バツイチ子持ちだけど再婚したい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方は、ゆく末も後悔のない幸せを掴むために、バツイチで子持ちの再婚に関し、具体的に考えておくべきことがあります。それは主に、以下の3点です。
- バツイチ子持ちの方が再婚で幸せになるためのポイント
- バツイチ子持ちの方の再婚における具体的に必要な手続き
- バツイチ子持ちの方の再婚における子供との向き合い方
等について、ご説明したいと思います。ご参考になれば幸いです。
目次
1、バツイチ子持ちだけど再婚したい
そもそも、バツイチ子持ちで実際に再婚したことがある人の割合は、どれくらいなのでしょうか?
まずは気になるバツイチ子持ちの再婚率からチェックしていきましょう。
(1)バツイチ子持ちの再婚率|5年以内の再婚は20%超
厚生労働省がまとめた統計データによると、平成19年から23年の間に離婚した人が、5年以内に再婚した割合は男女ともに20%以上。
特に男性はいずれの年も26~28%という高い割合で推移しており、女性も22~24%と決して少なくない再婚率であることが分かりました。
(2)再婚相手と出会える場所はどこ?
「再婚したいけど出会いがない」というみなさんも多いかと思いますが、バツイチ子持ちといえども出会える機会や場所自体は独身時代とほとんど変わりません。
ただ、最初からバツイチ子持ちであることがオープンになっていたほうが、その後の関係を築く上で気が楽という一面もあります。
そういう意味では、事情をよく分かってくれている友達からの紹介や、あらかじめプロフィールを登録しておける婚活・マッチングサイトを利用したほうが、よりスムーズに再婚に進むことができるでしょう。
2、バツイチ子持ちだから再婚を踏みとどまってしまう理由
一方で、再婚したい気持ちはあっても、何かしらの理由から今ひとつ踏み切ることができないケースも多いものです。
ここでは、よくある悩みをピックアップしてみましたので、ぜひみなさんも自分自身の現状と照らし合わせてみてください。
(1)子供のことが心配
バツイチ子持ちで再婚するとなると、何はおいても真っ先に気になるのが子供のことです。
どんなに好きな人ができても、子供につらい思いをさせてしまうのではないか、子供と再婚相手の関係が上手くいかなかったらどうしよう…といった不安があると、どうしても気持ちにブレーキがかかってしまいます。
(2)「またダメになるのではないか」と不安
子供のことがなくても、単純に夫婦として再び生活することに自信がない場合、なかなか思い切ることはできません。
「自分は1度失敗している」という思いから、「今は良くても結婚するとダメになってしまうのではないか」と、再婚によって相手との関係性が変わってしまうことが怖くなるパターンもあります。
(3)時間の余裕がない
家事も仕事も子育ても、すべてを1人でこなしていると、時間はどれだけあっても足りません。
仕事が休みの日でも「お母さん・お父さん」を休むことはできませんし、そんな慌ただしい日々の中で再婚相手と過ごす時間のことまで考える余裕なんて正直ない!というのが本音のみなさんも、きっと少なくないでしょう。
(4)相手に遠慮してしまう
相手が初婚の場合、「本当にバツイチ子持ちの自分で良いのだろうか…」と、相手に対して申し訳なく感じてしまうケースもあります。
相手が良いと言ってくれていても、相手の両親はどう思うか分からないし…などなど、一旦気にし始めると抜け出すのが案外難しい悩みです。
3、バツイチ子持ちの私。異性からどう思われている?
