嫁の金銭感覚がおかしい…。と不安を感じることはありませんか?
そこで、金銭感覚のない嫁をもつ夫が語る体験談をいくつかご紹介します。
金銭感覚のない嫁とどのように向き合い、解決していったのか、またその原因を理解することで、対処法を見つける手がかりになるでしょう。
目次
1、金銭感覚のない嫁を持つ夫の体験談
金銭感覚の無いお嫁さんを持つ夫の体験談を最初に見てみましょう。あなただけでは無く、同様の悩みを抱えている夫はたくさんいます。
(1)高価な化粧品を買う妻の感覚を直したい
新婚8ヶ月の男性の体験談です。
結婚前に妻と「結婚後も今と同レベルの生活をさせる」と約束をしてしまいました。
結婚前から嫁の金遣いは荒い方だとわかってはいたものの、結婚して一緒に暮らすうちに感覚のズレは修復できると信じていました。
ですが、結婚後も彼女の金遣いの荒さは直らず、新婚旅行でも数十万の買い物をする始末。
少し注意をすると、「約束が違う」とキレてしまいました。
それ以来夫婦関係はこじれたまま。
定期預金はしていますが、数ヶ月に一度8万円もの化粧品を買ってきます。外食したり、少し買い物をするだけで赤字になることも。
このままでは将来の貯金もできず不安です。
離婚はしたくありません。
どうすればいいでしょうか?
引用 Yhoo!知恵袋
(2)ネット通販で毎日買い物を楽しむ妻
お嫁さんの金遣いの荒さに我慢できない男性の体験談です。
結婚前の妻は、優しく金遣いが荒いとは気がつきませんでした。
ですが、結婚後から徐々に変わってしまったのです。自分の月収は40万円。妻は専業主婦で収入はありません。
自分のお小遣いは5万円で家計を妻に任せているのでどの程度お金を使い、貯金をしているのかは想像するしかありません。ですが、毎日のようにコスメや服、美容グッズなどの通販が家に届きます。
想定10万円から20万円程度は毎月使っているように感じられます。最近では、家事を効率的に行うための電動掃除機や食器洗い乾燥機、全自動洗濯乾燥機を購入し、家事は機械任せ。
本人はゴロゴロするようになりました。家事もせずお金だけ蝕む妻に嫌気がさして離婚を考えていますが、妻に離婚を切り出すと泣きわめき話し合いになりません。どうしたらいいでしょうか?
引用 Yhoo!知恵袋
(3)月に何回も友人とランチなどを楽しむ妻にイライラ
お嫁さんの少額な出費の多さにイライラする男性の体験談です。
大きな出費をするわけではありませんが、週に3〜4回も友人とランチ&コーヒーを楽しむ妻にイライラします。
世の中の主婦はここまで頻繁に外食をしたりするものでしょうか。
また、友人と観劇に出かけたり、買い物をしたりと細々とした出費が重なっています。自分が働いても穴の空いたバケツに水(お金)を入れているような気分がします。
妻は、自分が働いていたときのお金を使っているので口出しして欲しく無いようです。
貯金もあります。
ですが不安が募るばかりです。
引用 Yhoo!知恵袋
2、金銭感覚のない嫁はどうして金銭感覚がなくなったのか?
お嫁さんの金銭感覚がない理由は、わかりますか?
決して夫への嫌がらせではありません。
(1)日常生活に刺激がない
日常生活に刺激が無く、買い物などでストレスを発散しているお嫁さんは多いもの。
専業主婦に多いかもしれません。場合によっては買い物依存症などを患っている可能性もあるでしょう。買い物の高揚感、お金を遣う刺激を求めているケースも。
この手の女性は買い物だけが楽しいため、買ってきた物を開けることもせずにそのまま放置してしまう可能性があります。
お嫁さんの買い物は必要なものですか?
不要なものまで購入している場合には、買い物依存の可能性を考えてみましょう。
(2)見栄の張り合い
女性が集まると見栄えが重視されることもあります。
- いかに自分が裕福な暮らしをしているのか
- トレンドのファッションを身につけているのか
などのことが大切な事として取り扱われることがあるのです。
他人に負けたく無いという心理から金銭感覚が徐々に狂ってしまいます。
結婚後から徐々に変わった女性なら女性同士のマウントの取り合いに必死なのかもしれません。
見栄を張らないと近所を歩けないと感じているケースがあるでしょう。
この手のお嫁さんなら、話し合いでうまくいく可能性もあります。
(3)生まれ育った環境の違い
そもそも結婚前から、お嫁さんは金銭感覚がなかった可能性はありませんか?
