B型肝炎訴訟はいわゆる「医療訴訟」です。
訴訟で納得のいく結果へと導くためには医学知識を必要とするため、医療訴訟は一般的に医療知識を要します。
まれに医師免許をもった弁護士もおり、医療訴訟に臨む方々の中では人気があるようです。
では、医療訴訟であるB型肝炎訴訟でも医師免許を持つ弁護士に依頼した方が有利なのでしょうか?
実は、医師が豊富にもっている知識は、病について「どう治療するか」という「医学(医療)知識」。
しかし、B型肝炎訴訟で秘密兵器となるのは「ウイルス知識」なのです。
ベリーベスト法律事務所は、肝臓専門機関との連携により医学(医療)知識においてはもちろんのこと、ウイルス知識までをも習得しています。
弁護士のみならず担当スタッフまで、案件に関わる担当者は全て知識の習得を心がけています。
すべては、B型肝炎訴訟をベリーベスト法律事務所にお任せいただいた方に、心から「よかった」と思える結果をお届けするために…。
今回は、ベリーベスト法律事務所のB型肝炎訴訟への取組みについて、ほんの一部をご紹介します。
B型肝炎ウイルスに感染しているため訴訟を考えているが、行動に踏み切れない。そのような方に役立つ知識もご紹介しておりますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。
目次
1、B型肝炎を発症する原因と訴訟内容をおさらい
はじめにB型肝炎発症の原因、そしてB型肝炎訴訟の内容をおさらいしておきましょう。
(1)B型肝炎発症の原因
B型肝炎発症の原因は、「B型肝炎ウイルス」の感染です。
どのようにウイルス感染するのでしょうか。
主な感染経路は以下の通りです。
- 注射針の使い回し
- 性交渉
- 輸血
また、上記に挙げた経路から感染した父母から感染したというお子さんも「二次感染者」ということで、B型肝炎訴訟をして和解できれば、給付金を獲得できます。
(2)B型肝炎訴訟の基本知識
①B型肝炎患者が国を相手にした訴訟
B型肝炎訴訟は、幼少期の集団予防接種等を原因としてB型肝炎に感染した方が、国に対し責任追及をするという訴訟です。
②なぜ国を相手に訴訟をするの?
予防接種を原因として感染したのは、注射針が使い回されたからです。
現在は1人1人針を交換するのが当然ですが、当時は針の価格が高額であったことから同じ針で何人も注射されていました。
「使い回し」をしたのは注射をした医師ですので、その医師に責任があるのは当然ですが、予防接種は学校などの施設でなされたことから医師の特定は現実的ではありませんでした。
誰にも責任追及できないのかー。
ここで、この「使い回し」には国にも責任があるのではないかと、平成元年、5名のB型肝炎患者が国に対し訴訟を起こしたのです。
国は、国民の健康を守る義務があります。
集団予防接種においては「注射針の使い回しは危険であり、取り替えなければならない」ことを周知徹底すべきでした。国は、それを怠っていたのです。
この訴訟は最高裁までいき、原告5名に対し、国の過失責任が認められました(平成18年6月16日)。18年に及ぶ、長い裁判でした。
このような経緯から、国に対するB型肝炎訴訟が確立されていったのです。
③集団予防接種等により感染したことが必要
B型肝炎の感染原因は、上記①の通り注射針の使い回しだけではありません。
ましてや肝硬変や肝がんまで発展している場合には、飲酒など別の原因である可能性も高まります。
国に責任追及するためには、その病気の原因は集団予防接種等であった、と認めてもらわなければなりません。
国は税金で賠償することになるためむやみに賠償に応ずることはできませんから、可能な限り他の原因である可能性を探して反論してきます。
このように、B型肝炎訴訟では、この感染原因の特定について争われることが多いのです。
2、B型肝炎訴訟での主な争点は「因果関係」
このように、B型肝炎の「感染原因」と「感染したという結果」にある関係における因果関係が、B型肝炎訴訟ではもっとも大きな争点です。
この因果関係を明確にするために、訴訟ではさまざまな資料を提出することになります。
ケースにより資料はさまざまですが、例えば、ウイルス感染の証明としてHBs抗原陽性の検査結果、また集団予防接種等を受けたことの証明として予防接種台帳、母子感染やその他の感染原因がないことの証明として母親のHBs抗原が陰性等にかかる検査結果やカルテ等の医療記録など、です。
3、因果関係の推定で重要なのは、専門的な「医学(医療)知識」と「ウイルス知識」
訴訟では、原告たる感染者は血液などの検査結果を提出しますが、これらを含めたさまざまなデータによって集団予防接種等以外の原因はないか、審理されます。
このとき、医学知識だけで対応する弁護士も多いのですが、ここでもう1つ重要となるのが「ウイルス知識」です。
医学では「A+B=C」となっているところ、どうにもそれではうまく行かない。
このとき重要なのが「ウイルス知識」。
ウイルスとはなんなのか。なぜ医学書とは異なる動きが出ているのか。
これを理解できなければ、B型肝炎訴訟の弁護で依頼者様を「納得のいく結果」へと導くことはできません。
4、ベリーベスト法律事務所では医学知識のみならずウイルス知識までも習得!
