モラハラ夫との関わりは、心理的な苦痛を引き起こすことがあります。モラハラ夫の症状や影響を理解し、適切な対処法を見つけることは重要です。
今回は、夫のモラハラチェックリストについてお伝えしていきます。
モラハラについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
1、夫の言動のモラハラ(モラルハラスメント)チェックリスト
そもそも、どのような行為がモラハラに該当するのか、よくわからないという方が多いです。
そこで、まずは典型的なモラハラ行為を、理解しておきましょう。
チェックリストはあくまでも典型例です。慰謝料請求や離婚のためにモラハラかどうかを確かめたい!という方は、ぜひ弁護士の無料相談で確認してみましょう。
(1)妻をしつこく責める
1つ目の特徴は、とにかく妻を責めることです。
たとえば、妻がちょっとした間違いや物忘れをすると、延々3時間でも説教をします。深夜になっても説教を続けて妻を寝させないこともあります。
妻が何もしていなくても「お前が悪い」「お前のせいで、こうなった」「お前なんかと結婚したから、俺は不幸だ」「こんなまずい料理は食べたことがない」などといろいろな言いがかりをつけて、妻を責めます。
(2)妻を認めない
モラハラ夫は、妻を認めることがありません。妻が周囲に褒められていると「周りはお世辞を言っているだけだ。まともに受けとるな」と言います。
また、妻が喜んでいても、自分は不機嫌そうにして「何が面白いんだ、レベルが低い」などと言ってくることもあります。
(3)妻を束縛する
モラハラ夫は、異常なまでに妻を束縛します。たとえば、電話やメールをしょっちゅう送り、すぐに返信がなかったり、電話がつながらなかったりすると「何をしていたんだ!」と怒鳴って怒ることがあります。
妻が自宅にいるかどうかを確認するため、しょっちゅう自宅の固定電話に電話する人もいます。
買い物の内容や、1日の行動スケジュールを書いてそのとおりに行動するように言ってくる夫もいますし、1ヶ月や1年の予定収支表をつくって、その通りにやりくりするように言ってくる夫もいます。
(4)妻が自分の実家に帰ったり友人と会ったりするのを嫌がる
モラハラ夫は、妻が自分の実家に戻ったり、自分の友人と会ったりすることを嫌います。妻に対する独占欲が非常に強いからです。
ときには、両親が亡くなったときにお葬式に出ることさえ禁止しようとする夫もいます。
友人と出かけると言っても「誰とどこへ行くのか」「そんなレベルの低い友人とつきあうのは辞めろ」などと言われて、禁止されてしまいます。
(5)自分の間違いを認めない
モラハラ夫は、決して自分の間違いを認めません。
明らかに自分の言ったことが間違っていたり人に迷惑をかけたりしても、謝ることはありません。妻が正論を言っていても「生意気だ」「そうやって、反対ばかりするからお前はダメなんだ」など言葉を吐いて、逆切れします。
(6)子どもの前で妻を貶める
モラハラ夫は、子どもを取り込んで妻を貶めようとすることがよくあります。
たとえば、妻(母親)の悪口を言って、子どもが母親に不信感を抱くよう、洗脳してしまいます。このことで、子どもも母親を尊重しなくなる例があるように子育てにも悪い影響があります。
モラハラ夫に関するQ&A
Q1.夫の言動でモラハラにあたるのはどんなケース?
例えば、以下のような言動が当てはまります。
- 妻をしつこく責める
- 妻を認めない
- 妻を束縛する
- 妻が自分の実家に帰ったり友人と会ったりするのを嫌がる
- 自分の間違いを認めない
- 子どもの前で妻を貶める
Q2.夫にモラハラされたときの対処法は?
夫にモラハラをされたら、以下のような対処をしましょう。
- 受け流す
- 傷ついていることを伝える
- 周囲や然るべき機関に相談する
- 別居・離婚する
Q3.夫が離婚に反対していてもモラハラを理由に離婚できますか?
これについては、モラハラの程度によります。非常に程度の酷いモラハラが続いていて、夫婦関係が破綻しているというケースであれば、モラハラを理由に離婚することができます。
まとめ
今回は、夫からモラハラをされたときの対処方法について、解説しました。
モラハラ被害を受け続けていると、精神的に参ってしまいます。夫に改善の可能性がないなら、早めに離婚してしまう方が、子どもにも良いことがあります。
自分一人で解決方法がわからない場合には、弁護士に相談してみましょう。