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婚約破棄された|なぜされたのか、これからどうすればいいのかがわかる記事

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婚約 破棄

婚約中の恋人から突然「やっぱり結婚できない」と言われた-。

そんな婚約破棄のショックや怒りをどう解消すれば良いのか分からないとき、そこから立ち直るために検討したい手段のひとつが元婚約者に対する損害賠償の請求です。

そこで今回は、

  • あなただけじゃない!婚約破棄の実例
  • 婚約破棄のよくある理由
  • 法律から見た婚約破棄の解釈
  • 婚約破棄で損害賠償請求ができるケース
  • 損害賠償請求の具体的な流れ

について、それぞれ詳しくご紹介していきます。

恋人からの婚約破棄で途方に暮れているみなさんにとって、この記事が今の気持ちに区切りをつけ、再び前を向くためのお役に立てば幸いです。

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1、婚約破棄の実例

婚約破棄の実例

あなただけではありません。

みんなの婚約破棄の実例を見ていきましょう。

(1)「親を大事にしない人とは結婚できない」

Aさんは婚活アプリを通して知り合った彼からプロポーズを受け、そのままトントン拍子で彼の両親に挨拶へ。

しかし、その際両親から同居の提案があり、何も聞かされていなかったAさんは「どういうこと?」と彼を問い詰めました。

すると、逆に彼から「そんなに俺の両親と同居するのが嫌なの?悪いけど、俺は自分の親を大事にしてくれない人とは結婚できない」と婚約解消を告げられ、思ってもみなかった展開に呆然としています。

(2)「1度は結婚してもいいかなと思ったけど…」

彼氏と付き合って5年が経つのに、なかなか結婚の話が出ないことにモヤモヤしていたKさん。

ある日ついに「私と結婚するか別れるかどちらかを選んで」とお願いしてみたところ、彼からは「別れるのは嫌だから結婚する」と回答がありました。

実際に両家への挨拶、顔合わせ、式場の決定と順調に話が進み、あとは結婚式当日を待つばかりになったのですが、そのタイミングで彼の口から「やっぱり結婚したくない」の言葉が…!

理由を尋ねたところ「自分にはそもそも結婚願望がない。Kと一緒にいられるなら結婚してもいいかなと思ったけど、Kに合わせるのは正直疲れる。このまま自分を殺して生きることに疑問を感じた」とのことで、泣く泣く婚約解消に至りました。

(3)「式の準備もすべて私任せな彼に幻滅」

こちらは男性側が彼女に婚約を解消されたケースですが、その理由は顔合わせの段取りや結婚式の準備など、面倒なことには一切ノータッチで彼女任せな男性に彼女が幻滅してしまったから。

「結婚してもきっと家事はすべて私に押しつけるんだろうし、子供が生まれたらたぶんもっと悲惨なことになる」と、ギリギリ引き返せる今のうちに見切りをつけることにしたようです。

2、婚約破棄の理由ベスト3

婚約破棄の理由ベスト3

先ほどの実例でもいくつか浮き彫りになった婚約破棄の理由ですが、同じ婚約破棄でもそれが男性側からなのか、それとも女性側からなのかで原因の傾向は少しずつ異なります。

そこでここでは、よくある婚約破棄の理由を男女別にピックアップしてみました

(1)男性からの破棄

男性側から婚約破棄を行う場合、主な理由には次のようなものがあります。

  • 婚約後に彼女の本性が見えた
  • 想像以上に彼女の家事スキルが低かった
  • 親から反対された

家事は夫婦で分担して行うものとはいえ、まだまだ妻となる女性の家事スキルに期待を抱いている男性も少なくありません。

「婚約後、初めて食べた彼女の手料理が口に合わなかった」「実はまったく片付けられないタイプだったことが判明した」など、彼女の家事能力に不安を感じて結婚を考え直すケースは案外多いでしょう。

また、「結局彼女が魅力に感じているのは自分の経済力」「専業主婦になれれば誰が結婚相手でも良かったのでは?」と、彼女の真の狙いに気付いたことで婚約破棄に至るパターンもあります。

「平気でゴミのポイ捨てをするところを見てしまった」など、実は○○な人だったという本性に衝撃を受け、人生のパートナーとしては考えられなくなったというケースも意外と多いようです。

いずれにしても、本当のあなたをみていなかったということかもしれません。

結婚は、もっとも身近な人間になるという契約です。

自分を出せて、またそれを受け入れてくれる人と出会えることが理想です。

(2)女性からの破棄

一方、女性側からの婚約破棄の理由で、よくあるものは次の通りです。

  • 浮気をされた
  • 彼に借金があった
  • 彼が勝手に仕事を辞めた(転職した)

最も多いのは結婚前の浮気で、「浮気癖は直らない」「結婚後も泣かされることが目に見えている」という理由から婚約解消を決断します。

彼が多額の借金を隠していた、自分に相談なしで仕事を辞めてしまったなど、経済面での不安を感じるトラブルから結婚を思いとどまるケースもあり、女性の場合は全般的にこれまで築いてきた信頼を裏切られたときに婚約破棄を考える傾向が強いでしょう。

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3、許せない婚約破棄、法律的には?

