不倫・浮気されている悩みって、誰かに相談したくてもなかなか人には言えないものです。
慰謝料請求や離婚のことも頭をよぎるけれど、どうするのが自分にとって1番良いのか分からない…という人も少なくないかと思います。
そこで今回は、
- 弁護士の無料相談はどんなことが相談できるのか?
- 不倫・浮気の悩みについて無料で相談することができる窓口
を、目的別にピックアップしてみました。
不倫をしてしまい苦しい方も、不倫をされて辛い方も、「プロにアドバイスしてほしい」「同じ悩みを持つ人に話を聞いてほしい」といった希望に応じて最適な相談先をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
不倫をされた場合の対処法についてはこちらの記事をご覧ください。
目次
1、相談する前に!不倫・浮気をしている人の特徴
まだ夫が本当に不倫しているかどうかの確証があるわけではない…というみなさんは、まず不倫・浮気をしている人に共通する特徴からチェックしていきましょう。
詳しい内容は、以下の記事でも解説していますので、あわせて目を通してみてください。
(1)残業や休日出勤をすることが増えた
「最近仕事が忙しい」というのを口実に浮気相手とのデートに出かけるのは、不倫中の男性の最もよくあるパターンです。
これまではほぼ定時で家に帰ってきていたのに、急に残業をすることが増えたり、休日に出勤したりするのも不倫・浮気の兆候のひとつ。
特に決まった曜日だけ残業になるというケースが続いている場合、浮気相手の都合に合わせてデートの予定を立てている可能性が高いでしょう。
(2)ファッションや食の好みが変わった
不倫している男性は、自分でも気付かないうちに浮気相手の影響を受けていることが多いです。
たとえば浮気相手が大のパクチー好きで、一緒に食事をするときにパクチーを食べる機会がよくある場合、それまでパクチーが少し苦手だった男性でも、普通に食べられるようになったり逆に好きになったりすることがあります。
また、浮気相手からプレゼントされたものを、「自分で買った」と言って身に付けているようなケースもあります。
いずれにせよ「え?いつの間に?」と驚くような変化が目に付いた場合は要注意です。
(3)自分に対する態度が変わった
よく言われる話ですが、不倫中の男性はその罪悪感から妻や家族への態度が過剰に優しくなる傾向があります。
誕生日や記念日でもないのにプレゼントを買ってきた、急に子供を遊園地に連れて行ってくれたなど、普段よりも良い夫・良い父親になろうとしているような姿勢を感じたら、それは一種の罪滅ぼしなのかもしれません。
一方、浮気相手にのめり込みすぎて、妻への態度があからさまに悪くなる男性もいます。
話をほとんど聞いてくれなくなった、自分から口を開くことも減ったという場合、妻とのコミュニケーションを面倒に感じている可能性が高いです。
2、無料で相談!不倫・浮気の相談先リスト
不倫・浮気の兆候に心当たりがあって、誰かに相談したい・具体的に自分がどうすれば良いのかを知りたいというときには、これからご紹介する窓口で実際に話を聞いてもらいましょう。
目的に応じて最適な相談先をピックアップしていきますので、ぜひ利用してみてください。
(1)アドバイス・サポートをして欲しい|カウンセラー・非営利団体
自分の状況を見て誰かにアドバイスしてほしい、メンタル的に弱っているのでサポートを求めている…というような場合、最もおすすめなのは専門のカウンセラーに相談することです。
カウンセリングというと料金が高くつくイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、中には不倫・浮気に関する無料相談を受け付けている非営利団体もあり、気軽に話を聞いてもらうことができます。
次のNPO法人では電話でもメールでも相談可能なので、「1人でどうすれば良いのか分からない」と途方に暮れているみなさんは、一度チェックしてみてください。
(2)同じ悩みを持つ人に相談したい|インターネット掲示板
専門家からのアドバイスが欲しいというよりは、同じ目線で悩みを共有できる人に話を聞いてほしい、似たような悩みを抱えている人の話も聞いてみたいというときに、便利なのがインターネット掲示板です。
サービスへの会員登録が必要な場合もありますが、インターネットに接続できる環境さえあれば基本的に無料で利用することができ、いつでも好きなときに書き込みや閲覧を行うことができます。
