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帰宅恐怖症・帰宅拒否症の妻が知っておくべき8つのこと

帰宅恐怖症, 帰宅拒否症

あなたの夫は、「帰宅恐怖症・帰宅拒否症」ではありませんか?

「亭主元気で留守がいい」と言われることもあります。仕事の帰りに同僚と繁華街へ繰り出し、一杯飲んで帰りたいというのは世の中のサラリーマンならよくある話です。

しかし、仕事が終わっても家に帰りたくない、同僚と飲むわけでもなく、一人でネットカフェ等で時間をつぶして、家族が寝静まった後でないと家に帰れない、ひいてはカプセルホテルに泊まってそこから出勤する、などとなると、よくある話では片づけられなくなります。

夫の帰宅恐怖症が原因で離婚につながることも少なくありません。

朝の情報番組等でも特集された夫の帰宅恐怖症。昨今、帰宅恐怖症に陥ってしまう夫が増加していることが注目を浴びつつあります。

今回は、

  • 帰宅恐怖症の意味
  • その症状や原因は?

夫が帰宅恐怖症になった場合の対処法や帰宅恐怖症を原因とする離婚にまつわる話

など、ここ最近話題に上るようになってきた夫の帰宅恐怖症について妻が知っておくべきことを、多くの夫婦問題の相談に応じてきたベリーベスト法律事務所の弁護士がお話ししたいと思います。

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1、帰宅恐怖症・帰宅拒否症とは

帰宅恐怖症・帰宅拒否症とは

帰宅恐怖症(帰宅拒否症)とは、その名のとおり、夫が、「家に帰るのが怖い」、「家に帰りたくない」などと、家に帰ることに苦痛を感じるようになることをいいます

仕事は終わっているのに無駄に残業を引き延ばしたり、会社からまっすぐ家に帰ることなくどこかで時間をつぶしてから家に帰るような軽いものから、帰宅せずにカプセルホテル等に泊まってそこから出勤したり、家出や蒸発に至るような重いものまで、その症状は様々です

40代の働き盛りの会社員や、一定の社会的地位がある人がなりやすいとも言われています

2、夫を帰宅恐怖症にさせてしまう妻の特徴

夫を帰宅恐怖症にさせてしまう妻の特徴

では、なぜ夫が帰宅恐怖症になってしまうのでしょうか。

大きな原因の一つに、夫に対する妻の言動があります。

本来、仕事が終われば家に帰りたいと思うのが普通です

しかし、妻が食事や服装から休日の過ごし方や小遣い等に至るまで、何でもかんでも指示をして夫を管理したがる場合や、疲れて家に帰ってきた夫に、「家事や育児を手伝ってくれない」とか「○○さんのご主人は~だ」などと常に愚痴や不満をこぼしているような場合ちょっとしたことで妻が夫に暴言を吐くような場合には、夫は、家庭内での自由がなくなり、家庭に安らぎを感じなくなります。

また、子供がいる場合に、妻が子供にばかり関心を向け夫に関心を向けなくなったり、妻と子供の関係性が深くなりすぎて夫と子供との関係が浅くなってしまったりすると、夫は家庭での居場所を失って、疎外感や孤立感を感じるようになります

加えて、妻が家の中をきちんと掃除しなかったり、整理整頓ができていないような家だと、夫がくつろげる状況が整えられておらず、「家に帰りたい」という気持ちを削いでしまいます

また、逆に、生真面目で完璧すぎる性格の女性が、自分が家事を完璧にこなしているのだから、と夫に過剰な見返りを求めたり、家庭内の一方的なルールを夫に押し付けたりするような場合も、夫の帰宅恐怖症の原因となってしまう場合があります。「良妻」であるが故にそれが逆に夫へのプレッシャーとなってしまうのです

このように、家庭内における妻の言動が、妻も気がつかないうちに、夫の帰宅恐怖症の大きな要因となっていることがあるのです。

3、帰宅恐怖症になりやすい夫の特徴

帰宅恐怖症になりやすい夫の特徴

帰宅恐怖症になりやすい夫の特徴としては、真面目で責任感が強く、どちらかというと温厚、争い事が嫌いで、妻に対して怒鳴ったり、暴力を振るったりしないしないようなタイプがあげられます。

前述のように、帰宅恐怖症は、40代の働き盛りの会社員や、一定の社会的地位がある人がなりやすいと言われています。このような方は会社での責任も重く、仕事上のストレスが大きい傾向にあります

そのストレスを解消するために、ギャンブルや妻以外の異性との関係を求めるような浮気性タイプは帰宅恐怖症になりにくいといえます逆に、前記のような特徴をもった、一見「いい夫」が、ため込んだストレスを上手に発散できないまま、家庭内での居場所を失ったり、家庭に安らぎを感じなくなってしまうと、家庭に帰ること自体に恐怖感を覚え、症状が悪化すると、「うつ状態」になって、「帰宅が遅い」が「帰宅しない」ようにまでなってしまうのです

