「返しても返しても借金が減らず、生活もままならない。借金苦からの生活苦から脱出したい」
「誰にも相談できず、借りては返すの繰り返しで日々借金が増えている」
「借金のストレスでうつ気味になり、仕事にも支障が出ている」
何らかの事情で借金を抱えてしまい、このような借金苦で悩まれている方も多いのではないでしょうか。
借金苦から脱出するのは大変です。生活費を切り詰めて返済に努めても、金利のためになかなか思うように借金は減らないからです。
誰にも相談できず、1人で何とかしようとして返すために借りるようになると、あっという間に借金が膨らんでしまいます。
こうなると返済日が近づくたびに気持ちが重くなり、日常生活や仕事にも影響が出てくることもあります。
何よりも、常に借金のことが頭から離れないために、平和な気持ちで暮らすことはできなくなってしまうでしょう。借金のストレスで、心や身体を壊してしまう人も少なくありません。
1人で悩んでいると将来に不安しか感じないかもしれませんが、正しく対処すれば、借金苦から脱出することは可能です。
この記事をお読みいただくことで、借金苦から脱出する方法を知っていただくことができます。
借金に苦しむ方の悩みに寄り添い、多数の借金問題を解決してきたベリーベスト法律事務所の弁護士が借金苦からの脱出方法をご説明します。
借金が返せないことにお悩みの場合は、以下の関連記事もご覧ください。
目次
1、借金苦から逃れる方法はいくつかある
借金苦に陥ってしまうと、「返せない」「いったいどうやって返せばいいのか」ということで頭がいっぱいになってしまい、なかなか解決法が思いつかないのではないでしょうか。
しかし、借金苦から逃れる方法はいくつかあります。
まずは、多くの人が選択しがちな解決方法についてみてみましょう。
(1)逃げる?
借金には、最終取引から5年という時効があり、時効が完成すると返済する必要はなくなります。そのため、夜逃げなどをして時効の完成を目指して逃げ回る人もいますが、この方法はおすすめできません。
なぜなら、逃げ切ることは極めて難しいことですし、本気で逃げようと思うとまともな生活はできなくなるからです。
貸金業者は住民票を調べて借金返済を督促してきますし、仮に行方不明であっても「公示送達」という方法によって訴訟を起こすことが可能です。
督促や訴訟によって時効は更新され、判決を取られると時効期間はそのときから10年に延びてしまいます。
住民票を移さずに転居すると、国民健康保険を使えない、運転免許の更新ができない、児童手当を受け取れない、子どもの入学や転校に支障が出るなど、不便な生活を強いられることになります。
(2)他から借りる?
多くの人は、借入先とは別の貸金業者や友人・知人などから借りて返すという方法をとります。
しかし、この方法は一時的な対応にしかならないことが多いため、やはりおすすめはできません。
別の貸金業者から借りると、金利がかさんで借金が膨らんでしまいます。
やがてどこからも借りられなくなると、闇金に手を出してしまいかねません。人によっては、犯罪的な稼ぎ方に興味を持つようになり、人生が徐々に暗い方へ進み出してしまいます。
他から借りる方法でかろうじて有効と言えるとすれば、
- 借り先は身内の方や信頼できる知人にする
- 借りた上で、ご自身の借金の原因を見つめ、生活を改める
この2点に注意して行うことです。
(3)借金を一本化
借金を一本化することは、多重債務を解決するための有効な方法の1つといえます。
今までよりも金利が低くなり、返済計画が立てやすくなるので、人によってはこれで解決できることもあります。
しかし、借金が多額になると一本化できる金融機関を探すのも容易ではありません。
また、一本化できても返済期間が長期化するため、結果的に返済額が増えてしまうケースもあります。
さらに、一本化して完済した貸金業者の借入枠が空くため、そこからさらに借りてしまうと借金が倍増するリスクもあります。
このようなデメリットやリスクもあるので、誰にでもおすすめできる方法ではありません。
(4)貸主との交渉
借金の返済が厳しくなったら、黙って延滞したり逃げたりするのではなく、早めに貸し主に連絡することは大切です。貸主としても穏当に回収したいはずですので、基本的には話し合いには応じるでしょう。
ただ、借金総額や収入からみて、将来的な返済見込みがほとんどないと判断されれば、すぐに支払督促や差押えの手続きに入る可能性が高くなります。
そのため、収入がこれ以上増えそうにない状況の場合は、逆効果になりかねません。
2、借金苦からの確実な脱出方法は「債務整理」
前項で借金苦から逃れる方法をいくつかご紹介しましたが、おすすめできない方法や一部の人や一部のケースにしか有効でない方法ばかりでした。
