職場での時間を共にしていると、いつの間にか上司と不倫関係になってしまうのは、ありえないことではありません。
たとえ仕事とはいえ、男女が長時間一緒に過ごしていれば恋心が芽生えることもあるでしょう。
しかしながら、上司との不倫は通常の不倫以上にリスクを伴います。
今回は、
- 上司との不倫に女性がハマってしまう理由
- そのリスク
について解説します。
社内不倫については以下の関連記事をご覧ください。
目次
1、上司と不倫〜なぜ上司に魅力を感じるのか?
不倫関係になるよりも前の段階として、そもそもなぜ女性部下は男性上司に魅力を感じてしまうのかを確認していきましょう。
(1)仕事上の信頼関係がある
上司と部下との間には仕事を通じての信頼関係があります。
そもそも信頼関係がなければ恋愛や不倫に発展する可能性は少ないです。
信頼関係があることで、人としての絆が上司と部下との間には生まれやすいです。
(2)仕事ができる上司に対しては尊敬や憧れを感じやすい
絆や信頼関係に加えて、女性部下は仕事ができる上司に対して尊敬や憧れを感じやすい傾向にあります。
上司は仕事の経験年数も多く、部下には難しい仕事をそつなくこなしたり周囲からの信頼も厚かったりします。
そんな上司に対して恋愛以前に人としての憧れを持つのは自然なことと言えるでしょう。
(3)一緒に仕事をしていることで関係が近くなりやすい
はじめは恋愛感情がない上司と部下でも、一緒に長時間仕事をしていることで関係が近くなりやすいです。
長時間一緒に仕事をしていれば、仕事上の話だけでなくプライベートの話に少しずつ発展する可能性もあるでしょう。
(4)二人きりで仕事や出張をすることで仲が深まりやすい
仕事を続けていると、ときには上司と二人きりで仕事をしたり、外出や出張に二人で行ったりすることもあるでしょう。
休憩時間や移動時間では仕事以外の話をすることもあります。
二人きりで仕事以外の話をしていれば仲が深まるのも自然です。
2、上司と不倫関係が成立するきっかけ
続いては、上司と不倫関係が成立するきっかけについて見ていきましょう。
(1)二人きりで残業
二人きりで夜遅くまで残業していれば、仕事をしながらプライベートの話題が上がってもおかしくありません。
しかも密室に二人きりとなれば、お互い異性として意識し始める可能性があります。
二人きりでの残業が積み重なると、徐々に不倫関係に発展することもあるでしょう。
(2)二人きりで外営業や出張
二人きりの外営業や出張などで会社を離れることも、不倫関係を成立させる一つのきっかけになります。
普段の職場から離れると、人は気分も解放的になりやすいです。
職場から離れた場所で、職場内でおさえていた気持ちが溢れ出て不倫に発展することもあるでしょう。
(3)飲み会・二次会
飲み会やその後の二次会では、普段職場では見せない顔を見せる人が少なくありません。
普段真面目に仕事している姿とはまた違った姿をお互いに見ることで、より人間味が感じられ関係が親密になるケースがあります。
(4)家が近く、飲み会後の帰る方向が同じ
家が近く、飲み会後の帰る方向が同じだと、お酒で酔った勢いもあり良い雰囲気になりやすい人が多いです。
二人きりで同じ方向に夜遅く歩いていれば、話題も親密なものになりやすいですし、タクシーの中に二人きりとなれば関係性が一気に近づいても不思議ではありません。
(5)単身赴任やその他の事情で上司の配偶者が家を不在にしている
例えば上司に配偶者がいる場合、上司と不倫していることが上司の妻にバレたら大きなトラブルに発展し兼ねません。
しかし、単身赴任やその他の事情で上司の妻が家を不在にしている場合は、上司と不倫しても妻にバレるリスクが減り、不倫へのハードルが下がると考える女性部下もいるでしょう。
3、リスクがありながらも上司との不倫に女性がハマってしまう理由
尊敬している上司とはいえ、不倫関係になることは大きなリスクを伴います。
それでもなお、上司との不倫に女性がハマってしまう理由を解説します。
(1)寂しさを感じている
人は寂しさを感じると、その寂しさを他人で埋めようとする傾向にあります。
孤独を感じたとき、恋愛で寂しさの穴埋めをしようとする女性は少なくありません。
彼氏がおらず独身男性との恋愛がうまくいかない場合は、たとえ既婚であっても身近にいる職場の上司と不倫することにハマってしまうケースもあるでしょう。
(2)職場にバレないようにするスリル感がある
上司との不倫にハマってしまう理由の一つが、職場にバレないようにするスリル感がたまらないという点です。
職場にバレたら大変なことになりますので、上司と不倫する場合はバレないようにしっかり対策を取らないといけません。
- 上司と二人だけの秘密を作ったり
- 二人にしか伝わらないルールを決めたりする
