
「パートナーが浮気してるか調査したい!」
「本気で浮気の調査するときは探偵に頼むべき?」
パートナーに浮気の疑惑を感じた場合、事実を確認したいという思いから、このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
浮気の調査をするなら、相手に知られずに、しっかりとした証拠を集めることが大切です。なぜなら、相手に知られてしまうと調査に失敗する可能性が高いですし、証拠を確保できないと離婚や慰謝料請求が難しくなってしまうからです。
プロの探偵に依頼すれば、効率的な浮気調査が可能です。
しかし、どのような探偵を選べばよいのかが分からないでしょうし、費用も気になることでしょう。
そこで今回は、
- 相手に知られず自分で浮気調査をする方法
- 探偵の浮気調査にかかる費用
- 浮気調査を依頼する探偵の選び方
などについてご説明します。
本記事ではベリーベスト法律事務所および下記探偵事務所の監修のもとに弁護士が解説しますので、本格的な浮気調査をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
“今回の記事はベリーベスト法律事務所および下記の探偵事務所の監修で作成しました。”
RCL探偵事務所
http://rcl-tantei.com/
東京都港区三田2-7-15 1F
TEL:03-5730-2525
不倫について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
目次
1、自分でできる浮気調査の方法
まずは自分でできる浮気調査の方法をご紹介しますが、その前に、簡単なチェックリストでパートナーが浮気している可能性を探ってみましょう。浮気をしている人には、行動や言動に典型的なパターンがありので、これをチェックするだけで、浮気しているかどうかが簡単に見破れることがあるのです。
以下の関連記事に、浮気を見破るためのチェックポイントを掲げてありますので、ぜひご確認ください。
結果はどうだったでしょうか?
パートナーの浮気が疑わしいようでしたら、以下の本格調査に移りましょう。
(1)携帯電話・スマホから浮気の証拠を押さえる方法
携帯電話・スマホは浮気相手とのコミュニケーションに使用される可能性が高いため、まっさきに調査すべきものといえます。
ただし、携帯電話・スマホにロックが設定してある場合があり、ロックを解除して調べるのは違法性の問題があります。
そこで、ここではロックが設定されていない場合に限定して、携帯電話・スマホの確認方法をご紹介します。
①メールの確認方法
メールを送信したり受信したりした内容をチェックすると、浮気相手や浮気現場に関する情報、パートナーと浮気相手とのやり取りの内容を知ることができます。
直接的な浮気の証拠というよりも、浮気の事実を推測させるような証拠を掴める場合が多いです。
メールを証拠として保存しておきたい場合は、表示された状態の携帯電話ごと写真撮影しておくといいでしょう。
②LINE(ライン)の確認方法
最近ではメールよりもLINEでメッセージのやり取りをする人が多く、浮気を発見するにはLINEのチェックは欠かせないといってもいいでしょう。
以下では、LINEのチェック方法について解説します。
ア)通知機能がオフになっていないか確認する
iPhoneとAndroidのどちらもトークが送信されてくると画面上に通知が表示されますが、この機能は個別にオフにすることができます。
LINEのトーク一覧をチェックして、浮気していると推測される内容が見つけた場合、右上のVボタンをタップすると通知がオフになっているかを確認できます。
通知がオフになっていれば、浮気の疑いの余地ありともいえますが、すべて通知オフにすることも可能なので浮気していると断定することはできません。
イ)浮気相手が非表示になっていないか確認する
非表示機能を使って浮気相手が表示されないようになっていることがあるので、チェックしましょう。
この機能を使えば、非表示設定している相手だけでなく、LINEを勝手に見る人にも情報がバレることがありません。
LINEの非表示リストをチェックして、トークをよくやり取りしている相手がいれば、その相手が浮気相手である可能性が高いでしょう。
ウ)トークの履歴を削除していないか確認する
用心深い人はトークを削除していることがあり、毎回のようにトークを削除していれば浮気をしている可能性はかなり高いでしょう。
トーク内容の確認だけでなく、トークを削除した履歴も確認するようにしましょう。
③SNSの確認方法
パートナーがツイッターやフェイスブックなどのSNSを使って浮気相手とコミュニケーションしていることもあるので、メッセージをチェックすることをおすすめします。
浮気相手や浮気現場の情報を知ることができるかもしれません。
④出会い系サイト・マッチングアプリの確認方法
出会い系サイトやマッチングアプリを利用して異性と出会い、浮気をする人も多いです。
インターネットの「お気に入り」に出会い系サイトが登録されていたり、携帯電話・スマホにマッチングアプリが入っていたら、それだけでも浮気している可能性が高いといえます。
