
「付き合っている彼とは不倫関係だけど、結婚したい!」
「彼は妻と離婚したら結婚しようと言ってくれているけど、そもそも不倫からの結婚って本当に幸せになれるのかな?」
今回は、そんな悩みを抱えているみなさんに知っておいてほしい、
- 不倫で略奪婚のリスク
- 不倫関係から結婚に至った芸能人の事例
- そもそも不倫関係から結婚はあるのか
- 不倫関係を終わらせる方法
などについてまとめました。
恋愛関係と結婚生活の違いや、最終的に「やっぱり不倫関係は終わらせたほうがいいのかも…」と思ったときのための対処法もあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
不倫に悩んでいる方は、以下の関連記事もご覧ください。
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目次
1、不倫関係から結婚はあり?
早速ですが、世の中には不倫関係から結婚にこぎ着けたカップルも数多く存在しています。
そして、そんな不倫からの結婚が「あり」か「なし」かは、次のようなメリット・デメリットを両方チェックした上で考えてみるのがおすすめです。
(1)メリット
①彼の理想を叶えてあげることができる
不倫関係のときに彼から聞いていた妻への不満や結婚生活の愚痴は、すべて新しい結婚で幸せを手に入れるためのヒントになります。
彼が1度結婚生活を体験していることで、結婚にどんなものを求めているのかも具体的に分かりやすく、これまで彼がこぼした不満に関しては「こういうことをすると彼は嫌がるんだな」という教訓にすることもできます。
②「あんなに大変な思いをしたのだから」と大抵のことは我慢できる
不倫からの結婚には、彼の離婚が成立するまでの修羅場や自分の両親への説明など、いくつものハードルを越えなければなりません。中には手離しでは祝福してくれない友達もいるでしょうし、周りからは快く思われないことも多いものです。
そんな数々の障害を乗り越えてでも結婚したい!と思った相手とは、一般的な結婚よりも強い絆で結ばれることができます。結婚してから相手のイヤなところが見えてきたとしても、これまで割いてきた時間と労力を思うと簡単には別れられない…と、お互い前向きに関係を築いていくことができるでしょう。
③万が一彼が浮気に走ってもすぐに気付ける
あまり考えたくありませんが、結婚後また彼が新しい女性を好きになったり、その女性とこっそり付き合うようになったりしたら、すでに一部始終を経験しているあなたにはすぐに分かります。
彼の嘘のつき方や、どんなふうに浮気を隠すかというテクニックはそう大きく変わるものではありません。怪しいと思った段階でやんわりと牽制する・今の生活に不満があるのか探りを入れてみるなど、彼が深入りする前に対処しやすいでしょう。
(2)デメリット
①また浮気を繰り返す可能性がある
1度浮気した男性は、2度・3度と浮気を繰り返す傾向があります。
彼がこういった浮気癖のある男性だった場合、あなたとの結婚生活が落ち着いたらまた新たな刺激を求めて浮気に走る可能性もあるでしょう。
②障害がなくなると気持ちが冷めやすい
恋とは不思議なもので、障害があればあるほど気持ちも燃えやすいものです。
彼との関係が盛り上がっているのは、もしかしたらその関係が不倫だからなのかもしれません。
結婚してから途端に気持ちが冷めてしまったというカップルも多いので、自分たちの場合はどうなのか、一旦冷静に考え直してみる時間も必要ですよ。
③金銭面で苦労するかも…
彼の妻には、彼にはもちろんあなたにも慰謝料を請求する権利があります。彼に子供がいて親権を妻に譲る場合は、養育費の支払いが必要になることもあるでしょう。
そうなってくると、新しい結婚生活は無一文からのスタート…ということにもなりかねませんし、子供が成人するまでの間は毎月まとまったお金が家計から出ていくことになります。金銭的にギリギリの生活となってしまうかもしれないことも、無視できないデメリットのひとつです。
2、不倫関係から結婚に至った芸能人の事例
ここからは、実際に不倫から結婚へと踏み切った芸能人カップルをいくつかご紹介していきます。
(1)宮崎あおい × 岡田准一
2017年12月に入籍を発表した宮崎あおいと岡田准一は、元をたどれば不倫スタートのカップルでした。最初に熱愛をスクープされたのは2011年のことで、当時はまだ宮崎あおいが既婚者だったんですね。
同じ2011年に宮崎あおいは元夫の高岡奏輔と離婚が成立しており、現在は岡田准一との交際も2015年にスタートしたと報じられていますが、世間ではもっと前から不倫関係だったのではないか?という声も挙がっています。
(2)安達祐実 × 桑島智輝(カメラマン)
