プロミスに過払い金返還請求する際に知っておきたい5つのこと

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財布を持つ女の子

「プロミスに過払い金を請求できると思うけどやり方がわからない。」「プロミスに過払い金を請求したら、ちゃんと返してくれるのか?」「プロミスに過払い金を請求してから返ってくるまでにどれくらいの期間がかかるんだろう?」

このようなお悩みのお持ちの方はいっらっしゃいませんでしょうか?

そのような方のために、今回はプロミスへの過払い金請求のポイントを解説します。

1、プロミスとは

プロミスの正式な会社名は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社です。三井住友フィナンシャルグループの完全子会社ですので、経営は安定しており、経営状況の悪化により、過払い金の回収が困難になることは考えにくいでしょう。

2、プロミスからの過払い金の返還状況

(1)和解金額の割合

任意交渉の場合、引き直し計算で算出された過払い金の80%から100%程度となることが多いようです。プロミスは経営が安定しており資金も潤沢と考えられることから、他の消費者金融業者と比べても比較的多くの過払い金が返ってきます。

これ以下の低い条件での和解案が提示された場合は、過払い金返還請求訴訟を提起して、裁判で全額回収することも検討した方がよいでしょう。

(2)請求から和解成立・返還までの期間

任意交渉の場合、返金まで4カ月から6カ月程度が平均のようです。このように、過払い金の返還まで時間がかかる理由は、現在プロミスに対する過払い金の請求件数が非常に多いことにあります。

ただし、ご自分で請求されるか、弁護士・司法書士に依頼するかによって和解金額の割合や和解・返還までの期間は大きく異なりますので、ご注意ください。また、依頼する弁護士・司法書士によっても異なることがあります。

3、プロミスとの交渉は弁護士・司法書士に依頼すべきか

(1)弁護士・司法書士に依頼するメリット

①時間・手間が省ける・より多くの過払い金を回収できる

「4、プロミスから過払い金を返還してもらうための手続の流れ」でご説明させていただくとおり、過払い金を返還してもらう手続は、(1)業者に対して取引履歴の開示を求め、(2)過払い金の金額を正確に計算し、(3)担当者と和解交渉し、(4)交渉によって和解できない場合には訴訟を提起して、過払い金を回収するという流れになります。

ご自身で過払い金の請求をされる場合、まず、(1)の段階で、(プロミスの場合はあまり心配ありませんが)業者によってはなかなか取引履歴を開示してこないことがあります。これに対して、弁護士や司法書士が対応した場合には、個人で請求する場合に比べて迅速な対応をしてもらえることが多いといえるでしょう。

(2)の段階においては、過払い金の金額の計算をご自身で行うとすると、特に取引期間が長い場合にはかなりのご負担となることでしょう。これに対して、弁護士などに依頼すれば、引き直し計算も行ってもらえます。

(3)の段階においては、以下で詳述するように、ご自身で交渉する場合、納得できるような金額を提示されることはなかなか考えられないでしょう。これに対して、弁護士や司法書士に依頼した場合には、それまでの交渉実績等を加味して、比較的高い割合の和解案から、交渉がスタートするので、納得できる金額が提示される可能性は高くなるといえるでしょう。

(4)の段階においても、訴訟を提起するためには、訴状を作成する必要がありますし、プロミスと書面によるやり取りをしなければなりません。これに対して、弁護士や司法書士に依頼した場合には、これらの面倒な手続きを基本的にすべて任せることができるのです。

以上のように、不慣れな手続きをご自身で行うよりも、弁護士や司法書士に任せた方が、短期間で、かつより多くの金額を得た上で解決できる可能性が高いといえます。

②秘密性への配慮

過払い金返還請求をする方の中には、以前お借り入れがあったということや過払い金返還請求をしているということなどを家族や知人に知られたくないという方が多くいらっしゃるのではないかと思います。弁護士や司法書士に依頼した場合には、以前借金していたことや過払い金の請求していることを家族や友人に知られないように様々な配慮をしてくれます。

(2)弁護士・司法書士に依頼するデメリット

弁護士や司法書士に依頼した場合にデメリットがあるとすれば、それはやはり費用の問題でしょう。以下では、弁護士や司法書士に過払い金の請求を依頼した場合の費用の相場について、ご説明します。

①相談料

まず、相談料がかかる可能性があります。しかし、現在多くの弁護士事務所・司法書士事務所では、相談は無料で対応しています。

②着手金

専門家に過払い金請求を依頼した場合、着手金として業者1社ごとに費用がかかります。その相場は、1社につき4万円程度です。

③基本報酬

着手金を取らない、すなわち完全成功報酬制で過払い金の返還請求について依頼を受ける弁護士・司法書士でも、基本報酬として1社ごとに費用がかかります。その相場は、着手金と同様に4万円程度です。

④成功報酬

過払い金を回収した場合に回収した金額に応じてかかる費用です。その相場は、回収した過払い金の20~25%ほどです。

⑤減額報酬

まだ借金が残っていた場合には、減額した借金の額に応じて費用がかかります。その相場は、減額した金額の10%程度となります。

以上のような、メリット・デメリットを比較してご自身で手続きを進めるか、弁護士などの専門家に依頼するかを判断しましょう。

4、プロミスから過払い金を返還してもらうための手続の流れ

(1)プロミスに対する取引履歴開示請求

過払い金の引き直し計算をして過払い金の金額を確定させるにあたり、プロミスに対して取引履歴の開示の請求をします。

(2)引き直し計算

取引履歴が開示されたら、過払い金がいくら出ているのかを計算します。

過払い金の請求をご自分でなされる方は、過払い金の計算は非常に複雑ですので、計算ミスがないよう注意しましょう。引き直し計算ソフトをお持ちの方は、入力ミスに注意しましょう。

