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夫婦喧嘩の原因と仲直りのポイント〜離婚リスクを避けるコツ

夫婦喧嘩

頻繁に夫婦喧嘩をするカップル必見!

夫婦喧嘩が長引き、相手を許せない……。なぜ夫婦喧嘩はここまでエスカレートするのでしょうか。高頻度の夫婦喧嘩は、将来的に離婚への不安を抱くこともあるでしょう。そうなる前に、適切な仲直り方法や喧嘩を回避するアプローチを身につけましょう。

本記事では、

夫婦喧嘩が離婚へ繋がりやすい理由
夫婦喧嘩の原因やきっかけ
夫婦喧嘩の仲直り手順
などについて詳しく解説していきます。ぜひご参考にして、夫婦関係を円滑に保つヒントを得てください。

弁護士相談に不安がある方!こちらをご覧ください。

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1、夫婦喧嘩の頻度は人それぞれ

夫婦喧嘩の頻度は人それぞれ

夫婦喧嘩の頻度は人それぞれです。

一般的には、結婚して子どもが生まれるまでの間の方が、喧嘩が多いかもしれません。意識が配偶者にばかり向いてしまうからです。
喧嘩しがちのカップルの場合には、毎日のように喧嘩をしているというデータも存在します。
月に数回は喧嘩をするカップルや、ほとんど喧嘩をしないカップルまで頻度はカップルによってさまざまなのです。

しかし、喧嘩ができるということは、お互いに期待を持っているとも言えますし、お互いに興味があるから喧嘩ができます。
喧嘩をしないカップルは本当に理解しあっているケースもありますが、ほとんどの場合には諦めに近い気持ちでお互いに興味を持てない状態。
そのため、喧嘩を全くしない状態が夫婦間では良い状態とも言い切れないのです。
喧嘩をするほど仲が良いとも言いますよね?
ある程度本音でぶつかり、お互いに歩み寄る喧嘩であれば年に数回は喧嘩をした方がいいのかもしれません。

2、夫婦喧嘩は離婚に繋がりやすい?

夫婦喧嘩は離婚に繋がりやすい?

夫婦喧嘩はすぐさま離婚に繋がるわけではありません。
小さな喧嘩は日頃から行う方がむしろ良好な夫婦関係を築ける結果になることもあります。

しかし、大きな喧嘩を繰り返すことや、別居、暴力、不貞行為などが絡む喧嘩は離婚に直結してしまいます。 注意しておきましょう。

3、夫婦喧嘩の原因・きっかけは?

夫婦喧嘩の原因・きっかけは?

では、夫婦喧嘩はどのような原因・きっかけで行われるのでしょうか。
夫婦によって喧嘩の内容もまちまちですが、主に多いものを挙げてみましょう。

(1)お金の問題

若い世代で多い夫婦喧嘩の原因はお金に関することです。
一方の金遣いが荒いことや、相手が自分の理解できない買い物をしているケースでは喧嘩に発展しやすくなります。
お金の管理をあなたがしているなら、夫のお小遣いの金額についても喧嘩になりがちです。
女性には倹約家が多いため、男性の交際費が理解できないのかもしれません。

(2)育児や家事について

育児や家事について夫が口出しをすることで、妻は怒ってしまうケースがあるでしょう。
手は出さないのに口出しだけをする夫のこと。
若い世代では特に多いと思います。
反対に、家事や育児を夫にばかり押し付けるケースでも喧嘩に発展する恐れがあります。

(3)言動が気に入らない

どの世代でも多いのが、配偶者の言動にイライラすることが多いものです。
例えば、夫が脱いだ服を放置している、休日には常にゴロゴロしているなどは妻がキレやすいポイントです。
反対に、妻がアイドルなどに夢中になり、家事をおろそかにしているなどの場合には夫が不満を募らせ喧嘩に発展することもあるでしょう。