バツイチ子持ちで次の恋愛に1歩踏み出すとき、「私って相手からはどう見えているんだろう?」というのも気になるポイントかと思います。
ここでは主に男性目線で、バツイチ子持ち女性に対する印象をリサーチしてみました。
(1)女性として魅力的なら関係ない
まず押さえておきたいのが、世の中の女性が思っているほど、男性はバツイチ子持ち女性に対して特にマイナスな印象を抱いているわけではないということです。
バツイチでも子供がいても、女性として魅力的であれば関係ない!という意見が大半を占めています。
(2)誘っても良いのか少し悩む
逆に、「デートに誘いたいけど、夜や休日は子供と過ごすだろうし、誘っても良いのか分からない」と、相手の女性を気遣う声も目立ちました。
気になる男性がいる場合は、「いつも親が子供を預かってくれて助かる」という話を振っておくなど、自由になる時間があることを何気なくアピールしておくのも良いかもしれません。
(3)結婚への過度な期待がなさそうで安心
男性の中には、結婚への強い期待や憧れがある女性はちょっと苦手…という人も多いものです。
そんな結婚へのプレッシャーを感じたくない男性にとっては、「バツイチ女性のほうが現実がきちんと見えているから安心」「落ち着いて穏やかな関係を築いていけそう」と、むしろプラスのイメージのほうが強い側面もあります。
4、バツイチ子持ち同士の再婚がいいと言われる訳
世間では「バツイチ子持ちで再婚するなら、相手も同じバツイチ子持ちの人を選んだほうがいい」と言われることがあり、「どうしてなんだろう?」とその理由が気になっている人もいるかもしれませんね。
実際のところバツイチ子持ち同士の再婚では、どちらか片方が相手に引け目を感じることもなく、対等な立場で新しい生活を始められるというメリットがあります。
境遇が似ていることでお互いの悩みも共有しやすいですし、子供同士で仲良くなることができれば、子供の中でも再婚後の家庭に対して明るいイメージを持つことができるようになるでしょう。
バツイチ子持ち同士の再婚には、大人にとっても子供にとっても、自分と同じ立場の味方ができたような心強さがあるのです。
5、バツイチ子持ちの方が幸せな再婚をするために大切な5つのこと
ここからはいよいよ、バツイチ子持ちでの再婚を考えるときに心がけたい5つのポイントをご紹介していきます。
どれも幸せな再婚を叶えるためには欠かせない内容ばかりなので、ぜひじっくりチェックしてみてください。
(1)最初からバツイチ子持ちであることを伝える
「この人となら…」という予感が芽生える相手と出会えたら、最初の段階でバツイチ子持ちであることはオープンにしておきましょう。
相手の男性にしてみれば、深い仲になってから「実はね」と告白されると多かれ少なかれ動揺しますし、誠実な男性であればあるほど「きちんと責任を取らなくてはならない」と考え、知らず知らずのうちに無理をしてしまいます。
その点、はじめからそのつもりで付き合っている場合、早いうちから心の準備をすることができ、自然な流れで覚悟を固めていくこともできます。
みなさんとしても、相手にいつ伝えようか、伝えたら関係が変わってしまうのではないかといった悩みを抱く必要がなくなるので、よりリラックスして相手と向き合えるようになるでしょう。
(2)別れた相手のことを悪く言わない
「バツイチ子持ち」のイメージをマイナスにしない最大の秘訣は、とにかく明るく前向きに振舞うことです。
特に、別れた旦那の悪口を今の彼に愚痴るのはなるべく避けたほうが賢明です。
自分の中では「前の旦那はこんなに最低だった=だからそうじゃないあなたが本当に最高!」という意味で口にしているつもりでも、相手からすれば「再婚したら俺もいつかはこんなふうに言われるのかな?」と想像してしまい、あまり気分が良くありません。
バツイチ子持ちに限らず、婚活が上手くいきやすいのは、やっぱりどんなことでもポジティブに捉えることができる女性。
「この人と結婚したら楽しそうだな」「明るい家庭を築けそうだな」というプラスの想像を働かせられるような、前向きなエネルギーのある女性を目指しましょう。
(3)女性としての魅力を磨く
内面の魅力はもちろん、見た目の清潔感やおしゃれに気を遣うのも大切なことです。
特に子供がいる場合、普段はどうしても「女性としての顔」よりも「母親としての顔」がメインになりがち。
それはそれで素敵なことですが、「再婚して幸せになりたい!」という思いがあるなら、男性の前ではきちんと「女性としての顔」を見せることも必要なステップです。
しかし、逆に女性としての顔を優先させすぎることは危険です。
自分の女性としての幸せを優先しすぎるがあまり、子供と相手との相性や相手の子供への対応の仕方を見誤ってしまうことも。
多くの事件が発生していますので、大切な子供のためにも、あなたの勘と洞察力をフル回転させて見極めてください。