恋人時代は家計が別でしたから、それぞれのお金への価値観はなかなかわからないもの。
ですから、元来お嫁さんには金銭感覚がなかった可能性があります。
実家が裕福で甘やかされて育ち、金銭感覚がないケースもあるでしょう。
あまり裕福な実家では無く欲しいものも手に入れられなかった場合には、反動で自由になるお金を手にして感覚が無くなっているケースもあります。
何れにしても、生まれ育った環境の違いが大きな原因になっているため、金銭感覚のズレを埋めるのは難しいでしょう。
3、金銭感覚は育った環境などに左右される感覚なので直すのは難しい
金銭感覚は、生まれ育った環境などに大きく左右されてしまう感覚なので、ズレを埋めるのは難しいかもしれません。彼女の生まれ育った環境を否定することになるからです。
とはいえ、結婚生活を続ける上では金銭感覚のズレは大きな弊害になるのは目に見えています。
夫婦関係が悪化する原因の一つです。
金銭感覚のない嫁とうまく付き合っていくためには、長い年月をかけて溝を埋めていく必要があるでしょう。
収入と収支について理解してもらえるように、きちんと話し合っていくことが大切です。
お嫁さんが専業主婦なら、職についてもらって、自分が自由に使えるお金を稼いでもらう方法もあると思います。
4、金銭感覚のない嫁と話し合うときに知っておくべき「相場」の知識
金銭感覚のない嫁と金銭感覚のズレを埋めていくためには、生活費の相場を互いに理解し、お嫁さんにも理解を得ていく必要があります。
そもそも、あなたはお嫁さんに家計を任せているから不安になっているのではないでしょうか。
家計の管理を夫であるあなたが担えば解決するケースもあります。
お嫁さんが家計を手放さない、家計を自分が管理しては結婚した意味がないと感じるならば、金銭感覚の意識のズレを相場で提示しながらお嫁さんに理解してもらえるように働きかけていきましょう。
(1)食費にかける家計の割合は15%
食費にかける家計の割合は手取り金額の15%程度に止めましょう。
例えば、手取り30万円の家庭なら四万五千円程度です。
外食費ももちろん含めます。手取り40万円の家庭なら6万円です。
ただし、子どもの人数にも左右されますから、家庭によって変動する可能性があります。
ですが、相場としては15%程度とお嫁さんには理解してもらいましょう。
(2)家賃や住宅ローンにかける家計の割合は25%
住居にかかる家計の割合は、おおよそ25%程度に抑えましょう。
無理な住宅ローンは家計を圧迫してしまいます。お嫁さんに金銭感覚がなく、やけに高額なマンションを購入しようとしたなら相場を教えてあげるべきです。
例えば、手取り30万円の家庭なら住宅にかけられる金額は7万5千円。
ローンを組む場合でも毎月の支払いはこの額に収まるようにしていきましょう。
手取り20万円の家庭なら5万円です。手取り40万円の家庭なら10万円になるでしょう。
(3)水道・光熱費にかける家計の割合は5〜6%
お嫁さんの金遣いには直結しませんが、一般的な家庭での水道・光熱費にかける割合は5〜6%です。
30万円が手取りの場合には1万5千円から1万8千円程度に抑えましょう。
子どもの人数や両親と同居しているなど暮らす人数で変動していく数字です。
夫婦2人なら5%で済みますし、4人家族なら6%かかる可能性もあるでしょう。
(4)通信費にかける家計の割合は5%〜6%
お嫁さんのスマホの料金が高額なら、相場を教えてあげましょう。
通信費にかけてもいい相場は5%から6%です。
手取り30万円の家庭なら、1万5千円から1万8千円。
お嫁さんが1人で2万円以上使っているなら、それは相場からかけ離れています。
余計なアプリの利用や課金などはお嫁さんに説明し、やめてもらいましょう。1人1万円以下であるべきです。
通信費も家族の人数に左右されますから、夫婦2人なら1万5千円を目安に考えてください。
(5)子どもの教育費にかける家計の割合は10%〜12%
金銭感覚のない嫁は子どもにもお金を余計にかけがちです。良い学校に進学させるためには仕方がないお金もあるでしょう。
夫婦の意識が合っているなら教育費は多少多くなっても仕方がないかもしれません。
その場合には他の支出を抑えて子どものためにお金をかけていくべきです。
ですが、一般的な相場では、教育費にかける割合は10%から12%です。
手取り30万円なら教育費は3万円から3万6千円程度。
子どもがまだ幼いなら3万円程度、中高生がいるなら3万6千円程度になるでしょう。
(6)趣味や娯楽費、服飾代にかかる家計の割合は5%
お嫁さんの金遣いの荒さは、趣味や娯楽費、服飾代などではないでしょうか。
一般的な相場は手取りの5%程度です。
手取り30万円ならわずか1万5千円。
高額な化粧品などにお金をかけているお嫁さんの意識は改善していくべきです。
手取り40万円でも2万円以内に抑えるようにしましょう。
(7)交際費にかかる家計の割合は2%
頻繁に友人とランチ会に出かけるお嫁さんには、交際費の相場をきちんと説明してあげましょう。
家計で交際費にかけられる割合の相場は、たったの2%です。つまり、30万円の手取りの家庭なら6千円。