お互いの言動がきっかけで些細な喧嘩になることは多いものです。

(4)価値観が違う

価値観の相違は新婚当初から喧嘩につながります。
例えば、あなたは、休日は夫婦一緒に過ごすべきだと考え、一方で夫は趣味に時間を使いたいと考えるカップルの場合には、価値観が違うことから喧嘩が起こります。
新婚当初は夫に合わせていたとしても、時間経過とともに少しの価値観の違いにより不満が募る結果になるでしょう。

(5)配偶者の異性関係

夫婦喧嘩で多いのが、配偶者の異性関係についてです。
不貞行為(不倫・浮気)があればなおさら喧嘩につながるでしょう。

しかし、浮気の事実がなかったとしても疑わしいだけでヤキモチを焼く女性は多くそれだけでも喧嘩につながります。
女性だけではなく嫉妬深い男性のケースでは束縛や監視を行い、それが原因で喧嘩になるかもしれません。

4、夫婦喧嘩が起きてしまった場合の仲直りの5つの手順

夫婦喧嘩が起きてしまった場合の仲直りの5つの手順

夫婦喧嘩から離婚に繋がらないように上手に仲直りをするべきです。

しかし、お互いに意地の張り合いでなかなか仲直りができないカップルもいることでしょう。
離婚にならないような仲直りの手順を5つご紹介します。

(1)冷静になる

まずはお互いに冷静になることが先決です。
喧嘩がヒートアップしている最中は冷静な判断ができないことでしょう。
何について喧嘩をしているのかもお互いにわからない状態は危険です。
一度中断をして10分程度配偶者と離れてみましょう。
「少し考えさせて」などと言ってその場を離れてみてください。10分程度でも十分に冷静になれます。

(2)どちらが悪いは関係なく謝罪する

冷静さを取り戻したなら、あなたが悪くなくても謝罪しましょう。
喧嘩の原因ではあなたが悪くなったとしても、喧嘩のきっかけはあなただったのかもしれません。
あなたが我慢できずに一方的に不満をぶつけていた可能性もあるでしょう。
「怒ってごめんなさい」などと喧嘩の原因には触れずに謝罪しておけば自分が悪いと認める結果にはなりませんから、譲歩できるのではないでしょうか。
夫は自分が悪いと自覚があっても自ら謝れないものです。 それは男性の性質ですから仕方がありません。
妻から謝ってこそ夫婦喧嘩は収束しやすくなるでしょう。

(3)理論的に不満を説明し解決策を提示する

最初にあなたが夫に非を認めてもらいたいなら、感情論ではなく理論的に何がいけないのかを夫に説明してみましょう。
その上で不満だけではなく解決策まであなたが提案するのです。

例えば、夫の無駄遣いに腹を立てていたなら、
「あなたのお小遣いはお互いに合意の上で決めた金額です。もしも不足があるなら、もう一度計算するのでいくら必要なのかを紙にまとめてください。」
などと冷静に伝えてください。
一方的に「お小遣い渡したのにもうないの?」などと責め立てられては、夫も応戦するしかありません。
冷静に理論的に話をし、解決策まで導くことで喧嘩がすぐに収まります。

(4)自分の非を認めて対策を伝える

あなた自身が自分に非があると認める場合や、夫が納得していないケースでは自分の非を夫の前で素直に認めましょう。
例えば「お小遣いが確かに少なすぎる気がしていたの、節約できるポイントを考えてみるね。だから少しだけ待ってほしいの。」と伝えれば夫も引き下がるでしょう。
どんな喧嘩でもお互いに非を認め合って、解決策を考えることができたなら喧嘩は長引きません。
上手に双方が納得できる結論を出すようにしましょう。

(5)「仲直りしよう」と真心と愛を伝える

喧嘩がある程度収束したなら、その日のうちに真心と愛を伝えておきましょう。
それだけで喧嘩はしても仲良し夫婦でいられます。
喧嘩の後はいくら謝罪しても重い空気が流れているかもしれません。
その空気をその日のうちに心地よいものに変える必要があります。

