浮気・不倫して慰謝料請求されてしまった際に知っておきたいこと7つ

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Worried woman

不倫をしてしまい慰謝料請求されてしまった・・・

これをお読みの方には、不倫してはいけないと知りながらも過ちで不倫をしてしまい、「交際相手の奥さんから慰謝料請求された」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

相手の奥さんからの慰謝料請求についても、電話や手紙という場合もあれば、内容証明郵便という場合もあるでしょう。

内容証明郵便など受け取ったことがない方がほとんどだと思うので、受け取っただけで不安定な精神状態に置かれてしまっている方もいるでしょう。

そこで今回は、

  • 不倫をして慰謝料請求された場合の対処法
  • 不倫してしまった場合に支払うべき慰謝料の金額
  • 相手方とのやり取りの方法

についてご説明したいと思います。

不倫はしてはいけないことですが、もし不倫の末、慰謝料請求されてしまった場合のためにご参考になれば幸いです。

※本記事は2014年6月3日に公開したものを2016年7月8日に加筆修正しております。

1、不倫相手の奥さんとの交渉はどのように進めればいい?

電話やメール、内容証明郵便で慰謝料を請求された場合、突然のことで驚くことが普通でしょう。

それでも感情的にならないように、あくまで冷静に対応する必要があります。
相手が感情的になっていると思われるのでなおさら冷静に対処しなければなりません。

また、交渉を進めるにあたっての基本的な方針としては、

  1. まずはできるだけ支払いを回避できないか交渉
  2. どうしても支払わなければならないとなった場合に金額をできるだけ少なくなるように交渉

ということになります。以下、具体的にみていきましょう。

2、実際に慰謝料請求が認められるのはどのような場合か?

内容証明郵便などで不倫慰謝料請求されてしまったとしても、法律上請求が認められるにはいくつかの条件が揃わなければなりません。

つまり、以下のように慰謝料を請求する権利が成立する条件が揃わなければ法律上慰謝料を支払う義務がないのです。

具体的には以下の2つです。

  1. 肉体関係があったこと

※なお、この事情については、なくても慰謝料請求が可能という裁判例が最近出ましたが、基本的には必要とされています。

  1. 交際相手が既婚者であると知っていたこと

ですから、もし1、2いずれか一方の事実がない場合には、書面などでその旨を主張してご自身に慰謝料を支払う義務がないことを書面などで相手の奥さんに伝えましょう。

あなたの主張が正しいことが伝われば慰謝料を支払わずに済みます。

3、相手側に証拠がなければ慰謝料の支払い義務を免れることができる

もし、交際相手と肉体関係があり、かつ相手が既婚者であることを知っていたとしても、実際に慰謝料請求が認められるためには相手が証拠を持っていることが必要です。

そこで、相手から慰謝料の支払いを求められた場合には、まず証拠の提出を求めましょう。

もし相手が以下に記載するような証拠を提出できなければ、慰謝料の支払いを拒むことができる可能性があります。

では、実際に不倫慰謝料請求において重要な証拠をみていきましょう。

(1)肉体関係があったこと

前述の通り、不倫の慰謝料請求をするにはまずは肉体関係があったことの証明が必要です。
とはいえ、肉体関係は密室で行われるので、盗撮でもしない限り直接的に肉体関係があったことを証明する証拠を得ることは難しいでしょう。

そのため、間接的に「肉体関係があった」と証明する証拠が必要となります。
具体的には、以下のような証拠が「肉体関係があったこと」を証明できる可能性があります。

  1. あなたと交際相手がラブホテルに入るタイミングもしくは出るタイミングの写真もしくは動画

※ラブホテルではなく、ビジネスホテルなどの場合には「打ち合わせをしていた」などと言い訳できてしまう可能性があるので、必ずしも有力な証拠とはなりません。

  1. あなたが一人暮らしの場合に、交際相手があなたの家に出入りして長時間滞在している証拠。具体的には入る時間付きの写真と出る時間付きの写真または動画
  2. あなたと交際相手が特に仕事などの理由がないにも関らず二人で泊まりがけの旅行に行って同室で就寝したことの証拠。具体的には旅行風景の写真やホテルの領収書など
  3. LINEやメール、手紙などに明らかに肉体関係を推測できるような文言が表示された画面の画像(「またやろうね」「気持ちよかった」などが記載されているもの)
  4. あなたが不倫の事実を認めたことを書面化したもの

