サレ妻とは「夫に不倫”サレ”た”妻”」を意味する言葉で、夫の裏切りに対する怒りを燃やす妻たちの復讐劇が、今ブログやSNSを中心としたネットで話題になっています。
不倫や浮気なんてもってのほかですよね。夫の不倫に対する怒りを発散させたい気持ちとてもわかります。
今回は、そんな
- サレ妻たちの体験談
- サレ妻の特徴
- サレ妻から脱却する方法
などについて、具体例もまじえて弁護士が詳しくご紹介していきます。
今まさに夫の不倫の事実を知って動揺が隠せない方はもちろん、サレ妻としてこのまま泣き寝入りするのだけは嫌!というみなさんにとって、この記事が辛い気持ちを少しでも和らげる手助けになれば幸いです。
目次
1、そもそも「サレ妻」とは?
サレ妻とは、冒頭でもご説明したように、夫に不倫された妻のことです。もともとインターネット上の掲示板などでよく使われていた表現ですが、2018年にサレ妻をテーマとしてドラマが放映されたことで、一般にもこの言葉が浸透しました。
ちなみに、不倫した妻のことは「シタ妻」、妻に不倫された夫は「サレ夫」、不倫した夫は「シタ夫」と呼ばれています。
不倫とは関係ありませんが、実家(妻にとっては義実家)との関係で妻をかばうことをせず、両親等と一緒になって妻を責める夫のことを表す「エネ夫」という言葉もあります。
エネ夫というのは、「エネミー」(敵)と「夫」を合わせた造語です。
このように、インターネットの世界では家族・親族間の問題について、親しみやすい言葉を使って意見交換することが流行しています。
2、サレ妻たちの体験談
「サレ妻」という呼び方は親しみやすいかもしれませんが、実際にサレ妻になってしまうと、苦悩はかなり深いものです。
そんなサレ妻の気持ちを1番理解し癒してくれるのは、やっぱり同じ状況に悩むサレ妻たちの話…ということで、実際のサレ妻たちの体験談をまとめてチェックしていきましょう。
(1)同じ職場の一回り以上も年下の女性と浮気
Mさん(26歳)と会社員の夫(40歳)は、14歳の年の差婚を実らせたばかりの新婚夫婦。
しかし夫が同じ職場の女性と浮気していることが発覚し、しかもその浮気相手はMさんとも面識のある18歳の未成年でした。
夫から浮気相手のLINEには、「抱きしめてあげたい」「駆け落ちしよう」と浮ついたセリフばかりが並び、夫自身は妻であるMさんが1番好きだと釈明していますが、Mさんには到底信じられません。
浮気相手の女性に対して、これまで「まだ子供だから」と何かと気を遣ってあげていたことも今となっては腹立たしい限り。
自分の親にも現状を説明し、離婚に向けて話を進めています。
(2)出会い系や風俗通いが止められない夫
Tさんは夫と結婚して20年、その間数えきれないほどの浮気をされるも、子供のためを思い毎回離婚を踏みとどまってきました。
ただ、やはり常に夫を疑いの目で見るようになってしまい、夫を厳しく縛る自分にもだんだん嫌気が差してきています。
でも、「さすがに可哀想かな…」と思って束縛を緩めた途端、夫はコソコソと隠れて出会い系や風俗に手を出す始末。
キャバ嬢に入れあげデートやホテルに行っていていることも知っているTさんは、夫だけが多額のお金を使って遊び回っていることも許せません。
今はどうにかして「夫は夫」と割り切る方法がないかを模索しています。
(3)サレ妻から不倫相手に変貌してしまった
Sさんの夫は、バツイチ子持ちの女性と不倫。
その結果Sさんは離婚を余儀なくされましたが、一刻も早く不倫相手と再婚したかった夫は、家も車もお金も目ぼしい財産はすべてSさんに明け渡し、離婚後実際にそのバツイチ子持ち女性と結婚しました。
離婚時の要求はすべて叶ったSさんですが、それで悔しい気分が晴れることもなく、壮絶な復讐をスタート。
バツイチ女性の子供と同じ小学校に通う子を持つ友人に、元夫とバツイチ女性の不倫の顛末をクラス会でぶちまけてもらい相手の子供を不登校に追い込んだり、元夫が溺愛していた長女に「私たちはパパに捨てられちゃったの?」と涙ながらに訴えさせたり…特に長女からの訴えがこたえた元夫は、子供3人分で10万円だった養育費を26万円まで一気にアップ。
週末はほぼSさんの家で子供と過ごすようになり、今では平日にも普通に「ただいま~」と帰ってくる日があるといいます。
そんなある日、元家族みんなで出かけた買い物先で、元夫の現妻であるバツイチ子持ち女性とバッタリ遭遇!
