
サレ妻とは「夫に不倫”サレ”た”妻”」を意味する言葉で、夫の裏切りに対する怒りを燃やす妻たちの復讐劇が、今ブログやSNSを中心としたネットで話題になっています。
今回は、そんな
- サレ妻たちの体験談
- 浮気・不倫を見極めるサイン
- そもそも夫が浮気・不倫に走る理由
- 離婚か再構築か…サレ妻たちの決断
について、具体例もまじえて詳しくご紹介していきます。
今まさに夫の不倫の事実を知って動揺が隠せない方はもちろん、サレ妻としてこのまま泣き寝入りするのだけは嫌!というみなさんにとって、この記事が辛い気持ちを少しでも和らげる手助けになれば幸いです。
目次
1、サレ妻たちの体験談
サレ妻の気持ちを1番理解し癒してくれるのは、やっぱり同じ状況に悩むサレ妻たちの話…ということで、早速ですが実際のサレ妻たちの体験談をまとめてチェックしていきましょう。
(1)同じ職場の一回り以上も年下の女性と浮気
Mさん(26歳)と夫(40歳)は、14歳の年の差婚を実らせたばかりの新婚夫婦。
しかし夫が同じ職場の女性と浮気していることが発覚し、しかもその浮気相手はMさんとも面識のある18歳の未成年でした。
夫から浮気相手のLINEには、「抱きしめてあげたい」「駆け落ちしよう」と浮ついたセリフばかりが並び、夫自身は妻であるMさんが1番好きだと釈明していますが、Mさんには到底信じられません。
浮気相手の女性に対して、これまで「まだ子供だから」と何かと気を遣ってあげていたことも今となっては腹立たしい限り。
自分の親にも現状を説明し、離婚に向けて話を進めています。
(2)出会い系や風俗通いが止められない夫
Tさんは夫と結婚して20年、その間数えきれないほどの浮気をされるも、子供のためを思い毎回離婚を踏みとどまってきました。
ただ、やはり常に夫を疑いの目で見るようになってしまい、夫を厳しく縛る自分にもだんだん嫌気が差してきています。
でも、「さすがに可哀想かな…」と思って束縛を緩めた途端、夫はコソコソと隠れて出会い系や風俗に手を出す始末。
キャバ嬢に入れあげデートやホテルに行っていていることも知っているTさんは、夫だけが多額のお金を使って遊び回っていることも許せません。
今はどうにかして「夫は夫」と割り切る方法がないかを模索しています。
(3)サレ妻から不倫相手に変貌してしまった
Sさんの夫は、バツイチ子持ちの女性と不倫。
その結果Sさんは離婚を余儀なくされましたが、一刻も早く不倫相手と再婚したかった夫は、家も車もお金も目ぼしい財産はすべてSさんに明け渡し、離婚後実際にそのバツイチ子持ち女性と結婚しました。
離婚時の要求はすべて叶ったSさんですが、それで悔しい気分が晴れることもなく、壮絶な復讐をスタート。
バツイチ女性の子供と同じ小学校に通う子を持つ友人に、元夫とバツイチ女性の不倫の顛末をクラス会でぶちまけてもらい相手の子供を不登校に追い込んだり、元夫が溺愛していた長女に「私たちはパパに捨てられちゃったの?」と涙ながらに訴えさせたり…特に長女からの訴えがこたえた元夫は、子供3人分で10万円だった養育費を26万円まで一気にアップ。
週末はほぼSさんの家で子供と過ごすようになり、今では平日にも普通に「ただいま~」と帰ってくる日があるといいます。
そんなある日、元家族みんなで出かけた買い物先で、元夫の現妻であるバツイチ子持ち女性とバッタリ遭遇!
