バツイチの方でも再婚して幸せになるチャンスはいくらでもあります。
今の日本に、結婚に失敗してバツイチとなってしまった方は、たくさんいるはずです。
過去には、離婚するともう再婚は難しいように考えらえていた時代もありましたが、今は全くそんなことはありません。
今回は、
- バツイチが再婚を成功させるための具体的な婚活の方法
- バツイチの再婚相手の選び方は?
- バツイチが幸せな再婚生活をするために3つの秘訣
など、バツイチの方が再婚して幸せになるための情報を、ベリーベスト法律事務所の弁護士視点でご紹介していきます。
バツイチの再婚で注意しておきたいことを確認し、第2の人生に向けて明るく準備をスタートしていただければ幸いです。
目次
1、バツイチは再婚率が高い?
(1)離婚が増えれば再婚も増える
当たり前ですが、最初から離婚するつもりで結婚する人はいません。
一度は結婚生活に失敗しても、また結婚したいと思うのは自然なことです。
しかし、バツイチはやはり聞こえが悪いですから、バツイチの方にとってこの先再婚できるのかは非常に気になるところでしょう。
近年は結婚する夫婦の3組に1組が離婚しているとも言われており、離婚は珍しいことでも何でもありません。まさに、離婚は当たり前の時代といえる状況です。
そして、離婚する人が増えているということは、再婚する人も増えているであろうことは容易に想像できます。つまり、現代は再婚も当たり前の時代ということです。
(2)夫婦の4組に1組はどちらかが再婚
厚生労働省が発表している平成28年度「婚姻に関する統計」によると、平成27年に婚姻した夫婦のうち、夫婦とも再婚またはどちらか一方が再婚という夫婦の割合は26.8%となっています。
なお、再婚カップルの具体的な内訳は、夫初婚・妻再婚が7.1%、夫再婚・妻初婚が10.0%、夫妻とも再婚が9.7%となっています。
(参考)平成28年度人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況
上記の結果からわかるように、現代では結婚する夫婦の4組に1組が再婚カップルとなっています。
バツイチだからもう結婚できないということは全くなく、バツイチでも再婚のチャンスはいくらでもあるということが、データの上でも証明されています。
最近では、職場や習い事、同窓会などの他にも、ネット上で出会う「アプリ婚」というものも増加していることは有名でしょう。
手軽に出会って結婚しやすいという点も、再婚率の高さを表しているのではないでしょうか。
(3)バツイチの方が結婚に失敗しにくい
バツイチの方の中には、結婚生活に失敗したことで自信をなくしている方も少なくないと思います。
けれど、「失敗は成功の母」という言葉もあります。前の失敗で学んだことは、次に大きく活かせるはずです。
バツイチの場合、結婚相手の選び方だけでなく、結婚後の生活において何に気を付けるべきか経験からよくわかっているはずです。
そのため、何もわからずに結婚する初婚の人よりも、結婚に失敗しにくい、離婚率が低いということは間違いないと言っていいでしょう。
つまり、再婚には、2度目の結婚だからこそのメリットもあるということです。
また、近年は「結婚したくてもできない」という人が増えており、生涯未婚率も高まっています。
そのため、一度でも結婚したことがあるということは、むしろ自慢していいくらいのこととも考えられます。
バツイチだからと自信を失う必要は全くありません。
過去の失敗を自信に変えて、堂々と幸せの扉を開いていきましょう。
2、バツイチが再婚したいと思うきっかけは?
