の度合いによって金額が変わってくるのです。慰謝料の相場について、詳しくは「離婚慰謝料の相場と弁護士が教える高額獲得する方法」をご参照ください。 

9、スピード離婚の場合、ご祝儀は返すべき?

スピード離婚であってもご祝儀を返さなければならないという決まりはありません。気を遣って返そうとしても、受け取らない人も多いでしょう。「ご祝儀返して!」と言ってくる人がいたとしても、それは大半は冗談でしょう

スピード離婚を検討するにあたって知っておくべきことまとめ

以上、スピード離婚を検討するにあって知っておくべきことを説明しました。スピード離婚を検討する方の参考になれば幸いです。

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