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離婚弁護士として女性弁護士に相談するメリットと選び方

離婚問題に女性弁護士を選ぶメリットはあるのでしょうか?

『SUITS』や『リーガルV』、現在放送中の『グッドワイフ』など、最近は弁護士事務所を舞台にしたテレビドラマが多く、「私も離婚するならこういう弁護士に依頼したほうが良いのかな…」と気になっている方も少なくないのではないでしょうか。
また、「依頼するなら感情を分かってもらえる同性の弁護士が良い」「女性のほうが親身に離婚相談を聞いてくれそう」という思いから、離婚相談をするならどちらかというと女性弁護士を希望したいとお考えの方も多いかもしれません。

そこで今回は、女性弁護士のメリットや弁護士選びの重要ポイントについて詳しく解説していきます。当事務所では、離婚問題に特化した女性弁護士が、離婚相談や手続き、慰謝料や親権問題などに対して的確な助言をいたします。

「しっかり話を聞いてくれる弁護士に依頼したい」「慰謝料や養育費など、少しでも有利な条件で離婚を成立させたい」そんなみなさんにとって、この記事が離婚に強く信頼できる女性弁護士を選ぶための重要な情報を提供し、お役に立てば幸いです。

また、離婚に強い弁護士については以下の記事をご参照ください。

さらに、離婚に強い弁護士の探し方についてYouTubeにて紹介していますのでこちらも参考になれば幸いです。

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1、離婚を女性弁護士に依頼するメリット

女性弁護士に依頼するメリット

それでは早速、離婚問題の解決を女性弁護士に依頼する際のメリットをチェックしていきましょう。

離婚問題には男女の心の葛藤や性の不一致など、デリケートなテーマも色々と絡んでくるものなので、みなさんが女性の場合は特に、同じ女性の弁護士を相手にしたほうが、心理的な抵抗感なく込み入った話を打ち明けやすいでしょう。

それによって根本まで深く踏み込んだ解決策を提案してもらえるのはもちろん、お互いの意思疎通がスムーズなおかげでより速やかな問題解決を目指すこともでき、余計な回り道をせずに済みます。

また、一般的に女性は男性に比べて相手の話への共感能力が高い、細やかなコミュニケーションが得意といった傾向があり、「自分の話を親身になって聞いてくれる味方がほしい」とお考えの場合は、女性弁護士に依頼したほうがその気持ちを満たしてもらえる可能性も高くなるでしょう。

2、離婚を男性弁護士に依頼するメリットはあるか

男性弁護士に依頼するメリット

続いて、男性弁護士に依頼する際のメリットについても、詳細を見ていきましょう。

男性は女性に比べて、広い視野で客観的に物事を見ることが得意です。

全体の優先順位を考えながら、ひとつひとつのテーマについても冷静に判断を下すことができるので、解決しなければならない問題がいくつかある場合には、男性弁護士に依頼を行ったほうがより効率的に、スピーディーに話を進めることができるでしょう。

3、どちらがいい?実は、異性ではなく「同性の弁護士」に依頼する傾向が

どちらがいい?実は、異性ではなく「同性の弁護士」に依頼する傾向が

離婚問題で弁護士を依頼する場合、やはり自分と同じ立場で話を理解してくれそうな同性の弁護士に依頼を行うケースが多く、女性の場合は女性弁護士を、男性の場合は男性弁護士を希望しやすい傾向があります。

最近では、大渕愛子さんのように女性弁護士がタレントとして活躍する例もあり、昔に比べればだいぶ女性弁護士の人数が増えてきました。

ただ、それでも弁護士全体のうち女性の占める割合は18.3%(平成28年度時点)とまだまだ少ないのが実情で、中には男性弁護士しか所属していない事務所もあるため、女性弁護士を希望すると自宅から少し離れた事務所に通わなくてはならなくなるなど、不便なケースが出てくる可能性もあります。

(引用:内閣府男女共同参画局

先ほどは女性弁護士・男性弁護士それぞれに依頼するメリットトをお伝えしましたが、あえて異性の弁護士に依頼することで有利に話を進めることができるパターンもあるため、そちらのメリットについても押さえておきましょう。

(1)あえて異性の弁護士に依頼するメリット

離婚問題で配偶者と争う場合、「自分にとって異性=配偶者と同性」の弁護士を選んだほうが、配偶者の心情を把握しやすいため、相手が何を要求しているのか・どんな戦略を使ってくるのかといった相手の出方を想定しやすくなります。

法的な観点からのアドバイスはもちろん、自分では思いもつかない視点からの解決策を提案してもらえることもあり、選択肢が広がる分、より納得感のある結末を迎えることができるでしょう。

(2)DVなどにより異性に恐怖心がある方は同性の弁護士へ

意外と見逃せないメリットのある異性の弁護士への依頼ですが、そもそもの離婚の原因が配偶者からのDVにある場合など、異性に対する恐怖心が強い方は無理せず同性の弁護士を希望しましょう。

離婚の話をスムーズに進めていくためには、まず担当弁護士との信頼関係の構築が必要不可欠です。

みなさんの気持ちの上でもよりストレスのかからない状態で離婚問題に臨んだほうが、前向きに未来のための選択を行うことができます。

4、離婚に強い弁護士を見分けるポイント

離婚に強い弁護士を見分けるポイント

離婚には「協議離婚」「調停離婚」「裁判離婚」という3つの方法があり、このうち最初の協議離婚では夫婦間の話し合いで離婚の合意を目指していくため、基本的には弁護士が必要ありません。

