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借金取りは職場までやって来る?現代の取り立て方法と適切な対処法

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借金取りに怯える

サラ金などで借入をして返済を滞納すると、

借金取りが自宅にやってくるのではないか?

と恐ろしくなります。

 

「借金取り」とは、借金を返済しないときに取り立てに来る人のことですが、

「こわいおじさんやお兄さんが、自宅や勤務先に押し掛けてくる」

「大人数で押し掛けてきて、『金返せ!』などと合唱される」

「『借金ドロボー!』などと書かれた貼り紙を近所や家の前に貼られる」

などのイメージもあり、恐ろしく感じている方が多いはずです。

借金を滞納したら、本当に職場などに借金取りがやってくるのでしょうか?

 

今回は、

  • 実際の借金取りの取り立て方法と適切な対処方法

をご紹介します。

実際の取り立て方法を知り、適切な対処法を見つけましょう!

 

参考 借金の取り立てに適切に対処するために知っておくべき4つのこと

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1、借金取りが自宅や職場に来ることはあるの?

借金取りは自宅へ来るのか?

そもそも借金返済を滞納したときに、借金取りが実際に自宅や職場に来ることはあるのでしょうか?

現実の借金取りは、訪問をして借金を取り立てることがほとんどありません

 

通常は、電話や郵便で督促をしてきます。

いちいち訪問しているとコストもかかりますし、次に説明するように「貸金業法」にもとづく取り立て方法の規制があるので、訪問は貸金業者にとって非効率ですし、現実的な手段ではありません。

 

電話や郵便では借金が支払われない場合には、「裁判」をして借金を回収します。

借入先によっては自宅まで取り立てに来ることもありますが、そのときにも恫喝したり脅迫したり嫌がらせをしたりすることはなく、恐怖感を与えない方法で接してきます

脅迫的な言動をとると「脅迫罪」「恐喝罪」などになってしまう可能性があるからです。

 

また、債務者が「帰って下さい」と言えば、帰ります

貸金業法の取り立て規制によって

「債務者が帰ってほしいと言ったら帰らねばならない」

とされていますし、帰らないと「不退去罪」という犯罪が成立してしまう可能性もあるからです。

 

このように、「借金取り」が自宅を訪ねてきて恫喝される、という世間のイメージは、現実とはかなり異なります。

脅しを恐れている方も、まずは安心して下さい

 

2、貸金業規制法に取立ての禁止行為が定められている

法律

(1)貸金業法による取り立て規制

借金取りが極端な取り立て方法をとれない理由は「貸金業法」にあります。

貸金業法では、以下のような取り立て行為が禁止されているからです。

 

  • 正当な理由がないのに、午後9時から午前8時までの時間に電話やFAXによって督促したり、訪問したりすること
  • 債務者が連絡してほしい時間を指定している、あるいは支払いを申し出ているのに、それ以外の時間に電話やFAX、訪問などによって督促すること
  • 正当な理由がないのに、勤務先や自宅以外の場所に電話をかけたり電報を送信したりFAXを使って督促したり、訪問したりすること
  • 債務者の自宅や勤務先などに取り立てに行ったとき「帰ってほしい」と言われているのに退去せず居座ること
  • はり紙や立看板などによって「借金返せ」「泥棒」などと書いてプライバシーを侵害し、名誉毀損すること
  • 親や他の貸金業者など、他人から借金してでも返済するように迫ること
  • 親や兄弟、配偶者などに対して「代わりに借金を支払え」などと要求すること
  • 親や兄弟、配偶者などが、債務者の居場所を知らない、または取り立てに協力しないと言っているのに、無理矢理協力するよう迫ること
  • 債務者が、弁護士や司法書士に債務整理を依頼した後で、債務者に直接督促すること
  • 債務者に対し「支払わないと勤務先に押し掛けるぞ」などと脅すこと
  • その他正当ではない方法で取り立てを行うこと

 

上記のような行為を行うと、すべて貸金業法違反です。

(2)刑法違反

違法な取り立てをすると、刑法にも違反する可能性があります。

債務者に対し、「返済しないと勤務先に押し掛けるぞ」「親に借りてでも支払え」などと言うと、脅迫罪、恐喝罪になる可能性がありますし、親などに「本人の居場所を言え」などというと、強要罪になります。

 

嫌がらせのビラをまいたら秘密漏洩罪や名誉毀損罪、侮辱罪などが成立する可能性がありますし、債務者から「帰ってほしい」と言われても帰らない場合には、不退去罪が成立します。

暴力的な態度を取ったら暴行罪や傷害罪が成立する可能性もあります。

 

このように、貸金業者が極端な取り立て行為をすると、各種の犯罪が成立するので、まともな貸金業者はそのような行動をとりません

 

