アコムに過払い金返還請求する際に知っておきたい3つのこと

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過払い金 アコム

「アコムに過払い金を請求したいけどやり方がわからない。」「アコムに過払い金を請求してもちゃんと返ってくるのか不安。」「アコムから過払い金が返ってくるまでにどれくらいの期間がかかるの?」

このようなお悩みのお持ちの方はいっらっしゃいませんでしょうか?

そのような方のために、今回はアコムへの過払い金請求のポイントを解説します。

目次

1、アコムとは?

アコムとは、アコム株式会社のことで、国内有数の大手消費者金融業者です。

三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社ということもあり、経営は安定しているといえるでしょう。倒産の可能性は極めて低いと考えられます。

なお、平成21年5月1日に株式会社DCキャッシュワンを吸収合併しています。

2、アコムからの過払い金の返還状況

(1)自分で請求するか、弁護士・司法書士に依頼するか

アコムに過払い金を請求したとして、実際に返ってくる金額の割合や返金までの期間はどのくらいなのでしょうか。

アコムからの過払い金の返還状況について以下にまとめました。

ただし、自分で請求するか、弁護士・司法書士に依頼するか、弁護士・司法書士に依頼したとして大手の法律事務所か小さな事務所かによっても大きく異なってきますのでこの点は注意が必要です。

(2)和解の金額のパーセンテージ

過払い金満額の80%~100%(任意交渉の場合)

アコムは経営が安定しており資金も潤沢と考えられることから、他の消費者金融業者と比べても比較的多くの過払い金が返ってきます。

(3)和解、返金までの期間

平均4~8か月

スピードを重視するか金額を重視するかで返還までにかかる期間が異なります。金額を重視する場合、時間がかかっても裁判までした方が有効な場合があります。

3、アコムとの交渉は弁護士・司法書士に依頼すべき?

(1)弁護士・司法書士に依頼するメリット

弁護士・司法書士に依頼するメリットは以下のとおりです。

①面倒な手続きを全て弁護士・司法書士に任せられる

アコムに対して過払い金請求をするにあたっては、まず過払い金の金額を計算し、その後アコムと交渉、場合によっては裁判をしなければなりません。しかし、過払い金の金額の計算だけを見ても、その計算方法はわかりづらく、計算ソフトを使ったとしても非常に面倒です。

弁護士・司法書士に依頼するメリットは、何よりも過払い金の計算、業者との交渉や裁判等の面倒な手続きの一切を任せることができるということです。弁護士・司法書士が全てやってくれるので、過払い金が返ってくるのを待っているだけでいいということになります。

②より多くの過払い金回収が見込める

弁護士・司法書士はプロですから、過払い金額の計算や法律知識は自分でやる場合よりもはるかに正確です。業者側に無知につけこまれ、不利な金額で和解するよう丸めこまれてしまうなどといった心配もありません。

特に、過払い金の金額が大きい場合には弁護士に頼むといいでしょう。司法書士は、法律上、簡易裁判所の代理権しかありません(過払い金の請求額が140万円を超える場合、簡易裁判所に訴えを提起することはできません。)が、弁護士にはそういった制限はありません。

③早期解決につながる

弁護士・司法書士はプロですから、過払い金額の計算やアコムとの交渉、 裁判にも慣れています。弁護士・司法書士に依頼することはスムーズな解決につながります。

(2)弁護士・司法書士に依頼するデメリット

反面、弁護士・司法書士に依頼するデメリットとしては以下の点が考えられます。

①弁護士費用・司法書士費用がかかる

弁護士・司法書士に依頼すると、費用がかかります。過払い金が返ってきたのはいいものの、弁護士・司法書士費用の方が多くかかってしまい、かえって損をしてしまったという事態は避けなければいけません。弁護士・司法書士に依頼する際には弁護士費用・司法書士費用をきちんと確認しましょう。

②事務所に当たりはずれがある

過払い金をスムーズに回収するために弁護士・司法書士事務所に依頼したのに、なかなか手続きが進まなかった、思ったほど過払い金が返ってこなかったなどという話も聞きます。

過払い金の返還にはノウハウと十分な人員が必要です。アコムへの過払い金請求の実績や弁護士・司法書士・スタッフの数等も弁護士・司法書士に依頼する際にチェックした方がいいでしょう。