女性は元夫に不満を口にしましたが、元夫は「週末は俺の子供と過ごす時間なの、お前の子供のことなんて知ったこっちゃない」と相手にせず、Sさんも「ごめんなさいね、平日はあなたのところに帰ると思うから」ととびきりの笑顔で言い放ってやったのだそうです。
(4)浮気+モラハラで離婚してしまった
Iさんの夫はモラハラで、日頃からIさんに冷たい態度を取ることばかりでした。
そんな折に浮気まで発覚し、結局はそれが原因となって夫婦は離婚。
夫のモラハラから逃れられたことに関してはホッとしているIさんですが、夫が浮気相手と会っていたらしい場所や、浮気相手の職場の近くを通るだけでいまだに惨めな気持ちになります。
ふとした瞬間に襲ってくる孤独も辛く、苦しい日々から立ち直るきっかけは今も掴めていません。
(5)浮気を隠された状態で離婚された妻
Eさんは半年前、価値観の違いを理由に離婚を切り出してきた夫と話し合いの末離婚。
その後は特に連絡を取り合うこともなく過ごしていましたが、先日共通の友人から偶然夫が再婚したことを知らされ、よくよく話を聞いているとどう考えても自分と結婚していた頃から付き合っていたとしか思えない状況で、随分前から浮気されていたことを確信しました。
離婚を切り出す際、そんな女性の存在は一切打ち明けてこなかった元夫の卑怯さに怒りが爆発したEさんは、元夫に連絡を取り呼び出そうとするもメールや電話は着信拒否。
最終的には職場に突撃して会うこと自体はできたものの、問い詰めても「何のことか分からない」「完全な誤解だ」と取り合ってもらえなかったため、今は弁護士に相談して法的な制裁を検討しています。
なお、サレ妻の実態をさらに詳しく知りたい方は、ネットの掲示板を見たり、Amazon Kindleでさまざまなストーリーを安価でダウンロードできます。いろいろな人気作品もありますので、利用してみるとよいでしょう。
3、サレ妻の気持ち~リアルな本音は?
次に、サレ妻の本音をより深く探ってみましょう。
旦那に不倫された事実が発覚すると、妻としての怒りや憎しみの感情が「夫に向かうタイプ」、「不倫相手に向かうタイプ」、「自分自身に向かう」の3つのタイプに大きく分かれます。
もちろん、実際の人の感情はそれほど単純なものではなく、この3種類の対象への感情がないまぜになって、深く悩む人が多いです。
ですが、ここでは分かりやすいように3つに分けてみていきましょう。
(1)夫に対する気持ち
サレ妻は夫に対して複雑で微妙な気持ちを抱くことが多い傾向にあります。
夫は不倫や浮気をしたとはいえ、愛して結婚した相手であり、一緒に頑張って生活を築いてきたパートナーでもあるので、サレ妻の気持ちは千々に乱れてしまうことが多いのでしょう。
そんなサレ妻の夫に対する気持ちを分類すると、以下の4つのパターンに分けることができます。
①離婚したい
当然ですが、不倫した夫との離婚を決意するサレ妻は多いです。
「人として最低。許せない」
「信じいたのに裏切られた」
「私の人生を台無しにされた」
このような気持ちが強いサレ妻は、離婚を決意します。
②許せないが離婚すべきかは迷う
上記と同じように不倫した夫のことを許せないと思っても、離婚するかどうかは迷うというサレ妻も多くいます。
数でいえば、こちらの方が多いと考えられます。
離婚するためにはさまざまな手続をしなければならず、多大なエネルギーを要します。
子供のことや離婚後の生活を考えれば不安もあるでしょうし、世間体も気になるはずです。
夫のことは許せない、しかし離婚は簡単にできるものではない、だからこそサレ妻は悩んでしまうのでしょう。
③何とも思わない
意外かもしれませんが、夫が不倫しても特に何とも思わないサレ妻も少なくありません。
「もう夫のことは男性として見ていません」
