
浮気する心理が理解できないのは当然です。器用に複数の人間と深く交際するということは、なかなかできることではありません。浮気は、とても傷つけられる行為です。
なぜあなたのパートナーは浮気をしたのか。この記事を通して、パートナーが浮気をした心理について一緒に考えてみませんか?
今回は、多くの男女問題に関わってきたベリーベスト法律事務所の弁護士監修の上で
- どうして浮気をするのか?浮気する心理
- 浮気する心理から考える〜浮気をされない方法
についてお伝えしていきます。ご参考になれば幸いです。
男性の浮気について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
目次
1、浮気をする心理
当たり前の話ですが、浮気は悪いことです。
浮気は相手も周りも傷つけますから、起こさないことが望ましいことには変わりません。
それがわかっていながらなぜ、浮気に手を出してしまうのでしょうか。
(1)男性が浮気をする心理
浮気してしまう男性の心理はどのようなものでしょう。
それには、大なり小なり、スケベ心が大いに関係します。
魅力的な人を見るとうっとりしてしまうのは、男女関係のないことだと思いますが、男性の場合は女性と違って、相手への好意がなくとも、視覚からの情報だけで脳が勝手に興奮してしまいます。
そして、一般的には、男性のスケベ心は、女性に比べて、理性よりも優位に立ち脳を支配する傾向にあります。
一方で、男性という性は、生物学上、種の保存のために、より多くの異性との関係を持とうとするものなのです。
ですから、男性がとても見た目が魅惑的な女性を目にしてしまうと、不本意にも、大切なパートナーの存在が頭の片隅に追いやられてしまって、スケベ心が爆発してしまうなんてことが起こってしまうということです。
浮気をしてしまう男性が繰り返してしまう背後には、多くの女性に手を出すべしという本能によって動かされている部分が少なからずあります。
愛情を伴わないで浮気をしてしまえるのが、男性が浮気をする心理の特徴といえるでしょう。
(2)女性が浮気をする心理
女性が浮気してしまう心理はどのようなものでしょうか。
こちらは、パートナーへの不満や不安が大きな要因となります。
なぜなら、女性は心を大切にしてほしい、安心感がほしいと考える生き物だからです。
一般的に、女性は、性欲と愛情の結びつきが強く、情に深いといわれています。
だから、一人の人に十分満たされている場合に目移りしちゃうことは、あまりありません。
ということは、女性が目移りしてしまっているときは、浮気相手にがっつり気持ちが向かっているともいえそうです。
先ほど、生物学上の理由から、男性という性は数多くの女性と関係を持とうとすると述べました。
ならば女性という性は、10か月もの間新たな生命体を自分の胎内で育てるわけですから、きちんと自分が満足いくように面倒をみてくれる男性を見定めようとする本能が備わっているのかもしれません。
心を満たすために浮気をするところが、女性が浮気をする心理の特徴といえるでしょう。
(3)男女共通の浮気をする心理
どのようなときに浮気をするのでしょうか。
①男女の共通原因としては、まず性欲
浮気でなくともこの部分が原因で別れてしまうカップルもあります。
生物としても切り離せない問題ですし、なかなか告白しにくいもののこの部分はとても重要です。
②パートナーとの不和
パートナーとの関係が落ち着かないと、別の場所に癒しや安らぎを求めてしまいます。
人は居心地のいいところを好むものですから、落ち着く場所を探して別の異性のところに辿り着いてしまいます。
③日々の生活の刺激のなさ
無趣味で日々の目標がない人だと、刺激を受ける機会を恋愛以外にあまり持つことができません。
だから、人生からの逃げ場所として浮気をしてしまうことがあります。
直接的な関係に至らない心の浮気もあるので、お互いどこまでが浮気なのかタイミングを見て事前に話し合い、浮気の線引きを確認しておくのも大切なことです。
