シタ妻とは「浮気をしている妻(=浮気を”シタ”妻)」のことで、夫に浮気をされた「サレ妻」と対になる言葉としてネットを中心によく用いられています。
今回は、今まさに自分がシタ妻になってしまっている…というみなさんが押さえておきたい
- 今後受けることになるかもしれない制裁
- そもそも女性が浮気・不倫に走る理由
- 浮気・不倫がバレるきっかけ
- バレる前に今すぐ行うべきこと
について、詳しくお伝えしていきます。
「このまま不倫を続けたらどうなるんだろう」「本当はこんなの良くないって分かっているけど…」と様々な不安を抱えているみなさんにとって、この記事が今の不倫関係を断ち切り、家族との再構築を目指す手助けになれば幸いです。
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目次
1、シタ妻が不倫によって受ける可能性のある制裁
今の浮気・不倫が夫にバレてしまったとき、シタ妻にはどのような制裁が待ち受けているのでしょうか。
実際に世のシタ妻たちが経験した内容をもとに、受ける可能性のある制裁をまとめてご紹介します。
(1)子供を手放す
もしみなさんに子供がいる場合、不倫がバレて夫と離婚することになった際に、その子供とは離れて暮らさなければならなくなるかもしれません。
一般的に、自分が浮気・不倫をした側の有責者であっても、子供の親権者を決めるときにその事実が直接影響することはないのですが、たとえば次のようなケースに当てはまる場合はたとえ母親でも親権が認められない可能性は十分に考えられます。
- 不倫相手と会っているときに子供を1人で放置していた
- 子供より不倫相手のほうに優先してお金を使っていた
- 不倫相手が子供に暴力を振るっていた
もちろん、父親が親権を獲得しても、話し合いの結果面会交流が実施されれば定期的に子供に会うこと自体はできるでしょう。
しかし、愛してやまない子供と日々の生活を共にできない辛さは、多くの母親にとってまさに地獄のような苦しみです。
(2)離婚
一時の気の迷いで不倫に手を出してしまったものの、本心では夫を愛しているシタ妻にとっては、夫から離婚を突き付けられることそのものが何よりの制裁です。
経済的に自立することが難しいシタ妻の場合、夫から捨てられる恐怖や絶望感はさらに強く、目の前が真っ暗になってしまったように感じることもあるでしょう。
(3)慰謝料請求
離婚するにせよ夫婦関係の修復を目指していくにせよ、受ける可能性の高い制裁が慰謝料の請求です。
浮気・不倫の慰謝料の相場は数十万円~300万円程度と高額で、すぐに支払えない場合は今後しばらくの間、慰謝料を支払うためだけに働きづめの人生を送ることにもなりかねないでしょう。
(4)周りから好奇の目で見られる
シタ妻であることが周囲に知られてしまうと、ことあるごとに好奇の視線にさらされます。
「あなたが不倫をするような人だとは思わなかった」と言って離れていく友人もいるかもしれませんし、子供がいる場合は「○○ちゃんのお母さん、不倫してたんだって」と子供の交友関係にまで悪影響を及ぼしてしまいます。
2、シタ妻のほとんどは「不倫」を後悔している?!
あるアンケートによれば、浮気・不倫をしたことがある人のうち、その経験を後悔している人の割合は約50%。
特に自分の不倫が原因で離婚に発展し、子供にも会えなくなってしまったシタ妻の後悔は計り知れず、文字通り悔やんでも悔やみきれないといいます。
中には不倫相手に自分以外にも付き合っている女性が複数いることが分かり、「自分は所詮、遊び相手の1人だったんだと思うと一気に虚しくなった」と、不倫の現実を冷静に受け止めた女性も。
たとえ「妻とはいつか別れるから、そうしたら2人で新しい生活を始めよう」と再婚を匂わされていても、結局相手が奥さんと別れることはなく、自分も今の家族を壊す気はないことに気付いて「こんなことなら最初から不倫なんてしなければよかった」と後悔するパターンも多いようです。
3、シタ妻が浮気・不倫に走る原因
本音では夫や子供のいる今の家庭を大切にしたいと思っているのに、浮気・不倫に走ってしまうシタ妻が後を絶たないのは一体なぜなのでしょうか。
女性が夫以外の男性に心を動かされてしまう主な原因をピックアップしてみました。
(1)夫に対して不満がある
「家事や育児にちっとも協力してくれない」「休みの日は家でゴロゴロしてばかり」など、日々の生活の中で感じる夫への不満は、ひとつひとつが些細なものであればあるほど周りにいちいち愚痴るわけにもいかず、いつの間にか蓄積されていきます。
そんな溜まり溜まった不満で心がモヤモヤしているときに、夫とは正反対のタイプの男性と親しくなる機会があると、その相手を男性として魅力的に感じてしまうのも無理はない話。
つい「こんな男性と結婚していたら、今とは違う未来があったのかなぁ…」といった想像も膨らみ、その可能性に心をときめかせてしまいます。
(2)漠然と寂しい
「夫は一家の大黒柱として十分な稼ぎがあるし、家事もよく分担してくれている。子供にとっても良い父親。なのに、何かが足りない…」ふとした瞬間にそんな寂しさを感じてしまった経験、みなさんにもありませんか?
