不倫して慰謝料請求されてしまった際に知っておきたいこと7つ

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Worried woman

不倫をしてしまい慰謝料請求されてしまった・・・

これをお読みの方には、ダメだと理解しているのに不倫をしてしまった。

その結果、「不倫相手の配偶者から慰謝料を請求されてしまった」という方もいらっしゃいますよね。

相手の配偶者からの慰謝料請求の方法についても、電話や手紙という場合もあれば、内容証明郵便という場合もあるでしょう。

過去に内容証明郵便を受け取ったことがない方ですと内容証明郵便が届いた段階で、精神的にプレッシャーを受ける方もいらっしゃいますよね。

ですから、この記事では、

  • 「不倫」を行ってしまい不倫相手の配偶者から慰謝料請求された場合の対処法
  • 「不倫」を行った際に不倫相手の配偶者に支払うべき慰謝料の金額
  • 相手方とのやり取りの方法

についてご説明したいと思います。

不倫はしてはいけないことですが、もし不倫の末、慰謝料請求されてしまった場合のためにご参考になれば幸いです。

※本記事は2014年6月3日に公開したものを2016年12月2日に加筆修正しております。

1、不倫相手の配偶者と交渉をする場合の進め方とは?

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突然、電話やメールなどで慰謝料請求をされて、驚く方もいらっしゃいますよね。

その場合でも、感情を抑えて冷静に対応することが大切です。

不倫相手の配偶者が感情的になっている場合が多いからです。

ですから、相手方の配偶者と交渉を行う際の取り組みとして、

  1. 慰謝料の支払いを回避するために交渉
  2. 慰謝料の支払いが避けられない場合は、慰謝料を減額できないか交渉

ということになります。下記を具体的にみていきましょう。

2、実際に慰謝料請求が認められるのはどのような場合か?

浮気とは

内容証明郵便が送られてきて慰謝料を請求されたとしても、慰謝料の請求がすぐに認められるわけではありません。

法律上、慰謝料の請求が認められるためには条件があります。

下記の条件が揃わなければ、法律上慰謝料を支払う必要はありません。

具体的には以下の2つです。

  1. 肉体関係の存在

※上記の事情の有無関係なく慰謝料請求ができるという裁判例が出ました。

しかし、基本的には肉体関係があった事実が必要です。

  1. 不倫相手が既婚者だと認識していたこと

ですから、「1、」と「2、」どちらか片方あるいは両方の事実がない場合は、書面などでしっかりとそのことを主張して「自分には慰謝料を支払う義務はない」と相手の配偶者に伝えましょう。

正しい主張がしっかりと伝われば、慰謝料を支払う必要がなくなります。

 

3、相手側に証拠がなければ慰謝料の支払い義務を免れることができる

不倫を終わらせる方法

もし、不倫相手と肉体関係があって、さらに、不倫相手が既婚者である事実を認識していたとしても、慰謝料の請求を認められるためには証拠が必要です。

ですから、不倫相手の配偶者から慰謝料の支払いを要求された際は、最初に証拠の提出を要求しましょう。

不倫相手の配偶者に慰謝料の請求を要求されたら際に、下記のような証拠を提出できない場合は支払いを拒否することができるかもしれません。

では、不倫慰謝料請求に重要な証拠を確認していきましょう。

(1)肉体関係の存在

上記の通り、不倫をした際に慰謝料を請求するためには肉体関係があったことを証明しなければなりません。
ですが、肉体関係のほとんどは部屋などの密室空間で行われるので、盗撮でもしない限り肉体関係の存在を証明することは困難です。

ですから、間接的に証明をしなくてはなりません。

具体的には下記のような証拠があれば肉体関係の存在を証明できる可能性があります。

  1. あなたと交際相手がラブホテルに入るタイミングもしくは出るタイミングの写真もしくは動画

※ビジネスホテルなどの場合「打ち合わせで使用した」などの言い分が出てきてしまう可能性があります。

  1. 一人暮らしの際に不倫相手が長時間滞在した証拠。具体的には、出入りの時間が確認できる動画や写真
  2. 不倫相手と理由もなく二人で泊まりがけで出かけて同室で就寝した証拠。具体的には出かけた時の写真、ホテルの領収書
  3. 明らかに肉体関係があることを推測できる文章や画像があった場合。具体的にはLINEやメール、手紙など
  4. あなたが不倫の事実を認めたことを書面化したもの

