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なぜうちの息子は引きこもりなのか~引きこもる理由と引きこもり問題の有益な相談先

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内閣府の調査によると、日本に100万人も存在するといわれる引きこもり

この数字は、引きこもりがご家族だけの問題ではなく、社会問題であることを示しています。

今回は

  • 引きこもりがなぜ生じるのか

を、内閣府の調査を分析しながら考察していきたいと思います。

また、併せて引きこもりの問題における有益な相談先もご紹介していきます。

ご参考になれば幸いです。

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1、引きこもりとは?

引きこもりとは?

(1)引きこもりとは?

引きこもりとは、「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」とされています(厚生労働者の定義より)。

病の治療で出られない状態や、同居家族と円満に暮らし何ら家族・本人に不満のない状態における外に出ない状態は、厚生労働省が定義するところの引きこもりには含まれません。

(2)引きこもりの原因

どのような原因やきっかけで引きこもりが始まってしまうのでしょうか?

①中高年(35歳以上)の場合

中高年の引きこもりの場合、退職など職場から離れたときに引きこもりになっている層が多数派です。

引きこもり

引用元:日本経済新聞

②若年層(35歳未満)の場合

若年層の引きこもりのきっかけは、内閣府の調査から、「職場になじめなかった」と「病気」が同率トップになっています。

不登校から引きこもりになる層は11.9%と少数派であり、若年層においても社会的挫折から引きこもりになる層が多いことがわかります。

若年層(35歳未満)の場合

引用元:内閣府

2、引きこもりの実態

引きこもりの実態

本項では、ひきこもりの実態をみていきましょう。

①性別

76.6%が男性です。よって引きこもりは極端に男性に多いことがわかります。

②年齢

割合が多い順に表にしました。

年齢層割合
40~44歳25.5%
60~65歳25.5%
55~59歳21.3%
50~54歳14.9%
45~49歳12.8%

引きこもりの年齢層は40代前半と60代前半でおよそ半数を占めています。

③引きこもり者の同居者

母との同居が53.2%と半数以上を占めています。

また配偶者と回答した層が36.2%。

およそ9割の層が母か配偶者と同居しているということになります。

④主生計者

「自分自身29.8%」と自分の収入で生計を立てている人がトップでした。

また配偶者と答えた層は17%です。

父が21.3%母は12.8%となっており、両親に生活費を頼っている層が34.1%とおよそ3割の層が生活費を両親に頼っていることがわかります。

⑤通院・入院経験のある病気

通院・入院経験のある病気では「精神的な病気」が31.9%とトップになっています。

⑥最後に卒業した、又は在学中の学校

中学校が12.8%と一般の2%と大きくかけ離れた結果になっています。

⑦初めて引きこもりになった年齢

初めて引きこもりになった年齢

参考:https://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/life/h30/pdf/s3.pdf

およそ半数は40歳以降から初めて引きこもりになっていることがわかります。

⑧引きこもりになったきっかけ(トップ5)

  • 退職したこと           29.1%
  • 人間関係がうまくいかなかったこと 18.7%
  • 職場になじめなかったこと     13.4%
  • 妊娠               11.9%
  • 病気               10.4%

退職と職場になじめなかったことを合わせると42.5%であり、離職がきっかけで引きこもりになる層が多いことがわかります。

また妊娠が11.9%であることから女性の引きこもりの原因の半数は妊娠であることがわかります。

参照元:内閣府

3、引きこもりの問題点

引きこもりの問題点
そもそも、なぜ引きこもりが問題視されるのでしょうか?

(1)本人にとっての問題点 ― 学習等機会の喪失

若年層の引きこもりの場合、引きこもっている本人の学習の機会や部活動や友人とのコミュニケーションなどの様々な経験の機会を喪失してしまいます。

中高年の場合では、引きこもることで苦手なことから離れるメリットと同時に、好きなことからも距離ができてしまうデメリットも発生します。

好きなことができないと次第に「好きなことがない」となっていき、「生きている意味を感じない」と感じるようになっていきます。

このように、あらゆる「機会」を喪失することは、本人にとっての問題点です。

(2)家庭にとっての問題点 ― 家族への過度な依存

上記調査でわかるように、およそ半数の層が、親や配偶者に生計にかかる費用を依存していることがわかります。

生計費用を依存しているということは、自立できていないということです。

親は基本的に子どもの自立を目指して育てるものなので、過度な生計の依存があることは家庭にとって問題となってきます。

(3)社会における問題点 ― 国民の義務を果たしていない

憲法上の国民の3大義務として、

  • 納税の義務
  • 勤労の義務
  • 子女に義務教育を受けさせる義務

があります。

家に引きこもることによって、勤労・納税がなされないことによる社会に対する問題点が生じ得ます。

4、なぜ「親」は引きこもる「子ども」を心配するのか

なぜ「親」は引きこもる「子ども」を心配するのか
親は、子どもの引きこもりが心配です。

なぜ心配なのでしょうか。

心配なのは「当たり前」ですが、ここでは、なぜ親は子どもが引きこもると心配するのか、あえて言葉で整理していきたいと思います。

ここで大切なのは、心配する本当の理由は、「世間体を気にするから」ではないということです。

(1)将来が不安だから

親は子どもが引きこもっていると、その将来に不安を感じることがあります。

①若年層の場合

学生の引きこもりの場合、学校に行かないことで子どもの学力レベルが下がってしまうのではないか、また学校に復帰しても学校の勉強についていくことができなくなってしまい再度引きこもってしまうのではないかということが不安点であると考えられます。