女性は元夫に不満を口にしましたが、元夫は「週末は俺の子供と過ごす時間なの、お前の子供のことなんて知ったこっちゃない」と相手にせず、Sさんも「ごめんなさいね、平日はあなたのところに帰ると思うから」ととびきりの笑顔で言い放ってやったのだそうです。
(4)浮気+モラハラで離婚してしまった
Iさんの夫はモラハラで、日頃からIさんに冷たい態度を取ることばかりでした。
そんな折に浮気まで発覚し、結局はそれが原因となって夫婦は離婚。
夫のモラハラから逃れられたことに関してはホッとしているIさんですが、夫が浮気相手と会っていたらしい場所や、浮気相手の職場の近くを通るだけでいまだに惨めな気持ちになります。
ふとした瞬間に襲ってくる孤独も辛く、苦しい日々から立ち直るきっかけは今も掴めていません。
(5)浮気を隠された状態で離婚された妻
Eさんは半年前、価値観の違いを理由に離婚を切り出してきた夫と話し合いの末離婚。
その後は特に連絡を取り合うこともなく過ごしていましたが、先日共通の友人から偶然夫が再婚したことを知らされ、よくよく話を聞いているとどう考えても自分と結婚していた頃から付き合っていたとしか思えない状況で、随分前から浮気されていたことを確信しました。
離婚を切り出す際、そんな女性の存在は一切打ち明けてこなかった元夫の卑怯さに怒りが爆発したEさんは、元夫に連絡を取り呼び出そうとするもメールや電話は着信拒否。
最終的には職場に突撃して会うこと自体はできたものの、問い詰めても「何のことか分からない」「完全な誤解だ」と取り合ってもらえなかったため、今は弁護士に相談して法的な制裁を検討しています。
2、「黒」間違いなし?! 浮気・不倫のサイン
サレ妻たちが夫の浮気・不倫に気付いたきっかけには、どのようなものがあったのでしょうか。
よくある浮気・不倫のサインをご紹介していきます。
(1)突然、出張や残業が増える
これまではほとんど定時上がりで出張に出かけることもなかったのに、急に泊りがけの出張が増えた・残業で深夜に帰ることが多くなった夫は、仕事を口実に浮気相手とデートしている疑いが濃厚。
出張から帰った夫のスーツケースを開けた際、いつもと服のたたみ方が違うことで不倫を確信したサレ妻もいます。
(2)お土産を買ってこなくなる
元々出張が頻繁な夫の場合も、浮気目的の「嘘出張」かどうかを見抜くポイントはあります。
それがズバリ「お土産」で、これまでは毎回お土産を買って帰ってきてくれていたのに、そういえば最近買ってこないこともある…という場合、そのお土産のない出張こそが実は仕事を隠れみのにした不倫旅行なのかもしれません。
出張先での写真を一切見せてくれない、話を振っても邪険に扱われるなどに心当たりがあれば、嘘出張の可能性はより高まるでしょう。
(3)LINEの通知
疲れて帰宅し寝落ちしてしまった夫のスマホを充電しておいてあげようと思い、ケーブルを差した瞬間画面に表示されたLINEの通知で浮気に気付いたサレ妻も。
その他、夫のスマホを一緒に覗き込んでいる間に届いたLINEのポップアップで不倫が発覚するケースもあります。
(4)スマホを肌身離さず持つようになった
故意に見ようと思っていなくても、ふとした拍子に見えてしまうLINEの通知やポップアップで浮気がバレるパターンは多いものです。
それを分かっている男性は、うっかりスマホが妻の目に触れてしまわないよう肌身離さずスマホを持ち歩くようになります。
お風呂やトイレのときにも夫がスマホを手離さない…という場合、それは妻に見られると困る何かがスマホにあるからかもしれません。
(5)女性が好む情報に詳しくなった
夫が最近、話題のスイーツや若い女性に人気のデートスポットについて妙に詳しい…これも実は浮気のサイン。
これまでほとんど興味を示さなかった情報に急に興味を持つというのは、多くの場合浮気相手の影響なのです。
3、夫が浮気・不倫に走ってしまう原因
「浮気はするほうが100%悪い!」とはいえ、結婚したすべての男性が浮気・不倫に走るわけではなく、すべての女性がサレ妻になるわけでもありません。
特にサレ妻になってしまう女性には共通するいくつかの特徴があり、以下のような女性を妻に持つ男性は、「自分がないがしろにされている」「家にいても気持ちが休まらない」という思いから、つい浮気・不倫に手を出してしまいます。
【サレ妻の特徴】
- 夫への態度が高圧的
- 夫の話へのリアクションが薄い
- 常に夫よりも子供を優先
- セックスの誘いを拒否する
- 女磨きをサボっている
仕事から帰った夫を優しく笑顔で迎えるようにするだけでも、男性は「労われている」「妻に認められている」と感じるもの。
夫のよそ見を防ぎたいときには、夫への感謝をこまめに伝えるよう心がけてみましょう。
4、夫の浮気・不倫を知ったとき…サレ妻の不安は計り知れない
先ほどご紹介したような浮気・不倫のサインから自分がサレ妻であることを悟った女性たちは、辛い心中を吐き出したくても家族や友人には恥ずかしくて相談することができず、そもそも信じていた夫からの裏切りがショックで悲しくて悔しくて…この先どうすれば良いのか目の前が真っ暗になったように感じることも少なくないでしょう。
そんなときには、まず夫の浮気・不倫が動かぬ事実であるのかどうか、探偵に調査を依頼することが前に進むためのきっかけになることもあります。