許せない婚約破棄、法律的には?

ここからはいよいよ、法的な観点から見た婚約破棄の解釈について、具体例もまじえながらご紹介していきます。

(1)婚約破棄とは?

そもそも婚約破棄を法律問題として扱うためには、2人が「婚約」していることを法律的に証明できる状態でなければなりません

通常、婚約には特に公的な手続きが必要なわけではなく、お互いが結婚に同意した時点で、たとえ口約束であっても婚約中であると言うことはできます。

しかし、その婚約関係が法的に認められるかどうかは、たとえば現状次のような事実があるかどうかが判断の重要なポイントになります。

  • 結納を済ませている
  • 婚約の記念品(婚約指輪など)を贈っている
  • 婚約者として両親・友人・職場の同僚などに紹介している
  • 結婚式場を予約している

婚約破棄が成立するのは、こういったケースで婚約の事実が公になっているにも関わらず、一方的に婚約を解消された場合です。

まずはこの点をしっかり押さえておきましょう。

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(2)債務不履行

債務不履行とは、自分に課せられている義務を故意・過失に関わらず果たすことができない状態のことを指し、法律的に見ると婚約破棄もこの債務不履行に該当します。

法律上では「婚約=婚姻の予約契約」と考えられ、婚約中の男女にはお互い結婚の実現に向けて準備を進めていく義務があると解釈されるため、簡単に言えば婚約破棄はこの契約を違反することにあたるのです。

(3)不法行為

不法行為とは他人の利益を違法に侵害する行為のことで、法律では婚約破棄がこの不法行為に該当するという見方もあります。

先ほど解説した債務不履行では婚約を婚姻のための予約契約として解釈しましたが、そう解釈しない場合でも正当な理由のない婚約破棄はこちらの不法行為にあたると考えることができるでしょう。

4、婚約破棄で損害賠償請求!

婚約破棄で損害賠償請求!

婚約破棄には、法的に見て債務不履行と不法行為、2つの解釈があることをご紹介しましたが、慰謝料をはじめとする損害賠償請求が可能なところはどちらも同じです。

具体的にどのような損害賠償を請求することができるのか、詳しくチェックしていきましょう。

(1)財産的損害

財産的損害は、主に物的な損害(積極損害)と逸失利益(消極損害)の2種類から成ります。

①積極損害

積極損害は、婚約破棄に伴って不要になった結婚の準備のための費用全般を指し、たとえば次のようなものを挙げることができます。

  • 結婚式・披露宴・新婚旅行などのキャンセル費用
  • 新居の契約金
  • 新居で使う家具・家電などの購入費用
  • 仲人への謝礼金 など

②消極損害

一方、消極損害は結婚することを前提に会社を退職・転職したものの、結果的に婚約破棄となったことで本来得られていたはずの利益が得られなかった…というようなケースのことで、過去の判例では約1年分の逸失利益(=退職しなかった場合に受け取れていたはずの給与)が認められた事例もあります

ただ、最近は昔に比べて共働きの夫婦が増え、結婚=退職の必然性も薄くなっていることから、消極損害については認められないパターンが増えていることも事実です。

(2)精神的損害

金銭のやり取りなどで定量化しやすい財産的損害に対して、精神的損害は目には見えない心の苦痛のことを指します。

婚約破棄によってどれだけの精神的な苦痛を受けたかは、極論を言えば本人にしか分からないものですが、法的には過去の判例から同様の条件で支払われた慰謝料の金額を、その損害賠償の相場と捉えるのが一般的です。

(3)精神的損害の損害賠償額(慰謝料の相場)

婚約破棄全般に対する慰謝料の相場は数十万円~300万円程度で、個別の事情に応じてさらに増減することもありますが、概ねこの範囲内に収まります。

①慰謝料が高くなる事情

たとえば、

  • 交際期間が長い
  • 婚約破棄される側の女性が妊娠している
  • 婚約破棄によって中絶を余儀なくされた
  • 結婚の準備がかなり進んでいる
  • 結婚準備のために会社を退職している

これらの事情に当てはまるケースでは、それだけ結婚への期待度が高い=婚約解消のダメージが大きいということで、高額な慰謝料でも認められやすい傾向があります。

②慰謝料が低くなる事情

上記に対して、

  • スピード婚(交際期間が短い)
  • 両親や友人、会社の同僚などにまだ結婚の報告をしていない
  • 慰謝料を請求する相手の支払い能力が低い

こういった事情がある場合、認められる慰謝料の金額も低くなりがちでしょう。

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5、損害賠償請求で必要なこと

損害賠償請求で必要なこと

続いて、損害賠償請求を行う際に気を付けておきたいポイントもあわせてご紹介していきます。

(1)相手の破棄の理由はなんだろう?―正当な理由だと賠償請求が厳しい

婚約破棄に対する損害賠償が認められるのは、基本的に「相手が正当な理由なく、一方的に婚約を破棄したとき」です

そのため、もし相手に婚約破棄の正当な理由があれば、賠償請求を行うのは難しくなってしまいます。

①婚約解消には正当理由が必要―「正当理由」とは

ここで気になるのが「正当な理由って何?」という疑問ですが、主に次のようなケースが法的な「正当理由」に該当します。

  • 相手の浮気
  • 相手から伝えられていた年齢・年収・職業などの重大な事情に嘘があった
  • 相手に性的不能、または回復不能な病気が発覚した
  • 相手の極度な経済状態の悪化
  • 相手のDV・モラハラ