「夫のことは信頼していないので、家族の生活を脅かさない限り何をしても気にしません」
というように、もはや夫との夫婦関係を諦めているようです。
離婚することの大切さを認識していて、夫ともめるよりは子供のことや現状の安定した生活を優先するタイプの人であるともいえるでしょう。
正直、もう信頼できないと、心の中では夫のことを切り捨ててしまっています。
④夫を取り戻したい
不倫されても夫のことをまだ愛している、こちらに戻ってきてほしいと願うサレ妻もいます。
このタイプのサレ妻は、夫の不倫によって深く傷つき、悩んでいます。傷ついても夫のことを憎みきることはできず、離れたくないというタイプのサレ妻です。
(2)不倫相手に対する気持ち
夫に対する気持ちは複雑微妙に揺れ動くサレ妻も、ほとんどの場合、不倫相手に対しては憎しみを持つものです。
夫は妻にとって「今まで最愛だった人」、そうでなくても「大切な人生のパートナー」という特別な関係にあるのに対して、不倫相手は突然登場した100%「悪者」の役割ですので、それも当然でしょう。
夫の不倫を「何とも思わない」タイプのサレ妻であっても、今の生活を脅かす可能性のある不倫相手に対して良い感情を持つはずがありません。
また、女としてのプライドが不倫相手への憎しみにつながる面もあるでしょう。
夫の方から積極的に口説いて不倫が始まった場合や、不倫相手が魅力的な女性である場合でも、「夫は騙されているに違いない」「悪いのはあの女だ」といった調子で、サレ妻の憎しみの矛先は不倫相手に向かうケースがほとんどです。
(3)自分に対する気持ち
サレ妻の自分に対する気持ちは、以下の3パターンに分けられます。
もっとも、「①」だけで止まる人、「①→②」と進む人、「①→②→③」と進む人など、さまざまなバリエーションがあります。
①裏切られた気持ちになる
当然ですが、多くのサレ妻は「裏切られた」という被害者としての感情を持つものです。
「私が1人で子育てをしながら仕事も頑張ってきたのに夫は自分勝手に楽しんでいる」
「私のすべてを夫に捧げてきたのに、人生のすべてを否定された気分だ」
自分も不倫をしているような妻でない限り、夫に不倫されて裏切られた気持ちにならない妻はいないでしょう。
②不倫に気付かなかった自分を腹立たしく思う
裏切られた気持ちになると同時に、あるいはその気持ちが落ち着いた後に、今まで夫の不倫に気付かなかった自分自身を腹立たしく思うサレ妻も多いです。
「夫が他の女性と楽しんでいたとも知らず、家事や育児を頑張っていたなんて、自分がバカみたいだ」
「家庭ではいい夫だったのに、あれはすべて演技だったのか」
平和な夫婦生活を送れていると思っていたけれど、そう思っていたのは自分だけだったのか、という感情です。
「裏切られた」というのは、ある意味、夫に向けられた感情ですが、この感情が自分自身に向かうと「自分を腹立たしく思う」ということになるのでしょう。
③自分にも原因の一端があると思う
夫の不倫を知った直後は驚きや怒り、憎しみで心が一杯になっていても、冷静になってみると自分にも原因の一端があったのではないかと考えるサレ妻もいます。
「仕事と子育てで余裕がなく、夫にかまっていなかった。夫は家で癒やされなかったのかもしれない」
「何年も一緒に暮らしてきたので何でも分かり合えていると思っていたけれど、夫は夫婦生活のマンネリに嫌気が差していたのかな」
不倫の原因を冷静に分析して今後の対処法を建設的に考える人もいますが、「自分が悪かったんだ……」と自責の念にさいなまれて悩みから抜け出せない人もいます。
あるいは、不倫相手の女性に「負けた」と思ってコンプレックスを強めてしまうなど、自分を責める方向に気持ちが向いてしまう人もいます。
4、サレ妻の特徴~不倫される原因は?
