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【略奪婚】子供がいる場合の注意点や成功例を解説

あなたが想像されている以上に略奪婚にはさまざまなリスクがあり、たとえ結婚できたとしても大切なことを知らないばっかりに幸せになれないこともあります。

ここでは、略奪婚を考えているすべての人が知っておくべき5つのことを紹介していきます。

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1、略奪婚とは?略奪婚の意味

略奪婚とは、既に恋人や配偶者のいる人と恋愛関係になり、別れさせて結婚することを意味します。
相手が未婚で婚約もしてない人であれば、恋愛は自由ですから法的な問題はありませんが、既婚者であったりや婚約している場合に、そのことを知っていた(又は知りえた)ならば、相手の配偶者や婚約者から慰謝料を請求されることがあります。

なお、似たことばに「略奪愛」というものがありますが、こちらについては、以下をご参照ください。

2、略奪婚でも幸せになれる?

略奪婚はいろいろと苦労が多く成功するのは簡単なことではありませんが、略奪婚をしたからといって幸せになれるという保証はありません。

幸せになれることもあれば、幸せになれず後悔することもあるのが現実です。

(1)幸せになれるケース

よくあるのは、男性が妻のことがすごく嫌でたまらなかったけど離婚をなかなか切り出せなかったケースです。略奪婚をした相手が最悪な状況から脱出させてくれたという感情が強ければ、幸せになれることが多くなります。

(2)幸せになれず、その後、後悔するケース

略奪婚に成功したものの、その後、別の人に略奪されてしまうケースがあります。略奪に応じる人は押しに弱い可能性があり、また別の人からのアプローチがあると、そちらになびいてしまうということがあるようです。

また、略奪婚した後に女性の気が緩んでしまい男性が魅力を感じなくなってしまい、結婚生活がうまくいかないというケースもあります。

心理的なことが原因となるケースもあります。略奪婚は人の夫や妻を奪って結婚するものですから、どうしても罪悪感が生まれて幸せを感じることができないものです。

心のどこかに他人のものを奪ったという意識があるので、どうしても罪悪感が生まれてしまいます。普通の感覚を持っている人であれば、いくら自己弁護しても罪悪感を抱いたまま結婚生活を送ることはなかなかできないものです。

3、子供がいる場合の略奪婚で注意すべきこと

略奪婚をするためには越えなくてはならないハードルが数多くあります。
相手に子供がいて離婚をする場合には注意すべきことがあるので、見ていきましょう。

(1)親権

子供の親権を取りたいと思っても必ずしも取れるものではありません。親権を取れるのは父親か母親のどちらか一方なのですから、努力しても報われないこともあるのです。

過去の裁判例では、同居している親や母親が有利となることが多いようです。これは子供の幸せに結びつく事情があるためとされています。

(2)面会交流権

離婚して親子が別居することになっても面会交流する権利は認められていますが、子供のことを考えて面会の禁止や制限がされる場合があります。
別居している親と会わせることで子供を不幸にすると判断されると、面会の禁止や制限が行なわれることがあるので注意しましょう。

(3)養育費

略奪婚した男性に子供がいて、母が親権を得た場合、その男性は毎月養育費を払っていかなくてはなりません。離婚した相手への慰謝料の支払いもある場合もありますし、住宅ローンや車のローンが残っていれば支払う義務があります。

略奪婚には成功したけれど、経済的に苦しくなるということはよくあるので注意しましょう。

(4)子供に与える影響

物心ついてない子供であれば略奪婚が与える影響は直接にないかもしれませんが、そうでなければ子供に悪影響を与える可能性は高くなります。普通の離婚でも子供には影響があると言われていますが、家族を捨てる略奪婚はもっと大きな影響を与えるリスクがあります。このことを受け止めて略奪婚をする覚悟は必要です。

4、略奪婚の成功例と略奪婚を成功させる方法

ここでは略奪婚を成功させる方法と成功事例を紹介します。もっとも、略奪婚は前述のとおり、相手が結婚または婚約している場合は、決して奨励されるべきもではありません。

(1)恋人が配偶者と別れて自分と結婚する気にさせる方法

恋人にいきなり離婚を要求してもなかなかうまくいかないことが多いです。
略奪婚を成功させた人は、自分の意見を主張して、相手をその気にさせたりはしません。
既婚者の相手はどこかに罪悪感があるので、正論を言われると面倒くさがられて別れてしまう傾向があります。

略奪婚に至るケースは、相手と過ごす時間には彼のことだけを考えてあげることです。
そのためには、次のようなことに留意するとよいでしょう。

  • 相手に離婚を迫らない
  • 気長に将来のことを考える
  • 正論を主張しない
  • 相手といる時間を大切にして尽くす
  • 感情的な行動はとらない

また、タイミングも大切なポイントです。恋人と配偶者との間で、ちょっとしたきっかけで確執が生まれやすいタイミングがあります。そのようなタイミングで自分との結婚を切り出すと、うまくいきやすいのかもしれません。

(2)恋人の配偶者に離婚してもらうことを成功させる方法

不倫をしていない配偶者から法定離婚原因を理由に離婚請求することは認められます。では不倫をしている配偶者の方から離婚請求しても認められないのでしょうか。

この点、判例は離婚請求する側が有責配偶者(不倫した方)で、相手が無責の配偶者(不倫された方)であっても客観的に婚姻生活が破綻している場合には離婚請求を認めています

ただし、無責の相手の生活状態が悪化しないように、しっかりと手当てをするという条件が付けられています。
つまり、恋人とその配偶者の婚姻生活が既に破断していて、経済的に困らないように手当てをするのであれば、離婚が認められる可能性はあるでしょう。

ただし、不倫していることを知られると心情的に離婚に応じてもらいにくくなることがあるので注意しましょう。また、離婚を成立させやくするために、慰謝料など離婚条件で譲歩することも大切なポイントです。

5、略奪婚でも結婚式を挙げてもよい?

略奪婚とはいえ、晴れて結婚するとなると結婚式を挙げたいものですが、結婚式を挙げていいのだろうかと悩むでしょう。

略奪婚であることは、隠していてもいずれ周囲の人にはわかってしまうのものです。他人の家庭を崩壊させて幸せになるというのはだれでも罪悪感や、相手の元家族に対して不謹慎など感じるかもしれません。

どんな過去があったとしても、これから二人は未来へ向かって突き進んでいかなくてはなりません。結婚式は夫婦になるカップルの姿を披露して、永遠の愛を誓う場でもあるのです。

相手の元パートナーの心情に配慮しつつ、適切なタイミング、適切な招待規模(相手と相手の元パートナー共通の知人が多い場合は特に配慮すべきでしょう。)で挙げる分には、結婚式を挙げてもよいのではないでしょうか。

Q&A

Q1.略奪婚とは?

略奪婚とは、既に恋人や配偶者のいる人と恋愛関係になり、別れさせて結婚することを意味します。

Q2.略奪婚で幸せになるケースは?

よくあるのは、男性が妻のことがすごく嫌でたまらなかったけど離婚をなかなか切り出せなかったケースです。略奪婚をした相手が最悪な状況から脱出させてくれたという感情が強ければ、幸せになれることが多くなります。

Q3.子供がいる場合の略奪婚で注意すべきことは?

(1)親権
(2)面会交流権
(3)養育費
(4)子供に与える影響

まとめ

いかがでしょうか。

略奪婚には乗り越えなくてはならないハードルやリスクがありますし、他人に迷惑がかかることです。この記事が、略奪婚についての適切な知識を得るための一助となれば幸いです。

※この記事は公開日時点の法律を元に執筆しています。

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