不倫が終わるべき時がきても、その決断を下すのは簡単なことではありません。特に、彼が既婚者であり、奥さんと別れるつもりがないという複雑な状況にある場合、終わりを迎えるプロセスは不透明で不安に満ちています。
この記事では、不倫関係を終わらせるためのさまざまなパターンや、未練を断ち切り前向きに進むための方法について詳しく説明します。不倫に終止符を打ちたい、曖昧な関係から脱したいと考えている方々にとって、この情報が役立つことを願っています。
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目次
1、不倫の終わり方のパターンとは?
それでは早速、気になる不倫の終わり方からチェックしていきましょう。
(1)彼と奥さんの間に子供ができた
一発目からショッキングな内容ですが、実はとてもよくあるパターン。
「妻とはもう何年も関係がない」「妻には愛情はない」なんて言いながらも、それは浮気相手を口説くためのテクニックにすぎず、実際の家庭は円満に維持するようなズルい男性も多いのです。
もちろん、本当に奥さんに対してはもう恋愛感情を持てないという人もいると思いますが、その場合も子供ができれば話は別。
「子供の父親としてしっかりしなければ!」という意識が芽生えることで、自ら不倫を終わらせようとします。子供の母親として・人生のパートナーとしての奥さんの頼もしさを再確認し、奥さんに気持ちが戻ってしまう男性も少なくありません。
いずれにせよ不倫相手のことを考える余裕はなくなるので、遅かれ早かれ関係はフェードアウトするでしょう。
(2)彼が転勤することになった
彼に遠方への転勤が決まり、物理的な距離ができることで不倫が終わりになるケースもあります。これが一般的な恋愛なら「遠距離でもがんばろう!」と思えるかもしれませんが、不倫は基本的に未来のない恋愛です。
遠距離を乗り越えても結婚などの分かりやすいご褒美があるわけではなく、わざわざ離れて恋愛する辛さを我慢するメリットはありません。何より「会いたいときにすぐ会える」という都合の良い関係をキープすることができなくなるので、お互いに別れを納得しやすいでしょう。
(3)彼に新しい浮気相手ができた
「なんか最近連絡がないな…」と思っていたら、実は彼に新しい彼女ができていた!という衝撃のパターンもあります。
奥さんに勝てないのはまだしも、自分と同じ立場の女性にすら負けてしまうなんて…と悔しいやら腹が立つやらですが、そもそも結婚していながら不倫に走る男性は、飽きっぽく自己中心的なタイプであることがほとんど。
元々浮気グセがあるので、新しい女性に目移りするのも早いです。「自分だけは特別だから」などという幻想は捨てて、「そういう男性だから私と不倫したんだ」と、今後の教訓にしましょう。
(4)自分に好きな人ができた
ここまではすべて彼側の一方的な都合による終わり方でしたが、不倫はあなたから終わらせることももちろんできます。女性側から1番未練なく別れを切り出せるのは、彼のほかに新しく好きな人ができたときです。
彼に奥さんと別れるつもりがない場合は、あなたから終わりを告げたとしてもスムーズに別れられることが多いでしょう。あまりにあっさりと別れを承諾されて、「結局私とは遊びの恋だったんだ」と改めて目が覚めることもよくある話。彼が1番大事にしているのは自分の家庭なのだということが、終わりの瞬間ほどよく分かります。
2、不倫を終わりにすべきタイミングは「今」!その理由とは?