しかし、当事者だけでは話がまとまらず、調停離婚・裁判離婚という次のステップに進むことになったときには、弁護士を味方につけてなるべく有利な条件での離婚成立を目指すのがおすすめです。

ここからは、離婚に強く信頼できる弁護士の選び方をまとめてご紹介していきますので、依頼の際にはぜひ参考にしてください。

(1)離婚分野を集中して行っており、離婚調停などの実績が多い

実は弁護士にもそれぞれ得意分野というものがあり、離婚問題を専門に扱っている、もしくは過去の離婚調停・裁判で数多くの実績を積んでいる弁護士を選ぶことが、まず何より重要なポイントのひとつになります。

(2)リスクも教えてくれる

弁護士から「絶対に大丈夫です!勝てます!」と太鼓判を押されると、依頼した側としてはホッとひと安心できるものですが、どんなに勝算のある戦略でも100%上手くいくということはほぼあり得ないものです。

そこには必ず何かしらのリスクが潜んでおり、誠実で有能な弁護士ほどそういったリスクについてもあらかじめきちんと説明してくれますので、この点もしっかり観察しておきましょう。

(3)調停や裁判以外の解決方法など引き出しが豊富

依頼人の言葉面だけを捉えるのではなく、その奥にある真意=本当に望んでいることを叶えるための提案を行ってくれるのが、理想的な弁護士です。

調停・裁判で決着をつけることにこだわらず、「たとえばこういう解決策もありますよ」と柔軟に対応してくれる弁護士を選んで、みなさん自身がより納得できる形での問題解決を目指しましょう。

(4)専門家との横のつながりがある

「夫の不貞の証拠を掴みたい、でも法的に有効な証拠を自分で集めるのはなかなか難しい…」というようなときに、弁護士から提携している探偵事務所を紹介してもらうことができると、改めて「どこに頼めば良いのか」と悩んだりリサーチしたりする手間が省け、スムーズに手続きを進めることができます。

このような他の専門家との横のつながりがあるかどうかも、弁護士を選ぶ際にチェックしておきたいポイントのひとつです。

(5)弁護士自身も離婚の経験がある

これは必須条件というわけではありませんが、弁護士自身も過去に離婚の経験がある場合、やはり自然とみなさんの離婚問題に対しても気持ちが入り、親身になってもらえたり、実体験から得た知識をフル活用してもらえたりするというメリットがあります。

相談する際にも「離婚の先輩」ならではの話しやすさを感じられるケースが多く、早い段階で信頼関係を結ぶことができるでしょう。

5、離婚の弁護士を選ぶとき、性別よりも大事なこと

弁護士を選ぶとき、性別よりも大事なこと

今回は依頼する弁護士の性別に注目してメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、実際のところは性別よりも次のポイントを重視したほうがトータル的な満足度が高くなりやすい傾向もあります。

「女性・男性どちらの弁護士でも構わない」という方は特に、下記の項目を弁護士選びの目安にしましょう。

(1)話しやすい相手かどうか

弁護士といえどもやはり人間同士ですから、コミュニケーションの相性が良いこともあれば悪いこともあります。

1度依頼するとその後しばらくは長い付き合いになる弁護士だからこそ、「話しやすい」「フィーリングが合う」といった相性の良さをしっかり確認しましょう。

(2)信頼がおけるか

弁護士としてはもちろん、人間として信頼のおける人物かというのも見逃せないポイントのひとつです。

先ほどご紹介したような離婚分野での実績の多さや、リスクの説明の有無、さらに何か問い合わせを行った際のレスポンスの早さなども含めて、トータル的に信頼できる弁護士なのかどうかを判断しましょう。

また、依頼後は何度か弁護士事務所へ足を運ぶことになるため、自宅から通いやすい場所にある事務所を選んだほうが実質的な負担が少なくなります。

その一方で、「あまり自宅に近い弁護士事務所だと、近所の人に詮索されるかも…」「離婚することをなるべく知られたくない」という場合は、あえて自宅付近ではなく大きめのターミナル駅にある弁護士事務所を選ぶという手もあります。

いずれにせよ「本当に依頼するとなると、お金の面が心配」という方も多いかと思いますので、弁護士費用の相場やより具体的な弁護士の探し方については下記の記事もあわせてご覧ください。

まとめ

離婚問題で弁護士を依頼するとき、最も重要なのは依頼人と弁護士の相性の良さで、弁護士が同性か・異性かというのはその相性を判断するための一部分くらいに考えておくのがちょうど良いでしょう。

自分が女性だからといって必ずしも女性弁護士のほうが良いというわけでもなく、「夫が何を考えているのかさっぱり分からない」という状況の場合には、あえて男性弁護士に依頼したほうが夫の心理を読み解く手がかりを得られるケースもあります。

男性弁護士・女性弁護士どちらも在籍しているベリーベスト法律事務所では、担当弁護士の性別に希望がある場合、あらかじめご指定いただくことも可能です。

また、初回相談は無料で承っておりますので、今まさに離婚の悩みを抱えて困っている…というみなさんは、ぜひこの機会に気兼ねなくお問い合せください。

※この記事は公開日時点の法律を元に執筆しています。

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