人は自分の話に共感してもらえると、それだけで少し心が軽くなるものです。
今まさにパートナーの不倫・浮気に悩んでいる人など、よりリアルな声に触れることができ、自分の状況と照らし合わせても参考になるでしょう。
(3)不倫・浮気の証拠を集めたい|探偵・興信所
夫を問い詰めるにしても、慰謝料の請求や離婚をするにしても、確かな証拠があったほうが話がスムーズに進みます。
自分でできる限りの証拠を集めるのも良いですが、法的な効力のある証拠をしっかり押さえておきたいというときには、その道のプロである探偵・興信所に調査を依頼するのもひとつの方法です。
探偵・興信所に依頼する場合、本格的に調査してもらう際にはもちろん有料になりますが、初回の相談は無料でできるところもたくさんあります。
「どれくらいで調査してもらえるんだろう」という費用や期間の相場が気になるときにも、一度足を運んでみましょう。
(4)復縁・離婚・慰謝料請求|弁護士
離婚や慰謝料の請求を考えているときだけでなく、関係の再構築を目指したいときにも頼りになるのが弁護士です。
夫婦として改めてやり直したいときには「夫婦関係調整調停(円満調停)」を申し立てることができ、夫との関係がギクシャクして当事者同士では上手く話し合いができない場合にとても効果的。
慰謝料の請求・離婚を視野に入れているケースでも、どのような流れで進めていけば良いのかのアドバイスを受けることができ、実際の細かい手続きをそのままお任せすることもできます。
弁護士も本格的に依頼することになれば内容に応じた料金が発生しますが、相談は無料で行えることが多いです。
3、みんなは何を相談している?よくある不倫の相談内容
続いて見ていくのは、みなさんと同じように不倫・浮気に悩む方の具体的な相談内容。
「他のみんなはどんなことを相談しているの?」と気になるみなさん、ぜひ参考にしてください。
(1)W不倫をしているが終止符を打ちたい
パートナーに不倫されたケースではなく、自分自身が不倫に手を出してしまって悩んでいるというケースも意外と多いです。
特にW不倫の場合、相手のほうにも家族がいるため状況が複雑。
どちらか一方が離婚を望んでバランスが崩れてしまいそうになるなど、「このままではいけない」と終止符の打ち方を相談する声がよく見られます。
(2)夫が不倫を繰り返す
最初は第一子を妊娠中に発覚した夫の浮気。
その後涙ながらに謝罪され、関係を修復した矢先にまた女の影がチラチラ…というように、何度やり直してもまたすぐ不倫に手を出す夫に頭を抱えている女性もいます。
別れれば楽になるのは分かっているけれど、やっぱり好きなので別れられないという悩みも少なくありません。
(3)不倫に気付いたことを言う?言わない?
パートナーの不倫に気付いたものの、それを本人に言うべきか言わざるべきかで悩むこちらのパターン。
裏切られたショックをぶちまけたい気持ちと、問い詰めてあっさり捨てられたらどうしよう…という不安の板挟みに遭い、「何も知らないフリをしていたほうが平和に過ごせるのではないか」「みなさんはどう思いますか?」と、他の人の意見を募るケースもあります。
(4)不倫相手の本音が知りたい
自分が既婚者と不倫していて、すでに何度も「妻とは別れるから」と言われているけど、一向に話の進む気配がない…ということで悩む女性も多いです。
「奥さんと別れないのなら、私も新しい恋愛に踏み出したい」と、相談して背中を押してもらいたいという潜在意識もあるのでしょう。
(5)不倫発覚のショックが忘れられない
不倫が発覚したパートナーとやり直すことを決意しても、裏切られたショックはなかなか消えてくれないもの。
どれだけ前を向こうとしてもネガティブな気持ちを引きずってしまい、このまま関係を修復しても幸せにはなれないのではないかと悩む声が多く見られます。
4、相談以外でどうにかしたい人へ…|不倫・浮気の悩み別での解決方法
よくある悩み別に、今の苦しい状況から抜け出すための方法もご紹介していきます。
それぞれさらに詳しい内容の関連記事もピックアップしていますので、あわせてチェックしてみてください。
(1)不倫相手と別れたい
不倫相手と別れたいのに別れられない場合、その本当の理由を探るところから始めるのが1番の近道です。
彼の奥さんに負けた気がして悔しいから?