愛を伝える方法は簡単です。
喧嘩の後に何か美味しい料理を振る舞ってみたり、一緒に映画をみたり、一緒にお風呂に入ったりなど、夫婦間で上手に愛を伝えられる方法を取り入れてください。
「仲直りの印にあなたの好きなお料理を作ったから一緒に食べよう。」などと可愛らしく笑顔で仲直りを申し入れてみましょう。
夫もあなたの真心と愛を感じてくれるはずです。

5、夫婦関係を常に良好に保つ方法

夫婦関係を常に良好に保つ方法

喧嘩をするほど仲がいいと言いますが、そもそも大きな喧嘩は離婚の原因にもつながります。

また、夫婦喧嘩の頻度が高いと、子供がいる場合には、子供から両親への印象が悪くなってしまい、家庭の空気が非常に悪くなるでしょう。

大きな夫婦喧嘩に発展しないように夫婦関係を日頃から良好に保つ方法を取り入れていきましょう。
そうすることで離婚につながるような喧嘩になることを防げます。

具体的には大きな喧嘩になる前に小さな不満を溜め込まないことです。
少しでも価値観の違いなどを感じたなら、すぐさまコミュニケーションを取り入れてみましょう。
「今日あなたの帰りが遅かったのは本当に飲み会だけだった?」などと聞いてみること。
例えば、何度も不審な朝帰りを繰り返し、あなたの心が疑心暗鬼になった後に夫に「浮気してるんじゃないの?」と聞いた場合には、大きな喧嘩につながってしまいます。
しかし、一回でも遅すぎない?と感じたなら即座に確認してみた方がお互いにすっきりするでしょう。
もしも、本当に夫が浮気をしていた場合にでもあなたが不審に感じていることに気がつければそれ以上の浮気は行わない可能性があります。
そして朝帰りが本当に上司との付き合いだった場合には、あなたも納得できます。
「上司との付き合いで遅くなる場合は仕方がないよね。でも、私が不安になるから、夜中でも理由の連絡を入れて欲しいの」などとお願いしてみてください。
夫も次回からはあなたを不安にさせることがなくなります。

このように夫婦関係を良好に保つには緊密なコミュニケーションが必要です。
もやもやしていてはいつか爆発してしまいます。
小さなことでも夫婦間に会話を取り入れて一つずつ日々解決していきましょう。

6、夫婦喧嘩が離婚に繋がってしまうケース

夫婦喧嘩が離婚に繋がってしまうケース

夫婦喧嘩がすぐに離婚につながるというわけではありません。
しかし、中には離婚につながりやすくなる喧嘩も存在します。
喧嘩中の言葉には気をつけておきたいところです。

離婚につながりやすい夫婦喧嘩をご紹介しましょう。

(1)人間性を否定する

夫の人格を否定するような喧嘩の内容は離婚につながりやすくなります。
「だからあなたはダメなのよ」 「人間として失格よ」 などの言葉は配偶者を深く傷つけ、あなたとの価値観の違いを痛感してしまうことでしょう。
喧嘩をするにももっと具体的な言葉で事象は否定しても人格否定はしないようにしてください。

(2)夫の稼ぎに文句を言う

お金の問題での夫婦喧嘩は比較的に多い問題です。
その際に、 「あなたの稼ぎが悪いのよ」 「無能だから収入が低い」 などは喧嘩中でも決して言ってはいけない禁句になるでしょう。

男性はプライドが高い生き物です。
仕事や稼ぎについて否定された場合には、違う女性に癒しを求める可能性があります。
配偶者の不貞行為は離婚事由にも挙げられているため、夫の稼ぎに文句を言う喧嘩はやめた方が賢明です。