(4)相手に役割を押し付けない
「バツイチ子持ちの私と結婚するのだから、あなたにはきちんと父親としての役割をこなしてもらわないと!」というように、自分の都合を相手に押し付けるのはやっぱりNGです。
本音では「再婚するなら子供にとって良い父親になってくれる人がいい」と思っていたとしても、相手を「こうあるべき」という姿に当てはめようとするばかりでは、決して幸せにはなれません。
それよりもまずは自分が相手に尽くし、相手の家族にも愛情を持って接することで、自然と「自分も彼女の子供と本当の家族になりたい」と思ってもらえるような流れを作ることができます。
(5)生活が安定してから再婚する
再婚のように人生を左右する大きな決断は、お金の面でも時間の面でも、生活にゆとりのあるタイミングで行うのがおすすめです。
切羽詰まった状況では、つい目先のことに惑わされ、結果的に後悔するような道を選んでしまいがち。
新しい生活を送る上でも、自分の中に安定したベースがしっかりとできてからのほうが、あらゆることに落ち着いて対処することができるでしょう。
6、バツイチ子持ちで再婚する際に確認しておくべき手続き
再婚の話が具体的になってきたら、以下の手続きについてもしっかりチェックしておきましょう。
(1)養子縁組
子連れの再婚では、子供を再婚相手の養子にするために「普通養子縁組」を行うのが一般的です。
実際の手続きは以下の2ステップで、いずれの書類にも2名の証人が必要になるので、あわせてサインをしてもらうようにするとスムーズでしょう。
- 婚姻届を提出する
- 養子縁組届を提出する
(2)養育費
別れた夫から養育費を受け取っている場合、子供が再婚相手の養子になることで、元夫から養育費の減免を申し立てられる可能性があります。
実際に再婚相手に十分な経済力がある場合、第一の扶養義務を負うのは養子縁組をした再婚相手ですから、養育費の減免請求が認められるケースも多いです。
一方、再婚相手とみなさんの子供が養子縁組を行っていない場合、基本的に再婚相手が子供を養育する義務はありません。
再婚しても家計は別々のまま、というスタイルで生活を行うパターンもあるので、実際の生活がスタートする前によく話し合っておきましょう。
7、バツイチ子持ちの再婚を成功させる!子供との向き合い方
子供が新しい家庭になじめるかどうかは、再婚前後でみなさんが子供とどう向き合っていくかによっても左右されます。
気を付けたいポイントを以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
(1)子供と関わる時間を増やす
何はおいても子供と一緒に過ごす時間を増やし、子供が甘えたいときに甘えられる環境を作っておきましょう。
不安をこまめに取り除き、安心して新しい生活に移れるようサポートできるのが理想です。
(2)焦らない
子供がなかなか再婚相手に懐かなくても、焦りは禁物。
信頼関係を築いていくためにはある程度の時間が必要なので、長い目で見ていきましょう。
(3)家族で話をする時間をこまめに設ける
何気ない日々の会話の積み重ねが、家族としての一体感や安心感につながっていきます。
なるべく家族が同じ空間にいられる時間を作って、自然な会話が生まれるタイミングを増やしましょう。
(4)子供のことについてよく話し合っておく
お互いに子供とどう向き合っていくか、再婚相手とよく話し合っておくことも必要不可欠。
相手の連れ子にはつい遠慮が出てしまいがちなので、再婚相手と本音を打ち明け合える関係を築いていくことも大切なポイントです。
(5)連れ子と再婚後に生まれた子供の接し方は同じようにする
再婚後に子供が生まれた場合、すべての子供に対して分け隔てなく接するよう特に心がけましょう。
連れ子のほうを不憫に思うあまり逆に過保護になり、再婚後に生まれた子供のほうが不満を持ってしまうパターンもあるため、バランスよく気を配ることが重要です。
8、再婚すべきか決断できないときは成功者に相談してみるのも○
再婚して大丈夫なのかどうか自分1人で決断できないときには、すでに幸せな再スタートを切っている再婚の先輩に話を聞いてみるのもおすすめです。
成功の秘訣や、現在不安に思っていることなどを相談し、心の中のモヤモヤをひとつひとつ解消していきましょう。
まとめ
1度は離婚を経験しても、そのうちの20%以上は5年以内に再婚しており、バツイチ子持ちでも再婚に対して前向きに考えている女性は珍しくありません。
子供との向き合い方には十分配慮する必要がありますが、「女性としての魅力があるならバツイチ子持ちでも特に気にしない」という男性も多く、まだまだチャンスはこれからです。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひみなさんも再婚で新たな幸せを目指してみてください。