キャッシングの返済方法を解説!併せて知っておきたい7つの知識

キャッシング返済方法

キャッシングとその返済方法についてご紹介します。

飲み会などで急にお金が必要になってしまい利用を始めたキャッシング。その後もついつい借入を重ねてしまい、残高が予想外に増えてしまった・・・。

もしそんな状況でも落ち着いてください。

今回は、

  • キャッシングの金利について
  • 返済総額を抑えるコツ
  • 返済が厳しくなってしまったときの対処方法

をご紹介します。

まずは現在のおおよそのキャッシング元本残高を確認してください。
この記事で完済の見通しを立てていきましょう。

キャッシングの審査については以下の関連記事をご確認ください。

無料相談実施中

借金返済に見通しをつけて「安心」を手に入れませんか?
  • ・借金がいくら減るの?
  • ・月々の支払いがいくら減るの?

家族や会社に秘密にしたまま、借金を減額できるか診断できます。

かんたん診断

1、キャッシングを利用した場合の返済方法

まずはキャッシングを利用した場合、どのような方法で返済していくことになるのか、確認しましょう。

(1)まずは返済回数を選択(一括・リボルビング払い)

キャッシングの返済方法は、一括払いかリボ払いになることが多いです。

一括払いは、キャッシングした金額を翌月などに一回で支払う方法です。

リボ払いとは、借入額がかさんでも、毎月一定金額を返済し続ける方法です。
たとえば10万円を借りて毎月1万円と利息を払っていた場合、さらに10万円借り増ししても、毎月の支払額は1万円と利息のみです。
借入残高が増えた分、返済期間が延び、利息も増えるという仕組みです。
(返済期間は延びますが)一回の返済金額が増えないので、総額いくら借り入れているのかを本人が把握しにくく、自覚のないままに借金を増やしてしまう危険があります。

(2)返済方法は主に2種類

キャッシングの返済方法は、主に

  • ATM返済
  • 口座引落し

の2種類です。
ATMの場合、店舗内のものだけではなく、提携しているコンビニや銀行などのATMを利用して返済できます。

(3)返済のタイミング

返済のタイミングは、

  • 自由に選べる業者やいくつかから選択できる業者
  • 決まった日のみの業者

があります。
主要な貸金業者ごとの返済のタイミングは、以下のようになっています。

カード種類返済のタイミング
アコム利用者が指定できる
JCB末締め10日引き落とし
プロミス利用者が指定できる
楽天カード末締め27日支払い
イオンカード末締め2日引き落とし
モビット5日、15日、25日、末日から選択可
セゾンカード末締め4日引き落とし
エポスカード5日、10日、15日、20日、25日、30日から選択可

2、キャッシング利用・返済時にかかる手数料や利息について

(1)返済時にかかる手数料

キャッシングを利用すると、「金利」と、場合によっては「手数料」が発生します。

金利は、一般の「利息」です。
キャッシングは借金ですから、借入日数に応じた利息が発生します。

手数料とは、ATMや振り込みで入金する場合の手数料です。
ATMは、手数料がかかるケースとかからないケースがあります。
振り込みの場合には、金融機関によって~数百円の振込手数料が発生します。

(2)利息制限法に基づいた利息がかかる

利息は、以下の利息制限法の上限利率以内の年率によって加算されます。

元金金利(年)
10万円未満20%

10〜100万円未満

18%
100万円以上15%

(利息の制限)

第一条 
金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。

一 元本の額が十万円未満の場合 年二割

二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分

三 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分

引用:利息制限法

3、キャッシング利用・返済時の業者別金利一覧

以下では、主要な貸金業者の金利を一覧でご紹介します。

アコム3.0~18.0%
アイフル3.0~18.0%
プロミス4.5~17.8%
SMBCモビット3.0~18.0%
レイクALSA4.5~18.0%
イオンカード7.8 ~ 18.0%
オリコカード15 ~ 18.0%
JCBカード15 ~ 18.0%
三井住友VISAカード14.4 ~ 18.0%

上記のうち「上限金利」に着目しましょう。
一般的に「18.0%」が多いことがわかります。
低金利を適用されるには、多額の借り入れをする必要があり、審査も厳しいことが通常なので、実際には上限かそれに近い金利が適用される可能性が高いと考えるべきです。
つまり、キャッシングをすると18.0%の利息がかかるケースが多いと理解しておきましょう。

4、キャッシング返済シミュレーション|毎月1万円の返済をしたら利息はいくら?

