彼女から妊娠の報告を受けたらあなたはどのような気持ちになるでしょうか?
この記事では、
- 彼女が妊娠した場合に男性が取るべき行動
- 彼女の妊娠に関するトラブル時の相談先
などについてご紹介します。
目次
1、彼女が妊娠した!彼氏はいったいどんな気持ち?
彼女が妊娠した場合に彼氏が陥る心理状態のパターンを見ていきましょう。
(1)嬉しい!結婚しよう
手放しで彼女の妊娠を喜び、すぐにでも入籍したいと感じる男性もいるでしょう。
すでに彼女とは結婚したいと感じていた男性は素直に喜びを感じるはずです。
タイミングを見計らってプロポーズを考えていたか、もしくはすでにプロポーズ済みでいつ結婚しようか?と考えていた男性かもしれません。
このような気持ちであれば結婚に向けて進むだけですから、難しい対処は必要ありません。
(2)重い責任感に困惑してしまう
嬉しい気持ちはあるものの、心の奥底で不安を感じてしまうケースもあるでしょう。
重い責任感に「どうしたらいいのだろう?」と困惑してしまうことでしょう。
しかし予期せぬことに困惑するのは当然のこと。
手放しで喜べない自分を責める必要はありません。
これから真摯に対応していければいいのです。
真面目な男性ほどこの心理に陥りやすいでしょう。
(3)もっと二人で遊びたかった(まだ結婚したくない)
彼女の妊娠を喜べない男性もいます。
彼女のことは真剣に好きでも、まだ子どもは欲しくなかったと感じるケース。2人で楽しい思い出を積み重ねていきたいと感じていた男性です。
突然の出来事に「え?子どもなんてまだいらない」と感じてしまったのではないでしょうか。
しかし、彼女のことは真剣に好きなので、責任感から子どもが欲しくはなくても結婚しなければならないと感じていることでしょう。
(4)本当に俺の子?
中には本当に自分の子どもだろうか?と疑う男性もいます。
お付き合いがまだ浅い場合や、彼女が元彼と別れて日が浅い段階でお付き合いを開始した場合などには感じがち。
女性の妊娠期間などを理解していないため、この心理に陥ってしまうことがあります。
子どもができて嬉しい・嬉しくないにかかわらず、まずは疑ってしまうワケです。
(5)彼女とは結婚するつもりはなかった
彼女とは結婚するつもりはなかった男性にとって、彼女の妊娠は喜びを感じられないでしょう。
しかし、男性としての責任感から、なかなか本心を言い出せずに困ってしまう男性もいるかもしれません。
流されるままに結婚へと突き進むタイプも中にはいます。
結婚後に後悔してしまうタイプです。
2、パターン別|彼女が妊娠したら男性が取るべき行動
彼女が妊娠したなら男性が取るべき正しい行動をとっていきましょう。
結婚したい場合、まだ結婚したくない場合、結婚する意思がない場合などそれぞれのパターン別にご紹介します。
(1)結婚したい場合
結婚したい場合には話は簡単です。
彼女と一緒に新たな命の誕生に向けて準備していきましょう。
①妊娠の事実を一緒に確認
妊娠の事実を彼女と一緒に確認していきましょう。
妊娠検査薬で陽性反応があるなら速やかに産婦人科を受診してください。
妊娠検査薬の精度は高いので妊娠には間違いないでしょう。
ですが、正常妊娠なのかどうかは病院を受診しなければわかりません。
早めに産婦人科を受診しましょう。
②彼女の意思を確認する
彼女が子どもを産み育てたいのか、まだ子どもを望んでいないのか彼女の意思を確認することをお忘れなく。
あなたが嬉しくても彼女が喜んでいない場合もあるかもしれません。
妊娠し体が変化し、辛さを感じるのは女性です。
彼女の意思を尊重しつつ、小さな命を守りたいのだと彼女を説得していきましょう。
彼女は不安なだけで、我が子に愛情を感じない母親はいません。
あなたの真摯な対応をみれば、きっと我が子を大切にしていきたいと感じてくれることでしょう。
③病院への付き添い
病院を受診する際には、できる限り男性も付き添いしましょう。
初めての経験で女性も不安を抱えています。
できるだけ彼女の心に寄り添い包容力を以って彼女と小さな命を守っていきましょう。
④お金の確保
彼女の妊娠を喜ぶだけでは子どもを育てていけません。
現実にも目を向けて、できるだけ妊娠・出産にかかる費用を確保してください。
出産の費用は病院によってまちまちです。
出産スタイルや個室・大部屋などでも金額は相当変わってくるでしょう。
妊娠中には赤ちゃん誕生に向けた準備なども必要です。
できる限り多めにお金を用意できれば安心できます。
結婚するなら、新居の準備や家具などを買い揃える必要も。
出産費用だけではなく結婚費用も重なるため、彼女の妊娠には相当額が必要だと理解してください。
急なことにお金を用意できない場合には、両親に話して協力してもらったり、彼女と相談してお金の準備をしていきましょう。
⑤両親への挨拶
彼女と話し合い、結婚の意思が固まったなら彼女の両親に挨拶に行きましょう。
多くの場合、両家の顔合わせもするでしょう。