具体的な証拠をつかむには、中を閲覧して、メッセージのやりとりの内容、送受信日時、相手に関する情報などを表示し、写真撮影しておきましょう。
⑤通話履歴の確認方法
特定の相手と頻繁に通話している場合は浮気相手である可能性があります。
ただし、名前を変えて登録している場合もあるので、通話している時間帯、回数、時間を確認して浮気相手かどうかを見極めます。怪しい登録者名があれば浮気相手の可能性が高いでしょう。
⑥動画・写真の確認方法
浮気の決定的証拠となる動画や写真のデータが保存してあることがあります。
裁判でも証拠として採用できる場合があるので、決定的な証拠となるデータは自分のパソコンや携帯電話へデータを転送して保存しておきましょう。
⑦調査する際の注意点
パートナーの携帯電話や・スマホを調査する際は、以下の点に注意が必要です。
ア)証拠価値
メール・LINEのトーク・SNSのメッセージなどは浮気をしていることを推測できるものですが、裁判において決定的証拠となるものではありません。
裁判の証拠にしたい場合は、映像や画像など決定的証拠となるものを用意する必要があります。
イ)バレないように
LINEのトークやフェイスブックのメッセージを閲覧するとわかる機能があります。
本人がまだ見ていないメッセージやトークをチェックする場合は、注意しなくてはなりません。
本人が閲覧したものだけをチェックするようにしましょう。
また、調べた携帯電話は元あった所へ戻して、触ったのがわからないようにしておく必要があります。
ウ)事前練習をしっかりとする
いきなりパートナーの携帯電話を操作して浮気しているかどうか調べないで、必ず事前の練習するようにしましょう。
自分の携帯や友人の携帯でしっかりと練習しておきます。
操作したのが見破られないくらいまで練習してから、パートナーの携帯を操作するようにしましょう。
エ)適切なタイミングで実行する
携帯電話を調べるタイミングを間違えると、パートナーに気付かれてしまいます。
パートナーが携帯電話を手放してもすぐに戻ってくると、バレでしまうでしょう。
パートナーが長時間にわたって携帯のことを意識しないタイミングを狙って、携帯電話を調べると成功しやすくなります。
日常生活で、携帯電話を手放している時間帯を把握してから、調査を実行しましょう。
オ)別の名前で登録されている可能性がある
携帯電話を調べる目的は浮気相手の名前などを特定することですが、浮気相手の名前が実名で登録されていることはまれで、ほとんどの場合は別の名前で登録されています。
例えば、ニックネーム、会社の名前などです。
登録番号だけを見るのではなく、発着信履歴なども見て総合的に判断した方がいいでしょう。
特定の相手との発着信履歴が多い場合は、通話時間や時間帯、メール送受信の回数などから判断すると浮気相手を特定できることがあります。
浮気相手の名前を変えている場合は、パートナーが男性であれば男性の偽名、女性であれば女性の偽名で登録して、カモフラージュしていることがあるので注意しましょう。
カ)ロックがかかっていると違法性の問題がある
携帯電話にロックがかかっている場合にロックを解除して見る行為は、相手のプライバシーを不当に侵害したとして、場合によっては損害賠償を請求される可能性がありあります。
なお、パートナーの手紙を勝手に開封することは信書開封罪になります。
ロックのかかっている携帯電話を勝手に見ることは、直ちにこのような刑法違反にはならないでしょうけども、おすすめできることではありません。
(2)パソコンから浮気の証拠を押さえる方法
携帯電話・スマホに次いで、パソコンにも浮気の証拠が残っていることが多いです。
①パソコンの確認方法
メールや動画、写真については既に説明した方法と同様で、ここではネット検索の履歴を確認する方法について解説します。
ア)ネット検索の履歴から読み取れることがある
ネット検索した履歴は消去しない限りパソコンに残るので、それをチェックすることでデートや観光に行こうと検索した履歴や、プレゼントについて検索した履歴を知ることができます。
これらのことは決定的な浮気の証拠にはなりませんが、浮気相手の特徴を把握したり、浮気の現場を押さえたりするのには役立ちます。
イ)予測変換機能で読み解く
検索するため数文字だけ入力すると、頻繁に入力するキーワード・フレーズやサイトを予測して変換する機能が検索エンジンにはあります。
これを利用すれば、パートナーがパソコンで「どんなサイトをよく閲覧しているのか」「どのようなキーワードやフレーズで検索しているのか」を読み解くことができます。
ウ)検索履歴とお気に入りをチェックする
検索履歴やお気に入りをチェックすることで、どんなサイトを普段見ているかを知ることができます。
観光地やデートスポットに関するサイトをよく閲覧していれば、浮気をしている可能性は高いのですが、それだけでは決定的な証拠とはならないことがあります。
用心深い人は検索履歴を削除していることがありますが、ほとんどの人は削除せずに放置しているのでチェックしやすい方法です。
エ)チェックした検索履歴は自分のメールアドレスへ送信する
浮気の証拠を掴むのに役立つ検索履歴をチェックしたら、そのURLは自分のメールアドレスへ送信しておくようしましょう。