モヤモヤとした不安を抱え続けるよりは、辛くてもひとつひとつ真実を明るみに出していったほうが、結果的には楽になれるケースも多いです。
何より探偵は、全力でみなさんの味方になってくれます。
「私は1人ではない」「自分を助けてくれる人がいるんだ」という安心感が得られるところも、探偵に依頼する大きなメリットのひとつです。
今後離婚に発展したときにも、相手の不貞の証拠があればかなり有利に話を進めることができます。
今まさに出口の見えない不安に頭を抱えているみなさんこそ、1度探偵や弁護士などの第三者に話を聞いてもらいましょう。
5、サレ妻の決断|離婚・再構築の選択肢
夫に不倫された妻が取れる選択肢は、離婚か再構築かの2つに1つ。
ここからは、これらの選択肢について押さえておきたいポイントを解説していきますので、ぜひ決断の参考にしてください。
(1)どちらにしても夫に制裁を加える女性は多い
離婚するにせよ再構築を目指すにせよ、その前に復讐として夫や不倫相手に対して制裁を与えるサレ妻がほとんどです。
しかし、復讐はやり方を間違うと逆に相手から訴えられてしまう危険もあります。
たとえば次のような方法は法に触れるリスクがありますので、絶対に避けるようにしましょう。
- 職場に不倫の事実をバラす(名誉棄損・プライバシーの侵害・侮辱罪)
- 不倫中の行為を撮影した写真や動画をネットに流す(リベンジポルノ防止法)
- 殴る・蹴るなどの暴力を振るう(暴行罪)
- 生命や権利を害するような脅しを行う(脅迫罪)
- お小遣いを減らす(経済的DV)
一方、よくあるサレ妻の復讐方法には次のようなものがあります。
- 慰謝料を請求する
- ブランド物のバッグやアクセサリーを買ってもらう
- 意地でも離婚しない(不倫相手と再婚させない)
これらを参考に、みなさんも自分の気持ちがスッとするような制裁を考えてみてください。
(2)再構築
サレ妻が離婚ではなく再構築を選ぶ主な理由は、次の通りです。
- まだ夫のことが好き
- 離婚後、経済的に自立できる自信がない
- 子供から父親を奪いたくない
- 世間の目が気になる
以下の関連記事では夫婦関係を修復できる可能性が高いケースと、再構築の具体的な方法もご紹介していますので、あわせて参考にしてください。
関連記事(3)離婚
はじめから離婚を決断するサレ妻もいれば、最初は再構築を目指したものの、途中で虚しさや話し合いを続けることの無意味さを感じて離婚に踏み切るサレ妻もいます。
いずれにせよ夫への愛情が完全に冷めてしまった場合は躊躇なく離婚を選択できるケースが多く、スムーズに離婚を進めるための手順についても以下の記事でご紹介していますので、離婚を検討しているみなさんはぜひ目を通してみてください。
関連記事6、どちらにしても弁護士に相談するのがおすすめ
離婚と再構築、どちらの道を選ぶときにも弁護士はみなさんの心強い味方になってくれます。
(1)離婚だけでなく再構築に向けたアドバイスも可能
「離婚を決断してからでないと弁護士に相談しに行くことはできないのではないか」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、弁護士は必ずしも離婚を勧めるわけではなく、みなさんの要望に沿ったアドバイスを行ってくれます。
慰謝料の請求だけ行って夫婦関係自体は修復したいときなど、再構築を目指す「円満調停」の手続きを依頼することもできますので、「まだ自分がどうしたいか分からない」というときにも気兼ねなく足を運んでみましょう。
(2)必要に応じて提携の探偵事務所を紹介し、証拠集めのサポートもしてくれる
先ほど探偵に調査を依頼することで一歩前に進むことができるというお話もしましたが、中には自分で信頼できる探偵を見つけることが難しいケースもあるかと思います。
そんなときにはまず弁護士に相談を行うことで、提携している探偵事務所を紹介してもらうことができ、証拠集めも同時に進めていくことができますので、「自分でどうにかしなければ」という精神的な負担をグッと減らすことができるでしょう。
(3)自分が不利な状況に陥る可能性のある制裁をせずに済む
すでにご紹介したように、復讐はやり方を間違えると逆に自分が不利な立場に追いやられてしまうこともあります。
そういった制裁を未然に防げることも、弁護士に相談するメリットのひとつでしょう。
また、より有利に話を進めていくためには、離婚や夫婦問題に強い弁護士を選ぶことが重要です。
次の記事ではそういった頼りになる弁護士に出会うためのポイントをご紹介していますので、こちらもぜひ参照してください。
関連記事まとめ
サレ妻=夫に浮気をサレた妻たちは、その苦しみや悩みを1人で抱え込みがちです。
悔しい気分を晴らすために復讐を考えるのもひとつの方法ですが、その内容によっては法的に訴えられてしまうリスクもあるため、どのような制裁を加えるのがベストなのかまずは弁護士に相談しましょう。
弁護士への相談は、精神的な負担を減らしてみなさんが楽になるための1番の近道でもあります。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひみなさんも自分にとって最も納得できる解決策を見つけてみてください。