ベリーベスト法律事務所では、B型肝炎訴訟の対策として肝臓専門機関との連携し、医学知識への対策は万全です。
それに加え、ウイルス専門家からウイルス知識のレクチャーも受けています。
(1)担当者全体でウイルス知識を習得!
B型肝炎訴訟は担当弁護士に加え、複数のスタッフと共にチームで弁護をしていきます。
ベリーベスト法律事務所のB型肝炎訴訟対策チームは、弁護士から担当事務員まで、事務所をあげて知識の習得に励んでいます。
(2)専門家から直接学ぶ!教科書に書いていないウイルスの生態
ベリーベスト法律事務所では、ウイルス知識は専門家をお招きし、直接知識を吸収しています。
教科書に書いてあることだけでは限界があります。生きた事例で使えません。
最高の結果を出すために、現役のウイルス専門家から生の講義を受けています。
事案の疑問を先生に直接ぶつけ、その場で解決。
疑問を残したまま訴訟に臨むことがないよう、日頃からしっかりと準備を整えております。
5、実際の講義風景をご紹介|横浜あさひ総合病院山中先生の講義
2019年2月7日、横浜あさひ総合病院山中先生の講義を受けました。
今回は、そのときの講義内容を一部抜粋します。
「B型肝炎」と病名はおなじみになっているところですが、その原因たるウイルスは非常に複雑怪奇なウイルスです。B型肝炎ウイルスは、種を超えて進化を広げます。B型肝炎ウイルスは、爬虫類の時代から存在する可能性が高い。魚類から爬虫類への進化、爬虫類から哺乳類への進化、これらの進化には臓器遺伝子の増加が必要ですが、この「遺伝子の増加」を実現するのが、唯一「ウイルス感染」です。ウイルスとは、滅亡に向かう側面と、進化という「生」に向かう側面の2面性をもつものなのです。B型肝炎ウイルスも、スーパーヒューマンへのプロローグかもしれません。
ベリーベスト法律事務所:二次感染者が訴訟で必要な証明としては、母親の「HBe抗原が陰性ではないこと」が挙げられているが、出産直後にHBe抗原が陰性であったケースがあります。これはどういうことですか?
山中先生:妊娠中というのは別の人間が体内にいるということで、通常であれば別の「それ」は攻撃される対象です。しかし妊娠ではそれは起きません。攻撃(免疫)力を落としているからです。そのため、妊娠中はB型肝炎ウイルスが増えており、そして出産直後に免疫力がグン!と戻ります。つまり、出産直後はHBe抗原が陰性となることは大いにありえることです。出産直後はHBe抗原が陰性であったことをもって、出産直前に産道で感染していることの否定にはならないでしょう。
ベリーベスト法律事務所:B型肝炎ウイルスが原因で胆管細胞癌になりうるものですか?