※書面については、証拠になる可能性があるので作らないことが大切です。

(2)不倫相手が既婚者だと認知していた

上記の通り、不倫相手の配偶者が慰謝料の請求をするためには「あなたの不倫相手が既婚者だと認識していた」と証明することが必要です。具体的に下記のような証拠が有効な証拠となります。

  1. 不倫相手の結婚式に出席した事実
  2. 不倫相手との関係が勤務先の上司と部下の関係の場合(通常であれば、同じ会社で働いていて、既婚者と知らなかったはずはないといえます)

※勤務先が同じでも「既婚者とは知らなかった」と反論したいと思いますが、一般的にはそのような言い訳は通用しない可能性が高いです。また、相手が左手の薬指に指輪をはめていたような場合も同様です。

  1. 不倫相手とメールをする中で「配偶者にばれたら大変なことになるね」などの画像

 

4、交際相手の配偶者とのやり取りはどのように進めればよいか

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次は、不倫相手の配偶者とのやり取りの方法を確認していきましょう。

(1)やり取りは書面が基本!

交際相手の配偶者とのやり取りは、書面の他にも電話や直接会うなども考えられますが、基本的に書面でやり取りをする方がベターです。たとえ、電話やメールで請求されたとしても返信は書面がよいです。

書面でやり取りをする目的は、きちんとやり取りの証拠を残すためです。

(2)書面を使用する際の注意点とは

相手が有利になる証拠を作らないことが大切です。
例として、相手がまだ不倫相手の配偶者に肉体関係の存在を証明する証拠を持っていないのに、「自身は○○さんと不倫をした」などの不倫相手との関係を認める内容を書かないように十分に気をつけましょう。

5、急に内容証明郵便が届いた場合に!内容証明郵便について知っておきたいこと

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(1)内容証明郵便とは?

不倫慰謝料請求においては、内容証明郵便も利用されます。
急に相手から内容証明郵便が届いた、という場合に備えて内容証明郵便について知っておきましょう。

初めて内容証明郵便が届くと、不安になる方も多いかと思いますが、法律上通常の書面による請求と基本的には変わりません。
ですが、郵便局が内容を証明してくれたり、相手に対して精神的なプレッシャーを与えることができるので、弁護士は金銭等の請求をする際によく使います。

(2)内容証明郵便の形式は?

内容証明郵便は、縦と横の文字数などが決まっています。
一般的に、1枚520字以内で、

  • 縦書きの場合 1行20字以内、1枚26行以内
  • 横書きの場合 1行20字以内、1枚26行以内

です。

この形式に従った書面を3通(相手に送る用、郵便局が保管する用、送り主用)用意して郵便局に持参しましょう。

(3)内容証明郵便の費用

内容証明郵便を送るの必要な金銭は、約2000円です。

なお、内容証明郵便についてより詳しくお知りになりたい方は、「【雛型無料ダウンロード可】内容証明郵便の書き方と出し方」をご覧下さい。

6、不倫相手の配偶者が証拠を揃えている場合は減額交渉!

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不倫相手の配偶者が上記のような証拠を持っている際、慰謝料の請求を支払わざるをえないかもしれません。

そうなってしまった場合は減額交渉をしましょう。
減額交渉をする際は慰謝料の相場を調べておきましょう。
不倫相手の配偶者が相場よりも高額な請求をしてきた場合、相場の金額になるよう交渉してみましょう。

(1)不倫慰謝料の相場は?

相場としては約200万円です。
状況によって金額は異なりますが、幅としてはおよそ100〜500万円のあたりです。

(2)慰謝料の金額はどのような事情によって決まる?