先ほどご紹介した終わり方が訪れるのを待つまでもなく、不倫には今すぐ終わらせたほうが良い理由があります。なぜ不倫を終わらせるなら「今」がベストなのか、その理由を見ていきましょう。
(1)バレると一気に信用を失うから
みなさんも重々承知の上かと思いますが、不倫は違法行為です。バレると社会的な信用を一気に失い、周りから白い目で見られます。
「ただ人を好きになっただけなのに、どうしてそんなに責められないといけないの?」と思う人もいるかもしれませんが、結婚している人と付き合うことは今の日本では完全なルール違反なのです。
1度ルールを破った人は、「他のルールだって平気で破るかもしれない」と思われ、社会でどんどん信用されなくなっていきます。場合によっては友達や家族から絶縁されたり、会社を退職せざるを得なくなることだってあります。それで誰かに相談したくなっても、味方になってくれる人はほとんどいません。
信用を失い、これからの人生をずっと孤独に耐えながら生きていくことになるくらいなら、今すぐ不倫を終わらせたほうがまだマシではないでしょうか。
(2)高額な慰謝料を請求されるから
不倫は民法上不法行為と評価される違法な行為であるため、彼の奥さんには彼とあなたのそれぞれに慰謝料を請求する権利があります。最近はその慰謝料の相場も高くなっており、場合によっては100~300万円は覚悟しておく必要があるでしょう。
しかも、請求可能な期間は奥さんが不倫の事実及び不倫相手を知ってから3年、もしくは不倫そのものがスタートしてから20年。たとえ10年前の不倫でも、発覚したのが最近であったとすれば奥さんが慰謝料を請求した場合、あなたには支払いの義務が発生します。
すでに不倫をしてしまっている場合、できることは今すぐ関係を解消して、バレるリスクをこれ以上増やさないということです。関係を長引かせれば長引かせるほど、それだけ発覚のリスクも上がっていくことを覚えておきましょう。
(3)罪悪感や不安がつきまとうから
不倫の恋は、正直辛いです。どうしたって相手の1番になることはできず、相手のすべてを独り占めすることもできません。友達に愚痴をこぼせば自業自得だと言われ、相手の奥さんや子供のことを思うと強い罪悪感を覚えることも多いでしょう。
何より、バレたときに失う信用や支払う慰謝料のことを考えると、不安は常につきまといます。デートで堂々と手をつなぐことができないのも、好きなときに電話をかけることができないのも、平日の夜にしか会うことができないのも、すべてその付き合いが不倫だからです。
不倫を終わらせない限り、今の寂しさやもどかしさから解放されることはありません。
3、不倫を終わりにする具体的な方法
ここからは、今すぐ不倫を終わらせるために取り入れたい、おすすめの方法を具体的にご紹介していきます。どう別れを切り出したら良いのか分からない…というみなさん、ぜひ参考にしてくださいね。
(1)婚活を始めたと言ってみる
不倫関係では、男性側にも「未来のない恋に付き合わせてしまっている」という負い目があります。
そのため、女性から「私はやっぱり結婚したい」「最近婚活を始めてみたの」と打ち明けられれば、それを止めることができないのはもちろん、最終的にも自分が身を引くしかないと納得してもらいやすいでしょう。
(2)「良い子」でいるのをやめてみる
そもそも今の不倫が成立しているのは、あなたが彼にとって「都合の良い存在」だからです。会いたいときにすぐに会えて、家庭や仕事には干渉せず、無駄にベタベタしすぎることもない…みなさんの中には、彼の心をつかむためにあえてそんな「良い子」を演じようと頑張ってきた人も多いのではないでしょうか。
もしそうなら、彼の呼び出しをわざと断る、家庭の事情を無視したわがままを言ってみるなど、今度はあえて彼を困らせることで、自然と愛想を尽かされるように仕向けるのもひとつの方法です。彼に「これじゃあもう関係を続けられない」と思わせることさえできれば、あとはスムーズに別れることができます。
(3)別れ話は昼間にする
別れ話を切り出すなら、時間帯は夜ではなく昼間を選ぶのがおすすめです。夜はお互いにセンチメンタルになりやすく、お酒が入ることも多いので、その場の感情に流されてなんとなく丸め込まれてしまう危険があります。
昼間に、できれば周りの目がある公共の場所で話し合ったほうが、お互いに理性的な判断をすることができるでしょう。
(4)友達に同席してもらうのもアリ
別れを切り出すと話がもつれそうなことがあらかじめ分かっているときには、第三者に立ち会ってもらうのもひとつの手。もし事情をすべて打ち明けられる友達がいれば、同席してもらったほうが冷静に話を進めることができます。
終わりにしたはずの不倫がまた再開してしまうのを防ぐ意味でも、第三者に証人になってもらうのがおすすめです。
4、不倫の未練を断ち切るにはどうしたらいい?