このようなことでスリル感を味わうことができ、上司と不倫することにどんどんハマっていく女性もいます。
(3)仕事以外でも上司に必要とされたい気持ちが強くなる
仕事をしていく上で上司から認めてもらえたり評価してもらえたりすることは誰でも嬉しいものです。
ですが、上司にひとたび好意を抱いてしまうと、仕事以外でも自分を必要としてほしい気持ちが強くなる可能性があります。
上司が既婚者の場合、仕事以外で上司に必要とされるには、不倫関係になるしかないと判断して不倫に踏み切る女性もいます。
4、上司と不倫関係になることが他の不倫よりも危険な理由
ここからは、上司と不倫関係になることが他の不倫よりもまずい理由について見ていきましょう。
(1)不倫が発覚した場合、職場での信頼関係を失う
上司と不倫していたことが発覚した場合、職場での信頼関係を失うことが多いです。
上司が既婚者の場合、職場の人も上司の状況(結婚しているかどうかなど)について把握していることが多く、既婚の上司と知りながら上司と不倫関係になったことで、職場での信頼関係を失ってしまう可能性があります。
(2)仕事に支障をきたす
周囲から冷たい視線を浴びたり、面白おかしく噂されたりすれば、仕事が進め辛くなる人がほとんどです。
会社は仕事をする場所ではありますが、同じくらい人間関係を大切にしなければ、仕事を継続していくことに難しさを感じることも多いでしょう。
(3)最悪の場合、退職に追い込まれる
あなたが周囲からの視線に耐えきれなくなったり、会社から退職の圧力がかかったりする場合は、上司と不倫したことが原因で退職に追い込まれる可能性もあります。
5、上司と不倫を続けることによる末路
以上のように、上司と不倫するのはリスクを伴います。
ここからは、上司と不倫を続けることによる末路を見ていきましょう。
(1)部署異動や退職
上司と不倫関係になったことは一時の気のゆるみかもしれませんが、不倫が発覚することで部署異動や、最悪の場合は退職に追い込まれることもあります。
一時の気のゆるみが大きな損失になりますので、上司と不倫している人は今後のこともふまえて上司との関係性をどうするのかしっかり考えましょう。
(2)退職によりキャリアを失う
退職すれば、当然キャリアを失うことになります。
転職活動をしている人はまだいいですが、突然不倫が発覚してしまい予想外のタイミングで退職に追い込まれてしまうと、その後のキャリアに大きく影響します。
(3)経済的困窮
突然仕事を失うことになれば、経済的に困窮する人もいるでしょう。
もちろん、失業保険など公的制度を活用することはできますが、それでもいつかは仕事を再開しなければなりません。
また失業保険で受け取れる金額は会社員時代のお給料より低くなります。
(4)引っ越しを余儀なくされる
職を失うことで今まで住んでいた家の家賃が払えず引越しを余儀無くされる人もいるでしょう。
また、不倫が上司の妻に発覚した場合、上司の妻からの要望で引越しをするよう迫られる可能性もあります。
(5)職場関連の人間関係を失う
上司と不倫していたことが職場にバレたら、職場の人とも人間関係を継続しにくいでしょう。
気の合う同僚がいたとしても、不倫していた人というレッテルを貼られてしまうと、なかなか人間関係を継続しにくいのが実情です。
(6)不倫相手の配偶者に発覚した場合は慰謝料を請求される
上司と不倫していたことが妻に発覚した場合、上司の妻から慰謝料を請求される可能性があります。
上司と上司の妻が離婚しなかったとしても、慰謝料の相場は、数十万円〜100万円程度になることが多く、決して安い金額ではありません。
このような場合には弁護士に相談することが重要です。
6、上司との不倫がバレたらすぐに弁護士に相談を
既婚者である上司と不倫関係にあることが上司の配偶者にバレた場合、まずは弁護士に相談をするようにしましょう。
考えずにした行動が事態をより悪化させることもあります。
これ以上トラブルが大きくならないよう、弁護士に相談しながら慎重に行動するべきです。
また、弁護士に任せることで、あなたの代理人として、相手とのやり取りも全て弁護士が代わって行ってくれます。
ご自身で上司の配偶者とのやり取りをしなくよい分ストレスの軽減に繋がるかもしれません。
まずは弁護士の無料相談を利用して、見通しについてアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
上司と不倫関係になることは通常の不倫よりもさらにリスクを伴います。
上司に恋をしていることが仕事のモチベーションになっている人もいるかもしれませんが、不倫が発覚したときのリスクは想像以上に大きいです。
上司との不倫がきっかけでトラブルになった際には弁護士に相談することをおすすめします。