自分にとっては浮気でなくとも、相手にとっては浮気、その逆も起こりえますから、きちんと話し合えばよいでしょう。
2、浮気をする人としない人のそれぞれの特徴と浮気の見抜き方
自分のパートナーをいくら信頼しているとはいえ、時には浮気してないか心配になり、疑ってしまうでしょう。
相手が仕事上多くの人とのかかわりがあるなら当然です。
以下、男女別にみていきます。
(1)浮気をする男性の特徴と浮気の見抜き方
①浮気をする男性の特徴
- 欲望に忠実
もし大切な男性が一線を越える行為をぱっと躊躇せずにやらかしちゃう性格でしたら、一度相手を客観的に見つめ直した方がいいかもしれません。
こういう男性はそういった行動を繰り返している場合が多いでしょう。
浮気を止められるのは、本人の理性(良心)だけです。
人生は長いので、本当に一緒にいて幸せになれるのか冷静に考えてみてほしいです。
- 誰にでも愛想がいい、マメ
これは非常に魅力的な特徴で、男女関係なしに好かれる人たらしの人です。
それゆえ、本人が望まずとも勝手にハーレム的な環境が作り出されてしまいます。
なので、既婚男性だったとしても容易に浮気可能な環境になります。
- 容姿が端麗であり、センスが良い
たとえば、性格が聞いたことがないほど最低な男性であっても、福山雅治以上のフェロモンに溢れている物凄いイケメンであれば、何もしなくても周りが勝手に誘ってくる環境ができあがるでしょう。
本人の内面や外面が素敵だったら、本人が望まずとも、浮気し放題になりそうです。
②浮気の見抜き方
では、浮気をしているかもしれない男性の特徴はどのようなものでしょうか。
- 携帯の触り方
携帯を全く触らせなかったり、触っているところを隠したりしているけれど以前と比べて触る頻度が上がったりしていると怪しいです。
口が達者な方ならば、プライバシーなどといった違和感ない理由で誤魔化せるので、携帯に触れさせないようにできます。
それと、携帯の複数持ちは怪しいです。
- 予定を把握させてくれない
勿論、相手のことをどれだけ知りたくても、すべての予定を把握させてほしいなんていうような束縛はよくないです。
けれど、どこへ行くにしても聞かれるまで答えなかったり、不自然に教えてきたり、そういった部分に以前と比べて挙動不審な様子が見られたら、怪しさがあります。
- 性行為の作法
他の女性と肉体関係を結んだ場合、時に、相手女性の嗜好の影響を受けて、行為中の行動や皮膚感覚に変化が見られます。
もし浮気の疑いが濃厚になってしまうとどうしたらいいでしょう。
パートナーの浮気を露骨に強く疑ってしまって、居心地を悪くしてしまうと、つられて気持ちがどんどん離れていってしまう負のスパイラルに陥る可能性があります。
浮気していないのに信頼できなくなって別れてしまうと、きっと後悔します。
わけもなく感じの悪い対応をするのは、浮気の証拠を確実に掴んでからにしましょう。
そこで、男性が浮気をしているかどうかの見抜き方です。
まずは、堂々と相手のスマホをみていいか聞いてみましょう。
大抵の場合は見せてくれると思います。
また、携帯電話を何台持っているのか確認してみることも一つの手です。
もしも教えてくれた台数よりも、見つけてしまった台数が多かったら、疑いが濃厚です。
ちなみに、個人的な印象ですが、PC除く社用含む通信端末を3台以上持つ既婚者は、なかなか遊び慣れた人が多いです。
または、思い切って直接浮気を尋ねてみましょう。
思い過ごしであればそれに越したことはありません。
心配してしまった理由を伝えたら、相手もきっと気持ちをわかってくれることだと思います。
もし相手に言い出せず、自分の中にこもって考え込んでしまうと、誠意のこもった話でもきちんと聞くことができなくなります。
なお、浮気しているかどうかについて聞いたとき、「なんで?」と返ってくると怪しいです。
他には、相手のレシートを探してみるのも一つの手です。