自分の将来のためには今すぐ不倫をやめたほうがいい、というのは分かっていても、なかなか不倫を終わらせる踏ん切りがつかなかったり、別れたあとで「やっぱりもうこの先彼以上の人に出会えることなんてないのかも…」とヨリを戻したくなったり、どうしても不倫への未練が残ってしまうこともありますよね。
そんなときには、これからご紹介する方法で少し視点を変えてみましょう。
(1)相手のマイナスポイントを書き出してみる
どんなに彼のことが大好きでも、中には直してほしいところや思わず「ズルい!」とモヤモヤしてしまうような言動も必ずひとつはあったはず。
そういったマイナスポイントをあえて書き出してみることで、冷静に「別れてよかった」と思うことができますし、思い出が美化されるのを防ぐこともできます。
(2)自分の人生計画を立ててみる
みなさんは、何歳で結婚したいですか?何歳で子供を産んで、何歳で夢を叶えて…というように、ざっくりとでもいいので自分の人生計画を立ててみると、それを実現するために必要な行動も自然と浮かび上がってきます。
そして、それらの行動を今すぐスタートしなければ、とても計画に間に合わない!ということに気付く人もきっと多いはず。貴重な時間をこれ以上不倫に割いている場合ではない、と思うことができればもう大丈夫です。
(3)出会いの場に足を運ぶ
今は彼より良い人に出会える気がしなくても、それは十中八九「気のせい」でしかありません。少なくとも、既婚者の彼に比べれば現在独身の男性は全員、あなたにとって「彼より良い人」です。
とはいえ気持ちを先に動かすのはなかなか難しいこともあると思うので、そういうときには先に身体を動かしてみましょう。
積極的に出会いの場に顔を出して、友達にも紹介を頼んでおきます。そうやって新しい男性と出会う機会が増えれば、交友関係が広がることで別れたあとの寂しさも紛らわしやすくなります。
次の恋に進むための行動を起こすことが、気持ちにハリを持たせるためにもとても重要なのです。
5、不倫を終わらせる4つのメリット
無事に不倫を終わらせることができたらどんな未来が待っているのか、最後に不倫を終わらせるメリットをまとめてみました。これを見れば、あなたにも一歩踏み出す勇気が湧いてくること間違いなしですよ。
(1)後ろめたい気持ちがなくなる
不倫を終わらせれば、「自分は正しくないことをしている」という後ろめたさから解放されることができます。
これだけでだいぶ気持ちが軽くなった!という人も多く、終わってみてはじめて「あのときは私も相当強い罪悪感を抱いていたんだなぁ」ということが分かるケースは珍しくないでしょう。
(2)将来につながる恋を始められる
終わりは常に始まりへの第一歩!不倫の恋を手放すことは、イコール将来につながる新しい恋を始められるチャンスでもあります。
いつかは結婚したいと思っている女性なら、先の見えない不倫を清算することそのものが夢に近付くためのステップのひとつです。
(3)集中力がアップする
不倫をしているときには、罪悪感や「もしバレたら…」という不安などが常に頭の中にあって、知らず知らずのうちに気が散ってしまいがち。
不倫をやめればそういった心配事もきれいサッパリなくなるので、これまで以上に仕事や趣味への集中力を発揮することができるようになります。
(4)友達との仲が復活する
不倫は基本的に周りから祝福されることのない恋なので、友達の中にはあなたが不倫関係にあることを知って距離を置いたり、なんとなく気まずくなっていた人もいたかもしれません。
そんな友達にも、「やっぱり不倫は良くなかった、もうきっちり別れたから」と伝えることで、また仲の良い関係に戻るきっかけを作ることができます。
まとめ
不倫の終わりは、彼の転勤や奥さんの妊娠など、意外と突然やってくることも多いものです。ただ、ご紹介してきたように不倫には数々のリスクがあり、不倫をやめることで得られるメリットのほうがたくさんあります。
「未来のない恋なのは分かってるし、いつかはやめなきゃいけないんだろうなぁ」と思っているなら、そのタイミングはまさに「今」。
今回ご紹介した不倫の終わらせ方も参考に、ぜひみなさんも自分の人生を一歩前に進めてみてください!