「プラトニック不倫」という言葉を聞いたことがありますか?
この記事では、
- プラトニック不倫についての基本知識
- 夫にプラトニック不倫を辞めさせる方法
について解説します。
目次
1、プラトニック不倫と具体例
そもそもプラトニック不倫とは何なのでしょうか?
プラトニックとは、肉体関係を持たない関係を指します。
そこでプラトニック不倫は、既婚者が肉体的な関係を持たずに配偶者とは別の異性と交際することを表します。
以下で、プラトニック不倫の具体例を示します。
(1)社内でプラトニック不倫
たとえば会社の後輩と仲良くなり、一緒に帰宅したり、定期的に食事をしたり、しょっちゅう電話したりデートしたり、相手が仕事で有利になるように働きかけたりするケースなどです。
(2)学生時代の友達とプラトニック不倫
学生時代の友人や後輩と再会し、プラトニック不倫が始まるケースもあります。
たとえば同窓会で久しぶりに再会したことをきっかけに、頻繁に連絡し合うようになり、たまに一緒に食事を楽しむようになった場合などです。
(3)子供の習い事やサークルのコーチとプラトニック不倫
子供の習い事や自分が参加しているサークルの先生、コーチなどとプラトニック不倫になるケースもあります。子どもの送迎で一緒になったりイベントを一緒に開催したりするうちに、プライベートな会話でも盛り上がり、意気投合します。
2、男性が不倫をする理由ベスト4
そもそも男性が不倫をする場合、どのようなことが理由になるケースが多いのか、みてみましょう。
(1)1位 妻との関係がうまくいっていない
妻とセックスレスになっていると、男性は不倫しやすいです。
妻が夫に関心を持たずかまってもらえていないケースや夫の方から妻に飽きてしまった場合も同様です。
(2)2位 仕事でうまくいってないから
仕事がうまくいっておらず、ストレスを抱えているケースでも男性は不倫に走りやすいです。
妻の方が出世していて家庭内での肩身が小さい場合などでも、男性が癒しを求めて自分より弱い立場の女性と不倫しやすいです。
(3)3位 相手から積極的に言い寄られたから
会社の後輩などに気に入られ、積極的に言い寄られて断り切れず不倫関係になってしまう男性もいます。
(4)4位 恋に落ちたから
既婚者であっても相手に運命を感じてしまい、恋に落ちて、止められずに不倫関係になってしまうパターンもあります。
3、夫のプラトニック不倫、妻にも原因あり?
夫が不倫する場合、原因が妻にもあるケースが少なからず存在します。
以下で、どのような妻の場合に夫が不倫しやすいのか、みてみましょう。
(1)傲慢で、夫に感謝しない
傲慢な性格で、夫に対して感謝の気持ちがない妻だと、夫は疲れてしまって不倫相手に癒しを求めたくなってしまいます。
(2)過度に子ども優先、「女」より「母親」になってしまう
妻があまりに子どもを優先しすぎて夫をかまわなくなると、夫は家庭内に居場所がなくなって不倫に走りやすくなります。
また、子どもの出産後妻は「母親」になってしまうため、夫が妻に「女」を感じられなくなって、不倫にいたるケースもあります。
(3)妻が外見に気を使わない
結婚してしばらくすると、まったく外見に気を使わなくなる妻がいますが、その場合にも夫は興ざめして浮気相手の女性に走ってしまうケースがあります。
(4)妻が仕事にのめり込みすぎている
妻が仕事のよくできる人で生活が仕事中心となり、夫をかまわないケースでは、夫の立場がなくなって不倫に走りやすくなります。
4、プラトニック不倫をするのはこんな男性!
プラトニック不倫をするのは、どのようなタイプの男性に多いのか、みてみましょう。
(1)自己中心的で言い訳がましい
プラトニック不倫をする男性は、「プラトニックなら不倫ではない」と自分に言い聞かせていることが多いです。
プラトニックであっても不倫によって配偶者がどのような気持ちになるか考えず自己中心的な考えであり、自分に対して言い訳しているタイプです。
(2)ナルシスト
「プラトニックなら相手の女性を傷つけない」と考えて、「女性を大切にする自分」に酔っているタイプです。
世の中にはこのことにより「私を大事にしてくれている」と感じる女性が一定数いるので、そういった人とプラトニック不倫関係になりやすいです。
(3)男性としての自信がない
男性としての自信がない方も、プラトニック不倫に走りやすいです。
セクシャルな部分で自信を持てないために精神面だけで不倫を楽しみます。
5、プラトニック不倫をする男性心理
(1)不幸になりたくない、したくない
1つには、自分も相手も不幸にしたくないという気持ちがあります。
肉体関係を持つと後戻りができなくなってお互いに不幸になる可能性が高いですが、プラトニック不倫なら問題が小さいと考えています。
(2)気持ちだけで満足
相手の女性に好意を持ったとしても、肉体関係は求めず心のつながりだけで満足するパターンがあります。
肉体関係を持つ相手はお互い別にいるケースも多いです。
(3)恋愛を楽しみたい
恋愛をしていると、毎日にハリが出ますし華やぎます。
プラトニックでも好きな相手が近くにいると恋愛を楽しむことができるので、プラトニック不倫関係を継続してしまいます。
6、プラトニック不倫をやめさせる方法
夫がプラトニック不倫をしているとき、どのようにしたらやめさせられるのでしょうか?