そもそもサレ妻は、なぜ夫に不倫されてしまったのでしょうか?妻側に何も原因がなくても不倫をする夫もいますが、サレ妻にはある程度、共通した特徴があります。
ここでは、サレ妻の特徴を5つご紹介します。今のところ夫に不倫されていない方でも、以下の特徴に複数当てはまる場合は、いつかサレ妻になってしまうかもしれません。
(1)夫を軽視している
妻も家事や育児に仕事と忙しいかもしれませんが、夫の話を聞き流したり、バカにするような態度をとっていないでしょうか。
「友達の旦那は課長に昇進したのに、あなたときたら……」
「何をやってもダメね」
男性は女性に対してはプライドが高く、頼られたいという心理を持っているものです。
夫に対しては日常的に感謝を伝えてプライドを満たすようにしないと、夫は他に癒やしの対象を求めてしまう可能性があります。
(2)身なりを気にしなくなった
家の中であっても、夫の前でいつもボロボロの古着でノーメイク、髪はボサボサという格好で過ごすのはNGです。
出産や加齢によって体型が崩れたり、お肌の張りが失われるのは仕方ないとしても、外見のことを気にも留めずにだらしない身なりをしていると、夫が幻滅するのも無理はありません。
いくつになっても若々しくて女らしい恥じらいを持ち、さりげなく品のある身なりを心がけましょう。
(3)子供を最優先する
子供がいる家庭では、さまざまな面で子供中心の生活になるのも、ある程度はやむを得ないことです。
しかし、常に「子供、子供」とばかり言って夫のことを後回しにしていると、やはり夫としては面白くないでしょう。
子育てが忙しくても、夫婦2人の時間を持つように工夫することも大切です。
(4)セックスの誘いを拒否する
夫婦関係がマンネリ化したり、家事・育児・仕事で疲れていると夫から誘われてもその気にはなれないかもしれません。
しかし、自分の都合のみで夫婦生活を拒否していると、サレ妻になる可能性が非常に高いです。
妻としては何気なく誘いを拒否しているだけかもしれませんが、そのことが夫にとってどれほど重大な意味を持っているのかを知っておくべきです。
1度や2度の拒否ならともかく、何度も断られると、夫は人格そのものを否定された気分になってしまいます。
そして、満たされない気持ちを外で見たそうと考えてしまうのです。
妻の大変さを理解している旦那さんであっても本能的な性欲はあるので、
「断られるのは嫌だから、性欲は外で解消しよう」
「家庭にセックスは持ち込まないようにしよう」
「仮面夫婦になるのは寂しいけれど、外で適当に楽しみながら生きていこう」
と考えている男性は非常に多いはずです。
(5)夫の言いなりになっている
夫のことを大切に扱う姿勢は必要ですが、何でも夫の言いなりになればいいということではありません。
あまりにも妻の物分かりが良すぎると、夫は「何をしても許される」と思ってしまい、不倫に走るおそれがあります。
夫婦はあくまでも対等な立場で、信頼し合った関係であることが大切です。
5、サレ妻から脱却する方法~修復する?離婚する?
「サレ妻」という立場から脱却する方法は、夫婦関係を修復するか離婚するかの2つに1つです。
どちらを選ぶべきかは状況や個人の性格によっても異なりますが、ここでは一般的に押さえておきたいポイントを解説していきますので、ぜひ決断の参考にしてください。
(1)夫婦関係を修復する
離婚するかどうか迷っているようなら、一度は夫婦関係の修復を検討してみてはどうでしょうか。
離婚するためには多大なエネルギーを要しますし、離婚後の暮らしぶりは今までとはまったく違ったものになってしまう可能性が高いでしょう。
迷っている状態で離婚に踏み切るのはリスクが高いといえます。
夫が不倫したという事実がある以上、離婚はいつでもできますので、まずは夫婦関係の修復にトライしてみるのも悪くはないでしょう。
ちなみに、サレ妻が夫婦関係の修復を選ぶ主な理由は、次の通りです。
- まだ夫のことが好き
- 離婚後、経済的に自立できる自信がない
- 子供から父親を奪いたくない
- 世間の目が気になる
以下の記事では夫婦関係を修復できる可能性が高いケースと、再構築の具体的な方法もご紹介していますので、あわせて参考にしてください。
(2)夫に対して慰謝料を請求する
離婚する場合はもちろん、離婚せず夫婦関係を修復する場合でも、不倫した夫に対して慰謝料を請求することは可能です。
夫とやり直したいけれど、今回の不倫については「カタ」をつけないと気が済まないという方は、慰謝料請求を検討するのもひとつの方法です。
不倫で請求できる慰謝料の相場や請求方法については、以下の記事で解説していますので、あわせてご参照ください。