過払い金の請求を弁護士・司法書士に依頼される方は、依頼された法律事務所や司法書士事務所が人員に見合わない大量の依頼を受けていて、この手続に時間がかかってしまうこともありますので、依頼する際には注意しましょう。

(3)プロミスへの過払い金の支払請求

過払い金の金額が算定できたら、次はプロミスに対する過払い金の支払請求です。プロミスに対して請求する方法については、特に制限はありませんが、請求の日付が明確になるように、FAXや郵便など証拠が残る形が望ましいでしょう。

(4)和解交渉

過払い金の支払請求をしたら、プロミスの担当者との支払い金額の交渉になります。取引の分断(一度完済してから再度の借入れがある場合に各取引を別契約と主張してきます。別契約となると、場合によっては、前の契約についての過払い金の請求権が時効で消滅している可能性があります。)や期限の利益の喪失(一度でも返済が遅れたことがあると、その後の利息は遅延利息(法定利率より高いです。)で計算すると主張してきます。)などの法律的な問題があると双方の主張する金額に差が出ますので、交渉が長引く可能性があります。

また、プロミスの担当者は交渉慣れしており、ご自身で交渉する場合は、相手は交渉慣れしていない。」と考えて強気の交渉をしてきます。そうなると、不当に安い金額でしか和解に応じないなどと主張し、なかなか納得できる金額が提示されないことが予測されますが、こちらも強気で臨んで、納得できる金額を主張しましょう。この点、弁護士は、法的問題・交渉についてはプロであり、依頼者の利益のみを考えて対応いたしますので、このような心配は特にありません。

この時点で、プロミスから納得できる金額の提示があれば、和解成立となり、下記「(6)過払い金の返還」に続きます。

(5)過払い金返還請求訴訟の提起

プロミスの担当者と交渉し、納得できる金額の提示がない場合は、過払い金返還請求訴訟を提起しましょう。

ご自身で訴訟提起される場合は、法的主張の整理、訴状の作成、プロミスの主張に対する反論等にあたり、相当勉強が必要になると思いますので、かなり時間がかかると思います。これに対して、弁護士事務所や司法書士事務所は訴訟や裁判所に提出する書面の作成などに慣れているので、迅速に必要書類の準備・訴訟提起が可能です。

訴訟を提起した後もプロミスから和解案が提示されますが、訴訟において、勝訴見込みが高くなればなるほど、有利な和解案が提示されますので、納得できる金額が提示されれば、その時点で和解するのも良いですし、判決まで譲らずに全額回収するのもよいでしょう。

(6)過払い金の返還

勝訴判決が確定するか、和解がまとまれば、プロミスから過払い金が返還されます。返還までの期間は、和解成立後から約2カ月から4カ月となることが多いです(裁判で判決を取った場合にはもっと早い段階で返還されます)。

(7)訴訟をするメリット・デメリット

以上がプロミスから過払い金を返還してもらうための手続の流れになりますが、和解するか、訴訟を提起するか判断に迷うと思われます。そこで、以下、訴訟を提起するメリット・デメリットをまとめましたので、参考にしてください。

①訴訟提起するメリット

訴訟において、勝訴見込みが高くなればなるほど、有利な和解案が提示され、勝訴判決が得られれば、過払い金全額(過払い金及びそれについての利息(通常5%))を回収できることがメリットになります。

②訴訟提起するデメリット

裁判は通常1カ月に1度しか行われませんので、解決までに時間がかかります。また訴訟提起するには印紙代等の訴訟費用がかかります。

5、プロミスに対して過払い金返還請求をする際の注意点

(1)旧三洋信販(ポケットバンク)とアットローンからの借り入れについても完済しておく

完済後の過払い金の請求については、原則として信用情報、いわゆるブラックリストに載ることはありません。なぜなら、過払い金の請求は、払い過ぎた利息を返してもらえるというものであって、支払能力の有無とは無関係だからです。

もっとも、注意しなければならないのが、プロミスは旧三洋信販(ポケットバンク)とアットローンを吸収合併していますので、プロミスに対する債務は完済していたとしても、旧三洋信販(ポケットバンク)やアットローンに対する債務が完済されていない場合には、ブラックリストに載る場合があるということです。ブラックリストに載ることを避けるため、完済後に過払い請求をしようとお考えの方は、この点にご注意ください。

(2)プロミスが保証会社になっている銀行からの借入れも完済しておく

三井住友銀行のカードローン等は、プロミスが保証会社になっています。基本的にプロミスへの債務を完済していれば、過払い金を請求しても債務整理にはなりませんから、信用情報(ブラック)に登録されることはないと考えられますが、念のため登録されるリスクを避けるためにも、これらの借入れについても完済しておくとよいでしょう。

まとめ

今回は、プロミスに対する過払い金返還請求について、詳しく見ていきましたがいかがでしたでしょうか。是非ご参考にしていただけますと幸いです。

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