結婚してから変わってしまった夫。
かつては頼り甲斐があった夫が現在は横暴になったり、恋人の頃は優しかったはずの夫が単なる優柔不断な夫になったり。
夫を元に戻す方法はあるのか?!結婚してから変わった夫にはそれなりに原因があるはずです。本当の夫婦になるための参考になれば幸いです。
目次
1、結婚したら夫が変わった!みんなのエピソード3選
最初に結婚したら夫が変わってしまったエピソードを3つご紹介します。
世の中にはたくさん結婚したら変わってしまう男性がいることがわかるでしょう。
(1)結婚したら優しかった夫が意地悪に
25歳女性の体験談です。夫は13歳年上で結婚前は優しかったのですが、結婚後意地悪になりました。病気になっても心配もしてくれません。それどころか具合悪い私を尻目にゲーム三昧。夫の収入はほとんど夫の実家に入れてしまいます。不満をいうと、「離婚する」という始末。夫のことを愛して結婚したので簡単に離婚と言われると納得できないですし、悲しくなります。
(2)授かり婚をした途端に家に帰らなくなった夫
23歳臨月を迎えた妊婦の体験談です。半年同棲し、子どもを授かったことで結婚。とても優しく、同棲中はずっと仲良く暮らしてきました。ですが、妊娠し結婚した途端に夫が自宅に帰らなくなったのです。本当にこれまでとは真逆の性格になってしまい驚いています。「今から帰るよ」と連絡しながら帰宅しない。いくら注意をしても帰ってくる日が少ないのです。我慢できずに実家に帰ったりもする日々。子どもが生まれれば夫は元に戻るのでしょうか。正直ここまで変わってしまった夫の心理がワケわかりません。
(3)結婚前は優しかった夫が急に偉そうな第度に
結婚後夫がすっかり変わってしまいました。夫は特にイケメンというわけではなく、楽しく私を笑わせてくれることで、大事にされている感じがあって結婚しました。しかし、結婚した途端に優しかった夫の態度が横柄になり、とても偉そうです。大事にされているという感覚はなくなり、以前のように冗談を言い合う仲とは程遠い存在。一緒にいるのが苦痛です。男性は結婚するとここまで変わるものなのでしょうか。結婚した余裕なのか、未婚の友人などをバカにしています。夫の心理がわかりません。
2、結婚したら変わるのはなぜ?
では、男性は結婚するとどうして変わってしまうのでしょうか。
結婚して変わるのは男性だけではありません。ですが、男性の変化は女性にとって屈辱を感じるケースが多いものです。
理由を見ていきましょう。
(1)釣った魚に餌はない(家族になった)
男性は、釣った魚に餌を与えません。結婚した途端に妻が自分の所有物になった気分になってしまうのです。恋人時代は女性を釣る(結婚)ために大事に扱いますし、楽しませることにも注力するでしょう。オシャレに気遣い、小ぎれいにもしてきたと思います。
ですが、釣った後(結婚した後)は自分の所有物に変化するため、もう餌(大事する・楽しませる)を与える必要性を感じないわけです。
もちろん世の中の男性が全員釣った魚に餌を与えないわけではありません。男性の個性もありますし、女性が完全に釣らせないテクニックを使えば夫は変わらない場合もあります。ですが、結婚したら変わったと感じられる男性の多くはこのタイプでしょう。
(2)二人だけの世界ではなくなる
結婚したら2人だけの世界ではなくなります。子どもが生まれる、親と同居するなど、家族としての生活が始まった人もいるでしょう。
家族が増えた場合、夫が寂しさを抱えている可能性を否めません。
例えば、あなたが妊娠し、興味のほとんどが子どもに移ってしまえば、夫は寂しさから我が儘にもなりますし、自分勝手な行動が多くなるでしょう。
もしも親との同居なら、夫は母親と妻との板挟みになり、ストレスを抱えてしまうケースもあります。その結果、夫が冷たく感じられたり、優柔不断に感じられたりして、結婚して夫は変わったと感じてしまうのかもしれません。