(1)1人は寂しい
人間は1人でいるとやはり寂しいものです。
独身のときはそれほど寂しさを感じなかった人でも、一度パートナーがいる状態を経験してしまうと、再び1人になったときどうしようもない孤独感を感じることがあります。
バツイチにとっては、シンプルですが「1人は寂しい」というのが、典型的な再婚したい理由と言えるでしょう。
(2)老後が心配
若いときは1人でも何とかなると思っていても、40代、50代……と、歳をとるにつれて1人でいることの不安は大きくなっていくものです。
「もし病気になったら…」「介護が必要になったら…」と心配のタネはいくつもあります。
最終的に「孤独死するのでは…」と想像してしまうと、やはり1人で一生を終えるのは耐えられないと感じるでしょう。
(3)子供の父親や母親が欲しい
子供を連れて離婚した人は、「片親で子供に寂しい思いをさせていることが辛い」と感じることがあります。
子供の実の父親や母親とはもう縁が切れてしまった場合などは、子供に新しい父親や母親を作ってあげたいと、再婚を考えることも多いでしょう。
(4)子供の手が離れた
子供がいる人の場合、再婚は子供への影響が大きいため、躊躇してしまうこともあります。
けれど、ずっとシングルマザーやシングルファーザーで頑張ってきた人も、子供が自立した後はもう一度自分の好きなように生きたいと思うものです。
子供の手が離れたので、残りの人生を一緒に過ごせるパートナーが欲しいと再婚を考えることも珍しくないでしょう。
3、バツイチが再婚を成功させるための具体的な婚活の方法
(1)自然な出会いが多いのはやはり職場
職場というのは男女の定番の出会いの場です。同じ職場の人とは一緒にいる時間が長いため、恋愛に発展することも多いでしょう。
「再婚はしたいけれど、敢えて婚活するのも…」という人は、職場での出会いを再婚につなげることができないか考えてみましょう。
(2)友人・知人の紹介
バツイチの中には、「もう結婚はこりごり」と思っている人もいますから、周りは本人が再婚したがっているのかどうかがわかりません。
黙っていれば、良い人がいても紹介してもらえるチャンスを逃してしまうことになります。
再婚したいなら、その気持ちをできるだけオープンにしておきましょう。
特に、友人の友人もバツイチである場合などは、「バツイチ同士だから合うかも」と思って紹介してもらえる可能性が高くなります。
(3)趣味のサークル
再婚したい人が婚活するとなると、それなりに勇気がいるものです。
最初から再婚を目的に出会いを探すのではなく、まずは気の合う友達を増やすところから始めるという手もあります。
趣味を楽しむ社会人サークルに参加すれば、同じ趣味の友達がたくさんできますから、その中から再婚したいと思う相手が見つかることがあります。
(4)SNS・婚活サイト
インターネットを利用して再婚相手を探すこともできます。
SNSを利用すれば、自分と共通点がある人や同じ分野に興味のある人と出会って、話が盛り上がることもあるでしょう。
また、出会いや婚活を目的としたサイトを利用すれば、最初から恋愛や結婚を意識して相手を選ぶことができます。
ただし、インターネットにはいろいろなサイトがありますから、真面目に結婚相手を探したいなら、信頼できる安全なサイトを選ぶようにしましょう。
(5)結婚相談所
「今度こそ失敗しない結婚相手を選びたい」という場合、結婚相談所を利用する方法があります。
結婚相談所では当初から自分の希望条件に合致した相手を選んで会うことができます。
再婚では条件面を重視する必要性が高いですから、結婚相談所を利用すると効果的です。
特に、再婚の場合には、再婚専門の結婚相談所を利用するとメリットがあります。
再婚に特化した結婚相談所なら、バツイチであることや子供がいることを気にせずに相手を探すことができます。
4、バツイチの再婚相手の選び方は?
(1)生まれ育った環境の近い相手の方がうまくいく
好きになった相手と結婚して必ずうまくいくわけではありません。
結婚とは生活を共にすることです。
ちょっとした生活習慣の違いでも、毎日のこととなれば我慢できなくなってくることがありますから、よく考えて相手を選ぶ必要があります。
一緒に生活する相手としてふさわしいかを判断するには、お互いが生まれ育った環境が近いかどうかに注目してみるとよいでしょう。
同じような環境で育った人は、考え方も似通っており、うまくいきやすいと言えます。
(2)経済的に安定しているかどうかをチェック
安心して結婚生活を送るために、やはり安定した収入は欠かせません。
「貧しくても愛があれば大丈夫」などということはないのです。
特に、女性で相手の収入に頼らざるを得ない人は、相手の稼ぐ能力を見極めることが大切です。
今相手にそれなりの収入があっても、転職すれば収入が減ってしまう可能性がありますから、転職癖がないかどうかもチェックしておくべき点です。
現在の仕事だけでなく過去の仕事についてもしっかり聞いておいた方がよいでしょう。
(3)子供の反応をみる
子なしの場合には考える必要のないことですが、子持ちの場合、親の再婚が子供に与える影響が大きいことはいうまでもありません。
再婚は最終的には自分の意思で決めることですが、子供の意見を無視するわけにはいかないでしょう。
子供がいる場合、相手を子供と会わせてみて、子供の反応を見ることは、再婚を考える上では欠かせません。
子供がある程度大きくなっている場合には、子供の率直な意見を聞いてみることも必要でしょう。
(4)同居期間を設けてみる
結婚は勢いと言われることもありますが、再婚の場合勢いで結婚してまた失敗すれば、ダメージが大きくなってしまいます。
籍を入れる前に一定期間同居するお試し期間を設けてみるというのも1つの方法でしょう。
特に、子供がいる場合、再婚相手が子供の親としてふさわしいかを見極めるために、一緒に住んでみてから考えるというのはおすすめの方法です。
5、バツイチが再婚する際にハードルとなることは?