一回のランチ代を千五百円と仮定するなら、月にランチ会に出向く回数は4回程度です。
毎日のように出かけるお嫁さんには、相場をきちんと教えてあげましょう。
(8)日用雑貨にかかる家計の割合は2%
日用雑貨にかけられる家計の割合は2%程度です。
高額なティッシュやトイレットペーパー、洗剤、シャンプーなどを利用したがるお嫁さんの金銭感覚を正したいなら、しっかり教えてあげましょう。
手取り30万円の家庭ならわずか6千円で日用雑貨代は抑えなければいけません。
40万円だったとしても、8千円です。
(9)家族旅行にかかるお金は貯金やボーナスから
金銭感覚のない嫁は、やけに旅行に行きたがることでしょう。
ですが、日本人の年間の旅行回数は国内旅行で約2.56回、海外旅行は0.13回という結果です。つまり、海外旅行は10年に一回行けるかどうかということ。お嫁さんが見栄を張りたがり、やけに海外に行きたがるなら、相場を教えてあげる必要があります。
そして、一回の旅行で使えるお金は、30代で8万5千程度、40代で9万5千程度です。
もちろん家族全員分の旅費のこと。毎月の収入で旅行にいくのは、かなり難しいかもしれません。ボーナスや貯金から旅行に行くようにしましょう。
旅行に行きたいなら節約を心がけ、貯金にお金を回して貯まったら行こう、などと提案していくとうまくいくかもしれません。
(10)貯蓄に回す金額の割合は10%〜12%
将来のためには貯金も必要です。
30万円の手取りの家庭なら、3万円から3万6千円の貯金をしていかなければいけません。
子どもの教育費がかかる世帯なら、もう少しその時期は少なくなる可能性もありますが、夫婦二人なら12%程度は貯金にまわせるはず。
お嫁さんの金遣いを少し我慢してもらい貯金をしっかりしていくことが大切です。
5、金銭感覚のない嫁がもしも借金をしてしまったら?
金銭感覚のない嫁がもしも借金をしてしまったら?一体どうしたらいいのでしょうか。
慌ててしまい、お嫁さんをきつく罵ってしまう人もいるかもしれません。
ですが、それは適切な対処法ではないのでやめておきましょう。
(1)責めないことが大切
お嫁さんの世界は見栄の張り合いです。
例えば子どもの受験にどれだけお金をかけられるか、子どものために流行りのゲームを買ってあげられるかなど。男性にはわからないことだらけです。
ですから、借金が発覚しても、頭ごなしに責めるのは止めましょう。
お嫁さんは傷つき、夫婦関係の修復が難しくなってしまいます。
まずはお嫁さんが借金に至った経緯などをヒアリングし、気持ちを理解してあげることが大切です。
その上で夫婦で節約しながら借金を返済していく方法を一緒に考えてみましょう。
(2)依存症などのカウンセリングを受けてみる
もしも借金の原因が依存症に起因していると感じたなら、カウンセリングを受けるべきです。
お嫁さんの金銭感覚がおかしいのは、もしかしたら買い物依存症やギャンブル依存症、ゲーム依存症の可能性もあります。
借金の原因を把握して適切なカウンセリングを一緒に受けてみましょう。
(3)高額なら債務整理を検討
気がついたときに高額な借金額に膨れ上がっているなら、「債務整理」を検討してください。
債務整理をすることで、借金額が減ったり、取り立てが無くなったりと妻とあなたの精神的な苦痛が取り除かれます。
債務整理をすると新たな借金ができなくなるケースもありますが、お嫁さんの金銭感覚を正したいなら、むしろ安心。重ねて借金をすることがなくなります。
6、金銭感覚のない妻とのトラブルは弁護士に相談
金銭感覚のない妻とのトラブルは、弁護士にぜひ相談してください。
借金トラブルや離婚トラブルに対処できます。
(1)借金トラブル
もしも借金トラブルがあるなら、弁護士に頼ることで、妻の状態にあった債務整理方法を提案してもらえます。
そして弁護士に依頼することで、債権者に受任通知を送付しますので、借金の取り立ては止まることになるでしょう。
借金の取り立てに悩んでいるなら自己解決するよりも弁護士に頼るべきです。
そして、債務整理の手続きも弁護士が全て整えてくれます。
(2)離婚トラブル
金銭感覚のない嫁と離婚を考える場合でも弁護士に相談してみてください。
金銭感覚のズレで離婚するためには協議離婚で解決する必要があります。
なぜなら、金銭感覚のズレは法定離婚事由ではないからです。
2人の話し合いで離婚を成立させなくてはいけません。
お嫁さんが話し合いに応じない場合には代理交渉もしてもらえます。
親権確保や財産分与、養育費についても弁護士に依頼することであなたの思いに応えてくれるでしょう。
まとめ
お嫁さんに金銭感覚がないのは、育った環境の違いであり、価値観のズレが原因かもしれません。
または、依存症などの病気の可能性もあるでしょう。
お嫁さんとの金銭感覚のズレを埋めたいなら、家計の相場を理解しお嫁さんを説得していく必要があります。まずはあなたから相場を理解し、お嫁さんに説明してあげてください。
お嫁さんの金銭感覚があなたに近づき、潤いのある家庭生活を送れるようになれば幸いです。