しかし、借金苦から確実に脱出できる方法があります。
それは「債務整理」です。
債務整理とは、返済できなくなった借金について、正当な手段で減免してもらったり、支払いを猶予してもらうことで借金苦から脱出するための手続きのことです。
債務整理には、次の4種類の方法があります。
(1)任意整理
任意整理は、弁護士・司法書士に依頼して、貸金業者と返済額の減額、分割払いなどの交渉を行って解決を図るものです。
裁判所を介するものではありませんので、最も手軽な債務整理方法といえるでしょう。
(2)個人再生
裁判所に申立てを行い、負債額の一定割合を減額した上で分割払いをしていく形での債務整理を行うのが個人再生です。
かなりの減額を受けることができるので、安定した収入があって返済原資を確保できる場合には債務者にとっては大変有効な手続です。
また、次の破産と異なり借入れの原因を気にせずに利用することができるのもメリットです。
(3)自己破産
個人再生と同様に裁判所で行われる手続ですが、返済を前提としない点で個人再生とは大きく異なる手続です。
最終的に裁判所から免責許可決定をもらうことができれば、債務の支払義務の免除を受けて負債を帳消しにすることができますので、失業などのために返済原資が確保できないような場合に有効です。
ただ、借金の原因がギャンブル・浪費などにある場合には、免責許可決定をもらうことができないこともありますので注意が必要です。
(4)特定調停
簡易裁判所に申立てをして、返済方法などについて貸金業者と調停(話し合い)を行うものです。
弁護士などの専門家に依頼せずに自分で債務整理をする場合には便利な手続です。
3、債務整理は弁護士に相談しよう|借金苦から脱するために
債務整理はご自身で手続きするのも可能ではありますが、専門的な知識がなければ失敗するおそれもありますので、専門家に相談されることをおすすめします。
債務整理を相談できる専門家には、弁護士のほかに司法書士もいます。
ただ、司法書士の場合は借金総額が140万円を超える事案を取り扱うことはできず、自己破産や個人再生の手続きを代理することはできないという制限があります。
一方、弁護士へ相談する場合には制限はありませんし、他にも以下のようなメリットがあります。
(1)弁護士費用の心配はいらない
弁護士に相談するというと費用を気にされる方が多いですが、心配はいりません。
借金問題については無料で相談を受け付けている法律事務所が多くありますので、そういった事務所を選べば相談料はかかりません。
相談後、債務整理を依頼する際には弁護士費用がかかりますが、料金設定は事務所によって様々です。
リーズナブルな料金設定の事務所を選ぶことで、費用を抑えることができます。
また、収入や資産が一定の基準以下の場合は、法テラスの民事法律扶助制度を利用することもできます。
この制度を利用すれば廉価な弁護士費用で、かつ毎月5,000円~1万円の分割払いで弁護士に依頼することができます。
(2)債務整理以外で解決できるかも提案してもらえる
債務整理に詳しい弁護士はあらゆる借金問題を見てきていますので、状況に応じて柔軟に、あなたにとってベストな解決方法を提示することができます。
例えば、過払い金が発生している場合には、過払い金返還請求をすることによって債務整理不要で借金苦から脱出できることもあります。
(3)債務整理の中でも適切な方法を判断
債務整理が必要な場合でも、どの債務整理方法が適しているかは人によって、状況によって異なります。
方法の選択を誤ると、生活や仕事上のデメリット受けてしまったり、結局は借金苦から脱出できない可能性もあります。
債務整理に詳しい弁護士に相談することで、あなたにとってベストな債務整理方法を判断することが可能になります。
4、債務整理を弁護士に相談するなら債務整理に詳しい弁護士へ
債務整理を相談するなら、債務整理に詳しい弁護士を選ぶことが大切です。
弁護士にも得意分野・不得意分野があります。他の分野には詳しくても債務整理をあまり取り扱っていない弁護士に相談すると、適切に借金問題を解決できない可能性もあります。
ベリーベスト法律事務所では、分野ごとに専門チームを構成し、専門性の高いサポートを提供しています。
借金問題については債務整理専門チームが対応させていただき、あなたにとってベストな方法で借金苦からの脱出をサポートいたします。
債務整理のご相談は何度でも無料ですので、お気軽にご連絡ください。
まとめ
借金苦に陥ってしまうと精神的に追いつめられてしまい、先が見えない不安に苦しまれているかと思います。
しかし、弁護士に相談するだけでも気持ちが軽くなり、借金苦からの脱出に向けて希望が見えてくることでしょう。
まずは弁護士の無料相談を利用されてみてはいかがでしょうか。