(1)前提として利用金額が大きいほど、かかる利息も高くなる

もしもキャッシングでリボ払いを選択し、毎月1万円ずつ返済するとしたら、利息はどのくらいかかるのでしょうか?
まず、利息は借入金額に対してパーセンテージで加算されるので、借入金額が高くなるほど利息も高額になります。
それを前提に、以下で具体的な利息の金額を計算してみます。

(2)借入れ金額別|毎月1万円を返済した場合の利息

【金利18.0のキャッシングを利用し毎月1万円返済した場合】

借入れ金額合計の返済額利息
100,000円108,130円8,130円
200,000円231,058円31,058円
300,000円368,778円68,778円

このように、借入金額が増えると利息が大きくかさんで返済総額が上がってしまいます。

(3)リボ払いの場合、最低返済額よりも高い金額であれば返済額を指定できる

一般的にリボ払いを利用するときには、業者が定める「最低返済額」よりも高い金額であれば、利用者が毎月の返済額を設定できます。

たとえば、とある業者では以下のようになっています。

締め日時点での借入れ残高毎月の最低返済額

100,000円以下

3,000円
100,001円〜200,000円6,000円
200,001円〜300,000円8,000円
300,001円〜500,000円15,000円
500,001円〜700,000円20,000円
700,001円〜900,000円25,000円
900,001円〜1,000,000円30,000円

上記の毎月の最低返済額以上であれば、より多く支払いをしてもかまいません。

後述しますが、利息は、借入期間が長引くほどかさんでいきます。
可能であれば一括返済が一番利息額が少なく済みますが、リボ払いであれば返済総額を少なくするためにも毎月の返済額を多くしましょう。

5、キャッシング返済総額を抑える5つのコツ

キャッシングを利用すると、高額な利息がかかって返済総額が膨らむケースが多いです。
返済総額を抑えるためには以下のような工夫をしましょう。

(1)無利息サービスを利用するし利息額を減らす

まず、無利息のサービスを利用する方法があります。
業者によっては、当初1週間無利息などのサービスがあるので、その期間に完済してしまったら利息はかかりません。

(2)毎月の返済額を上げて利息額を減らす

利息は、借入期間が長引くほどかさんでいきます。
そこで、なるべく早く返済を終えてしまう方法が効果的です。
リボ払いをするとしても、毎月の返済額を多めにして、できるだけ早めに元本を支払い切ってしまったら、利息は少なくて済みます。

(3)繰上げ返済を利用して利息額を減らす

借金を早期に完済するためには、繰り上げ返済が有効です。
繰り上げ返済とは、通常の返済予定を早めてまとめて残債を支払ってしまう方法です。
残債を一括で支払うこともできますし、一部を繰り上げ返済することも可能なので、できる範囲で繰り上げ返済を繰り返し、可能な限り早期に支払いを終えましょう。

(4)必要最低限の金額でキャッシングを利用する

キャッシングの金利は元本に対してかかってくるので、元本の金額が小さいと利息も少なくて済みます。
そこで、キャッシングする際には必要最低限の金額にすべきです。
「財布の中が寂しいから、少し多めに借りようかな」
などと考えて多めに借金すると、後で自分の首を絞めることになってしまいます。

(5)即日返済を利用する方法も

利用できるケースはかなり限定されますが「即日返済」という方法をとれば、利息は発生しません。
即日返済とは、借りたその日に返済してしまうことです。
利息は「借りた日数」に応じて加算されるので、その日中に返済したら利息は0円なのです(利息計算に初日は算入されません)。
たとえば、近くに銀行がないときに突発的にお金が必要となってキャッシングをした場合、後に銀行に行ってお金を下ろしてその日中に返済すれば、利息を支払わずに済みます。

6、キャッシング利用時に一番避けたいことは返済の遅延

キャッシングを利用したとき、一番避けなければならないのは返済の遅延です。

(1)遅延するとどうなるの?

キャッシングの返済を遅延すると、以下のようなことが起こります。

①督促される

延滞すると、すぐに借入先の業者による督促が開始します。
電話がかかってきたり、ハガキや封書などで督促状が届いたりします。
それでも支払いをしないと、内容証明郵便で借金や利息、遅延損害金の一括請求をされてしまいます。
キャッシングをするときには、通常2か月分以上滞納すると、分割払いができなくなって、残債を一括払いしないといけない取り決めになっているからです。

②裁判、差押をされる

内容証明郵便が届いても放置していると、債権者から裁判をされたり支払督促という手続きを申し立てられたりします。
それも放っておくと、強制執行(差押)をされてしまいます。
すると、預貯金や車、給料などを取り立てられてしまうので、影響が大きいです。

③ブラックリスト状態になる

キャッシングの返済を遅延して2か月くらいが経過すると、個人信用情報に事故情報が登録されて、いわゆるブラックリスト状態になります。
すると、ローンやクレジットカードを利用できない可能性が高くなってしまいます。
いったんブラックリスト状態になると、延滞状態を解消してから5年程度が経たないと解消されず、ローンやクレジットカードを使えない状態が続き、大変不便です。

(2)遅延損害金の支払いも必要となる

キャッシングの返済を延滞すると、利息とは別に、延滞日数分の「遅延損害金」が発生します。
これは、借金の返済を遅延していることによって債権者に与えた損害賠償金です。
遅延損害金の年率は契約によって決められますが、以下の通りの上限があります。