※このような書面については、証拠化されないためにも作らないことが重要です。

(2)交際相手が既婚者であると知っていたこと

前述の通り、交際相手の奥さんが慰謝料請求をするには「あなたが交際相手が既婚者であると認識していた」ことを証明することが必要となります。具体的に以下のような証拠が有効な証拠となります。

  1. あなたが交際相手(不倫相手)の夫婦の結婚式に出席していた事実
  2. 交際相手とあなたが勤務先の上司と部下の関係であること(通常、同じ会社で働いていれば、既婚者と知らなかったはずがない)

※勤務先が同じであっても「私は相手の男性を既婚者と知らなかった」と反論したくなることもあるでしょう。しかし、一般的にはそのような言い訳は通用しない可能性が高いです。また、相手が左手の薬指に指輪をはめていたような場合も同様です。

  1. 不倫相手とのメールのやり取りの中で「奥さんにばれたら大変なことになるね」などと表示されている画面の画像

4、交際相手の奥さんとのやり取りはどのように進めればいい?

次は、実際に交際相手の奥さんとどのようにやり取りしていけばよいかをみていきましょう。

(1)書面でやり取りするのが基本!

交際相手の奥さんとのやり取りは、電話や実際に会ってという方法も考えられますが、書面で行うようにするのがいいでしょう。仮に電話やメールで請求されても相手の住所を確認して書面で返すようにしましょう。

書面でやり取りを行う理由は「言った言わない」を避けるためです。

(2)書面でやり取りをする場合に気をつけることは?

書面をやり取りする場合には相手に有利な証拠を作らないことが重要です。
例えば、相手方に肉体関係を証明する証拠がないにも関らず、「私は○○さんと不倫をしました」などと交際相手との不倫関係を認める内容を書かないように十分に気をつけましょう。

5、急に内容証明郵便が届いた場合に!内容証明郵便について知っておきたいこと

(1)内容証明郵便とは?

不倫慰謝料請求においては、内容証明郵便も利用されます。
急に相手から内容証明郵便が届いた、という場合に備えて内容証明郵便について知っておきましょう。

そもそも内容証明郵便とは、法的には通常の書面による請求と同じです。
しかし、郵便局が内容を証明してくれたり、請求される側に対して心理的プレッシャーを与えることも可能なことから、弁護士は金銭請求の場合によく利用します。

(2)内容証明郵便の形式は?

内容証明郵便は、縦と横の文字数などが決まっています。
一般的には、1枚520字以内で、

  • 縦書きの場合 1行20字以内、1枚26行以内
  • 横書きの場合 1行20字以内、1枚26行以内

とされています。

この形式に従った書面を3通(相手に送る用、郵便局が保管する用、送り主用)用意して郵便局に持参しましょう。

(3)内容証明郵便の費用

内容証明郵便を送るのにかかる費用は、おおよそ2000円程度です。

なお、内容証明郵便についてより詳しくお知りになりたい方は、「【雛型無料ダウンロード可】内容証明郵便の書き方と出し方」をご覧下さい。

6、相手が証拠を揃えている!そんな時は減額交渉!

相手が前述のような証拠を揃えている場合、残念ながら慰謝料の支払いを免れることは難しいかもしれません。

そのような場合は減額交渉をしましょう。
減額交渉をするにあたってはまずは妥当な慰謝料の額を知っておくべきでしょう。
もし、相手が妥当と思われる金額より高額を請求してきているのであれば、妥当な金額に減額してもらうよう主張しましょう。

(1)不倫慰謝料の相場は?

不倫慰謝料の相場としては200万円程度です。
もっとも、実際の金額は様々な事情に影響して変動しますが、100〜500万円ほどです。

(2)慰謝料の金額はどのような事情によって決まる?

