借金地獄になる女性は、基本的にはお金がある女性です。稼ぎがあったり、実家が裕福など、いわゆる「金欠」人生とは少し違う人たちです。過去に借金地獄と報道された女性芸能人も、その使い道は、贅沢な暮らしやホストクラブ通い、整形手術疑惑などでした。
今回は、借金地獄に苦しむ女性に向けて
- 女性が借金地獄になる理由
- 収入が高くても女性が借金地獄に陥るカラクリ
- 女性が借金地獄を抜け出す方法
などについてご紹介します。
借金を抱えることで受ける精神的な苦痛は計り知れません。できるだけ早めに借金地獄から抜け出し、平穏な生活を取り戻していきましょう。
借金が返せない場合は、以下の関連記事もご覧ください。
目次
1、女性が借金地獄になる王道パターンとは
女性が借金地獄になるパターンには王道が幾つかあります。若い女性が特にハマりやすい理由を見ていきましょう。
(1)経済的に自立している
経済的に自立しているが故に借金をしてしまうケースがあります。
親や男性に依存していないため、お金の使い方を誰にも咎められません。そのため、ついつい使い過ぎても気にすることなく出費が増えてしまう人もいます。
また、最初のうちは少しの借金ができても自力で何とかできてしまいます。こうして、借金することが常態化していってしまいます。
(2)いいものが好き
いいものが好きな方や理想が高い方は基本的にお金がかかってしまいます。
いい家に住みたい、理想の家具や家電を持ちたいなどと感じがち。ファッションもブランド物の良い品を選び、オシャレに生活を楽しみたい願望が強いと考えられます。
(3)付き合いがいい
付き合いがいいのも特徴です。飲み会や旅行、結婚式などに誘われたら断りません。
「お金が足りない」と感じても、人間関係にはお金よりも大切なものを感じているため、「今月苦しいから」などの理由で断るなどはありえないでしょう。断らない性格のため、さらに誘いが多くなり、出費はどんどん嵩んでいきます。
(4)ケチじゃない
ケチではないのも借金をする理由の一つです。
どちらかというとケチケチするのを嫌いますから、豪快にお金を使いますし、ケチな生活をするくらいなら借金をする生活を選んでしまいます。少しケチになって節約するべきシーンでも、自分のスタイルを壊せないことが特徴です。
(5)借金に慣れている
借金に慣れていくと感覚が麻痺してしまいます。
買い物はクレジットカード払いが当たり前であり、カードの限度額まで使ってしまうことも。
クレジットカードのキャッシング機能を使うことも、借金とは思っていない場合も。クレジットカードは1枚ではすぐに限度額がきてしまうので、複数持つのは当たり前。
気がついたときには多額の借金を抱えてしまうわけです。
2、「ちゃんと働いている女性なのに借金地獄」のカラクリ
ちゃんと働いて収入もそれなりにあっても借金地獄に陥ってしまうカラクリをご紹介します。
実は、収入が平均よりも多く自立した女性の方が借金地獄に陥りやすいのです。
【 例 】
家賃 | 12万円 |
水道光熱費 | 8千円 |
携帯代 | 1万円 |
食費 | 3万円 |
外食代(交際費) | 5万円 |
お稽古 | 1万円 |
交通費(スイカ等チャージ。コンビニ代) | 1万円 |
美容代(エステ、ネイル、スポーツクラブ、美容院など) | 3万円 |
基本生活費 | 約27万円 |
上記は、ちょっと贅沢をして生活をしている女性の月額支出の例です。
手取り30万円/月の女性の場合、計算上はこれを楽々クリアできてしまうのです。
しかしここがミソ!
本来、生活というのは、予期せぬ出費が当然のように発生するもの。
1ヶ月とは短いようで長く、さまざまな出来事が襲いかかります。予期せぬ出費がない月などほぼないと考えても良いでしょう。
友人や同僚が誕生日だといえばお祝いで1万円が飛び、休みになれば旅行へ行き数万円が飛ぶ。
お世話になっている人へのお礼の品で1万円が飛び、酔って帰るためのタクシー代で1万円が飛ぶのです。
「まだ余裕がある」と感じるからこそ余計に買い物をしたり、付き合いにお金をかけてしまう羽目に。上記の出費を基本として暮らしてしまえば、毎月何らかで足りない、ということが起きてきます。そこへきて、クレジットカードのリボ払いやキャッシング、果てはお手軽なカードローンなどに手を出せば、無自覚な借金を重ねていくことになるのです。
収入が良い自立した女性で少しいい物がデフォルトになっている女性は、すぐさま借金地獄の入り口に立ってしまうことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
3、女性へ提案!借金地獄からの抜け方
借金地獄から女性が抜け出すためには、少し考え方を変えてみるだけでいいのです!