パソコンで何度もチェックしているとバレる可能性がありますし、調査を簡単にすることができます。
②パソコンを調査する際の注意点
パソコンから浮気を見破ることもできますが、注意点として以下のことがあります。
ア)パソコンのOSの違いに注意する
パソコンのOSはWindowsが多く、次いでmacOSという状況になっています。
パソコンで浮気を見破る方法についてネットで検索するとたくさん出てきますが、どちらについて書かれているものか注意しましょう。
OSが異なれば、調べ方はまったく違ってきます。
イ)証拠が残らないように注意する
パートナーのパソコンを調べた後、元の状態へ戻しておかないと気づかれるリスクがあります。
ファイルを開いて閲覧すれば必ず履歴が残るので、ファイルやソフト、インターネットなど使用したところの履歴を削除しなくてはなりません。
ファイルやフォルダの場合は、「最近使ったファイル」の部分もチェックしておくようしましょう。
ウ)インターネットを使用した履歴を削除する
パートナーのパソコンでインターネットを閲覧する履歴を削除する方法には、手動による削除の方法とソフトを使用した削除の方法があります。
なお、ここではブラウザがIE9の場合について解説します。
ⅰ 手動による削除方法
すべての履歴を削除する場合は、まず、右上にある歯車マークをクリックし、タブから「インターネットオプション」を選んでクリックし、「全般」タブの「閲覧の履歴」の削除ボタンをクリックします。
次のウィンドウで削除する項目が表示されるので、閲覧履歴を削除する場合は「履歴」のところへチェックを入れて削除ボタンをクリックします。
しばらくすると削除が完了するので、「OK」ボタンを押して終了です。
ただし、すべての履歴を削除すると、痕跡が少なからず残ってしまいます。
そこでおすすめなのが、自分の使用したファイルだけを削除するという方法です。
一時ファイルが置いてある元のフォルダを開き、フォルダを時系列で並べ替え、自分が開いた場所の一時ファイルだけを削除します。
ⅱ ソフトを使用した削除方法
削除するのに時間と手間をかけたくないという場合は、インターネットにアクセスした履歴をソフトですぐ消すことができます。
フリーソフト「履歴削除」を使用すれば、あっという間に削除作業が完了します。
エ)パスワードを解除すると違法性の問題がある
パソコンにパスワードが設定されているのを解除して見る行為は、不正アクセスを禁止する法律に違反します。
また、プライバシーの侵害の問題もあります。パスワードを解析して解除する行為はしないようにしましょう。
(3)日記や手帳、メモをチェックする
パートナーが記載した日記や手帳、メモからも浮気調査ができます。
日記には浮気相手とどんなことをしたのか、手帳にはいつ浮気相手と会うのかというスケジュール、メモには電話番号やメールアドレスなどが書かれていることがあります。
そのようなものを見つけたときは、写真撮影して保存しておきましょう。
(4)自宅内のゴミ箱やスーツのポケット、バッグの中をチェックする
自宅内のゴミ箱やパートナーのスーツのポケット、バッグの中などにも浮気の証拠が残っている可能性があります。
たとえば、上記のメモの他にも、ラブホテルのレシートやメンバーズカード、浮気相手のために買ったプレゼントのレシート、避妊具などが捨てられていたり、ポケットやバッグに入っていたりすることがあります。
これらのものを見つけた場合、捨てられていたものであれば現物を保管し、そうでないものは写真撮影しておきましょう。
(5)クレジットカードの利用明細をチェックする
クレジットカードの利用明細を確認することは、レシートと同様に、パートナーの行動を把握して浮気の証拠を押さえるのに有効です。
よくクレジットカードを使う人であれば、頻繁に利用する飲食店やホテルがどこかがわかります。
①クレジットカードの確認方法
クレジットカードの利用明細が郵送されている場合と、ネットで確認している場合に分けて説明します。
ア)利用明細が郵送されている場合
一般的に、クレジットカードの利用明細は請求書と一緒に自宅へ郵送されてきます。
利用明細に不審な利用履歴があれば、浮気している可能性が高いはずです。
利用明細を見れば利用した場所がわかるので、パートナーの行動を把握して、浮気の決定的証拠を押さえることができます。
クレジットカードの利用明細と請求書が郵送されるてくる日は会社ごとに異なるので、クレジットカードごとに郵送されてくる日を確認しておきましょう。
イ)利用明細をネットで確認している場合
クレジットカードの利用明細はインターネットを通じて確認できるクレジットカード会社もあります。
郵送されてくる利用明細を見なくても、クレジットカード会社のサイトから確認することが可能です。
この方法では、クレジットカード番号、サイトへログインするためのIDとパスワードなどを知る必要があるので、やや難易度の高い方法といっていいでしょう。
②クレジットカードを調査する際の注意点
クレジットカードの利用履歴を見ると、利用した日付、利用したお店や会社の名前を確認することが可能ですが、ラブホテルの場合はホテル名になっていない場合がほとんどです。