3、消費者金融による取り立ての流れ

消費者金融からの請求

借金を滞納したら、どのような流れで取り立てが行われるのか、一般的なケースを例にご説明します。

(1)電話や手紙による督促

返済を遅延すると、まずは電話や手紙によって督促が行われます。

携帯電話に電話がかかってきたり、自宅宛に督促状や「一度連絡をしてほしい」という内容の郵便が届いたりします。

だいたい滞納後2か月頃まで、こういった督促が行われます。

(2)内容証明郵便が届く

支払いを滞納してから2~3か月程度経過すると、自宅宛に「内容証明郵便」で一括請求書が届きます。

この段階までであれば、債権者に連絡を入れて「支払いをしたい」と申し出ると、提案内容次第では、取り立てを待ってくれる可能性があります。

ある意味で、支払い猶予期間とも言えます。

(3)裁判をされる

内容証明郵便が届いても支払いをしないで無視していると、簡易裁判所で「貸金請求訴訟」や「支払い督促申立」をされます。

放っておくと、それぞれ裁判所で「判決」や「仮執行宣言」が下されます。

(4)強制執行(差押え)をされる

判決や仮執行宣言が下されると、債権者は債務者の財産を差し押さえることができます。

放っておくと、本当に預貯金や生命保険、給料、車などを差し押さえられてしまう可能性があります。

以上のように、貸金業者による取り立ては「電話」「手紙」「裁判」がメインの方法であり、実際に押し掛けてきて迷惑行為をされるケースはほとんどありません。

4、闇金の場合は例外もある

闇金イメージ画像

ただし、闇金の場合は違います。

闇金は、もともと貸金業の登録をしていない違法業者なので、貸金業法の取り立て規制に従いませんし、刑法違反も恐れていないからです。

闇金からの借金返済を滞納すると、深夜早朝でもかまわずしつこく電話をかけてきますし、自宅や職場に押し掛けられて脅されることも多いです。

 

家族に脅迫電話がかかってきたり、家族の勤務先や子供の学校に嫌がらせの電話をかけられたり押し掛けられたりすることもあります。

闇金は、存在自体が違法な組織であり、サラ金などの正規の貸金業者とは全く異なる存在です。

借金をするとしても、闇金だけは絶対に利用してはいけません。

5、借金取りが取り立てに来たときの対処法

対処法は?

実際に借金取りが取り立てに来たとき、どのように対処すれば良いのでしょうか?

やってきたのが消費者金融(正規のサラ金)か闇金かにより、対応が異なるので、以下で分けてご説明します。

(1)消費者金融の場合

取り立てに来たのが消費者金融の場合には、脅迫的な言動をされることはありません。

貸金業法によって「自宅や勤務先などを訪問したとき、債務者から退去を求められたら応じなければならない」とされているので、「迷惑なので帰って下さい」と言えば帰ってもらえます。

ただ、そのまま放っておくと裁判をされて財産や給料を差し押さえられてしまうので、早急に債務整理をする必要があります。

 

また、取り立てが来たとき、弁護士や司法書士に債務整理を依頼する予定があるならば

「もう弁護士に債務整理をすることが決まっているので、これ以上督促しないで下さい」

と言えば、督促が止まります。

(2)闇金の場合

闇金は貸金業法の規制に従わないので、「帰って下さい」と言っても帰りませんし、「弁護士に依頼した」と言っても効き目はありません。

延々と脅迫や嫌がらせをされ続けますし、家族に危険が及ぶ可能性も高まります。

 

闇金被害に遭ったら、早急に実際に弁護士に対応を依頼すべきです。

弁護士が介入すると、即日で闇金からの督促が止まるケースも多いです。

そして、警察に行って被害届を出しましょう

 

闇金は、存在自体が違法な組織ですし、違法な取り立てを行っていたら貸金業法違反や刑法違反となります。

警察が捜査を進めて犯罪行為が明るみに出たら、逮捕してもらえます。

ただし、そのためには証拠が必要です。

 

闇金は、自分たちが違法組織であるとわかっているので、足がつかないように行動しており、いざ刑事告訴しようとすると「証拠がない」「連絡手段がない」となるケースが多いです。

証拠がなかったら警察は動けませんし、弁護士が相談を受けても、どこにどのような連絡を入れたら良いのかわかりづらいです。

そこで、違法な取り立てをされたときには、なるべく多くの証拠を残しましょう

 

証拠を残す方法としては、

  • 相手が怒鳴っているところをICレコーダーで録音
  • 相手からかかってきた携帯電話番号を保存
  • 携帯電話の通話明細書を取得
  • 相手に配られた嫌がらせのビラや立看板などを保存
  • その日に行われた取り立て行為や嫌がらせの内容を日記につける

などです。

6、「返済が厳しい…」根本的な問題を解決するには?

弁護士と債務整理を

借金をしてしまい、借金取りが取り立てにやってくるのは、そもそも借金を支払えていないからです。

返済が苦しいという根本的な問題を解決するためには、「債務整理」をする必要があります。

 

参考 債務整理とは?債務整理の種類とそれぞれのメリットとデメリット

 

債務整理とは、借金を整理するための法的な手続きの総称です。

具体的には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3種類の手続きがあり、債務者の状況に応じた適切な方法を選択すると、ほとんどの借金問題を解決できます。

たとえば、サラ金で借入をしているときに任意整理をすると、将来発生する利息を全額カットしてもらい、元本のみを返済することによって借金を完済したことにしてもらえます。

 

個人再生をすると、サラ金の借金が5分の1や100万円にまで減額されることが多いですし、自己破産したら借金はすべて免除されます。

闇金から借入をしている場合、一般の債務整理では対応できませんが、弁護士が対応することにより、闇金を追い払うことができる場合もあります。

 

闇金からの借金は、もともと法的に返済義務がないので、一切の支払いをしなくても良くなるケースも多数です。

借金返済が苦しくて、借金取りを恐れているならば、一刻も早く弁護士に相談してみて下さい

 

参考 債務整理事件に強い弁護士に出会うために知っておきたい5つのこと

まとめ

現代のサラ金の借金取りは、世間でイメージされているような恐ろしいものではありませんが、借金を返済していないと裁判をされて差押えを受けるおそれもあります。

早く対応すればするほど傷を浅くして解決できるので、電話や手紙などの督促が始まったら、すぐにでも弁護士にご相談下さい。

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