満たされた生活を送っているはずなのに、なぜ…という思いがさらに心を戸惑わせ、自分でも訳の分からない寂しさに襲われてしまうという状況は、実際誰にでも起こり得るものです。
そんなふうに心に隙間風が吹いていると、普段は何とも思わない他人との会話ややり取りの中にも相手の優しさを感じ、救われたような気分になることがあります。
夫との会話がほとんどない・家にいても趣味に没頭して妻である自分には無関心…など、寂しさの原因が自分の中でハッキリしている場合にも、何気ない好意を向けてくれた他の男性に対して心が傾きやすいでしょう。
(3)女性として自信を持ちたい
結婚生活が長くなると、最初はラブラブだった夫との関係も次第に落ち着いてきます。
いつしか夫を男性として意識することはなくなり、自分もまた夫から女性として見られることはない―そんな乾いた関係に、「このままで終わってしまって本当に良いのだろうか?」と疑問を感じる女性も多いでしょう。
不倫相手と過ごす時間は、みなさんに自分が女性としてまだまだ輝けることを強く実感させてくれますし、女性として生きることの喜びも再び味わわせてくれます。
女性はいくつになっても、自分が女性として魅力的であることにこの上ない幸せを感じる生き物なのです。
(4)憧れの人から誘われた
結婚前にずっと片思いをしていた相手や、1度告白したもののフラれた過去がある憧れの人から、数年越しに想いを告げられたら…多くの女性は、その事実に驚きつつも胸の高鳴りを感じるはずです。
もちろん、そのまま「私はもう私なりの幸せを手にしているから」と相手とのことはあくまでも過去と割り切る女性も多いかと思いますが、中には「やっと両思いになれたんだし、1回くらいデートしてもバチは当たらないよね?」と、その誘いに乗ってしまう女性もいます。
そしてそれが実際には1回では終わらず、2回3回とデートを重ねるうちに、ズルズルと不倫の関係に突入してしまうというケースも決して珍しくありません。
このほか、女性が浮気をする心理についてもっと詳しく知りたい!というみなさんには、こちらの記事もおすすめです。
4、シタ妻はふとしたきっかけで夫にバレてしまう
もしかしたらみなさんの中には、「うちの夫は人一倍鈍感だし、そもそも自分以外のことに関心がないから私の不倫にも気付くはずがない」と、タカをくくっている人もいるかもしれません。
しかし、実際には夫に不倫がバレて困った状況に追い込まれているシタ妻も多く、思わぬところから不倫が発覚してしまうケースもあります。
ここからは、そんなシタ妻たちの不倫がバレるきっかけとしてよくあるものをまとめてご紹介していきますので、みなさんも参考にしてください。
(1)服装や髪型の変化を感じ、浮気がバレる
女性は、恋をするとその相手の好みのタイプに少しでも近付こうと張り切ってしまうものです。
しかもそれが本人にとっては無自覚であることも多く、知らず知らずのうちに大幅なイメチェンを遂げていた!というシタ妻も少なくありません。
ファッションの傾向や髪型など、雰囲気が変われば変わるほど夫もさすがに違和感を覚え、「これはもしや…」と不倫を疑うことにつながります。
(2)娘が不倫に気づく
夫ではなく、娘が1番に不倫に気付くというパターンもあります。
夫の前ではバレないよう色々な手を打っているシタ妻も、子供の前では案外気がゆるんでしまい、不倫相手とのLINEの画面を見られてしまう・一緒にいるところで鉢合わせになってしまうという事態を招くことがあるのです。
そういった決定的なハプニングがなくても、みなさんが思っている以上に子供は母親のことをよく見ています。
不倫に気付いた子供が悩んだ末に父親に相談し、父親が探偵や興信所に調査を依頼する…という流れで不倫の事実が明るみに出るケースも実際にあることを覚えておきましょう。
(3)出張から戻ったときに浮気現場を目撃される
夫が出張中に不倫相手を自宅に招き、行為に及んでいる真っ只中に帰宅した夫と遭遇…という地獄のようなケースもあります。
現場を押さえられてしまっているのでどんな言い訳も通用せず、夫が離婚を望めばもはやそれに応じるしかありません。
中には出張から戻った際、玄関に見慣れない男物の靴があることを不審に思い、念のためスマホのムービーで録画を開始してから寝室に突入したという驚きの機転を発揮する夫もおり、動かぬ証拠まで記録されてしまっては完全にお手上げ状態でしょう。
5、シタ妻になった!今あなたがすべきこと
ご紹介したように、みなさんの不倫はいつ何がきっかけでバレてもおかしくはありません。
バレれば当然夫婦関係には大きなヒビが入り、家族も財産もすべてを失う可能性だって十分にあり得るのです。