たいていの場合は「株式会社〇〇」「〇〇観光」などの名称になっていて、浮気していることの直接の証拠になりません。
利用明細を確認して、ラブホテルの休憩料金や宿泊料金と推測される請求があったら、その項目の会社名をネットで検索してみることをおすすめします。ラブホテルを経営している会社だと判明することもあります。
ネットで利用明細を確認する場合にはログインすることになりますが、ログイン履歴をチェックすることが可能なので注意しなくてはなりません。
用心深いパートナーだとログイン履歴をチェックされて、浮気を疑っていることがバレる可能性があります。
また、自分に知らされていないログインパスワードを解析したり、盗みたりすることは不正アクセス禁止法に抵触する可能があるので注意が必要です。
(6)自家用車やETCの利用履歴をチェックする
パートナーの自家用車やETCの利用履歴にも浮気の痕跡が残っていることがあります。
①自家用車の確認方法
走行距離やガソリンの増減を見て、必要以上に走行している場合は、浮気に車を利用している可能性が高いといえます。
また、ダッシュボードやトランクの中、フロアやシートの下なども確認してみましょう。
髪の毛やピアス、その他パートナーや自分のものでない物が落ちていた場合は、浮気相手の物である可能性が高いです。
②ETCの利用履歴の確認方法
ETCの利用履歴を確認すると、パートナーの行動を把握でき、浮気をしていることを突き止めることが可能です。
パートナーが出張した際に伝えてきた行先とETCの利用明細から推測される行先が一致していなければ、パートナーが嘘を言っていたことがわかります。
ア)クレジットカードの利用明細で確認できる場合
ETCの利用履歴はクレジットカードの利用履歴と連動しているので、クレジットカードの請求書を確認すればすべてわかります。
クレジットカードの利用明細で高速道路の料金の項目をチェックすれば、パートナーがいつどこへ行ったかということがわかります。
日付を確認してパートナーが伝えた行先と一致しているかを思い起こして、一致していなければ浮気をしている可能性が高いと判断できます。
また、行動パターンを把握できるため、浮気の現場を突き止めて決定的証拠を押さえることも可能です。
イ)クレジットカードの利用明細で確認できない場合
クレジットカードの利用明細で確認できない場合もありますが、もしパートナーがETC利用照会サービスへ登録していれば利用状況を確認できます。
このサービスを利用すると、過去15カ月間のパートナーのETC利用状況を確認することが可能です。
③自家用車やETCの利用履歴を調査する際の注意点
自家用車内を調査したときは、証拠を探ったことをパートナーに気付かれないように、元の状態に戻しておきましょう。
バックミラーの角度やシートの位置やリクライニングの角度にも注意しましょう。
ETC利用照会サービスを利用する際にはETCカードの番号と車のナンバーを入力するため、ETCカードの番号をパートナーにバレないように調べる必要があります。
(7)GPSやICレコーダーを利用する
GPS発信機をパートナーのバッグや車の中に入れておけば、パートナーがどこに行ったのかを把握することができます。
たとえば、ラブホテルや異性の自宅などに行ったことが判明すれば、浮気している可能性が極めて高いです。
ただし、GPSのみでは相手がその場所に行ったということが分かるだけで、そこで何をしていたのかまでは分かりません。
そこで、ICレコーダーも併用すると、さらに具体的な事実が判明することがあります。
浮気相手との会話内容や、性行為中の音声などが録音されていれば、有力な証拠となります。
注意点としては、GPS発信機やICレコーダーを設置する際に、パートナーに気付かれにくい場所を選ぶということです。
(8)浮気調査アプリを利用する
最近は「浮気調査アプリ」が数多く出回っていますが、これはあまり利用できません。
浮気調査アプリは、調査したい相手のスマホに専用のアプリをインストールして、相手の行動を把握するというものです。
相手に無断でインストールすると「不正指令電磁的記録取得罪」に問われるおそれがありますし、かといって相手に断ってインストールしたのでは調査にはならないでしょう。
したがって、浮気調査はアプリ以外で、上記の方法で行うことをおすすめします。
2、浮気調査を自分でするとリスクがある
浮気調査には、さまざまなリスクがあります。しかも、素人が自分で調査する場合には危険性が高いといえます。
以下で、浮気調査のリスクについて具体的にご説明します。
(1)パートナーに気付かれる可能性がある
前項で8種類の浮気調査の方法を詳しくご紹介しましたが、「これをバレずにやるのは難しい……」と感じられた方法も多かったのではないでしょうか。
浮気調査はパートナーのプライバシーを探ることになりますので、パートナーに気付かれる可能性は常にあります。
気付かれてしまうと、パートナーが慎重に行動するようになるため、証拠をつかみにくくなってしまいます。
証拠がつかめなければ真実は分からないままになりますし、あなたが離婚や慰謝料請求をしたいと考えても、その請求が認められる可能性は低くなります。
(2)時間と手間がかかる割にたいした証拠が入手できない