3、結婚して変わってしまった夫の対処法
本項では、変わってしまった夫への対処法をご紹介していきます。
(1)優しかった夫が優しくなくなった場合
「わがままになった」などという場合は、まだ許容範囲かもしれませんが、「優しかったのがそうでなくなる」ということは、多くの女性に受け入れられ難いことと思います。
色々なケースがあるので一概にはいえませんが、結婚前の「優しさ」があなたに都合が良いもの、例えばレディーファーストを守る、記念日にプレゼントを欠かさないなど、女性を喜ばせようとする類の行為を「優しさ」と感じていたのであれば、少々あなたの見立てが甘かったという可能性も残ります。
この手の「優しさ」は、まさに女性を喜ばせるための「営業」的なものだからです。
やってもらえなくなったことを悲しむより、今度はあなたが何を与えられるかを考えてみてください。一生懸命自分を変えてまでしてくれた数々の「優しさ」に、あなたがどう応えるのかは、人それぞれです。
(2)妊娠・出産がきっかけなら夫の寂しさを埋めていく
あなたの妊娠や出産を機に夫が変わってしまったなら、夫は寂しいと感じている可能性が大きいでしょう。子どもにできるだけ触れさせ、父親の自覚を夫に与えていきましょう。そうすることで夫は疎外感を感じなくなり、家族としての立場を認識できるようになります。
女性は妊娠や出産で大変な時期ですから、夫には支えてほしいと感じている方も多いでしょう。しかし、男性には「大変さ」は実感できません。いつしか、辛さ全開の妻の面倒をみるよりも、気軽に遊べて男として自分を見てくれる女性たちの方が楽しくなってしまう人もいます。
「男の寂しさ」を見極められる女性は、意外と少ないかもしれません。女性にはとてもわかりづらい感情だからです。
しかし、夫婦は、「やってほしい」「やってあげよう」の重ね合いです。「やってほしい」ばかりではうまく行かないことは理解しておきましょう。
(3)横柄に変わった場合
清潔感なく、禿げても平気、オナラも平気。
そんな風に変わってしまった夫に対しては、緊張感を与えることが必要です。
夫にはあなたを所有物だと思っている可能性があります。決して悪い意味ではなく、生涯を共にする覚悟を自然と感じてくれている証拠だと思います。
しかしその結果、不潔にしていたり見た目を全く気にしなかったり、あなたがそれに困っているのであれば、「いいと思わない」「やめてほしい」とはっきり明言すべきです。
召使いのように「飯!」などと叫ぶようになった場合も、「お腹すいたって言って」と一言一言正すようにしてください。
妻を所有物と思う夫の問題点は、行き過ぎた距離感の縮め方と「表現」方法です。
まずは、表現方法について、私はいいと思わない、と釘をさしておくことが大切かと思います。
(4)我慢せずに本音をぶつけて家族になる努力を
「結婚したら変わったなぁ」と思うカップルは、おそらくまだ結婚から日が浅いカップルが多いかもしれません。20年以上経過した夫婦などでは、結婚前のことなどもう忘れているでしょう。
結婚前と結婚後の相手の変化。これは一言で言えば、やはり「家族」なのか「他人」なのか、この違いに尽きるのではないかと思います。
- なんでも言うことを聞いてくれていたのに聞かなくなった
- 親との関係性が見えてなかったが、見えてきたらマザコンだった
- 仕事ばかりで家庭を顧みない
- 私一筋だったのに、チャラチャラ女性と遊ぶようになった
このような変化は、男性にとっては典型的なものと言えるでしょう。
それは、家族になって、あなたとの関係において肩の力が抜けてきたとも言えます。
女性側も、今度は夫に「信頼」や「頼り甲斐」を求めてみてはいかがでしょうか。
家族として、恋人の間はできなかった家の購入、子供の未来、家計の話、夫婦の夢などを話してみてください。もしその話にも乗らず、好き放題やりたいだけの男性なら、「いい加減にして」と一瞬鬼嫁化するのも効果的かもしれません。そうして本当の夫婦になっていくのではないでしょうか。