②スピード婚では正当理由が認められやすい(婚約破棄が認められやすい)

さらに、出会ってから婚約までの期間が短いスピード婚の場合、婚約後に上記のような事情が発覚することもある程度は仕方ないという考えから、正当理由が認められやすいという特徴もあります。

逆に、婚約前からすでに判明していた事実については、それがどんなものであっても原則として婚約破棄の正当理由には認められません。

(2)実損害の「証拠」が大切

相手が正当な理由なく婚約を破棄した=賠償請求が可能な場合、スムーズに手続きを進めていくためにも被った実損害の証拠を示すことが必要不可欠です。

①実費損害の証拠

先ほどご紹介した損害の種類のうち、財産的損害にあたる部分については、式場からの請求書や新居の契約書など、支払った金額の分かる書類を証拠として提出しましょう。

②精神的損害の証拠

精神的損害の証拠としては、「結婚への期待度が高かったことが分かる証拠」を集めることで、それが裏切られた際の精神的な苦痛を考慮してもらうことが可能です。

交際期間の長さを示すアルバムやメールの記録、周囲の証言、妊娠している場合はその証明となる母子手帳などが有力な証拠になります。

(3)もし損害賠償請求が難しくても財産的支出の分担請求は可能

婚約破棄に正当な理由があり、損害賠償という形では請求が難しいケースでも、結婚の準備にかかった費用の半分は、実費の分担という形で請求が認められることが多いです。

もし現状「相手よりも自分のほうが金銭的な負担が大きい」という場合は、この分担請求だけでも諦めずに検討しましょう。

6、損害賠償請求の仕方

損害賠償請求の仕方

ここからは、実際に損害賠償請求を行う際の流れをまとめてご紹介していきます。

(1)相手への請求

損害賠償請求の第一歩は、まずその意思を相手に伝えることです。

このときよく利用されるのが内容証明郵便で、一般的な郵便や口頭での意思表示に比べて次のようなメリットがあります。

  • 郵便の宛先・差出人・日時・文面などの内容を郵便局が証明してくれる=後日裁判となったときに証拠として使える
  • 相手に心理的なプレッシャーを与えることができる

ただし、内容証明郵便を利用したとしても請求=損害賠償の成立になるわけではなく、この時点で実際に慰謝料などが支払われるかどうかはあくまでも相手の出方次第になるため、相手の反発心を煽るような記述は避ける・常識的な金額の範囲内で請求を行うなどの注意が必要です。

(2)交渉

内容証明を受け取った相手が「この通りの内容では請求に応じることができない」と回答してきた場合、落としどころを探るための交渉のステップに移ります。

交渉の結果、話がまとまればその内容をもとに示談書を作成し、後々のトラブルを予防しましょう。

(3)交渉がうまくいかなければ訴訟(裁判)へ!

話し合いで交渉が決裂してしまった場合は、最終的に裁判で決着をつけることになります。

後悔しないためにも、自分が納得できるまではとことん問題と向き合っていきましょう。

7、婚約破棄でお悩みの方は弁護士へご相談ください

婚約破棄でお悩みの方は弁護士へご相談ください

今回ご紹介した婚約破棄の損害賠償請求は、請求可能な条件がそもそも少し複雑な上に、内容証明郵便の利用、その後の示談交渉なども含めて、個人では対応することの難しいシーンが数多く登場します。

ただでさえ婚約破棄という大きなショックの渦中にいるみなさんには、負担の重い作業の連続になってしまうことでしょう。

その負担をなるべく軽くするためにも、婚約破棄でお悩みの際には弁護士への相談がおすすめです。

「婚約破棄されて、この先どうすれば良いのか分からない」

「やり場のない気持ちを晴らしたい」

そんなときこそ、弁護士を味方につけて有利に交渉を進めていきましょう。

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まとめ

婚約破棄の損害賠償請求では、相手に破棄の正当な理由があるかどうかが最も重要なポイントです。

正当な理由がない場合は比較的有利に手続きを進めていくことができ、あらかじめ弁護士のアドバイスを得ておくことで、さらに万全の状態で交渉に臨むこともできるようになります。

万が一正当な理由がある場合でも、結婚の準備にかかった実費は分担請求できますので、どちらのケースに該当するのかよく分からない場合も含めて、まずは一度弁護士までご相談ください。

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