押さえるべきは、映画館、ホテル、残業と言っていた時間帯の二人分の領収書などです。
相手からのメールやラインなどによる連絡と、それと一致しない領収書を発見したら、相手を遠慮なく徹底的に詰めましょう。
(2)浮気をしない男性の特徴
浮気をしない男性は、女性からするととても安心できる存在です。
あなたのパートナーは当てはまっているでしょうか。
浮気をしない男性について箇条書きにしてみましたので、チェックしてみてくださいね。
①人を大切にできる人間である
人を大切にできるということは相手を尊重できるということですから、大切な相手が傷つく浮気に軽々と手を出すようなことはできないです。
②誠実で礼儀正しい
誰に対しても誠実で礼儀をもって接することができるのであれば、人の道を踏み外すことは少ないです。
③合理的である
理系の人に多い傾向にある、合理的な性格の人は、無為に過ごす非生産的な時間を好みません。
貴重な時間の使い方を知っています。
④趣味を大切にしている
趣味には時間もお金も必要です。
なにより、日々の生活が趣味により心理的に安定します。
だから、浮気に手を出す時間的余裕が生まれにくいです。
趣味に打ち込むことにより、他の時間の使い方についてシビアになりますので、あえて浮気に時間を割くことはまずできないです。
⑤パートナーに惚れぬいている
パートナーが、心から大切でかけがいのない存在になっている人は、きっとずっと他の異性になびく心の隙間が生まれません。
(3)浮気をする女性の特徴と浮気の見抜き方
①浮気をしてしまう女性の特徴
- 寂しがり屋
誰かにかまってほしいといった寂しい気持ちを自制できずに浮気に走ります。
このタイプの人は、恋人を切らすことがないです。
- 交友関係が広い
交友関係が広いと必然的に出会いの母数が増えます。
いろんな場所に出入りしていろんな人と知り合う機会が増えると、浮気の可能性は上がります。
- 主体性がない
雰囲気に流されやすいと、うっかり相手の雰囲気に呑まれてしまい、浮気につながります。
浮気をしてしまった罪悪感により罪を重ねる負の連鎖にはまりやすいようです。
このタイプの人は、物やファッションなどについて周りの影響を強く受けやすく、ころころ変わります。
- 異性との距離が近い
男性からすると、仲良くスキンシップされようものならどっきどきです。
無意識に相手を意識させてしまい、恋愛に発展して浮気につながることもあります。
②浮気の見抜き方
では、浮気をしている女性の特徴はどのようなものでしょうか。
- パートナーへの態度
気持ちが浮気相手へと向くために、パートナーの存在感が小さくなり、思いやる気持ちを面倒くさがるようになり扱いが雑になっていくことが考えられます。
- 新しい趣味を持つ
気になる人と仲良くなりたくて、その人の趣味の分野に詳しくなろうとします。
もし、今までの彼女からは想像できない趣味、特に男の人に多い趣味(車、本格スポーツ、時計、靴、洋酒、バー、骨董品・日本画)を持つと注意した方がいいと思います。
バーや本格スポーツはひとりで行うことは稀なので、詳しくはまった理由を聞いてみてもいいかもしれません。
他には、彼女が突然脱力系女子から強め女子に変化するなど、大きな変化が起きたときなども黒に近いです。
見抜き方に関しては、(1)の浮気をしている男性の見抜き方を参考にしてみてください。
けれど、女性は総じて、男性よりも、口数が多く友達関係を重要視します。
ですから、いわゆる政治力やコミュニケーション能力が高く、嘘を上手につけるのです。
女性の浮気はばれにくいといわれておりますし、もし隠し事をされていたとしても見抜くのは難しいかもしれません。
かといって、乱暴で強引で相手の意思を尊重しない方法で問い詰めることはやめましょう。
(4)浮気をしない女性の特徴
浮気をしない女性の特徴を挙げました。
あなたのパートナーはあてはまっていますか。
①趣味を大切にしている
趣味に打ち込むと、自分の心を満たすために異性に求める部分が少なくなります。