元金金利(年)
100,000円未満29.2%まで
100,000円〜1,000,000円26.29%
1,000,000円以上21.9%

「2」(2)で紹介した一般の借入金利の1.46倍が上限となるので、かなり高額になります。

7、万が一、毎月のキャッシング返済が厳しくなってしまったら

もしもキャッシングをして返済が苦しくなってしまったら、以下のような方法で対処しましょう。

(1)生活を見直す

1つめは、生活を見直すことです。

キャッシングは、日々の生活の中で、「現金」が必要な場面で利用されます。
大きな買い物はクレジットカード払いで便利に支払える時代です。
ですから、現代に置ける現金の登場場面は、比較的細かな買い物の場合ではないでしょうか。
主に、日々のランチ代、飲み会などの交遊費、ICカードへのチャージによる交通費などと考えられます

「生活を見直す」とは、まずはそれら現金利用の場面を控えていくことです。
ランチは外食を控える、飲み会などの交遊を控える、交通費がかかる遠方への外出を控える、という具合です。

また、キャッシングに対する考え方も「どうしても現金が必要なとき」と限定すべきです。
気軽に現金が手に入り、キャッシングをした瞬間は財布が潤います。その感覚に慣れてはいけません。
キャッシングをした現金でコンビニ等で買い物をする、というのもよくありません。
コンビニは今やクレジットカードが使えます。クレジットカードで支払えば金利などかからず翌月支払いが可能です。それに対し、キャッシングは多額の利息がかかるのです。

(2)返済額を最低返済額にする

先述の通り、返済総額を減らすには毎月の返済額を可能な限り上げることです。

しかし、毎月の返済額が高すぎて、このままでは遅延してしまいそうな場合には、とりあえず支払える範囲内に返済額を落としましょう。遅延するよりは良いのです。

ただ、返済額を抑えて支払いを先延ばしにしても根本的な解決にはならないので、返済金額を抑えた上で、早期に次に説明する「弁護士相談」を受けるべきです。

(3)弁護士に相談する

複数のカードでキャッシングをして返済日が複数。給料日は月に1度なのに返済引き落としが月に何度も・・・。

このような状態でキャッシングの返済が厳しく、自力での完済が難しいと感じたら、すぐに弁護士に相談しましょう。弁護士に相談すると、「任意整理」によって解決できる可能性が高いです。

任意整理をすると、利息や遅延損害金をカットしてもらい、残金だけを5年程度で返済していけばよくなります。
たとえば200万円の借入があっても、毎月33,300円くらいの返済で済むのです。
100万円ならその半額です。それなら何とか返せるという方が多いでしょう。

任意整理してもデメリットはないの?そんな思いがあれば以下の関連記事もお読みください。

(4)無料でできる借金減額チェッカーで減額可能か調べてみる

もしも弁護士に相談して、どのくらい借金が減るのか知りたい場合には、こちらの借金減額チェッカーを使って簡易判定してみて下さい。意外とたくさん借金を減らせることがわかるはずです。

その上で、実際に借金を減額するためには、一度弁護士までご相談下さい。

まとめ

キャッシングは、気軽に利用してしまいがちですが、いったん借り入れをすると返済の負担がのしかかります。

返済が苦しいと感じたら、早めに弁護士に相談してください。

無料相談実施中

借金返済に見通しをつけて「安心」を手に入れませんか?
  • ・借金がいくら減るの?
  • ・月々の支払いがいくら減るの?

家族や会社に秘密にしたまま、借金を減額できるか診断できます。

かんたん診断

弁護士費用保険のススメ

今すぐには弁護士に依頼しないけれど、その時が来たら依頼を考えているという方には、 ベンナビ弁護士保険への加入がおすすめです。

ベンナビ弁護士保険への加入
ベンナビ弁護士保険への加入

何か法律トラブルに巻き込まれた際、弁護士に相談するのが一番良いと知りながらも、どうしても費用がネックになり相談が出来ず泣き寝入りしてしまう方が多くいらっしゃいます。そんな方々をいざという時に守るための保険が弁護士費用保険です。

ベンナビ弁護士保険に加入すると月額2,950円の保険料で、ご自身やご家族に万が一があった際の弁護士費用補償(着手金)が受けられます。離婚、労働トラブル、ネット誹謗中傷、自転車事故、相続、子供のいじめ問題などの場合でも利用可能です。(補償対象トラブルの範囲はこちらからご確認下さい。)

ご自身、そして大切な家族をトラブルから守るため、まずは資料請求からご検討されてはいかがでしょうか。

ベンナビ弁護士保険の資料を無料でダウンロードする

提供:株式会社アシロ少額短期保険 KL2022・OD・211

SNSでもご購読できます。

カテゴリー

閉じる

  • 無料減額診断スタート
  • 無料でできるかんたん借金減額診断!
  • 借金返済に見通しをつけて「安心」を手に入れませんか?
  • 最短90秒!
    匿名OK!
  • 200万以上も借金が減った事例あり!
  • 無料減額診断スタート