4、見抜けてなかった決定的な本性があった場合は離婚も視野に
とはいえ、到底許すことのできないような夫の変化は見過ごすわけにはいきません。もちろん我慢も論外です。
例えば、浮気、働かない、DVなどに変化したのであれば、離婚も視野に入れるべきと考えます。
(1)金銭面で問題がある(お金遣いが荒い、借金がある、生活費を入れないなど)
結婚した途端に借金問題を起こした、倹約家だったはずが金遣いが荒い、生活費を入れないなどの問題がある場合は注意が必要です。
金銭面での癖はなかなか治るものではありません。
徹底的な話し合いは必要ですが、今後、苦労を共にする覚悟がないのなら、離婚を視野に入れるべきかもしれません。
まずは別居で様子を見て、婚姻費用を請求していく方法もあります。このような夫の変化は、結婚前にあなたが気づいていなかった可能性が高いでしょう。しかし自分を責めるべきではなく、誰にでも起こり得ることですから、経験値を上げたことで次へ生かしてもらえたらと思います。
(2)全く仕事をしない
普通に働いていたはずの夫が、結婚した途端に仕事をしなくなったなどの場合も受け入れてはいけない変化です。健康に問題がなくあなたの稼ぎをあてにして働かないなら、それは単なるヒモ夫。
その状況を少しでもおかしいと思うのなら、これ以上妙な結婚生活に巻き込まれないためにも離婚を検討していきましょう。
(3)DV、ハラスメント体質
DVなどのハラスメント体質も決して変化を受け入れてはいけません。完全に結婚前に本性を隠していたのでしょう。ハラスメントは受け入れることでさらにエスカレートし、あなたの心身が危険な状態になってしまいます。
子どもがいるなら、尚更我慢するべきではありません。できるだけ早めに別居や離婚を検討してください。
(4)浮気性
マメで尽くしてくれる人気者の男性を夫にした場合、結婚後に浮気性だったことが発覚するケースは珍しくありません。
誰からも愛される彼が自分だけに夢中になり、彼がよそ見をしない自信をもっていたとしたら、かなり傷ついたのではないでしょうか。
浮気性にもレベルがありそうですが、かなり強度の浮気性男性と結婚してしまった場合、これを許容するのかどうかは人それぞれです。
1つ言えることは、「妻」という立ち位置は、かなり特別だということです。法的な保護も、かなり強いものと言えます。
5、結婚して変わった夫と離婚をする場合は弁護士へ相談を
もしも、夫の変化が決定的に許し難い問題の場合には、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談することで、夫の変化が離婚の理由になり得るのか、そしてどのような手段で離婚を進めていくべきかをアドバイスしてもらえます。あなたが我慢を続ける必要はありません。
DVや浮気、働かないという問題は、法定離婚事由が成立する可能性が高いでしょう。弁護士に相談することで、会いたくない相手に会わずに代理で離婚手続きを進めてくれますし、財産分与や年金分割などもスムーズに手続きができます。もちろん子どもがいるなら、養育費の算出や、親権獲得にも尽力してもらえるでしょう。
まとめ
結婚したら変わった夫の変化がどのような変化なのかによって対処方法は変わってきます。結婚とは、生活のこと。いつまでも恋人のときのようにはいきません。お互いに変化することはあるでしょう。
できることなら変化を受け入れてお互いに演じることのない本物の家族になれるようにあなたも努力してください。それでも、どうしても受け入れられない夫の変化なら、我慢することなく弁護士に相談して別居や離婚を視野に入れていくことも大切です。
自分と家族の幸せのためにも勇気ある決断をして、これから幸せだと感じられることを願います。