浮気調査には地道で粘り強い作業が必要であり、多大な時間と手間を要するのが通常です。
それにもかかわらず、めぼしい証拠が見つからないことも少なくありません。
「怪しい」と思える証拠は多数見つかっても、決定的な証拠を入手できることはそれほど多くないのです。
そもそも怪しいと感じているからこそ調査したのに、「怪しい」証拠しか見つからなければ徒労感だけが増してしまう可能性があります。
(3)違法な行為をしてしまうおそれがある
前項でも注意点として適宜ご説明しましたが、浮気調査はパートナーのプライバシーを侵害する可能性が高く、場合によっては犯罪に問われるおそれもあります。
反社会的な方法で入手した証拠は、離婚や慰謝料請求の民事裁判でも採用されない可能性があります。
もっとも、実際にはパートナーの携帯電話やスマホを勝手に見て入手した証拠や、無断で撮影した写真や録音したデータなどは、証拠価値には影響ないものとして民事裁判で採用される場合も多くあります。
しかし、その場合でも別途、損害賠償請求を受けたり、刑事告訴されるおそれがあることは知っておく必要があります。
3、浮気調査は探偵への依頼がおすすめ!探偵を利用する3つのメリット
浮気調査を効果的かつ安全に行うためには、自分で無理をするよりもプロの探偵に依頼するのがおすすめです。
探偵に浮気調査を依頼することで、以下のメリットが得られます。
(1)裁判で使える証拠を確保できる
探偵は浮気調査のプロですので、離婚や慰謝料請求の裁判でどのような証拠があれば有利になるのかも熟知しています。
プロの技術を駆使して、裁判で使える有力な証拠を確保してくれます。
「苦労したのに証拠がつかめなった」という結果を避けることができるでしょう。
(2)時間と手間を節約できる
探偵に依頼すれば、自分で調査を行う必要がないので、手間がかかりません。
また、探偵は浮気の証拠が得られやすい場面を熟知していて効率的な調査が可能なので、時間の節約にもつながります。
仕事や育児で忙しい方は、じっくりと調査を行う時間を確保するのも難しいことでしょう。
探偵はあなたに代わって徹底的な調査を行い、「調査結果報告書」を作成してくれるので、あなたはただ連絡を待つだけでOKです。
自分で浮気の証拠を探すために使っていた時間を、あなたのため、大切なお子さんのために有効活用することができるようになるでしょう。
(3)違法行為のリスクを回避できる
先ほどもご説明したように、浮気調査には違法なプライバシー侵害のリスクがつきまといます。
しかし、職業としての探偵は違法行為を犯すと活動できなくなるため、違法にならない調査方法を熟知しています。
また、「探偵業法」に則って調査をしていますので、あなたが探偵に浮気調査を依頼してもプライバシーの侵害と訴えられることはありません。
探偵に依頼することで、安心して浮気調査を行うことが可能になります。
4、浮気調査で探偵ができること
探偵がどのような浮気調査を行ってくれるのかが気になる方も多いと思いますので、ここでご紹介します。
プロの探偵は、以下のように素人では実行困難な調査を徹底的に行ってくれます。
(1)身辺調査
探偵は、依頼者から誰のどのようなことを調べたいのかをじっくりと聴き取った後、まずはターゲットの身辺を調査します。
その人が普段どのように過ごしているのか、職場の勤務時間や交友関係などの情報を収集していきます。
収集した情報を分析し、浮気相手と推測できる人物を割り出し、浮気相手と会っている日時などを特定してから、実際の調査に取り掛かります。
(2)張り込み
浮気調査の張り込みは、不貞行為を行った証拠を掴むために行います。
そのため、ホテルや自宅などに二人で入ってある程度の時間滞在して、出てくるまで待たなくてはなりません。
数時間滞在していれば不貞行為をしている可能性がありますが、数分で出てくる場合は浮気の証拠にはならないのです。
確実に証拠を押さえることができるまで張り込みは続けられます。
(3)尾行
ターゲットの行動を完全に把握するには、追跡して監視する「尾行」を行う必要があります。
プロの探偵は単独で尾行することはなく、最低でも2~3人のチームで、交代制で行います。
単独ではなく複数で尾行することで、相手に気づかれにくくしているのです。
また車で尾行する場合も、2~3台で尾行するので、バレたり見失ったりするリスクは低くなります。
(4)写真・動画の撮影
浮気現場の写真や動画は、決定的な証拠となる重要なものです。
浮気調査の目的はターゲットが不貞行為をしている証拠を収集することであり、そのためには決定的な証拠となる画像や映像は必要になります。
証拠として重要なので、最新の機器を使用して鮮明な画像や映像を撮影し、いつ撮影したのかがわかるように探偵事務所が配慮してくれます。
最近では画像の加工技術が向上し、画像や映像を偽造するケースもあり、裁判で証拠として採用されるための基準は厳格です。
探偵事務所では、厳しい基準をクリアできるように撮影してくれます。
(5)GPSの使用
浮気調査の強力なツールが、人口衛星によりどの地点にいるのかを正確に突き止めるシステム、いわゆるGPSです。
プロである探偵はGPSを有効活用します。