刺激を異性に求めずとも現状で満足できるので、浮気をする人は少ないです。
②自立している
自立した付き合いのできる女性は、浮気をまずしないでしょう。
自分ときちんと向き合えるので、依存という方向に逃げないです。
③芯が強い
どんなに柔らかく見えても、意思を貫き通せる女性は、目先のことに揺らぎません。
越えてはいけない一線は超えない方が多いと思われます。
④約束を守る
相手に対して誠実な対応ができる人は、相手を裏切らないでしょう。
日々の積み重ねは、信頼できます。
3、浮気の心理から考える〜浮気されないようにするためには
相手に裏切られないためには、どうしたらいいでしょうか。
また、すでに相手に裏切られてしまったら、どうしたらいいでしょうか。
裏切られてしまったときは、今後のため、どうして裏切る行動に至ったのか、その時はどんな気持ちだったのか、相手の話を怒らないできちんと聞くことが大切です。
人間の感性は千差万別です。
もしかすると自分の何気ない行動が相手の大切にしているものを傷つけていたのかもしれません。
自分は相手が望むよう思いやって行動できているか、振り返ってみてください。
お互いが気持ちよく過ごすための歩み寄りが大切なのです。
では、具体的にどう行動していくべきでしょうか。
(1)褒める
褒められるのは、誰でも気分が良いものです。
もっと褒められたくてやる気がわいてきます。
また、自分がどうされたら喜ぶのかが相手に伝わります。
(2)こまめに連絡を取る
一般的には、連絡が来ると気にかけてもらっていることを実感します。
また、安心感を覚えます。
相手の考え方もなんとなく伝わります。
(3)自分の魅力を上げる
外見でも内面でも、磨いて努力している人は素敵ですし、尊敬します。
だらしない人と一緒にいたい人はまず存在しません。
4、浮気した配偶者や浮気相手に請求できること
どうしても浮気が許せない場合は、離婚や慰謝料を請求できます。
(1)離婚
浮気をした配偶者には、まず離婚請求ができます。
このとき、法律上は、不貞行為があったということを立証する必要があります。
不貞行為の証拠がそろえば、相手が嫌がっていても離婚は認められますし、離婚の際の条件で、有利に立つことができます。
不貞行為は、民法にも明記されているれっきとした離婚の理由なのです。
(2)慰謝料
浮気をした配偶者及び浮気相手には、慰謝料を請求できます。
これも同じく、不貞行為が立証できたときです。
慰謝料額は、大体100万円~300万円となります。
婚姻期間の長さ、不貞行為の期間、子の有無等を根拠に決められます。
比較的婚姻期間が短い夫婦ですと、100万円寄りに、婚姻期間が長い夫婦ですと、300万円寄りになります。
配偶者と浮気相手は、共同して慰謝料を支払わなければいけません。
これは、一種の連帯債務です。
二人ともに請求できるので、回収できる可能性が大きくなります。
ところで、大きな注意点は、浮気相手が既婚者だった場合、浮気をした配偶者に、相手の配偶者から慰謝料請求が来ることがあります。もし復縁する時は、要注意です。
5、浮気はどこからが不貞行為になるか
浮気と不貞行為の線引きは、ずばり、「肉体関係」と「交際の密接性」です。
プラトニックな間柄の場合、どれだけ仲がよくとも、不貞行為にはあたりません。
また、風俗店などでの一回きりの肉体関係は、「交際の密接性」を欠くのであたりません。この点は、注意が必要です。
まとめ
今回は、浮気をする心理と、浮気されない方法を説明しました。
今回の記事のポイントは次のとおりです。
- 男はカラダ、女はココロで浮気する
- 恋愛に依存しないパートナーを見つけましょう
- まず、浮気をされない努力が必要
- 浮気をされたら、離婚と慰謝料について考えましょう
- 不貞行為のキーワードは、「肉体関係」「密接な交際」
浮気されないための参考にしてください。
旦那が浮気した時の対処法は、こちらの記事をご覧ください。
妻の浮気への対処法は、こちらの記事をご覧ください。