では、実際にあなたの場合はどのくらいの金額を支払うのが妥当なのでしょうか。
以下では慰謝料の金額に影響を与える事情についてみていきます。

基本的には、①あなた側の事情と②請求する側(交際相手の奥さん側の事情)
に分けられます。

①あなた側の事情

あなた側で慰謝料の金額に影響を与える事情は以下の通りです。

  • 交際期間

交際期間が長いほど慰謝料は高額となる傾向があります。

  • 妊娠の有無

妊娠したような場合には慰謝料は高額となる傾向があります。

  • 交際に至る経緯

相手が既婚者であると知っていたにも関らずあなたから積極的にアプローチしていた場合には慰謝料は高額となる傾向があります。

  • 資産・収入

あなたの資産・収入が高いほど金額が高くなる傾向があります。

  • 職業

一般的に、社会的地位の高い職業に就いている場合には金額が高くなる傾向があります。

②請求する側(交際相手の奥さん側の事情)

  • 婚姻期間

婚姻期間が長いほど金額が高めとなる傾向があります。

  • 自殺未遂やノイローゼなどの精神的苦痛を類推させる事情

相手の奥さんにて精神的苦痛を類推させる事情があると金額は高くなる傾向があります。

  • 資産・収入

相手の奥さんの資産・収入が少ないほど金額が高くなる傾向があります。

  • 年齢

相手の奥さんの年齢が高いほど金額が高くなる傾向があります。

  • 離婚の原因

不倫が原因で離婚に至った場合には慰謝料が高額となる傾向があります。

以上を踏まえて妥当な金額を100〜500万円の間で出してみて下さい。もしその金額より請求されている金額が大きいのであれば、上記の事情を挙げて根拠を示して減額交渉をしましょう。

7、不倫慰謝料請求されてしまった場合には弁護士に依頼すべき?依頼するメリット・デメリット

(1)メリット

①請求額が適切なのかが分かる

不倫をしてしまったということですから、確かに自分に非はあります。

しかし、例えば相手から今回のような場合の慰謝料の相場は500万円だから、慰謝料として500万円支払えと言われてしまった場合に、果たしてその金額は妥当な金額なのでしょうか。

「4、相手が証拠を揃えている!そんな時は減額交渉!」で相場についてはご紹介しましたが、相場はあくまで相場ですので、あなたのケースで慰謝料の相場が具体的にいくらくらいなのかは分からないでしょう。

そんな時には、弁護士にご相談されてみるといいでしょう。弁護士はあなたのお話を聞いた上で、あなたのケースだったらおおよそいくらくらいが慰謝料の相場であるかを教えてくれるでしょう。場合によっては、請求されている金額と大幅に違うこともあるかもしれません。

②全てのやり取りを任せることができる

やはり自分に非があることから、相手との交渉の際にもなかなか伝えたいことをうまく伝えられず委縮してしまうことも少なくないと思います。相手とのやり取りで頭がいっぱいになってしまって他のことが手につかなかったり、日々ストレスを感じてしまっているかもしれません。

このような場合には、思い切って弁護士に依頼するのも一つの手です。弁護士に依頼すれば、弁護士があなたの代理人として全て窓口になりますので、相手とのやり取りも全て弁護士があなたに代わって行ってくれます。

ご自身で相手とのやり取りをしなくなる分、この点でストレスの軽減につながると思います。

(2)デメリット

弁護士に依頼した場合には、弁護士費用がかかってしまうというデメリットもあります。内訳としては、以下の通りです。

  • 相談料 30分5,000円(税抜)が相場です

※初回相談料については無料にしている法律事務所もあります。

  • 着手金 依頼する内容によって金額は異なります
  • 減額報酬 実際に減額できた金額に対して10%程です
  • その他 内容証明郵便等を作成する場合には実費がかかります

弁護士費用について詳しくは、「離婚の弁護士費用の相場と弁護士の選び方」をご覧下さい。

不倫慰謝料請求されてしまった場合に関するまとめ

今回は不倫慰謝料請求されてしまった場合の対処方法について書いていきましたがいかがでしたでしょうか?不倫はしてはいけませんが、もし不倫してしまったために慰謝料請求をされている状況にあるような場合にはご参考頂ければ嬉しいです。

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