①GPSを使って行動パターンを把握する
探偵がターゲットの行動を把握する場合、一般的には尾行をイメージするものです。
ところが、いきなり尾行しても、ターゲットが浮気相手といつどこで会うかは簡単にわかりません。
莫大な時間と経費がかかってしまうため、まずはGPSを使ってターゲットの行動パターンを把握します。
その上で、浮気相手といつどこで会っているかを予測するのです。
例えば、週末の夜に特定のマンションへ通っていることがわかれば、そこが浮気現場の可能性が高いのです。
その周辺で張り込みをしていれば不貞行為の決定的瞬間を押さえることができます。
一般的には、ターゲットが使用する車やバイクに取りGPS発信機を取り付けて、数日間にわたって行動を追いかけます。
これによって、ターゲットの1日の行動パターンがわかるのです。
②GPSだけで浮気していることを突き止める
GPSの使用は尾行する前に行うのですが、それだけで浮気をしていることがわかる場合もあります。
例えば、あるマンションやアパートの前に車やバイクを止めて、一晩動かさないで翌朝に動いたとします。
このような場合は、ターゲットが浮気相手の家で一晩過ごした可能性が高いのです。
また、車がラブホテルで止まって数時間動かなかった場合は、浮気相手と不貞行為をした可能性は高いでしょう。
このように行動パターンを把握すると浮気をしているかどうかがわかるため、実際に尾行すると確実な証拠を入手できます。
③隠れ家があっても発見できる
浮気をしている人は、浮気がバレないように隠れ家を持っていることがあります。
浮気相手とこっそり会うためにマンショやアパートを借りるのですが、浮気相手の家へ転がり込んでいるケースもあります。
隠れ家がある場合でもGPSを使えば、すぐにバレしまいます。
しかも隠れ家を調べることで、浮気相手の素性まで特定できるのです。
④GPS調査をしていることを気づかれることがない
GPSを車やバイクに取り付けたらバレのではと思われるかもしれませんが、実際には気づかれることはほとんどありません。
GPS本体はとても小さくて、素人には発見することがなかなかできないのです。
例えば、車の場合は車の下へ設置するので、そんなところまでチェックする人はまずいません。
バイクの場合も、だれも見ないようなところへ設置するので、気づかれることはないのです。
(6)浮気調査報告書の作成
探偵の浮気調査が終了すると、「調査報告書」に結果をまとめて渡してもらえます。
この調査報告書は、裁判にも証拠として提出できます。
基本的な調査内容はどこの探偵事務所でも同じですが、調査報告書の書式や内容には、探偵事務所によって差があることに注意が必要です。
ターゲットが、いつ・どこで・誰と会っていたのかという事実が、写真や動画、GPSのデータなどに基づいて詳細に記載されている調査報告書が理想的です。
このような調査報告書であれば、ターゲットは言い逃れができなくなりますし、裁判でも有力な証拠として使えます。
5、探偵の浮気調査にかかる費用
探偵に浮気調査を依頼したいと思っても、費用がいくらかかるかということは気になるところでしょう。
ここでは、探偵の浮気調査にかかる費用についてご説明します。
(1)探偵事務所の料金体系
探偵事務所により差がありますが、以下の3つの料金体系が基本となります。
①時間料金システム
浮気調査を行っている探偵事務所のほとんどが採用しているのが、時間料金システムです。
調査員1人の時間あたりの料金が決まっていて、人数と時間に応じて調査費用が決まってきます。
計算式がシンプルで、料金内容の明朗さが特徴です。
例えば、調査員2人で20時間の尾行を行う場合は、調査員2人の時間単価×20時間=調査費用の総額となります。
②パック料金システム
10時間とか20時間など、ある程度のまとまった時間でパック料金を設定しているのがパック料金システムです。
各探偵事務所オリジナルなので、時間数や料金は事務所ごとに異なります。
ただし、調査費用や経費、調査報告書の作成費などをすべて含んだ料金なので、依頼者には1時間あたりの料金がわかりやすく、お得な料金に設定されているのが特徴です。
調査が短時間で終了した場合には、料金が割高になってしまうので注意しましょう。
③成功報酬システム
浮気調査の依頼をした時に着手金を払い、調査対象者が浮気しているかどうかがわかった場合だけ、成功報酬として料金が発生するのが成功報酬システムです。
調査しても浮気しているかが不明だった場合には成功報酬が発生しないため、お得な場合もあります。
一方で、探偵事務所の中には、どういう場合が成功か不明確なところもあり、トラブルになることもあります。
依頼する前に何が成功かをはっきりとさせておくことが大切です。
(2)探偵費用の相場
浮気調査の費用は探偵事務所により差がありますが、相場はほぼ決まっています。
調査員を2名で尾行した場合でしたら、1時間で1万5千円~2万円ほどが相場です。
これには諸経費も含まれています。
総額でどのくらいかかるかは、どの料金体系で依頼するか、どのくらいの期間で調査してもらうかによって大きな幅がありますが、ざっくりいうと10万円~100万円程度が相場となっています。
(3)費用は後払いできるの?