もっとも、夫婦関係を修復する場合は波風を立てないように、法的な慰謝料を請求するのではなく、夫に事実上のペナルティを受けてもらうという形をとるのもおすすめです。
- 欲しいものをプレゼントしてもらう
- 高級レストランに連れて行ってもらう
- 旅行に連れて行ってもらう
このような形で、自分たちなりの「カタ」をつければ、お互いに新たな気持ちで夫婦生活に臨むことが可能になるでしょう。
(3)不倫相手に対して慰謝料を請求する
不倫慰謝料は夫に対してだけでなく、不倫相手に対しても請求できます。
不倫相手に復讐するためには、慰謝料請求によって制裁を加えることを検討するとよいでしょう。
不倫相手に慰謝料を請求する方法については、こちらの記事をご覧ください。
なお、不倫相手に復讐する際にやり方を間違うと、逆に相手から訴えられてしまう危険もあります。
たとえば次のような方法は法に触れるリスクがありますので、絶対に避けるようにしましょう。
- 職場に不倫の事実をバラす(名誉棄損・プライバシーの侵害・侮辱罪)
- 不倫中の行為を撮影した写真や動画をネットに流す(リベンジポルノ防止法)
- 殴る・蹴るなどの暴力を振るう(暴行罪・傷害罪)
- 生命や権利を害するような脅しを行う(脅迫罪)
感情がエスカレートすると行為が行き過ぎるおそれがありますので、法律に則って慰謝料請求を粛々と行うことによって、不倫相手に制裁を加えるようにしましょう。
(4)離婚する
はじめから離婚を決断するサレ妻もいれば、最初は夫婦関係の修復を目指したものの、途中で虚しさや話し合いを続けることの無意味さを感じて離婚に踏み切るサレ妻もいます。
いずれにせよ離婚するためにはさまざまな準備が必要になりますので、離婚に関する知識を学んで効率よく進めることが重要です。
こちらの記事ではスムーズに離婚を進めるための手順についてご紹介していますので、離婚を検討しているみなさんはぜひ目を通してみてください。
6、どちらにしても弁護士に相談するのがおすすめ
夫婦関係の修復を目指すにせよ離婚するにせよ、どちらの道を選ぶときにも弁護士はみなさんの心強い味方になってくれます。
(1)離婚だけでなく修復に向けたアドバイスも可能
「離婚を決断してからでないと弁護士に相談しに行くことはできないのではないか」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、弁護士は必ずしも離婚を勧めるわけではありません。
みなさんの事情をじっくりと聴いた上で、要望に沿ったアドバイスを行ってくれます。
慰謝料の請求だけ行って夫婦関係自体は修復したいときなどには、再構築を目指す「円満調停」の手続きを依頼することもできます。
「まだ自分がどうしたいか分からない」というときにも気兼ねなく足を運んでみましょう。
(2)証拠集めのサポートもしてくれる(探偵事務所の紹介も可能)
離婚や慰謝料を求める場合には、必要となる証拠集めも弁護士がサポートしてくれます。
不倫や浮気は通常、隠れて行われるものですので、自分で有力な証拠を集めるのは難しいものです。
しかし、弁護士に相談すれば、どのような証拠を集めればいいのかや、証拠の集め方などについてアドバイスしてもらえますし、弁護士が独自に証拠を収集することも可能です。
その一環として、提携している探偵事務所を紹介してもらうこともできます。
信頼できる探偵を自分で見つけることが難しい場合は、弁護士に紹介してもらうとよいでしょう。
このような弁護士のサポートによって証拠集めを効率的に進めていくことができますので、「自分でどうにかしなければ」という精神的な負担をグッと減らすことができるでしょう。
(3)リスクのない復讐が可能になる
すでにご紹介したように、復讐はやり方を間違えると逆に自分が不利な立場に追いやられてしまうこともあります。
そういった制裁を未然に防げることも、弁護士に相談するメリットのひとつでしょう。
また、より有利に話を進めていくためには、離婚や夫婦問題に強い弁護士を選ぶことが重要です。
次の記事ではそういった頼りになる弁護士に出会うためのポイントをご紹介していますので、こちらもぜひ参照してください。
まとめ
サレ妻=夫に浮気をサレた妻たちは、その苦しみや悩みを1人で抱え込みがちです。
サレ妻から脱却するためにも不倫相手に復讐するためにも、法律の知識を踏まえて適切な方法を選択する必要があります。
どのような方法がベストなのかまずは弁護士に相談しましょう。
弁護士への相談は、精神的な負担を減らしてみなさんが楽になるための1番の近道でもあります。まずは無料相談を利用してみるとよいでしょう。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひみなさんも自分にとって最も納得できる解決策を見つけてみてください。