安達祐実は、写真集の撮影をきっかけにカメラマンの桑島智輝と交際がスタートし、結婚に至りましたが、写真集の撮影がスタートした当時は桑島智輝がまだ既婚者でした。
撮影自体は2年半という長期に及ぶものだったものの、不倫略奪愛とウワサされています。
(3)篠原涼子 × 市村正親
24歳の年の差があることでも有名な2人ですが、出会った当時市村正親には奥さんがいました。
市村正親はそれ以前にも様々な女性とウワサが絶えず、奥さんとは2003年に離婚。
篠原涼子とは2005年に再婚しています。
(4)安藤優子 × 一般男性
ニュースキャスターの安藤優子にはこれまで2回の結婚・離婚歴がありますが、その2回ともが不倫からの結婚だったことが話題を呼んでいます。
ちなみに1回目は10歳年上の広告代理店勤務の男性。2回目はフジテレビのプロデューサーで、現在はすでに離婚しています。
3、不倫をしていること自体のリスク
みなさんもすでに痛感されているかもしれませんが、そもそも不倫には次のようなリスクが常につきまといます。
(1)民法に触れる=訴えられたら賠償責任
不倫は、彼の妻から見ると法律の「婚姻共同生活の平和の維持」という権利を侵害する行為です。そのため、訴えられたら裁判になりますし、裁判を避けて示談に持ち込むにしても場合によっては高額な慰謝料が必要になります。
裁判をする場合、弁護士費用(着手金)として約30万円程度かかることが多いですし、慰謝料は数十万円~300万円程度となる場合が多く、合わせると相当な金額の出費を強いられることになるでしょう。
また、慰謝料を請求できる期間は相手の妻が不倫に気付き、不倫相手を知ってから3年、もしくは不倫が始まってから20年なので、かなり長期にわたって「もしバレたら…」という心休まらない年月を過ごすことになるでしょう。
(2)婚期を逃す
不倫はお互いにとって「都合の良い関係」であることが多いため、付き合いがズルズルと長引きがち。
深みにハマってから「未来のない彼とは別れよう」と思っても上手く未練を断ち切ることができなかったり、気付けば同年代の男性はほとんど既婚者になっていたり…「妻とは離婚するから」という言葉を信じていたのに、待てど暮らせど離婚が成立しないというケースもよくあるので、結局損をするのは自分です。
(3)周りから白い目で見られる
不倫している人に対して、社会の目はやっぱり厳しいもの。周りにバレてしまうと白い目で見られるのは確実ですし、親や友達にすら理解を求めるのは難しいでしょう。
(4)職場にバレたら退職せざるを得ないことも…
職場の上司や同僚と不倫している場合、関係がバレることで退職に追い込まれることもあります。
不倫が直接の原因で解雇されることはありませんが、周りからの視線が気になって気持ちが不安定になったり、バレた瞬間彼の態度が豹変して悪いウワサを流されたり、いずれにせよ居づらくなって退職せざるを得ないケースも珍しくはないのです。
4、不倫関係から結婚を考える前に知っておいて欲しい!恋人関係と結婚した関係の違い
不倫から見事ゴールインしたからといって、それでめでたしめでたし…とはならないのが現実の結婚生活です。特に恋人から夫婦へと関係が変わったときには、「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔してしまうこともよくある話。
たとえば不倫関係のときに、「妻は家事ができない人でね」「妻は子供が嫌いみたいで、子作りに協力してくれないんだ」などなど、不満を漏らされると思わず彼に同情してしまうのが恋心というものですが、実際に自分が彼の妻になってみると…
- 家事ができないのは彼のほうで、共働きでもまったくノータッチのため妻に負担がかかりすぎて家事が回らないだけだった
- 彼が実はかなりの浪費家で、貯金がないに等しいため子供を作ることが考えられなかった
このように、逆に彼の前妻の気持ちが痛いほど分かってしまった!というようなケースも実際にあります。
恋人同士の間は見えなかったり問題にならなかったりしたことも、結婚すると表面化し、悩みの種になるパターンが多いということを肝に銘じておきましょう。
5、仮に結婚できたとしても不安は常につきまとう!
もちろん、恋人から夫婦になってもそこまで大きなギャップがなく、これまで通りの関係を築けるカップルもいます。
ただ、不倫から結婚に至った場合、一見穏やかに生活を送れている間も心の中には様々な葛藤が…
- 彼の家庭を壊してしまった罪悪感
- 前妻や子供たちに恨まれる辛さ
- 家族や友達から祝福してもらえない悲しさ
- 自分と同じようにまた彼を奪う女性が現れるかもしれないという焦り
みなさんは、これらの不安に日々耐えきる自信がありますか?