探偵事務所によっては、費用を後払いにしているところもあります。
後払いで浮気調査を依頼したい場合は、成功報酬型の料金体系を採用している探偵事務所を選ぶことをおすすめします。
ただ、成功報酬型の料金システムにも、証拠が収集できなければどんなに時間がかかった場合でも料金は一切発生しない「完全成功報酬型」と、最初に基本料金や着手金がかかる「半成功報酬型」の2種類があります。
また、クレジットカードやローンを使える事務所なら、時間制料金やパック料金も後払いで利用可能となります。
依頼する前に、その事務所の料金体系や報酬の支払い方法をしっかりと確認しておきましょう。
(4)証拠をつかめなかった場合も費用はかかるの?
時間制料金システムとパック料金システムで依頼した場合は、証拠をつかめなかった場合でも所定の費用がかかります。
成功報酬型の場合も、「半成功報酬型」では支払った基本料金や着手金は返金されません。
そのため、パートナーが浮気しているという確証がない場合は完全成功報酬型で依頼したり、逆に特定の日に浮気しているという確証がある場合はピンポイントの時間制料金で依頼するなど、状況に応じて依頼方法を考えることが大切です。
(5)費用を安く抑える方法
探偵に浮気調査を依頼するには安くない費用がかかりますので、依頼をためらうこともあるでしょう。費用を安く抑えるポイントは、以下のとおりです。
①複数の見積もりをとる
どこの探偵事務所でも調査費用の見積もりをしてくれるはずなので、依頼する前に複数の探偵事務所で見積もりを出してもらうようにしましょう。
見積もりを比較すると相場観が身に付きますし、費用の安いところを選ぶことができます。
②調査対象者の情報を伝える
探偵事務所へはターゲットの情報をできるだけ多く伝えるようにしましょう。
情報が多ければ多いほど、調査にかかる時間を短縮することができ費用も安くなります。
例えば、ターゲットの写真を複数用意したり、身体的特徴、服装の趣味、自家用車のナンバー、職場、携帯番号など伝えたりします。
③調査対象者がどういう行動パターンをとるのかを伝える
これは(2)に追加して伝える情報ですが、ターゲットがどういう行動パターンをとるのかを伝えます。
これにより調査時間は大幅に短縮することが可能で、費用を安く抑えることができます。
例えば、何時に出社・退社するのか、利用している交通手段やその利用時間帯、よく足を運ぶお店などです。
④追加料金について確認する
追加料金が発生すると料金が高くなることがありますが、探偵業法により追加料金について契約書に記載していなければ請求できないことになっています。
契約書に追加料金についての記載がないことを確認しておけば、追加料金を払う必要はありません。
6、浮気調査を依頼する探偵の探し方・選び方のポイント
探偵事務所を名乗る業者の中には、残念ながら悪徳業者もおり、そんな事務所へ依頼すると法外な費用を請求されるおそれがあります。
また、調査能力の低い探偵事務所へ依頼すると、浮気の証拠を掴めないのに費用がかかることもあります。
そこで、ここでは探偵事務所選びで失敗しないようにするため、浮気調査を依頼する探偵の探し方・選び方のポイントをご紹介します。
(1)事務所の評判
実際に依頼する前に、探偵事務所の評判を調べてみることをおすすめします。
ネットの掲示板や口コミサイト、ランキングサイトなどが参考になります。
また、知り合いの口コミ情報で探偵事務所の評判を知ることができる場合には、評判の良くない事務所へは相談しないようにすることが大切です。
(2)探偵業届け出証明書の有無
2007年に探偵業法が施行されてから、探偵業を営む者は公安委員会へ届け出を行うことが義務付けられました。
そのことを証明するのが探偵業届出証明書であり、事務所への提示を義務付けられています。
ホームページには「探偵業届出番号」が表示されているはずです。これらのことが確認できない業者は悪徳業者である可能性が高いので注意しましょう。
(3)費用は明確か
費用が不明瞭な業者に依頼するのは、トラブルの元になります。
明細はないのに安い料金で見積もりを出しておいて、後から高額な費用を請求するというのがよくあるパターンです。
調査費用の明細をはっきりと提示しているかどうか確認してから、見積もりをとるようにしましょう。