取り返しのつかないことになる前に、みなさんが行うべきこととは一体何なのか、今すぐチェックしていきましょう。
(1)浮気・不倫相手との関係を断ち切る
日頃の不満や寂しさを埋めるためには夫以外の男性に甘えるしかなかった…とはいえ、浮気・不倫がバレたときの代償はあまりにも大きすぎます。
不倫相手との関係は、家族の崩壊・高額な慰謝料の支払いといったリスクをすべて背負ってでも続けていく価値のあるものなのでしょうか。
その答えが「NO」なのであれば、1日でも早く相手には別れを告げましょう。
(2)夫や子供達に尽くす
バレなければ何をやっても良いのかというと、そう簡単にはいかないところが人の心の複雑なポイントです。
発覚する前に無事不倫を終わらせることができたとしても、みなさんの心の中には夫や子供に対する罪悪感が残ってしまう可能性があります。
この罪悪感を解消するためには、せめてもの償いとしてこれから長い時間をかけ、夫や子供に尽くし続けていくことが1番の対処法です。
(3)二度と浮気をしないよう努める
夫や子供に尽くす日々を送った上で、二度と浮気を繰り返さないよう自分を戒めることも必要不可欠。
家事に専念して不必要な外出は控える、自分の心が動いてしまいそうな男性に出会ったらその後は極力接点を持たないようにするなど、浮気に流されそうな状況自体を避けるよう務めましょう。
しかし、家庭を持ちながら不倫をするのは、かなりの時間と労力を要したはず。
いきなり平穏になることは刺激がなさすぎて、生きている心地さえ感じられないかもしれません。
そんな時、だからといって不倫を続けるのはNG!他に刺激を求めましょう。
働いてみる、習い事をしてみる、ペットを飼ってみる、我慢していた買い物を思いっきりしてみるー。
今までになかったことを、始めてみることです。
そのほか、不倫を続けることのリスクや夫との向き合い方については以下の記事もぜひ参照してください。
6、シタ妻が夫から離婚や慰謝料請求をされてしまったら
考えたくないことですが、不倫のバレる可能性がゼロではない以上、夫から離婚や慰謝料を請求されたときの対応についてもあらかじめ押さえておいたほうが安心です。
具体的には、不倫が始まったときから現在までの経緯をすべて弁護士に説明し、アドバイスを得ることがベストな対処法になります。
それと同時にまずは夫からの訴えを真摯に受け止め、感情的になって逆上する・ヒステリーを起こすといったことのないよう、冷静になることが欠かせません。
弁護士はみなさんにとって少しでも有利に話を進めることができるよう適切なサポートを行ってくれますし、何よりみなさんの味方になってくれます。
周りに相談しても「自業自得でしょ」と責められる一方のシタ妻にとって、「自分は1人じゃない」と思える精神的な支えを得られることは大きなメリットのひとつです。
「恥ずかしくて誰にも相談できない…」というようなときにこそ、専門家である弁護士を遠慮なく頼りましょう。
Q&A
Q1.シタ妻とは?
シタ妻とは「浮気をしている妻(=浮気を”シタ”妻)」のことで、夫に浮気をされた「サレ妻」と対になる言葉としてネットを中心によく用いられています。
Q2.不倫によって受ける可能性のある制裁は?
もしみなさんに子供がいる場合、不倫がバレて夫と離婚することになった際に、その子供とは離れて暮らさなければならなくなるかもしれません。
一般的に、自分が浮気・不倫をした側の有責者であっても、子供の親権者を決めるときにその事実が直接影響することはないのですが、たとえば次のようなケースに当てはまる場合はたとえ母親でも親権が認められない可能性は十分に考えられます。
Q3.不倫は後悔する?
あるアンケートによれば、浮気・不倫をしたことがある人のうち、その経験を後悔している人の割合は約50%。
特に自分の不倫が原因で離婚に発展し、子供にも会えなくなってしまったシタ妻の後悔は計り知れず、文字通り悔やんでも悔やみきれないといいます。
まとめ
不倫が発覚することでシタ妻が受ける制裁には、離婚して子供とも離れ離れになる・高額な慰謝料を請求されるなどの身を切られるような内容が並びます。
実際、シタ妻の50%は不倫に手を出したことを後悔しており、バレてからでは取り返しのつかないことになる可能性も高いのが現実です。
もしみなさんの中に少しでも「今の家族を大切にしたい」という思いがあるのなら、今回ご紹介した内容を参考に、1日でも早く不倫相手との関係を清算しましょう。
これまでなかなか不倫を終わらせる決心がつかなかったみなさんも、ぜひこの機会に本当に守るべきものは何なのか、改めて考えてみてください。