(3)元彼と比較する

女性にありがちなのが、元彼と比較した罵りです。
「元彼ならもっと優しかった」 「元彼ならこんなときにこうしてくれた」 などと言うのは控えるべきでしょう。

夫の心が広かったとしても、あなたの言動には憤りを感じます。
そして、妻が他の男性を求めるなら、自分も他の女性を求めてもいいはず、と誤解をするかもしれません。
あなたは、もっとしっかりしてほしいから言った言葉でも男性には元彼とよりも戻したいのでは?と感じられてしまうのです。
離婚に繋がってもおかしくはない喧嘩の内容になるでしょう。

(4)すぐに「離婚する」と言う

喧嘩の都度、「別れたい」「離婚する」などと発言するのは要注意。
発言だけではなく、すぐに家出をするのも離婚につながります。

女性は感情に任せてすぐに「別れ」を口にするかもしれません。
売り言葉に買い言葉で夫も離婚に勢いで合意する可能性があります。
その場は凌げたとしても何度も繰り返すうちにだんだん夫も嫌気がさしてきます。
そして家出しがちな女性の場合には、意地になってしまい、そのうちすんなり家には帰れなくなってしまうことも、長期間の別居は離婚につながるため、注意してください。

(5)暴力は離婚につながる

夫婦喧嘩で離婚につながる喧嘩とは、夫婦喧嘩で暴力行為に及んだ場合です。
一回の喧嘩でも暴力によっては離婚原因になりますので注意しましょう。

夫が妻に暴力を振るう場合には、我慢せずにすぐに逃げるべきです。
妻が夫に暴力を振るうケースも存在します。
男性は女性には手を上げられない人が多く、妻の暴力を黙って受け止めるかもしれません。

しかし、夫が無抵抗だからと、物を投げたり、モラハラ発言を繰り返している場合には、夫に離婚を切り出される可能性があるでしょう。

7、夫婦喧嘩をきっかけとした離婚を回避する方法

夫婦喧嘩をきっかけとした離婚を回避する方法

離婚につながりやすい喧嘩はいくつかありますが、離婚を回避する方法も存在します。

どんなに喧嘩が長引いたとしても、家出、別居はしないことが大切です。
また、イライラしたからと暴力を振るうのはやめましょう。
配偶者に対しての暴力はもちろんですが、物に当たる行為も相手に恐怖を与えるので控えるべき行動です。

また、夫婦喧嘩を子どもの前ではしないこと。
配偶者は子どもを守るために離婚を決意する可能性があります。
そのため、子どもを喧嘩に巻き込まないように注意を払いましょう。

軽々しく「別れる」「離婚する」などの言葉も使わない方が賢明です。
勢いで離婚に発展するケースがあるかもしれません。

夫婦喧嘩が原因で相手を無視するカップルもいます。
しかし、無視を長期間続けている場合には、夫婦関係の実態が薄れ、仲直りのきっかけも失いかねません。
離婚事由の「悪意の遺棄」や「婚姻を継続しがたい重大な事由」に相当すると判断される可能性もあります。

離婚したくない場合には、できるだけ無視をせずにその日のうちに仲直りすることが大切です。
それでもどうしても離婚に発展しそうで、回避したいと考えるなら、信頼できる弁護士に相談するか、裁判所に「夫婦関係調整調停(円満調停)」を申し立てることができます。
第三者が介入して、夫婦関係の修復に力を貸してくれる方法です。
上手に利用して夫婦関係を修復させてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?

夫婦喧嘩の全てが悪いわけではありません。
しかし、中には離婚に直結するような大きな喧嘩も存在します。
できるだけ夫婦関係を良好に保つために、常日頃から、夫婦間のコミュニケーションを円滑にしておいてください。
喧嘩をしてしまったなら、意地を張らずにその日のうちに仲直りすることが大切です。

夫婦なのですから、きっとお互いに理解し合えることでしょう。

※この記事は公開日時点の法律を元に執筆しています。

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