「もちろんよ!」と即答できるくらいの覚悟と強い思いがない限り、本当の意味で心穏やかな幸せを手に入れることはできないかもしれませんね。
6、結論として、不倫から結婚は幸せになれるのか?
ご紹介してきたように、不倫には様々なリスクがあります。
そして、リスクがある以上それを承知で結婚したとしても「心から何の曇りもなく幸せ!」という気分に浸れる時間はほんの少しで、心のどこかでは罪悪感や不安に苛まれる日々を送ることになるでしょう。
「それでも彼と一緒にいられるだけで幸せ」と思えるなら良いですが、彼の気持ちがまた別の女性に移ってしまえば一緒にいることすら叶わなくなります。
絶対に幸せになれない!と言い切ることはできないものの、純粋に幸せになれる可能性もあまり高くはないでしょう。
7、不倫関係の終わらせ方と未練を断ち切る方法
「幸せになれないのなら今の関係をズルズル続けるのはもうイヤだ!」と思ったみなさんのために、最後は不倫関係と彼への未練の断ち切り方をあわせてご紹介していきます。
(1)自分を大事にできるのは自分しかいない
みなさんの中には、「私をちゃんと理解して受け止めてくれるのは彼だけ」という気持ちから、彼のもとを去ることができない人も多いかもしれません。でも、そもそも彼の中で本当にあなたを大事にしたいという思いがあるなら、既婚の状態であなたに近付くことはなかったはずです。
彼が自分にとって最も都合の良い道を選んでいるように、あなたも自分にとって最適な選択をしてあげなければ、いつまで経っても人に依存した幸せしかつかむことができないでしょう。
自分を誰よりも大事にすることができるのは、結局のところ自分自身だけ。これはあなたが本当に幸せになるための、1番のおまじないです。
(2)悲劇のヒロインになるのはやめよう
どれだけ好きでも朝まで一緒にいられない辛さ、家族のもとに帰っていく彼を見送る切なさ…そこに悩み苦しみながらも、心のどこかではそんな自分に酔ってしまっていませんか?
ドラマに出てくるような、悲劇のヒロインになりたい願望は誰しも多かれ少なかれ持っているものです。でも、悲劇のヒロインに待ち受けているのはあくまでも悲劇的な結末であって、幸せな未来ではありません。
みなさんが幸せな未来を目指すなら、悲劇のヒロインからは卒業して冷静な目で自分自身の行動を見つめ直す必要があります。
(3)損害賠償責任を負う覚悟はある?
不倫が発覚したら、彼の奥さんにはあなたに損害賠償を請求する権利があります。そのとき支払う慰謝料の準備や裁判の心づもりは、きちんとできていますか?もし「そんなの今は考えられない」「貯金がない」という状態ならば、あなたには元々不倫を続ける資格がないのです。
このまま不倫を長引かせても、バレたときに親や兄弟に金銭面・精神面ともに迷惑をかけることは目に見えています。今すぐ不倫からは手を引きましょう。
Q&A
Q1.不倫をするリスクは?
・民法に触れる=訴えられたら賠償責任
・婚期を逃す
・周りから白い目で見られる
・職場にバレたら退職せざるを得ないことも…
Q2.不倫関係から結婚はあり?
メリット
・彼の理想を叶えてあげることができる
・「あんなに大変な思いをしたのだから」と大抵のことは我慢できる
・万が一彼が浮気に走ってもすぐに気付ける
デメリット
・また浮気を繰り返す可能性がある
・障害がなくなると気持ちが冷めやすい
・金銭面で苦労するかも…
Q3.不倫から結婚したら不安になる?
不倫からの離婚は下記のような葛藤が生まれる可能性があります。
・彼の家庭を壊してしまった罪悪感
・前妻や子供たちに恨まれる辛さ
・家族や友達から祝福してもらえない悲しさ
・自分と同じようにまた彼を奪う女性が現れるかもしれないという焦り
まとめ
不倫関係からの結婚には、おすすめできない次の3つの理由があります。
そもそも不倫にはリスクが多い
恋愛と結婚は違う
不安が常につきまとう
それぞれの理由の詳細はすでにご紹介してきましたが、不倫の場合はたとえ幸せを感じても、それが前妻や子供たちの犠牲の上に成り立っている幸せである、というところが最も大きなネックです。
その罪悪感から彼との関係がギクシャクして、結局は別れることになるというケースも珍しくありません。取り返しのつかないことになる前に、そもそも今の不倫関係を解消するというのもひとつの選択です。今回ご紹介した未練の断ち切り方も参考に、ぜひこの機会に今の恋愛を見直してみてくださいね。