4、帰宅恐怖症の予防法

帰宅恐怖症の予防法

では、夫が帰宅恐怖症にならないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

前述の通り、帰宅恐怖症の大きな要因の一つが夫に対する妻の言動です。もちろん、妻にも夫に対する様々な言い分があるとは思います。しかし、帰宅恐怖症になってしまった夫も、好きで家に帰りたくないわけではなく、本当は家庭に安らぎを求めているのです。ですから、夫に対する妻の態度一つで、夫が帰宅恐怖症になるのを予防することができます

妻だって家事や育児で疲れているかもしれません共働きの場合は、専業主婦以上に妻も苦労している場合があるでしょうただ、夫も仕事で疲れているのですまず家に帰ってきた夫に「お疲れさま」の一言をかけてあげるだけでも違うのではないでしょうか

また、毎日とは言わず、2日に1回でも、夫の話を聞いてあげてみるのも良いかもしれません甘えたい部分を持っている男性は多いので、妻が自分のことを気にしてくれると感じるだけでも違うのです夫婦間のコミュニケーションを高めるために、夫婦で盛り上がれる共通の趣味を作るのもよいでしょう

また、美味しい手料理や掃除の行き届いた気持ちの良い部屋のように、夫が帰ってきたいと思える家をつくることや、妻が家でだらしない恰好でいるのではなく、常に夫のためにキレイでいる、というのも夫の帰宅恐怖症を予防する効果的な方法といえます

5、帰宅恐怖症の症状とチェックポイント

帰宅恐怖症の症状とチェックポイント

うちの夫に限って帰宅恐怖症なんて、と思われるかもしれません。しかし、次のような行動が複数見られたときは、帰宅恐怖症予備軍の可能性があります。

  • 会社が早く終わっているはずなのに、帰宅時間が遅くなった。
  • 残業や休日出勤が多くなった。
  • しばしば酒を飲んで帰宅するようになった。
  • 妻からの電話やメールへの返事がなくなった。
  • 夕食を外で済ませてくることが多くなった。
  • 朝起きてきた直後も、疲れがとれていないような感じがする。
  • 帰宅しても子どもや妻との会話が少なくなった。
  • 自分の部屋や書斎が欲しいと言うようになった。

当初は帰宅が遅いだけでも、症状が悪化すると、うつ状態に陥ってしまい、帰宅しなく(できなく)なったり、ひどい場合は家出や蒸発に繋がってしまうこともあるので、このような兆候を見逃さずに、対処をすることが大切です

6.帰宅恐怖症の治療法

帰宅恐怖症の治療法

(1)家庭でできる改善法

夫が帰宅恐怖症になった場合は、帰宅恐怖症の原因となっているストレスやプレッシャーを取り除くことが帰宅恐怖症を克服する有効な方法ですそのためには妻の協力が欠かせません。まずは、帰宅恐怖症の原因となっている妻自身の言動を見直してみましょう

簡単ではないかもしれませんし、妻だけが悪いわけではないかもしれません。それでも、疲弊して家庭での居場所を失った夫の心を癒してあげることが、夫に帰宅恐怖症から脱してもらえる最善の方法です

(2)精神科医による治療法

帰宅恐怖症はストレスやプレッシャーによって引き起こされるものですから、専門家である精神科医のカウンセリングや診断を受けることで改善が見込めます

悩みを一人で抱え込まずに、上手にストレスを発散するにはどうしたらよいか、そのために、自分自身を客観的に見直すことができれば、徐々に意識が変わっていくと思います

また、帰宅恐怖症は本人だけの問題ではないので、病気や原因、対処法をしっかり理解するためにも、家族も一緒にカウンセリングを受けることが大事です

7.帰宅恐怖症の夫から離婚を切り出された場合の対処法

帰宅恐怖症の夫から離婚を切り出された場合の対処法

(1)離婚したくない場合の対処法

帰宅恐怖症になってしまった夫から、離婚を切り出された場合は、どのように対応するのがよいのでしょうか。

帰宅恐怖症だけを原因として裁判所が離婚を認める可能性は少ないでしょうから、妻が離婚をしたくない場合は、離婚に応じない限り、離婚に至ってしまうことは少ないでしょう

ただ、帰宅恐怖症そのものに対する対処を行わないと、症状が悪化し、夫がほとんど家に帰って来なくなったり、別居に至ったりする可能性があります長期間の別居等は、「婚姻を継続しがたい重大な事由」として、裁判所が離婚を認める一つの理由になってしまう可能性がありますから、離婚をしたくない場合は、まず帰宅恐怖症を改善すべく妻も努力をすることが必要といえます

詳しくは、「離婚したくない方必見!離婚を切り出されても回避する方法」をご参照ください。

(2)条件によっては離婚してもよい場合の対処法

①慰謝料を請求することはできるか

帰宅恐怖症の夫から離婚を切り出されたときに、条件によっては離婚しても良い、と妻が考えている場合はどのように対応すべきでしょうか。

夫が帰宅恐怖症になったからといって、それが、即、慰謝料を請求する理由にはなりませんしかし、前述のとおり、帰宅恐怖症だけを原因として裁判所が離婚を認める可能性は少ないことから、妻が離婚を渋った場合、離婚に同意してもらうための条件として、夫が一定の慰謝料の支払いの提示をすることは十分考えられます

