B型肝炎訴訟の弁護士費用はどのくらいかかるの?
B型肝炎ウイルスに感染していることが判明し、B型肝炎訴訟で給付金を請求できることを知った際に沢山の方々が気になることの一つではないでしょうか。
そこで今回は、
- B型肝炎訴訟の弁護士費用
- B型肝炎訴訟を弁護士に依頼するメリットと理由
についてベリーベスト法律事務所B型肝炎専門チームが解説していきます。
また、法律事務所ごとにB型肝炎訴訟にかかる費用が異なってきますので、事前に相談してご確認されることもオススメいたします。
この記事がB型肝炎訴訟をお考えの皆様にご参考頂けますと幸いです。
また、こちらの関連記事ではB型肝炎訴訟での給付金獲得のための知識について解説しています。B型肝炎訴訟でお困りの方はこちらの記事もあわせてご参考いただければとおもいます。
1、B型肝炎訴訟の弁護士費用は一律に決まっている?
そもそも、B型肝炎訴訟の弁護士費用は一律に決まっているのでしょうか?
結論としては一律には決まっておらず、法律事務所ごとに自由に決めることができます。
2、B型肝炎訴訟における弁護士費用の5つの項目とは?
B型肝炎訴訟を弁護士に依頼した場合、解決までに様々な項目の弁護士費用がかかります。
どのような費用がかかるのかについてみていきましょう。
(1)相談料
正式な依頼前に弁護士に相談する際にかかる弁護士費用です。
無料で対応している法律事務所も最近は増えております。
(2)調査費用
正式な依頼の前に、そもそも和解して給付金をもらえる条件を備えているかを調査してもらうためにかかる弁護士費用です。
無料で対応している法律事務所所も増えており,一般化してきております。
(3)着手金
正式な依頼をするタイミングでかかる弁護士費用です。
多くの法律事務所が無料で対応しております。
(4)成功報酬
実際に和解が成立して給付金が獲得できた際にかかる費用です。
現状、成功報酬については、法律事務所により異なっておりますので、各法律事務所に確認することをお勧めします。
なお、「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」により、弁護士費用のうち、獲得できた金額の4%にあたる部分は国が負担するとされております。
ベリーベスト法律事務所の弁護士費用は、給付金の19.8%+6.6万円(税込)ですが、和解後に国から支給される訴訟手当金(給付金の4.0%)を充当しますので、実質負担額は15.8%+6.6万円(税込)となります。
(5)その他にかかる費用
弁護士費用の他に裁判をするための実費として以下の費用がかかります。
・印紙代
・郵券代(切手代)
①印紙代
印紙代は病状により、¥6,000〜¥128,000必要となります。
②郵券代
郵券代はおよそ¥6,000円ほどです。
3、B型肝炎訴訟は弁護士に依頼したほうがいいメリット3つ
以上のようにB型肝炎訴訟の弁護士費用について書いていきましたが、必ずしも弁護士に依頼しなければならないわけではありません。
では結局弁護士に依頼すべきなのでしょうか?
こればっかりは最終的には皆様の判断となってしまいますが、以下ではその判断として頂くべく、弁護士に依頼するメリットについて記載しました。
前述の弁護士に依頼するデメリット(弁護士費用)と比較してご判断下さい。
(1)裁判に提出する全ての書類を作成してもらえる
給付金を受け取るためには,訴訟提起をして和解しなければならず,裁判に必要な書類を作成しなければなりません。
しかし、B型肝炎訴訟に必要となる書面は,法律的にも医学的にも専門的な知識が必要となります。
弁護士に依頼するとそのような裁判に必要となる全ての書類を作成してもらえます。
(2)必要書類の取得を的確にサポートしてくれる
B型肝炎訴訟では、予防接種等でB型肝炎ウイルスに感染したことを証明するため、弁護士が作成する書類の他にも証拠として,母子手帳や医療記録など様々な書類を提出しなければなりません。
どのような書類を揃えるべきかは専門的な知識が必要となります。
弁護士に依頼すればこのような必要書類の収集を的確にサポートしてもらえます。
(3)弁護士が代わりに裁判所に行ってくれる
裁判となりますので,弁護士に依頼すると弁護士が本人の代わりに裁判所に行ってくれます。
これもメリットの一つといってよいでしょう。
まとめ
今回はB型肝炎訴訟の弁護士費用について書きましたがいかがでしたでしょうか?
ご参考頂き、B型肝炎の給付金を獲得してもらえれば幸いです。