まずはこんなことから改善してみましょう。そして、返済モードに気持ちのスイッチを切り替えるのです。
(1)プチプラを楽しむ
全ていい物で揃えることを見直してみましょう。
例えば、靴やバッグにはこだわってみても、洋服はプチプラなオシャレを楽しんでみるなどです。
プチプラブランドでも、昨今ではオシャレに決められるコーデがたくさんあります。インスタなどでもプチプラコーデを楽しむインフルエンサーが多数派です。お手本にしてこだわりポイントを少し絞ってみてはいかがでしょうか。
(2)節約を美徳にする
節約のイメージを変えてみることです。
借金地獄になってしまった女性の大半は、節約に良いイメージをもっていないとも考えられます。節約方法は周りに合わせる必要はありません。
あなたらしい節約術を見つけ出し、逆に周りからいいな!と思われるようになれば、もう怖いものはありません。お金の使い方だけではありませんが、一方向のやり方だけでは寂しいもの。強弱をつけたお金の使い方のアレンジ方法を見つけてみると良いでしょう。
(3)付き合いは断ってこそ人気を保てる?
付き合いの良いキャラを少し変えてみても良いかもしれません。お付き合いをたまには断ることで、自分に希少価値を与えてみましょう。
「お金がないから」と断る必要はありません。もう誘われないのではと心配ならば、お金に余裕が出てきたとき自分から誘えば良いことです。もう少しあなた中心に生きてみても、バチは当たりませんよ。
(4)現金主義は格好良い
キャッシュレス時代に何を言っているのか・・と思われそうですが、これまですぐにクレジットカードに依存していた方は、いったん「現金主義」になってみましょう。
クレジットカードが悪の根源とまでは言いませんが、あなたは今、クレジットカードの「便利さ」に飲まれてしまっています。
クレジットカードは単なる支払いの手段であり、お金がなくても買い物ができる魔法ではありません。
また、「現金払いなんてかっこ悪い」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。この価値観はさまざまで、あなたの周囲ではそうであるだけの可能性は高いです。
問題は、どちらの主義がカッコいいかではなく、かっこいい人はどんな方法で支払いを済ませているか、に過ぎません。
つまり、あなたがカッコよければ、現金だろうがクレジットカードだろうが、かっこいい支払い方法となるのです。
4、女性の借金地獄~返済が遅れがちになって精神的にキツイなら債務整理を考えて
考え方を変えるだけでは返済しきれない借金を抱えてしまっている女性や、返済が遅れがちになり精神的にキツイ方は、「債務整理」を検討してみましょう。
債務整理には任意整理や個人再生、自己破産などの手続きがあります。債務整理は決して怖いものではありません。
(1)債務整理は周囲にバレない
債務整理は、基本的に周囲にバレる心配はありません。弁護士に依頼すれば窓口は弁護士ですので、上手に処理してもらえます。
個人再生や自己破産は官報に掲載されるため一応公にされますが、官報に触れる方も一部ですので、周囲にバレる可能性は低いでしょう。
(2)デメリットなし!?
債務者の方にとっての債務整理の一番のデメリットは、ブラックリストに掲載されてしまい、一定期間新たな借金ができなくなることです。
しかし、債務整理は、借金生活、そして借金地獄と別れを告げるための手段なのです。ですから、債務整理の後、あなたは借金を再びすることはありません(してはいけません)。
そういう意味で、債務整理に大きなデメリットはないのです。
債務整理のデメリットについては下記記事をご覧ください。
(3)弁護士を味方に新しい自分へ
もしも債務整理を考えるなら、弁護士に相談するべきです。
債務整理方法には上記の通り種類があるため、どの手段があなたに適切かを弁護士が分析してくれます。適さない種類の債務整理を行えば、債務整理自体が失敗に終わりかねません。
また、債務整理の手続きは易しいものではありません。
法的手続きが複雑なのもありますし、任意整理においては債権者(業者)との交渉は、専門家以外の方が太刀打ちできるものではないでしょう。
また、弁護士に依頼すると、弁護士は債権者に「受任通知」を送付しますが、これをもって債権者からの借金の催促が一時的に止まります。受任通知を受け取った債権者は、法律上、債務者に直接取り立てることが禁止されるからです。
そのため、まずは、借金の取り立てがなくなって、気持ち的に平穏な暮らしを取り戻せます。
これ以外にも、弁護士は、あなたにとって強力な味方になります。
不安なことは何でも相談してください。もう二度と借金地獄にならないよう、あなたの今後の経済的な再建を共に考えてくれることでしょう。
そしてあなたは、新しい自分に生まれ変わるのです。
まとめ
いつからかハマってしまった借金地獄。
ため息が増えてはいませんか?
まずは一度冷静になって、生活スタイルを見直してみましょう。
もし、返せないほどの借金を抱えているなら、債務整理です。上手に弁護士に相談して、周囲にバレずに借金を清算してください。
そして新たな自分に生まれ変わり、再出発できることを願います。