(4)過去に行政処分を受けていないか
過去に探偵業法や他の法律に違反して、行政処分を受けた業者には依頼しない方がよいでしょう。
法令を遵守する意識に欠けた業者に依頼するのは、トラブルの元です。ネットで検索すれば、過去に行政処分を受けた事実がわかることがあります。
(5)誇大広告の表示の有無
客を集める目的で、調査能力が高い事務所のように見せる広告を出しているところには注意しましょう。
例えば、「100%」「絶対」などの言葉を広告やホームページに使用している業者は、信用できません。
(6)依頼者のことを考えた対応をしているか
相談の時に依頼者の話を聞かずに、契約をせかしたり強引に契約させようとしたりする業者には注意しましょう。悪徳業者と思ってまちがいありません。
また、調査員や所員が丁寧な対応をしてくれるかも重要な判断材料になります。
(7)近隣の事務所を選ぶ
絶対的な条件ではありませんが、自分やパートナーの生活圏に近い場所にある探偵事務所を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、近隣の地理や状況を熟知している探偵の方が効率的な調査が可能となるからです。
また、事務所が遠いと、依頼する前に相談するときや調査報告を聞きに行く際負担に感じることと思います。
できるだけアクセスしやすい事務所を選ぶようにしましょう。
7、離婚や慰謝料請求に向けて浮気調査をお考えなら弁護士の無料相談を
パートナーとの離婚や慰謝料請求を視野に入れて浮気調査を行うなら、まずは弁護士に相談するのが最もおすすめです。
離婚問題に力を入れている弁護士に相談すれば、浮気調査の実績が豊富で優良な探偵事務所を紹介してもらえます。ゼロの状態から探偵事務所を探すよりも、弁護士事務所にお任せしたほうが有能な探偵事務所を見つけるとができるでしょう。
また、自分で探偵事務所を探す手間が省けますので、短期間で離婚や慰謝料請求を成功させることも可能となってきます。
さらに、弁護士事務所と提携している探偵事務所であれば、あなたの事情に応じて探偵の費用も配慮してもらえるように弁護士が頼んでくれる可能性もあります。
その他にも、最初に弁護士に相談しておけば、探偵の調査が終わり次第、離婚や慰謝料の交渉にスムーズに移行することができます。
パートナーや浮気相手との交渉は弁護士が代行しますので、あなたが直接やりとりする必要はありません。
探偵が作成した調査報告書に基づいて的確に交渉してくれるので、納得のいく結果が得られる可能性も高まります。
パートナーや浮気相手が交渉に応じない場合には調停や裁判が必要になりますが、弁護士がついていればスムースに移行できますので、時間を無駄にせずに済むでしょう。
離婚や慰謝料請求をお考えの方にとって、弁護士は心強い味方になってくれます。
相談は無料で受け付けている法律事務所も多いので、まずは無料相談を利用してみるとよいでしょう。
浮気調査に関するQ&A
Q1.浮気の調査は自分でできる?
(1)携帯電話・スマホから浮気の証拠を押さえる方法
(2)パソコンから浮気の証拠を押さえる方法
(3)日記や手帳、メモをチェックする
(4)自宅内のゴミ箱やスーツのポケット、バッグの中をチェックする など
Q2.浮気調査を自分でするとリスクは?
(1)パートナーに気付かれる可能性がある
(2)時間と手間がかかる割にたいした証拠が入手できない
(3)違法な行為をしてしまうおそれがある
Q3.浮気調査を探偵に依頼するメリットは?
(1)裁判で使える証拠を確保できる
(2)時間と手間を節約できる
(3)違法行為のリスクを回避できる
まとめ
浮気調査は自分でもできますが、どうしても限界がありますので、本格的に調査するなら探偵の力を借りた方がよいでしょう。
ただ、どちらにしても浮気調査の前に、何を目的に調査するのかを考えておきましょう。
浮気が黒であれば別れるのか、慰謝料をとりたいのか。
もし黒であっても相手を責めるばかりでその他何もできそうにないのであれば、せっかく調査をしてもあまり意味をなさないことになります。
相手の心が離れているのなら、取り戻すためにできることはきっと他にあるはずです。
離婚や慰謝料請求のために証拠をつかみたいという場合は、まずは弁護士に相談して一歩を踏み出しましょう。