別れて寂しい現実に直面したくないから?
自分の本音としっかり向き合って、別れを決意したら彼とはきっちり距離を置きましょう。
(2)不倫を止めたいと思いつつも…止められない
不倫を止められないときには、改めて不倫のリスクを確認することで冷静な気持ちを取り戻すことが大切です。
不倫の関係は基本的に誰にも祝福してもらうことができず、バレれば社会的信用を一気に失います。
慰謝料を請求されて金銭的なダメージを受けることも多いため、「それでも不倫を続けるメリットって何?」と、逆に自分に問いかけてみましょう。
(3)慰謝料請求したい
不倫した相手に慰謝料を請求したい場合、内容証明郵便を利用するのがおすすめです。
内容証明郵便は「いつ・誰が・誰に・どんな内容の書面を送ったか」を郵便局が証明してくれる文書のことで、普段はなかなか目にする機会がないため相手に心理的なプレッシャーを与えることもできます。
慰謝料を請求して具体的な金額や支払い方法などがまとまったら、その内容を示談書に残しておきましょう。
相手がいくら「支払う」と言っていても、口だけでは約束を反故にされる危険があります。
後でまた揉め事になるのを避けるためにも、きちんと法的な効力のある文書(公正証書)を作成しておくことが必要不可欠です。
(4)配偶者が不倫を繰り返している
不倫を繰り返すパートナーには、早々に見切りをつけて離婚するのもひとつの方法です。
2度あることは3度あり、そのたびに精神を消耗することは目に見えているので、いずれ別れるのなら早めに行動を起こしましょう。
(5)不倫の証拠を集めたい
法的に不倫を証明するためには、パートナーと浮気相手の間に肉体関係のあることがハッキリ分かる証拠が必要です。
たとえば2人で一緒にラブホテルに入っていくところを押さえた写真や、泊りがけで出かけたことが分かる写真・メールも有効なので、証拠集めの参考にしてください。
(6)相手の不倫を理由に離婚すべきか悩んでいる
パートナーの不倫が許せないけど、だからといって即離婚を決断できるわけでもない…。
そんなときには、子供への影響や仮に離婚した場合にその後の生活費をどう捻出するのか、どこに住むのかなど、具体的なイメージを膨らませてシミュレーションを行ってみましょう。
(7)妻が不倫相手との子供を妊娠した
妻の不倫が発覚し、しかも不倫相手との子供を妊娠している場合、離婚するかどうかに加えてお腹の子をどうするのかというのが最大の問題になります。
お腹の子を中絶してこれまで通り結婚生活を送るというのもひとつの方法ですし、妻がどうしても産みたいと主張している場合、お腹の子を自分の子供として育てるというのも選択肢のひとつです。
いずれにせよ、離婚しない場合は不倫相手との関係をきっぱり絶つことを約束させるのが重要なポイントになるでしょう。
5、不倫・浮気の解決方法を導くために今あなたがすべきこと
今回ご紹介したいずれの窓口で相談するにしても、納得できる解決策を見出すためには下記の3点をしっかり準備しておくことが大切です。
- これまでの経緯を時系列で整理する
- 自分のことだけを考えたときに、自分がどうしたいのかをハッキリさせる
- 周りの状況もあわせて考えたときに、誰のためにどうするのがベストなのかをハッキリさせる
さしあたって何をすれば良いのか分からないというみなさんも、まずはこれらのポイントを軸に考えをまとめてみてください。
まとめ
不倫・浮気で悩む方のための相談先リストをご紹介してきましたが、近しい人にはなかなか相談できない話こそ、中立的な第三者に聞いてもらうのが気楽でおすすめです。
1人で抱えていると、どんどん気分が追い詰められてしまうこともあります。
今回ピックアップした相談先はどれも無料で利用することができますので、ぜひみなさんもこの機会に問題解決に向けた一歩を踏み出してみましょう。