彼女の両親に挨拶する際には、彼女が妊娠していること、彼女と子どもを幸せにする決意なども両親に表明するといいでしょう。
⑥結婚へ向けての準備
彼女の妊娠で喜びが大きいでしょうが、結婚に向けての準備も大変です。
新居の準備、結婚式の準備、関係者への挨拶などやるべきことが山積みです。
一つずつ彼女と協力して実現していってください。
ただし、普通の結婚とは違い彼女は妊娠しています。
できるだけ彼女の負担が減るように男性が力を尽くしましょう。
(2)まだ結婚したくない場合
まだ結婚したくはないと感じていても、彼女のことを愛しているなら子どもを授かったことをきっかけに結婚するべきです。
子どもは授かりもの。欲しいと思ったときに必ずできるとは限りません。
せっかく授かったなら結婚するタイミングだと理解するといいでしょう。
結婚を決意できたなら、「結婚する場合」を参考にして手順を踏んでください。
(3)自分の子ではないのではないかと思う場合
付き合いがまだ浅く、本当に自分の子なのか?と疑問を感じる方も少なくはありません。
男性は妊娠に関して深くは理解していないことが多いですから、疑問を感じたとしても不思議ではありません。
もしも疑いを感じたまま結婚に踏み切っても後悔が残ります。
少しでも不安を感じるなら、しっかり確認をしておきましょう。
とはいえ彼女にいきなり「本当に俺の子?」と聞くのはNGです。
性交のタイミングから確認していくようにしましょう。
①妊娠のタイミングから確認
妊娠するタイミングとは、女性の排卵日のたった1日です。
ただ、精子は約2〜4日(長ければ1週間ということも)生きることができますので、排卵日の2〜4日前の性交でも妊娠する可能性はあります。
無事に受精してから妊娠検査薬などで妊娠が判明するまでは、性交から約2週間です。
始まるべき生理がこないため、妊娠を意識せずに性交した場合、女性が生理がこないことに気がつくのは性交から3週間後程度になるでしょう。
よく「妊娠●ヶ月」という言い方をしますが、妊娠前から妊娠1ヶ月と数えますから、彼女の妊娠が判明する時期は早くても妊娠2ヶ月程度ということになります。
ですので、妊娠2ヶ月と聞いて、2ヶ月前にはまだお付き合いをしていなかった、と感じるのは間違いです。
これらのことをしっかり把握してから彼女とは会話をしていきましょう。
お付き合いが短くても性交渉があれば女性は妊娠しますので、知っておいてください。
性交期間からも自分の子どもとは感じられない場合には、母体の血液からDNA鑑定を受けることも可能。
しかし、彼女に疑いをもったまま検査をし、自分の子どもだとわかった場合には、彼女からの信頼を失うことにつながります。
検査を依頼する場合にはリスクを考えて慎重に行動していきましょう。
②彼女の交際の調査を探偵に依頼
もしも別れた元カノから「別れた後に妊娠が判明したからお金が欲しい」などと連絡を受けた場合は、どうしたら良いでしょうか。
上記の性交のタイミングに心当たりがなければ、可能であればお金を出す前に、探偵に調査を依頼することをおすすめします。
彼女に「出生前DNA鑑定をして欲しい」と依頼すれば真実がわかるはず。
もしも、すでに中絶済みでお金だけ要求されるようなら探偵に調査を任せてしまいましょう。
③結婚後に自分の子どもでないことが判明した場合
もしも彼女のことを信じて結婚した後に、実は他の男性との子どもだと判明した場合には、嫡出否認の制度を利用できます。
ただし嫡出否認は子どもの出生を知ってから1年以内に手続きしなければなりません。
嫡出否認をすることで、養育費の支払いの義務はなくなり、相続権も失います。
嫡出否認の詳細については下記記事をご覧ください。
④彼女の妊娠が嘘だった場合
彼女が別れ話のもつれや結婚に踏み切れない男性に「妊娠した」などと嘘をつくケースも考えられます。
男性からすると別れたくないから・結婚したいから嘘をついているのでは?と感じられる瞬間です。
もしも別れ話のもつれなら、一緒に妊娠検査薬をチェックしてみればすぐにわかります。
その際には「本当に妊娠なら別れは白紙に戻そう。まずは真実を一緒にチェックして欲しい。」と伝えれば彼女も素直に応じるでしょう。
もしも応じないなら妊娠自体が嘘の可能性があります。
なかなか結婚しないことでしびれを切らした女性なら、「結婚は○○の準備ができる○年後くらいを想定していたんだ。でも、妊娠が本当なら結婚を急がないといけないね。」と説明し、彼女と共に妊娠の事実を確認してみてください。
もしも妊娠が嘘なら、あなたの真摯な言葉を聞いて本当のことを話してくれるかもしれません。
検査をすれば事実は明白です。
彼女の妊娠が嘘だと判明したからと女性を問い詰める行動は控えてください。
あなたと別れたくない、結婚したいという思いの強さから妊娠していると思い込んでしまった可能性もあります。
また、精神的に追い詰められている状態も考えられます。