(3)弁護士・司法書士に依頼した場合の費用の相場

①相談料

まず、相談料がかかる可能性があります。しかし、現在多くの弁護士事務所。司法書士事務所では無料で対応しています。

②着手金

専門家に過払い金請求を依頼した場合、着手金として業者1社ごとに費用がかかります。

相場としては、1社につき4万円です。

③基本報酬

着手金がかからない弁護士事務所・法律事務所でも、基本報酬として1社ごとに費用がかかります。

相場としては着手金と同様に4万円ほどです。

④成功報酬

過払い金を回収した場合に回収した金額に応じてかかる費用です。

裁判をせずに回収した金額の20%ほどが相場です。もし、裁判で回収した場合には、金額が少し上がり、相場としては25%ほどです。

⑤減額報酬

その他、まだ借金が残っていた場合には減額した借金の額に応じて費用がかかります。

減額した金額の10%が相場となります。

4、アコムから過払い金を返還してもらうための流れ

(1)アコムから過払い金を回収する流れ

①アコムへ取引履歴開示請求

引き直し計算をして過払い金を確定させるにあたり、アコムに対して取引履歴の開示請求をします。

②引き直し計算

取引履歴を取得したら、過払い金がどのくらいあるかを計算します。

人員に見合わず大量の依頼を受けている法律事務所・司法書士事務所だとこの手続きに時間がかかってします可能性があります。これに対して、ご自身で引き直し計算をするのであれば、手間ではありますが、時間はそこまでかからないでしょう。ご自身で引き直し計算をされる場合は入力ミスなどにお気をつけ下さい。

③アコムへ過払い金請求

過払い金額を請求したら、いよいよアコムへ過払い金を支払ってもらうよう請求しましょう。請求方法は電話でもいいですし、FAXや郵便でもOKです。

④電話等での和解交渉

過払い金を請求する意思表示をしたら、アコムの担当者と直接やり取りをして過払い金の金額の交渉をします。取引の分断など法律的な問題があると双方の主張する金額に差が出るので、交渉期間が長引く可能性があります。また、アコムの担当者は交渉に馴れているので、ご自身で交渉する場合には「相手は交渉に馴れていない」と思って強気の交渉をしてきます。不当に安い金額を提示されるなどなかなか希望する金額が提示されないと思いますが、希望する金額を強気で主張しましょう。

→この段階で和解が成立する場合→「⑦過払い金の返還」へ

→この段階で和解が成立しない場合→「⑤過払い金返還請求訴訟の提起」へ

⑤過払い金返還請求訴訟の提起

もし電話等での交渉でアコムから納得いく金額の提示がなければ、過払い金を返還させるための訴訟を起こしましょう。

法律事務所・司法書士事務所は訴訟や書面の作成などに馴れているので、すぐに必要書類の準備が可能です。

これに対してご自身で訴訟を起こされる場合は、訴状の作成にあたり勉強しなければならないこともあり、時間がかかってしまう可能性があるでしょう。

⑥過払い金額の和解交渉

訴訟を起こした後、判決に向けて裁判上でのやり取りを行いますが、並行して和解の話も進めることが一般的です。ここでも希望する金額をきちんと主張しましょう。

⑦過払いの返還

裁判で勝訴したり、和解がまとまればいよいよ過払い金が返還されます。

返金までの期間は勝訴判決や和解成立後2~4か月程度かかることが多いです。

(2)裁判か和解か

それでは、アコムから過払い金を回収するにあたり、裁判をすることなく和解してしまった方がいいのか裁判までした方がいいのか、どちらがいいのでしょうか?

以下に裁判のメリットとデメリットをまとめましたので、裁判をするかどうか検討する上での参考にしてください。

①裁判をした場合のメリット

より多くの過払い金が回収できる

裁判をして判決までいけば法的に存在する過払い金額全額及び過払い金に対する利息(通常は5%)を回収することができます。また、判決までいかなかったとしても、電話等での和解交渉に比べてより有利な和解条件をアコムから引き出せる可能性もあります

②裁判をした場合のデメリット

時間がかかる

裁判は通常約1カ月に1回程度しか期日が入りませんので、解決までには時間がかかってしまいます。

訴訟費用がかかる

裁判には訴状に貼る印紙代等の訴訟費用がかかります。

 

5、アコムから過払い金を返還する際の注意点

(1)DCキャッシュワンからの借り入れについても完済しておく

アコムへの借り入れを完済している場合でも、DCキャッシュワンの借入れが残っている場合には完済扱いになりません。信用情報(ブラック)に登録されるリスクを避けるためにも、DCキャッシュワンからの借り入れについても完済しておくとよいでしょう。

(2)アコムが保証会社になっている銀行からの借り入れについても完済しておく

バンクイックやじぶん銀行のカードローン等はアコムが保証会社になっています。信用情報(ブラック)に登録されるリスクを避けるためにも、これらの借入れについても完済しておくとよいでしょう。

(3)取引の中断がある場合に第1取引について契約の「解約」がされているかを確認しておく

取引の分断は、過払い金請求をする際によく争点となる問題です。アコムから の借り入れを一度完済してしまった後、再び借り入れを始めたという場合に、アコムから取引の分断の主張をされることがあります。第1取引について発生している過払い金を第2取引の貸付金に充当させないことで、過払い金額を減らそうという主張です。取引が分断されるか一連のものと認められるかは、様々な事情を考慮して判断されることになりますが、アコムについては取引履歴に「解約」の文字が入っていることがあり、この場合には取引が分断されている方向の事情と判断される可能性があるので注意が必要です。

まとめ

一口に過払い金請求といっても請求先の消費者金融業者によって特徴は異なります。今回はアコムについて解説しましたが、他にも過払い金がある場合にはそれぞれの特徴を把握したうえで請求をするとよいでしょう。

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