過払い金の回収を検討しているものの、「もし過払い金を回収したら税金を支払わなければならないのか?」という点が懸念材料となっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、過払い金と税金の関係について書いていきますので、ご参考になれば幸いです。
過払い金に関してはこちらの記事をご覧ください。
目次
1、過払い金と税金の関係について知る前に〜過払い金の内訳は?
過払金に税金がかかるか説明する前に、過払金の内訳について説明します。過払金は違法な金利で取引をしていた場合に、払いすぎてしまったお金を借入金の返済に充ててもなお余る金銭のことです。この余った金銭が元本です。そして、貸金業者が制限超過利息であることを知って弁済を受けている場合に、過払金に年5%の利息が発生します。
過払い金の内訳はこれら
- 元本
- 利息
となっています。
2、過払い金の元本に税金はかかる?
元金についてはまったく税金はかかりません。なぜならば、この元金については、違法に高い金利を請求されて払ってしまった金銭を取り戻しただけであって、新たに財産が増えた訳ではないからです。
3、過払い金の利息に税金はかかる?
一方,過払金に利息を付けて取り戻した場合、この利息部分は雑所得となり、他の雑所得と合わせて20万円を超えると申告し納税しなければなりません。
4、過払い金の税金はどのように納付したらいい?確定申告の方法について
(1)実際に課税しなければならない場合とは?
利息部分と他の雑所得と合わせて20万円を超える場合です。
(2)課税しなければならない場合には確定申告
利息部分を雑所得の金額に算入して確定申告しましょう。
(3)確定申告の方法について
申告用紙を手に入れ、申告に必要な書類を確認し、申告書を作成・提出します。所得税の納付または還付をすることができます。
詳しくは以下のサイトを参照してください。
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/sakuseihou.htm
まとめ
今回は過払い金の税金について書いていきましたがいかがでしたでしょうか?ご参考になれば幸いです。