では、実際にあなたの場合はどのくらいの金額を支払うのが妥当なのでしょうか。
下記では慰謝料の額に影響する事情を確認していきます。

基本的に「①あなた側の事情」と「②請求する側(交際相手の奥さん側の事情)」です。

あなた側の事情

  • 交際期間

交際期間が長期になるほど慰謝料が増額される場合があるます。

  • 妊娠の有無

不倫相手が妊娠した、あるいは、不倫相手の子を妊娠した場合の慰謝料は高額になる場合があります。

  • 交際に至る経緯

不倫相手が既婚者と認識していながらあなたから積極的に迫っていた場合は高額な慰謝料になる場合があります。

  • 資産・収入

あなた自身の資産や収入が大きいほど金額が高くなる場合があります。

  • 職業

基本的に、社会的地位が高い職業の場合は金額が高くなる場合があります。

請求する側(不倫相手の配偶者側の事情)

  • 婚姻期間

婚姻の期間が長期になるにつれて金額が高くなる場合があります。

  • 精神的苦痛(自殺未遂、ノイローゼ)等を類推させる事情

不倫相手の配偶者が精神的苦痛を類推させる事情がある場合、金額は高くなる場合があります。

  • 資産・収入

不倫相手の配偶者の資産や収入が少額なほど支払う金額が高くなる場合があります。

  • 年齢

不倫相手の配偶者の年齢が高くなるほど支払う金額が高くなる場合があります。

  • 離婚の原因

離婚原因が不倫となった場合、支払う金額が高くなる場合があります。

上記を踏まえて支払う金額を100〜500万円の間で交渉してみましょう。もし、提示した金額よりも請求額が高い場合、上記の例を出して減額交渉を行いましょう。

7、不倫慰謝料請求されてしまった場合には弁護士に依頼すべき?依頼するメリット・デメリット

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(1)メリット

①請求額が適切なのかが分かる

不倫をしてしまったということですから、確かに自分に非はあります。

しかし、例えば相手から今回のような場合の慰謝料の相場は500万円だから、慰謝料として500万円支払えと言われてしまった場合に、果たしてその金額は妥当な金額なのでしょうか。

「4、相手が証拠を揃えている!そんな時は減額交渉!」で相場についてはご紹介しましたが、相場はあくまで相場ですから、あなたのケースで慰謝料の相場が具体的にいくらくらいなのかは分からないでしょう。

そんな時には、弁護士にご相談されてみるといいでしょう。弁護士はあなたのお話を聞いた上で、あなたのケースだったらおおよそいくらくらいが慰謝料の相場であるかを教えてくれるでしょう。場合によっては、請求されている金額と大幅に違うこともあるかもしれません。

②全てのやり取りを任せることができる

やはり自分に非があることから、相手との交渉の際にもなかなか伝えたいことをうまく伝えられず委縮してしまうことも少なくないと思います。相手とのやり取りで頭がいっぱいになってしまって他のことが手につかなかったり、日々ストレスを感じてしまっているかもしれません。

このような場合には、思い切って弁護士に依頼するのも一つの手です。弁護士に依頼すれば、弁護士があなたの代理人として全て窓口になりますので、相手とのやり取りも全て弁護士があなたに代わって行ってくれます。

ご自身で相手とのやり取りをしなくなる分、この点でストレスの軽減につながると思います。

(2)デメリット

弁護士に依頼した場合には、弁護士費用がかかってしまうというデメリットもあります。内訳としては、以下の通りです。

  • 相談料 30分5,000円(税抜)が相場です

※初回相談料については無料にしている法律事務所もあります。

  • 着手金 依頼する内容によって金額は異なります
  • 減額報酬 実際に減額できた金額に対して10%程です
  • その他 内容証明郵便等を作成する場合には実費がかかる場合があります

弁護士費用について詳しくは、「離婚の弁護士費用の相場と弁護士の選び方」をご覧下さい。

不倫慰謝料請求されてしまった場合に関するまとめ

今回は不倫慰謝料請求されてしまった場合の対処方法について書いていきましたがいかがでしたでしょうか?不倫はしてはいけませんが、もし不倫してしまったために慰謝料請求をされている状況にあるような場合にはご参考頂ければ嬉しいです。

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