学習の機会を失うことで、十分な知識や経験を会得できなくなることから、将来の活躍の場が狭まれてしまうのではないかという点も不安を感じる要素です。

また、引きこもりの子どもが社会人であれば、仕事をしない、結婚もない、人との関わりのない人生とはどのようなものなのか、将来きちんと自立できるのかどうかなど、未知の状態に不安を覚えることでしょう。

②中高年の場合

子どもが中高年の場合、親の他界も近づいています。

子ども自身に経済力、生活力がないとなれば、親の死後子どもはどうなってしまうのか、不安が止まらないことでしょう。

(2)幸せなのかわからないから

引きこもりを続けることで、人生において幸せの代名詞と言われる恋愛や結婚と無縁で生きることにつながるため、「自分の子どもは幸せなのだろうか?」という気持ちが湧いてきます。

また、親からの「どうして学校へ行かないの? どうして働かないの?」という問いに攻撃的に対応したり、無言になってしまう態度であれば、親は積極的に今の人生を歩んでいるわけではないと考えてしまい、精神的に何か悩みを抱えているのではと推測してしまうでしょう。

このように親は、純粋に子どもの人生を考え、引きこもりという状態を心配しているのです。

5、引きこもりの解決策

引きこもりの解決策

(1)若年層の場合

若年層で引きこもり状態から学校に復帰した人を分析すると、「社会との関連性をもつ」ことで引きこもりから抜け出している人が多いことがわかります。

具体的には、家庭教師に勉強をみてもらったり、塾やスイミングなどの習い事に参加したりすることです。

ですから「学校」にこだわることなく、広い視野をもって、子どもが興味を引き立てられるような場に参加することから始めてみることも大切であるといえます。

また、成人(≠学生)の引きこもりを解決するには、まず家族は子どもの気持ちに寄り添うことが必要でしょう。

きっと、外の世界で思いっきり頑張ってきたはずなのです。

外で円満に働くためには、他人に認められることが必要です。

しかし他人に認められることは簡単なことではありません。

なぜならば、認める側の立場の人も完璧な人間ではないからです。

そのため、社会人の多くは、上司など認める側の立場のタイプを研究し、認める側の視点に立ちどのように立ち振る舞うべきかなど考えています。

資格取得など、会社に従業員を認めるための決まったシステムがあれば、そこへ向かって努力をしています。

ただ、自分が認めて欲しい部分と、認める側が認めたい部分が同じとも限りません。

ここもまた、社会で働くことの難しさの1つと言えるでしょう。

こういった社会で働くことの難しさを理解し、我が子に寄り添ってみてください

子どもの特性を共に考え、(認めてもらいたいことが)どこへ行けば認められるのか、共に考えてみましょう。

若年層であれば、その若さから自らやり直したい気持ちもあり、社会の受け皿も比較的広いと言えます。

家族が心を込めて応援していれば、近いうちに自分で立ち上がる日が来る可能性は決して低くありません。

(2)中高年の場合

年齢が上がれば上がるほど、引きこもり対策は一筋縄ではいきません。

自活できるほどの経済力がある場合には、静観するのも1つでしょう。

しかし自活できていないのであれば、やはり、子どもの特性を共に考え、少しでも本人のストレスが少なくなる方法で社会との関わりを取り戻していくことを促していく必要があります。

大切なのは寄り添うこと、共感すること

甘やかすことや諦めることではありません。

抽象的ですが、そのアプローチの方法はケースバイケースです。

自分の子どもにどんなアプローチが合っているのか、易しいようでとても難しいことかもしれません。

しかし、親にしかできないことなのです。

6、引きこもりを解決するには必ず第三者に相談を

引きこもりを解決するには必ず第三者に相談を

子どもが引きこもるのは親の責任だと考えて、一人で引きこもり問題を背負ってしまう親御さんを多く見かけます。

しかし、どんな困ったことや悩み事であっても、一人で抱え込むことが一番の問題です。

もちろん、気軽に口にしたために、悪い噂が立ってしまう、本人の耳に入ってしまい事が大きくなってしまう、という事はあるでしょう。

しかし、だから相談はしない、ではなく、適切な相談相手を選ぶ事が重要なのです。

(1)ひきこもり地域支援センター

厚生労働省では、平成21年からひきこもりに特化した専門的な第一次相談窓口として「ひきこもり地域支援センター」を都道府県、指定都市に設置し運営しています。

「ひきこもり地域支援センター」には社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士等ひきこもり支援コーディネーターが配属されています。

よって、専門家の指導の下、引きこもり問題を共に解決することができます。

参考:厚生労働省

(2)「ひきこもり地域支援センター」の設置状況リスト

「ひきこもり地域支援センター」は地域によって名称が異なります。

下記の厚生労働省のサイトから、お住いの地区の「ひきこもり地域支援センター」を探すと、簡単に検索することができて便利です。

*参考:厚生労働省

まとめ

今回は引きこもりがなぜ生じるのかを、内閣府の調査を分析しながら考察してきました。

引きこもりの主たる原因は、「離職」であることがお分かりいただけたと思います。

また、引きこもりのきっかけが「離職」であるのならば、「復職」することで、引きこもり問題を解決することができるのではないでしょうか。

「心」が関係してくるため、簡単ではありません。

急がば回れの気持ちで、子どもの心に寄り添いながら少しずつ対応していきましょう。

あなたの子どもなら、きっと大丈夫です。

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