詳しくは、「離婚慰謝料の相場と弁護士が教える高額獲得する方法」をご参照ください。

②財産分与、年金分割

夫が帰宅恐怖症になったことを原因として離婚する場合であっても、財産分与や年金分割に関しては、さほど影響を与えず、通常の離婚の場合と同様に扱われます

詳しくは、「財産分与|離婚時にできるだけ高額を獲得するために知っておくべき全てのことをご参照ください。

③親権

夫が帰宅恐怖症になってしまっている場合は、あまり家に帰ってきていないのですから、子供との関係も良好ではない場合が多いと思います。ただでさえ、未成年の子の親権に関しては、母親側が有利なことが多いうえに、あまり家に帰ってきていないという事情は、夫が未成年の子の親権を取得するには不利といえるでしょう

詳しくは、「離婚時に調停で親権を獲得するために知っておくと有利な7つのこと」をご参照ください。

④面会交流

離婚後の未成年の子と父親との面会交流は、父親が暴力を振るう可能性があるような場合でない限り、積極的に行うべきというのが近年の法律や裁判所の考え方です

ですから、夫が帰宅恐怖症になってしまっていても、面会交流が制限される理由にはなりにくいといえます。

詳しくは、「面会交流調停とは?子どもと離れ離れになった親が知っておきたいこと」をご参照ください。

⑤婚姻費用、養育費

離婚に至るまでの婚姻費用や、離婚後の未成年の子に対する養育費については、夫が帰宅恐怖症になっているかどうかという点はほとんど影響がないと考えられます

婚姻費用について詳しくは、「別居時に婚姻費用算定表を正しく利用して請求できる金額を計算する方法」を、養育費について詳しくは、「離婚時の養育費の相場とできるだけ多くの養育費をもらうための方法」をそれぞれご参照ください。

8、帰宅恐怖症の夫と離婚する方法

帰宅恐怖症の夫と離婚する方法

(1)夫が離婚に応じる場合

逆に、夫が帰宅恐怖症になったことを理由として、妻から離婚を求める場合はどうでしょうか。夫が離婚に応じる場合は、協議離婚という形になりますから、通常の場合とさほど変わらないといえます

帰宅恐怖症になっているということは、妻のいる家に帰りたくないという心理的状況にあることから、むしろ離婚に積極的に同意してくれることも少なくないでしょう

(2)夫が離婚に応じない場合

前述のように、夫が帰宅恐怖症になったことを理由に、裁判所が離婚を認めることは少ないと思われますから、夫が離婚に応じない場合は、離婚するのは難しいと思います

ただ、夫が長期間家に帰って来なかったり、別居が長期間にわたっているような場合は、それが、「婚姻を継続しがたい重大な事由」と判断されて、裁判所によって認められる可能性がないわけではありません

ただ、夫が帰宅恐怖症になってしまった原因には、夫に対する妻の言動にもその要因がある場合が多いというのは前にも述べたとおりです

そして、妻の夫に対する言動があまりにも酷い場合は、夫に対するモラハラと認定されて離婚が認められなかったり、逆に夫から慰謝料を請求されたりする理由にもなりかねません

ですから、夫の帰宅恐怖症を原因に妻が離婚を求めてそれが認められる場合というのは、まず帰宅恐怖症を改善すべく妻が一定の努力をし、それでも夫の症状が改善せず、夫婦として共同生活をしてくのが難しく、離婚をするのもやむを得ないと裁判所が判断するような状態にある場合といえるでしょう

詳しくは、「どうしても離婚したい!離婚してくれない相手と離婚するための全手順」をご参照ください。

まとめ

夫の帰宅恐怖症は、夫だけの問題でも妻だけの問題でもありません。ただ、共働き夫婦が増加し、家事や育児を行う夫も増えてきたとはいえ、やはり「家庭の色」は妻によるところが大きいのもまた事実です。

ですから、夫が帰宅恐怖症にならないように、また、帰宅恐怖症になってしまったときは、まず、一番近くにいる妻の役割が大切です。自信や居場所を失った夫を救うことができるのは妻だけといっても過言ではないでしょう。

そして、帰宅恐怖症は、一種の病気であることを理解し、その改善に向けて夫婦がしっかりと話し合いをすることが大切です。解決まで時間もかかることもあるでしょうし、ぶつかることも、虚しくなることもあるかもしれません。

それでも一度は愛し合って夫婦となったのですから、それもまた人生と考え、居心地の良い家庭を夫婦で協力して作っていくことも価値があるのではないでしょうか。

そのような努力をしてもなお、夫婦として家族として生活していくことが難しい時には、離婚という選択肢を取ることもやむを得ないでしょうし、二人で努力してもどうしようもない、別々の人生を歩んだほうが双方のためになるという判断に至った場合には、かえって、離婚することについてはあまり揉めずに合意することができるのではないかと思います。

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