山中先生:確率論的にはとても低いです。B型肝炎ウイルスがなぜ癌を引き起こすかというと、肝臓の細胞に感染をして、肝臓のDNAに「組込み」を起こすからです。B型肝炎ウイルスは、胆管の細胞には感染しませんB型肝炎ウイルスは非常に複雑で、HBs抗原やHBe抗原を出しますが、胆管の細胞は単なる「管」の細胞ですので、これら抗原を出す意味はないのです。胆管には、ウイルスを増殖させ、レプリケーションさせる材料がありません。一方肝臓は「工場」です。タンパク質を作ったり脂質をためたり糖を代謝する役割(機能)を果たしています。肝臓は胆管と違い、ウイルスにとって感染の意味をもっているのです。
6、勉強だけじゃない!B型肝炎訴訟の実績も豊富。状況に合わせて柔軟な対応を心がけています
ベリーベスト法律事務所へのB型肝炎訴訟の相談実績は、なんと103、797件。
そのうち提訴実績は11、163件です。(2019年3月現在)
B型肝炎訴訟専門のチームを結成し、過去の経験と実績をその都度共有。最新の知識で訴訟に臨みます。
ベリーベスト法律事務所は、B型肝炎訴訟全力でサポートしてきます。
実際のお客様の声(一部)こちらです!
【お客様の声】
50代女性 キャリア
毎回送って下さいます書類がとても細かく説明を添えて頂いて分かり易く記入できました。
又、病院の先生方にも丁寧な説明を加えて頂きましたので、気持ち良く対応して下さいました。個人ではとても対応できない手続きを全てして下さいましたベリーベストの皆様に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
50代女性 キャリア
ご相談にふみきるまで、1ヶ月悩み考えましたが、何もしなければ、何もわからないと思い最初のメールをさしあげました。すぐに対応していただき、また、解りやすくご説明していただいて大変良かったと思っています。
何十年も自分の中でひっかかっていたものを払拭させたく思いました。ありがとうございました。
60代男性 慢性肝炎(高)
大変お世話になりありがとうございます。どの書類をどの病院に依頼するのか、詳細に文書にしていただいているので、とてもわかりやすく、手続きがスムーズに行き、大変たすかっております。こちらからの電話での質問にも丁寧に対応していただき、安心してお任せすることができております。
7、訴訟は個人でもできる…けれど、弁護士への依頼をおすすめしたい理由
B型肝炎訴訟は個人でも起こすことができます。
しかし、万全の準備で訴訟に臨むためにも弁護士への依頼をおすすめします。
(1)カルテの取り寄せなど、準備すべきことが多い
B型肝炎訴訟では、
- B型肝炎ウイルスに持続感染していること
- 満7歳までに集団予防接種等を受けていること
- 母子感染でないこと
- その他集団予防接種等以外の感染原因がないこと
を証明するため、病院から専門的な診断書類を裁判で提出することが必要になります。
ケースによって、具体的に何を揃えるのかも変わってきます。
この時点で手間に感じてしまう人も少なくないでしょう。
弁護士に依頼すれば、依頼者様の状況に応じて何の資料が必要かを適切に判断するだけでなく、取り寄せなどの手続きも含めて代行してもらえます。
(2)経験や知識を元に、戦略的に訴訟に臨んでくれるから安心
国側は、他の原因の可能性を突いてきます。
医学データでそれを主張されたとき、やはりウイルス知識をもって跳ね返すことが必要です。
豊富な経験と知識によって、ケースごとに最適なチームを組成し、戦略的に訴訟に望みます。
個人では行き詰まる場面でも、このような対応をする法律事務所に依頼すれば安心です。
8、B型肝炎訴訟対策は万全!ベリーベスト法律事務所にご相談ください
ベリーベスト法律事務所ではB型肝炎訴訟の対策は万全です。
B型肝炎訴訟の提起は2027年3月31日までです。お急ぎください。
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1分でできる!B型肝炎給付金診断ツールをご利用下さい。
必要事項を入力して頂くだけなので非常に簡単です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ベリーベストでは、B型肝炎訴訟における学習体制について自信があります。
おかげさまで、相談件数、受任件数も伸び続け、豊富な経験値も備わっています。
あなたのその感染が集団予防接種等を原因とするならば、ぜひ受けた損害を国に賠償してもらいましょう。
ベリーベストはあなたの味方です!
初回相談は無料ですから、少しでも気になられたら、まずは一度ご相談ください。