(1)相手の親が反対している
結婚するとなると、双方の親が賛成してくれるかどうかが問題です。
特に相手が初婚の場合、バツイチとの結婚に相手の親が反対するケースがあります。
再婚が珍しくない時代になったとはいえ、結婚に一度失敗したということで、親からは結婚不適格者とみなされてしまうこともあります。再婚したいとなったとき、親の理解を得るのは簡単ではないことも多いでしょう。
(2)子供と相性が合わない
バツイチで子供を連れている場合、子供と相手の相性も重要です。
子供が相手に全くなつかないようなら、やはり再婚はためらってしまうでしょう。
特に、双方とも子連れ再婚となる場合には、子供同士の相性もありますから、さらに再婚が難しくなってしまいます。
(3)養育費等の支払いがある
バツイチ男性の場合、子供は元妻が引き取っており、自分は養育費を払っているというケースも多いと思います。
また、元妻に慰謝料を払い続けているケースもあるでしょう。
養育費等の支払いがあれば、その分再婚後の生活費に回せるお金が少なくなってしまいます。
このような場合、相手が金銭的なことを理由に再婚を躊躇することも珍しくありません。
6、バツイチが幸せな再婚生活をするために3つの秘訣
(1)相手を支える気持ちを持つ
結婚生活の不満のほとんどは、「(相手が)○○してくれない」ということではないでしょうか?
自分中心に考えていると、自ずと不満ばかりが募っていくものです。
結婚生活では、「(相手のために)○○してあげたい」という気持ちを持つことが何より大切です。
夫婦は鏡のようなものですから、自分が相手を支える気持ちを持っていれば、相手も同じように思ってくれるはずです。
まずは自分から相手を支える、相手に尽くす気持ちを忘れないようにしましょう。
(2)相手をほめる
誰でもほめられて嫌な気持ちになることはありません。
相手の悪いところや気になるところはすぐに指摘するけれど、ほめることはあまり言わないというのでは、相手はだんだん「自分は何のためにいるのか…」という気持ちになってきます。
ほめることは習慣にしなければ難しくなってしまうものですから、普段から意識して相手をほめるようにしましょう。
(3)感謝の気持ちを伝える
結婚生活は、夫婦の協力により成り立つものです。
結婚すれば、相手のおかげで生活できている部分が必ずあるはずですから、相手に感謝することを忘れてはいけません。
感謝の気持ちは必ず言葉にすることも大事です。
言わなくてもわかっていると考えるのは間違いで、感謝の気持ちは言葉にしなければ伝わりません。
こまめに「ありがとう」を言い合っていれば、お互いが「結婚して良かった」といつまでも思い続けていられるでしょう。
まとめ
現代の日本で、バツイチの方の再婚は、全く難しいことではありません。
バツイチだからこそ、次は失敗のない結婚生活を送れる可能性も高いといえます。
1人で生きる道を選ぶ人もいますが、パートナーと助け合い、お互いに感謝しながら生きる人生は、やはり素晴らしいものです。
再婚を意識すれば、出会いのチャンスも広がります。
明るく前向きな気持ちで、再婚につながる出会いを見つけてみませんか?