(1)不倫されにくい女性になる
まずは不倫されにくい女性のタイプを確認しましょう。
- 気遣いができる
- 相手を立てられる
- 自分を高める努力をしている
- 相手の話をよく聞き、観察している
- 料理上手
- 相手を束縛しない
- 友人が多い
- 飽きさせない
- 相手との距離のとり方がうまい
- 自分をしっかり持っている
- 甘え上手
- 放っておけないタイプ
他にもあるかもしれませんが、上記のような女性は比較的浮気されにくいです。
自分と異なる特徴があれば、なるべく取り入れるようにすると良いでしょう。
(2)不倫されない女性になるには
不倫されない女性になるためには、まずは夫の話によく耳を傾けて夫を観察してみることをお勧めします。
相手の言うことをよく聞いていたら、相手が何を求めているのか、どのように対応するともっともスムーズに物事を進められるのか、相手にストレスが溜まりにくくなるのかなど、さまざまなことが見えてきます。
今まで自分の言い分ばかり言っていた方や、反対に相手の言うことに従うことしかしていなかった方は、相手をよく見ることから始めて下さい。
また、相手との距離のとり方も大切です。近づきすぎても離れすぎてもよくないです。
さらに、相手と自分の重心バランスは6:4くらいの気持ちでいると良いです。
相手を6立てたら自分を4大切にするイメージです。
相手をけなしすぎても褒めすぎても行けませんし、自尊心が高すぎても低すぎても好ましくありません。
7、プラトニック不倫で離婚、慰謝料請求できるか
次に、プラトニック不倫されたときに離婚や慰謝料請求できるのか、考えてみましょう。
(1)プラトニック不倫は法律上の「不貞行為」なのか
プラトニック不倫は、そもそも法律上の「不貞行為」になりません。
不貞行為は、既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つことだからです。
そこでプラトニック不倫があっても民法における裁判場の離婚原因には該当しません。
(2)プラトニック 不倫で離婚できるか
次に、プラトニック不倫を理由として離婚できるのかみてみましょう。
プラトニック不倫の場合、不貞行為にはならないので、不貞を理由とした離婚請求は認められません。
ただ、夫婦が話合いをすることによって協議離婚することは可能です。
また、そもそものきっかけはプラトニック不倫でも、それが原因で夫婦関係が冷え切って破綻してしまったら、婚姻関係を継続し難い重大な事由が認められて離婚が認められる可能性もあります。
(3)慰謝料請求はできるか
プラトニック不倫のケースでも、慰謝料請求できるのでしょうか?
先にも述べた通り、プラトニック不倫は「不貞行為」ではなく、それ自体によって婚姻関係を破綻させるほどの重大な事由ではないと考えられています。
そこで、プラトニック不倫があっても基本的に慰謝料は認められません。
ただし、プラトニックの場合でも、相当に親密な交際が行われており、婚姻生活への影響が大きな場合や、不倫された配偶者が精神的に追い詰められて病気になったなど、悪質なケースがあります。
そのようなケースでは、少額ではあっても慰謝料が認められる可能性があります。
8、プラトニック不倫での慰謝料の相場と高額慰謝料の獲得方法
最後に、プラトニック不倫の慰謝料の相場と高額な慰謝料の獲得方法をご紹介します。
(1)慰謝料の相場
慰謝料の相場は、数十万円程度です。100万円を超えることはないと考えましょう。
(2)慰謝料が高額になるケース
プラトニック不倫でも慰謝料が高額になるのは、以下のような事例です。
- 夫婦の婚姻関係が破綻した
- 未成年の子どもがいる
- 不倫の期間が長い
- 不倫相手に金品を贈与している
- 家庭生活に与えた影響が大きい
- 被害者が精神病になった
そこで、上記のような事情に当てはまる点があれば、積極的に資料を揃えて主張していくべきです。
(3)高額な慰謝料を獲得する方法
プラトニック不倫のケースで高額な慰謝料を獲得するには、以下のような方法をとりましょう。
①示談で慰謝料請求する
裁判をすると、上記の通り慰謝料が認められても100万円以下になってしまいます。
そこで、裁判外の示談(直接の話合い)により、相手に譲歩を迫ってより高額な慰謝料の獲得を目指しましょう。
②弁護士に依頼する
示談するとしても、素人同士ではスムーズに進めにくいですし、相手に高額な慰謝料の支払を納得させることも困難です。
高額な慰謝料を獲得するためには、弁護士に相談し、対応を依頼して弁護士代理によって交渉を進めると良いでしょう。
Q&A
Q1.プラトニック不倫とは?
プラトニックとは、肉体関係を持たない関係を指します。
そこでプラトニック不倫は、既婚者が肉体的な関係を持たずに配偶者とは別の異性と交際することを表します。
Q2.夫のプラトニック不倫、妻にも原因あり?
妻があまりに子どもを優先しすぎて夫をかまわなくなると、夫は家庭内に居場所がなくなって不倫に走りやすくなります。
また、子どもの出産後妻は「母親」になってしまうため、夫が妻に「女」を感じられなくなって、不倫にいたるケースもあります。
Q3.プラトニック不倫をするのはどんな男性?
プラトニック不倫をする男性は、「プラトニックなら不倫ではない」と自分に言い聞かせていることが多いです。
プラトニックであっても不倫によって配偶者がどのような気持ちになるか考えず自己中心的な考えであり、自分に対して言い訳しているタイプです。
まとめ
今回は、プラトニック不倫について解説しました。
プラトニック不倫されたら、まずは配偶者にそれをやめさせる努力をしましょう。
不倫相手を許せない場合には慰謝料請求できる可能性もあるので、お悩みの場合には、お気軽にご相談下さい。