奨学金を滞納してしまったらどうなる? 延滞料金と対処法を解説

奨学金滞納

最近、テレビや新聞の報道で奨学金の滞納が話題になっています。そのため国が主導して返済不要の給付型の奨学金の制度を創設すべきだといった議論も出ています。

「奨学金 返済」や「奨学金 滞納」についての不安を抱える学生は多いですね。返済をスムーズに行うためには、まず「奨学金 延滞料金」や「奨学金 返済期間」をよく理解することが大切です。また、奨学金制度や借り入れの際の条件をしっかり把握し、無理のない範囲で返済計画を立てることも重要です。

実際に奨学金を滞納してしまった場合、何が起こるのでしょうか?滞納は延滞料金や信用情報への影響を及ぼす可能性があります。さらに、滞納が続くと返済を求める催告が届くこともありますので、放置せず早めに対処することが重要です。

返済が困難な場合には、一度奨学金の支給経路や延納の相談をすることをお勧めします。延納では一時的に返済を猶予してもらえる場合がありますが、条件や手続きには注意が必要です。

奨学金は教育の機会を提供してくれるありがたい制度ですが、滞納を避け、返済を着実に行うことで自らの未来をより良いものにしていきましょう。しっかりと情報を収集し、計画的な返済を心掛けることで、将来の負担を軽減できるはずです。

今回は、奨学金を滞納してしまったらどうなるのか、返済が困難な場合の対処法についてご説明したいと思います。奨学金を利用する際は、しっかりとした準備と計画を立て、借り過ぎないように注意しましょう。

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1、奨学金の滞納の実態

では、実際の奨学金の滞納の状態はどのようなものなのでしょうか。

少し古いデータになりますが、日本学生支援機構が平成25年12月に実施した調査によると、奨学金の返済を滞らせている方の数は33万4000人、その金額も約1000億円に上ることが分かりました。
平成16年の滞納の実態が、滞納数24万9000人、滞納額約500億円であったことから、そこからの10年間で、人数にして1.5倍、金額にして約2倍に膨れ上がっていることが分かりました。

2、奨学金の返済を延滞してしまう理由

このように、奨学金の返済が急増していますが、どのような理由によるのでしょうか。

まず挙げられるのは大学の学費の高騰です。
大学の学費は年々高くなってきており、奨学金を利用する方の数も、貸与を受ける金額も増えてきており、結果として滞納する方、滞納となっている金額が増えている状況です。

また、日本学生支援機構が滞納をしている方に対してその理由について調査をしていますが、経済的な理由を挙げる方が多いようです。
収入が減ったあるいは家族が増えた等により支出が増えたといったために返済の余裕がなくなったというために滞納されている方が半数に上ります。

3、奨学金の返済を滞納するとどうなる?

では、実際に奨学金の返済を怠るとどうなるのでしょうか。

以下では、貸与型の奨学金を前提にお話ししますが、この貸与型の奨学金は、平たく言えば「借金」です。
銀行や消費者金融からのローンと法的な性質としては変わるところはありません。

したがって、返済を怠ると、通常3カ月でいわゆるブラックリストに載ってしまいます。

ブラックリストとは、金融業者が取引の際に確認する情報で、債務の有無や滞納の有無についての情報である信用情報のうち、滞納をしているという情報(事故情報といいます)のことを指します。
信用情報に事故情報が登録されると、ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりということができなくなるというデメリットがあります。
また、この事故情報は、債務を完済したらすぐに消してもらえるものではなく、完済後も5年程度は記録が残ると言われています。

4、奨学金の返済が難しくなった場合の対処法|滞納しないために知っておこう

奨学金の返済を滞納するとこのような大きなデメリットが待っています。
しかし、転職をして収入が下がった、家族が増えて支出が増えた等の理由から、奨学金を予定通り返済していくことが難しくなることもあるでしょう。

その場合には、次のような対処法があります。

(1)猶予制度の利用

貸与型の奨学金の多くが、返済期限の猶予制度を設けています。
ですから、奨学金の返済が難しそうだと思ったらすぐに、ご自身が利用した奨学金の問い合わせ窓口に猶予制度についての問い合わせを行うようにしましょう。
先ほど述べたような経済的な理由や、病気、進学等の理由であれば猶予制度の利用が可能な場合が多いでしょう。

猶予が認められると、認められた期間、返済をストップすることができます。
猶予期間後、返済が再スタートすることになりますが、返済をストップしていた間の利息や遅延損害金が付加されるということはありません。

(2)奨学金の減免

また、奨学金によっては、減免の制度を設けている場合もあります。
猶予制度のほか、返済が困難になっている理由によっては減免の制度を設けているものもあるようですから、このような減免の制度の存否や利用の可否について確認しましょう。

(3)減額返済制度

日本学生支援機構の場合は、毎月の返済額を減らす減額返済制度を設けています。
これは、返済総額が減るわけではないですが毎月の返済額を減らすことができるので、一時的に収入が減る場合には有用でしょう。

一度の申請で適用されるのは1年間ですが、最長で10年まで延長することができます。

(4)債務整理

以上のような制度を利用しても、返済を続けることがなお困難ということであれば、個人再生や自己破産をはじめとする債務整理を検討する必要があるでしょう。
ただし、債務整理を行うと信用情報に事故情報として登録されるので、滞納した場合と同様のデメリットを避けることはできません。

奨学金の滞納に関するまとめ

今回は、奨学金を滞納するとどうなるのか、返済が困難になった場合の対処法をご紹介いたしました。
先ほど述べたように、貸与型の奨学金はローンと同じです。多くの方が借りているからという理由で安易に借りるのではなく、本当に必要なのか、将来的にどうやって返済していくかということをしっかりと検討したうえで貸与を受けることが重要でしょう。
それでも滞納してしまいそうな場合には、今回ご紹介した各制度を利用することを検討しましょう。

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