今後について冷静に話し合うといいでしょう。
(4)結婚するつもりがない場合
彼女の妊娠を知っても嬉しさを全く感じないのは、彼女とは結婚するつもりがなかった場合です。
結婚する意思がない女性との結婚を無理にすれば、将来的に離婚に発展し、お互いに傷ついてしまうでしょう。
今後について、彼女と真剣に話し合いをしましょう。
①子どもはまだ育てられないとはっきり伝える
彼女に対し、自分は子どもはまだ育てられないとはっきり伝えましょう。
話を曖昧にごまかすことは彼女にも子どもにも不幸を与えてしまいます。
結婚したくないのであれば、別れを覚悟した上ではっきりと伝えてください。
結婚したくない女性といつまでも付き合う行動は女性に対して失礼です。
また、中絶についての話し合いが必要な場合もあるでしょう。
②彼女の体調を気遣う
仮に中絶をすることとなった場合、彼女の妊娠を知ったときから中絶手術後まで彼女の体調をしっかり気遣ってください。
もちろん精神面でも支えるべきです。
結婚する意思はなくても彼女との付き合いがあり、子供ができたことは事実。
男性として責任ある行動を心がけましょう。
③中絶手術にはできるだけ立ち会う
中絶手術にはできる限り立ち会いましょう。
彼女が精神的にも身体的にも苦痛を味わっているときです。
あなたの支えが必要になるでしょう。
④2度と繰り返さないように注意する
もしも彼女が中絶しても彼女が付き合いを継続したいと希望するなら2度と同じ過ちを繰り返さないことが大切です。
一度でも妊娠したなら、彼女は妊娠できる体質です。
結婚したい意思が芽生えるまでは避妊をしっかり行ってください。
3、彼女が1人で子どもを産み育てる場合には?
別れた後、実は1人で産んで育てている事実が判明したならどうしたら良いのでしょうか。
彼女への気持ちがすでにないのであれば結婚は考えられないでしょうが、できるだけ子どものために手を差し伸べましょう。
(1)認知
認知とは、婚姻外の子どもを自分の子どもと認めて法律上の父子関係を成立させる制度です。
父親には子どもを扶養する義務が生じますし、相続権を子どもに与えることになります。
自分の子どもを元カノが産み育てている事実が判明し、元カノから求められているのであれば、認知をしましょう。
もしもあなたから認知をしなくても、DNA鑑定等を証拠に裁判によって認知をさせられることもあります(強制認知)ので、自分の子どもだと判明したのであれば、任意認知をした方が賢明です。
将来にわたり扶養していく(養育費を支払う)ことが負担、将来誰かと結婚するときに子どもがいることは自分に不利、などと考えるのは、自分の行動に責任をとっていない証。自分の子どもなのですから、責任ある行動を取りましょう。
認知については下記の記事を参考にしてください。
(2)認知の効果
では認知をすることでどのような効果があるのでしょうか。
認知の効果についてご紹介します。
①子どもの相続権の発生
自分の子どもに対して相続権が発生します。
自分の子どもに対して財産を相続させてあげることができるのです。
②彼女の養育費請求権の発生
彼女に養育費請求権が発生します。
自分の子どもに対してできる限りのサポートができるワケです。
もしも彼女に養育費を請求されたなら子どものためにしっかり手を差し伸べましょう。
③戸籍に載る
認知することであなたの戸籍に子どもの名前が載ることになります。
認知をするだけなら家族にバレる心配もありませんが、家族が戸籍を閲覧した場合には、婚外子を認知している事実が判明することとなります。
4、彼女が妊娠した場合には一方の勝手な行動は控えるべき
彼女が妊娠した場合には、軽はずみな行動は厳禁です。
男性が一方的に中絶を強要したり、女性が勝手に産み育てる行動は、子どもにとっても迷惑な話。
彼女の妊娠が判明したなら、きちんと向き合い、2人で今後について話し合ってください。
大切にするべきは小さな命。
2人が一人前でないために中絶や別れを決意するとしても、それが子どもの命のためであるかを考えてください。
5、彼女の妊娠によるトラブルは弁護士に相談
彼女の妊娠により、彼女から慰謝料請求されたり認知を迫られているなどのトラブルに発展した場合は、弁護士に相談しましょう。
弁護士に相談すれば、相手との交渉も含め、適切な対処をしてもらうことが期待できます。
1人で抱え込まないことが大切です。
下記記事も参考になりますから併せてご確認ください。
まとめ
彼女が妊娠した場合には冷静な対応が必要です。
妊娠は男性女性どちらにも責任があります。
最も重視すべきはお腹の中の小さな命だと認識し、真摯な対応をしていきましょう。
また妊娠した彼女を労わることもお忘れなく。
できることなら彼女の妊娠を機会に、彼女と子どもを幸せにしてあげてください。
あなたの血を引く子どもだということを忘れずに、逃げ出すことだけはしないでください。
あなたの正しい決断であなたの子どもが幸せになれることを願います。